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第一章 Unrequited love
第三話 救難信号
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月嶋の想いにやられて村崎が救難信号を出すより先にある男が赤信号を点灯させた。
「やばい。仕事間に合わねえ」
赤澤だ。
社員の帰ったインテリア事業部のオフィスに大きなため息が響き渡る。
その重苦しい息のとおり、人事・広報部の仕事をしながら研修生の担当もする彼の仕事量は、許容範囲を超えていた。
わざわざ他部署にまで愚痴を零しに来た赤澤に、残業中の村崎は同情した。しかし腑に落ちない事もある。
「第一、どうしてお前が三人も抱えているんだ。インテリア事業部で受け入れているんだからこっちに任せてくれたらいいだろ」
「そりゃ、まあ色々。それに俺、グローバル推進担当だし」
連日連夜の残業で顔面蒼白の赤澤は歯切れが悪い赤澤。
東亜日本貿易会社は社内のグローバル化を高めようと、海外の貿易会社と社員の交換制度を設けている。今回は三人の研修生を受け入れたが、その全ての責任を任されているのが赤澤だった。
「近藤部長に押し付けられているのか?」
「そうじゃなくて……色々あんだよ!」
背中を向けた赤澤が窓の外に広がる門司の街並みを見つめる。
が、それは振りで、目が泳いでいるのが窓ガラスに映っていた。
「何か隠しているだろ?」
「隠してねえよ! あっ俺まだ仕事あるわ! では、失礼しますよ村崎部長!」
赤澤は気前よく部長呼びしてインテリア事業部を出て行く。これは何かあるなと踏んだ村崎だったが、その前に彼の仕事量だけはどうにかしなければと頭を抱えた。
そして翌日。
「──と、いう事だ。よろしく頼むよ赤澤君」
朝、人事・広報部の近藤部長から言い渡されたのは指導者の人員増加だった。研修生がインテリア事業部に席を置いているという事で、同部署から二人助っ人が選ばれるという話だった。
「どうしてですか?」
まさか自分の不甲斐なさが招いた結果かとも思ったが、心配は杞憂に終わった。
「村崎部長がね、せっかくだからインテリア事業部の社員にも任せたいと提案してくれたのだよ。勉強を兼ねてね。彼も社員育成に抜け目がないね」
違う。赤澤は直ぐに思った。
超が付くほど優しい男の救済の手が伸びてきたのだ。
だが、今回は本当に助かったと心の中で安堵のため息を漏らした。昨日の重たいため息とはうって変わった軽さに身体も軽くなる。
「ちなみに誰が?」
「ええと、確か……松田君と月嶋君だったかな?」
「?!」
「なにいいいい?!」と、叫びそうになったのを必死に堪える。そして、すぐさま、インテリア事業部へと向かった。オフィスは人事・広報部の一つ下の階。最後の段は飛び降りた。
ガラス張りで廊下から丸見えのオフィス。
階段を下りてすぐ、中に入らずとも村崎が松田と春人をミーティングルームに連れて行くのが見えた。
駆けこんで、「おはようございます」と挨拶をする社員に軽く返してその扉を勢いよく開いた。
「え?」「うわっ!」「おお赤澤」
三人が各々の反応を見せる。
「ちょ……えっ? えっ?」
赤澤は春人と松田に人差し指を交互に向け、口をパクパクさせた。
そんな赤澤を無視して村崎は今後の計画を二人に伝えた。
「朝、松田に伝えた通りだ。しばらく赤澤のもとで研修生の指導についてくれ。月嶋もだ」
「「はい!」」
二人が元気よく返事をする。
春人がその返事と共に村崎に向ける視線に、赤澤は眉間に皺を寄せた。
遮ってしまいたいその横顔を見ながら頭を掻く。
「とりあえず、あとでもう一回呼ぶからちょっとお前ら退席してくれ」
扉がきちんと閉まったのを確認して村崎に詰め寄った。
「おい」
「何だ?」
「この優しさの安売り男……と、思ったがとんでもないやつ任せやがって」
「ははは。どうだ? 優しいだけの男じゃないだろ?」
二十年近く苦楽を共にしてきた同期のここまで憎らしい顔は初めてだ。
「でも、どうして松田もいるんだ?」
「ああ。もとは松田だけを付ける予定だったんだよ。月嶋は別に考えていなかった」
さらっと本当は優しい男だという事を白状してしまった村崎。
「赤澤、英語が苦手なんだろ?」
貿易会社勤務には痛いところを突かれた。
そもそも業務的な英語さえできれば事足りる業界だ。
赤澤もそこはクリアしている。しかし日常的な会話、それも指導となるとかなり困窮を極めていた。
