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128 疲弊
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午後2時過ぎ。ようやくシャワーを浴びた私は、今朝よりも少しだけ爽快な気分でいた。
空腹を感じた私は、タオルを肩にかけたまま、キッチンへ向かった。
冷蔵庫を漁ってみたが、中は空だった。野菜も肉も切れており、食べられるものが何もなかった。
食材の買い出しに行かなければならなかったが、外に出るのが億劫だった。
結局、私は出前を頼み、昼食を済ませた。食後は何事もなかったかのようにベッドに横たわり、何もしない時間を過ごした。
何もしないまま、時間だけが過ぎていった。
今更になって、シャワーを浴びたというのが、何だかとてつもなく大きな進歩のように思われた。
憂鬱感にのまれていると、食事や入浴が面倒になり、まるで無理難題のように感じてしまう。
それができただけで、一日の労力をすっかり使い果たしたような気分になる。
現にシャワーを浴びた後、強い疲労感に襲われ、私はベッドから起き上がれなくなってしまった。
ずっとこうして寝ているわけにもいかないのだが、かといって自分を焦らせると何もかもが嫌になり、結局何もしなくなってしまう。
元気な時と、疲れている時にかけるべき言葉は違うもので、疲れている人間にはむしろ何も声をかけない方が早く立ち直れることが多い。
だから、私は自分自身に対して何も忠告しないことにした。
まるで治りかけの傷に触れないよう、そっとしておくかのように。
時間が解決してくれるのを待つしかなかった。
そうして昼間に何も動けない時は、夜になると活動的になることを、私はよく知っていた。
だから、買い出しも夜に任せることにした。昼は好きなだけ寝ようと思い、私は猫のように布団の中で丸まった。
仕事も散歩もしない時間は、心地良かった。
ありとあらゆる強迫観念から一旦離れ、少しだけでも自分だけの時間を過ごせているようで、私は幸せになれた。
そうして過ごしているうちに、私ははじめて、今までの自分が息継ぎもせずに前に進もうとしていたことに気がついた。
毎日休まず働くこと、健康のために散歩をすること。
先天的疾患と気分障害と睡眠障害の3つを抱えた私にとって、そんな生活を送るのは無理な話だった。
不要な外出と散財を抑えられず、気分の乱高下に振り回され、毎晩中途覚醒に苛まれる。
そんな私にとって、健康的な生活などあまりにもかけ離れていた。
私はそんな理想を追求するよりも、目の前の問題と向き合うことでもう精一杯だった。
私は、もっと息継ぎをしなければならなかった。
休憩時間を取り、それに後ろめたさを感じることなく、ただ自分に安らぎを与えてやることが何よりも必要なことだと思った。
労働や散歩は、その次の話だった。だから、私は何日も仕事を休んだ。
というより、休みざるを得なかった。私は常に疲労感にのまれ、何をするにも集中力が続かなくなっていた。
まるで何十年も時が経ち、自分だけが老いているようだった。
私の中に、もはや成果を上げたい、自分を高めたいというような自尊心や自己改善力はなかった。
ただ疲れを癒したい。長いこと憂鬱感にのまれている私にあるのは、そんな切実な思いだけだった。
空腹を感じた私は、タオルを肩にかけたまま、キッチンへ向かった。
冷蔵庫を漁ってみたが、中は空だった。野菜も肉も切れており、食べられるものが何もなかった。
食材の買い出しに行かなければならなかったが、外に出るのが億劫だった。
結局、私は出前を頼み、昼食を済ませた。食後は何事もなかったかのようにベッドに横たわり、何もしない時間を過ごした。
何もしないまま、時間だけが過ぎていった。
今更になって、シャワーを浴びたというのが、何だかとてつもなく大きな進歩のように思われた。
憂鬱感にのまれていると、食事や入浴が面倒になり、まるで無理難題のように感じてしまう。
それができただけで、一日の労力をすっかり使い果たしたような気分になる。
現にシャワーを浴びた後、強い疲労感に襲われ、私はベッドから起き上がれなくなってしまった。
ずっとこうして寝ているわけにもいかないのだが、かといって自分を焦らせると何もかもが嫌になり、結局何もしなくなってしまう。
元気な時と、疲れている時にかけるべき言葉は違うもので、疲れている人間にはむしろ何も声をかけない方が早く立ち直れることが多い。
だから、私は自分自身に対して何も忠告しないことにした。
まるで治りかけの傷に触れないよう、そっとしておくかのように。
時間が解決してくれるのを待つしかなかった。
そうして昼間に何も動けない時は、夜になると活動的になることを、私はよく知っていた。
だから、買い出しも夜に任せることにした。昼は好きなだけ寝ようと思い、私は猫のように布団の中で丸まった。
仕事も散歩もしない時間は、心地良かった。
ありとあらゆる強迫観念から一旦離れ、少しだけでも自分だけの時間を過ごせているようで、私は幸せになれた。
そうして過ごしているうちに、私ははじめて、今までの自分が息継ぎもせずに前に進もうとしていたことに気がついた。
毎日休まず働くこと、健康のために散歩をすること。
先天的疾患と気分障害と睡眠障害の3つを抱えた私にとって、そんな生活を送るのは無理な話だった。
不要な外出と散財を抑えられず、気分の乱高下に振り回され、毎晩中途覚醒に苛まれる。
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私はそんな理想を追求するよりも、目の前の問題と向き合うことでもう精一杯だった。
私は、もっと息継ぎをしなければならなかった。
休憩時間を取り、それに後ろめたさを感じることなく、ただ自分に安らぎを与えてやることが何よりも必要なことだと思った。
労働や散歩は、その次の話だった。だから、私は何日も仕事を休んだ。
というより、休みざるを得なかった。私は常に疲労感にのまれ、何をするにも集中力が続かなくなっていた。
まるで何十年も時が経ち、自分だけが老いているようだった。
私の中に、もはや成果を上げたい、自分を高めたいというような自尊心や自己改善力はなかった。
ただ疲れを癒したい。長いこと憂鬱感にのまれている私にあるのは、そんな切実な思いだけだった。
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