研修生は三人とも日本語が堪能だ。しかし、難解な用語となると説明がいる。日本の礼儀作法も教えなければならない。彼らも自国で学べない事を学びに来ているのだから。その為の研修でもある。
「仕事がキャパオーバーしたのはそれが大きな原因だろ?」
「人の欠点を何度も突くなよ。恥ずかしいだろ」
しかしそんな赤澤だからこそ、社内のグローバル化の重要性を一番に感じているのだ。やはり視野の拡大や語学の定着は必要不可欠だと。
「欠点? それを活かしてグローバル推進担当を任されているくせに」
「褒められてんのか?」
「褒めているよ」
お互い微笑み合う。
「松田は、インテリア事業部の中でも一番語学に長けている。だから俺はあいつを推すよ」
「月嶋は?」
「松田からの要望だ。今、松田は月嶋の教育係をしている。知ってのとおり、月嶋は仕事ができる。松田は更に色々教えたいんだろ」
松田も仕事に関しては熱心な男だ。特に教育係としての気合は十分。そんな彼からの直々の申し出だった。
赤澤の業務の軽減にもなるし、部下の意識向上にもつながる。反対する要素は一つもなかった。
「俺はてっきり押し付けられたのかと」
「だろうな。ここに入ってきた時の顔を見せてやりたいよ」
「よせよ」
そっぽを向いてしまった赤澤。それに対して村崎は背筋を伸ばす。
「しごいてくれていい。あとは頼んだ」
「こちらこそ、助かったよ。じゃ、全員呼ぶか」
新たな指導員と研修生を呼ぶ。
「月嶋はアルバート・ミラーを、松田はジョシュア・ヴェネット、で、俺がオリバー・ダグラスだ」
数日前に研修生の紹介はしているのに、春人は初めて彼らを見た様な表情をした。
春人が任されたのは見上げるほど背の高いプラチナブロンドの髪色をした外国人だった。
「初めましてアルバート・ミラーです。よろしくお願いします」
差し出された手を握り返し「月嶋 春人です! よろしくお願いします!」と元気よく挨拶をした。
その横では、「ジョシュア・ヴェネットです! よろしく!」と、グレーの髪色の男が松田を抱きしめていた。
それに一瞬たじろいた松田だったが、「おう! よろしくな! 松田要だ!」と抱きしめ返していた。
オリバーと赤澤はもう挨拶の必要はない。
もう一度全員を見渡す春人。
どう考えても春人とアルバートは最年少と最年長タッグにしか見えない。各々が各自の担当と打ち合わせを開始したが、春人はアルバートの前で固まっていた。
「どうぞ」
「えっ?」
固まる春人にアルバートが椅子を引いた。
それを見て春人もアルバートの椅子を引く。
「ど、どうぞ」
初めてする行為のぎこちなさで、椅子の足がカーペットにつかえる。
「月嶋さんがお先にどうぞ」
骨ばった細長い指、大きな手は春人の手を包み込むほどだ。
その手が、春人に座るよう丁寧に促していた。
「おお紳士だね、アルバート!」
と、ジョシュアが感動し、松田も同調していた。松田の慣れの速さに春人は感服してしまう。急に身振り手振りが多くなり、まるで友人感覚で打ち解け合っている。
対するこちらはまだ着席すらしていない。
「失礼します」
「では私も失礼します。椅子、ありがとう」
ニコリと紳士的な微笑みを向けられる。
燕尾服やシルクハットが似合いそうなその姿に何かを想像した春人。
「英国紳士みたい」
思わず口を突いて出た言葉。
それは間違いではなかった。
「イギリス人で間違いありませんよ。紳士だと思っていただけたのは嬉しいかぎりです」
「あっ、おイギリス人なんですね」
紳士な彼に触発され、意味のない場所に「お」をつけて丁寧な雰囲気を出そうとしたが自滅した。
隣で口を押さえて笑う仲良し二人組は無視をする。
「えっと、僕は日本人で。あっ、それは知っているか」
彼の視線に妙に緊張する。このイギリス人に心を覗かれているような気分になり落ち着かない。
「ここで、運送関係の仕事を担当しています。航路・陸路・海路全てです。ミラーさんは何を?」
まるでお見合いだ。
「私はイギリスの貿易会社で、日本企業相手の商談を任されていました。日本の対人への懇切丁寧な対応には驚かされるばかりです。今回はそれを学びに来日しました」
春人は感心してしまう。
貿易会社に勤務するのは夢だった。しかし、門司支社に勤務した理由は不謹慎にもほどがある。そんな自身とは裏腹にいつまでも向上心を持ち続ける男はとても輝いて見える。だからこそ……
「僕でいいんですか?」
と、弱気になってしまう。それに対し「月嶋さんの方が日本企業に勤務する身としては経験値が高いですから」と優しい言葉を投げかけてくれる。
だが、やはりその微笑みから本心は伺えない。
(苦手だ)
これがアルバートへの第一印象だった。
「やばい。仕事間に合わねえ」
赤澤だ。
社員の帰ったインテリア事業部のオフィスに大きなため息が響き渡る。
その重苦しい息のとおり、人事・広報部の仕事をしながら研修生の担当もする彼の仕事量は、許容範囲を超えていた。
わざわざ他部署にまで愚痴を零しに来た赤澤に、残業中の村崎は同情した。しかし腑に落ちない事もある。
「第一、どうしてお前が三人も抱えているんだ。インテリア事業部で受け入れているんだからこっちに任せてくれたらいいだろ」
「そりゃ、まあ色々。それに俺、グローバル推進担当だし」
連日連夜の残業で顔面蒼白の赤澤は歯切れが悪い赤澤。
東亜日本貿易会社は社内のグローバル化を高めようと、海外の貿易会社と社員の交換制度を設けている。今回は三人の研修生を受け入れたが、その全ての責任を任されているのが赤澤だった。
「近藤部長に押し付けられているのか?」
「そうじゃなくて……色々あんだよ!」
背中を向けた赤澤が窓の外に広がる門司の街並みを見つめる。
が、それは振りで、目が泳いでいるのが窓ガラスに映っていた。
「何か隠しているだろ?」
「隠してねえよ! あっ俺まだ仕事あるわ! では、失礼しますよ村崎部長!」
赤澤は気前よく部長呼びしてインテリア事業部を出て行く。これは何かあるなと踏んだ村崎だったが、その前に彼の仕事量だけはどうにかしなければと頭を抱えた。
そして翌日。
「──と、いう事だ。よろしく頼むよ赤澤君」
朝、人事・広報部の近藤部長から言い渡されたのは指導者の人員増加だった。研修生がインテリア事業部に席を置いているという事で、同部署から二人助っ人が選ばれるという話だった。
「どうしてですか?」
まさか自分の不甲斐なさが招いた結果かとも思ったが、心配は杞憂に終わった。
「村崎部長がね、せっかくだからインテリア事業部の社員にも任せたいと提案してくれたのだよ。勉強を兼ねてね。彼も社員育成に抜け目がないね」
違う。赤澤は直ぐに思った。
超が付くほど優しい男の救済の手が伸びてきたのだ。
だが、今回は本当に助かったと心の中で安堵のため息を漏らした。昨日の重たいため息とはうって変わった軽さに身体も軽くなる。
「ちなみに誰が?」
「ええと、確か……松田君と月嶋君だったかな?」
「?!」
「なにいいいい?!」と、叫びそうになったのを必死に堪える。そして、すぐさま、インテリア事業部へと向かった。オフィスは人事・広報部の一つ下の階。最後の段は飛び降りた。
ガラス張りで廊下から丸見えのオフィス。
階段を下りてすぐ、中に入らずとも村崎が松田と春人をミーティングルームに連れて行くのが見えた。
駆けこんで、「おはようございます」と挨拶をする社員に軽く返してその扉を勢いよく開いた。
「え?」「うわっ!」「おお赤澤」
三人が各々の反応を見せる。
「ちょ……えっ? えっ?」
赤澤は春人と松田に人差し指を交互に向け、口をパクパクさせた。
そんな赤澤を無視して村崎は今後の計画を二人に伝えた。
「朝、松田に伝えた通りだ。しばらく赤澤のもとで研修生の指導についてくれ。月嶋もだ」
「「はい!」」
二人が元気よく返事をする。
春人がその返事と共に村崎に向ける視線に、赤澤は眉間に皺を寄せた。
遮ってしまいたいその横顔を見ながら頭を掻く。
「とりあえず、あとでもう一回呼ぶからちょっとお前ら退席してくれ」
扉がきちんと閉まったのを確認して村崎に詰め寄った。
「おい」
「何だ?」
「この優しさの安売り男……と、思ったがとんでもないやつ任せやがって」
「ははは。どうだ? 優しいだけの男じゃないだろ?」
二十年近く苦楽を共にしてきた同期のここまで憎らしい顔は初めてだ。
「でも、どうして松田もいるんだ?」
「ああ。もとは松田だけを付ける予定だったんだよ。月嶋は別に考えていなかった」
さらっと本当は優しい男だという事を白状してしまった村崎。
「赤澤、英語が苦手なんだろ?」
貿易会社勤務には痛いところを突かれた。
そもそも業務的な英語さえできれば事足りる業界だ。
赤澤もそこはクリアしている。しかし日常的な会話、それも指導となるとかなり困窮を極めていた。
研修生は三人とも日本語が堪能だ。しかし、難解な用語となると説明がいる。日本の礼儀作法も教えなければならない。彼らも自国で学べない事を学びに来ているのだから。その為の研修でもある。
「仕事がキャパオーバーしたのはそれが大きな原因だろ?」
「人の欠点を何度も突くなよ。恥ずかしいだろ」
しかしそんな赤澤だからこそ、社内のグローバル化の重要性を一番に感じているのだ。やはり視野の拡大や語学の定着は必要不可欠だと。
「欠点? それを活かしてグローバル推進担当を任されているくせに」
「褒められてんのか?」
「褒めているよ」
お互い微笑み合う。
「松田は、インテリア事業部の中でも一番語学に長けている。だから俺はあいつを推すよ」
「月嶋は?」
「松田からの要望だ。今、松田は月嶋の教育係をしている。知ってのとおり、月嶋は仕事ができる。松田は更に色々教えたいんだろ」
松田も仕事に関しては熱心な男だ。特に教育係としての気合は十分。そんな彼からの直々の申し出だった。
赤澤の業務の軽減にもなるし、部下の意識向上にもつながる。反対する要素は一つもなかった。
「俺はてっきり押し付けられたのかと」
「だろうな。ここに入ってきた時の顔を見せてやりたいよ」
「よせよ」
そっぽを向いてしまった赤澤。それに対して村崎は背筋を伸ばす。
「しごいてくれていい。あとは頼んだ」
「こちらこそ、助かったよ。じゃ、全員呼ぶか」
新たな指導員と研修生を呼ぶ。
「月嶋はアルバート・ミラーを、松田はジョシュア・ヴェネット、で、俺がオリバー・ダグラスだ」
数日前に研修生の紹介はしているのに、春人は初めて彼らを見た様な表情をした。
春人が任されたのは見上げるほど背の高いプラチナブロンドの髪色をした外国人だった。
「初めましてアルバート・ミラーです。よろしくお願いします」
差し出された手を握り返し「月嶋 春人です! よろしくお願いします!」と元気よく挨拶をした。
その横では、「ジョシュア・ヴェネットです! よろしく!」と、グレーの髪色の男が松田を抱きしめていた。
それに一瞬たじろいた松田だったが、「おう! よろしくな! 松田要だ!」と抱きしめ返していた。
オリバーと赤澤はもう挨拶の必要はない。
もう一度全員を見渡す春人。
どう考えても春人とアルバートは最年少と最年長タッグにしか見えない。各々が各自の担当と打ち合わせを開始したが、春人はアルバートの前で固まっていた。
「どうぞ」
「えっ?」
固まる春人にアルバートが椅子を引いた。
それを見て春人もアルバートの椅子を引く。
「ど、どうぞ」
初めてする行為のぎこちなさで、椅子の足がカーペットにつかえる。
「月嶋さんがお先にどうぞ」
骨ばった細長い指、大きな手は春人の手を包み込むほどだ。
その手が、春人に座るよう丁寧に促していた。
「おお紳士だね、アルバート!」
と、ジョシュアが感動し、松田も同調していた。松田の慣れの速さに春人は感服してしまう。急に身振り手振りが多くなり、まるで友人感覚で打ち解け合っている。
対するこちらはまだ着席すらしていない。
「失礼します」
「では私も失礼します。椅子、ありがとう」
ニコリと紳士的な微笑みを向けられる。
燕尾服やシルクハットが似合いそうなその姿に何かを想像した春人。
「英国紳士みたい」
思わず口を突いて出た言葉。
それは間違いではなかった。
「イギリス人で間違いありませんよ。紳士だと思っていただけたのは嬉しいかぎりです」
「あっ、おイギリス人なんですね」
紳士な彼に触発され、意味のない場所に「お」をつけて丁寧な雰囲気を出そうとしたが自滅した。
隣で口を押さえて笑う仲良し二人組は無視をする。
「えっと、僕は日本人で。あっ、それは知っているか」
彼の視線に妙に緊張する。このイギリス人に心を覗かれているような気分になり落ち着かない。
「ここで、運送関係の仕事を担当しています。航路・陸路・海路全てです。ミラーさんは何を?」
まるでお見合いだ。
「私はイギリスの貿易会社で、日本企業相手の商談を任されていました。日本の対人への懇切丁寧な対応には驚かされるばかりです。今回はそれを学びに来日しました」
春人は感心してしまう。
貿易会社に勤務するのは夢だった。しかし、門司支社に勤務した理由は不謹慎にもほどがある。そんな自身とは裏腹にいつまでも向上心を持ち続ける男はとても輝いて見える。だからこそ……
「僕でいいんですか?」
と、弱気になってしまう。それに対し「月嶋さんの方が日本企業に勤務する身としては経験値が高いですから」と優しい言葉を投げかけてくれる。
だが、やはりその微笑みから本心は伺えない。
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これがアルバートへの第一印象だった。
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