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「ソファ争奪戦」
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夜ごはんを食べ終え、片づけもひと段落したリビングでダラダラしていた。
テーブルにはまだ、晩ごはんの香りがほんのり残っていて、温かさが心地いい。お互いソファで寝転びたいのに、先に寝てた方が譲らない。
「蒼汰、どんどん侵略してくるな」
「いや、悠真もやん」
結局、両方ちょっとずつ端に座って、「狭っ!」と笑う。
でも自然と膝をくっつけ、ブランケットに二人して足を入れると、ちょうど温かい。ふわっとした毛布と膝のぬくもりに、思わず肩の力が抜ける。
「……あ、これ結構いいな」
「うん、でもなんかお互い温めあう動物みたいやんな」
膝のあたたかさとブランケットのぬくもりに、つい大笑い。
「悠真のおばあちゃんちのこたつ、レトロやったなぁ」
「そんなに、こたつほしいのか?」
「俺、あんまりこたつ入ったことないねん……田舎のばあちゃんちだけやった」
「じゃ、やっぱり小さ目のかうか……」
「ほんま!」
最初はちょっとこそこそしてたのに……
気づけば完全にくっついて、腕や足も絡めてぬくぬく。
俺は、この距離の温かさだけでも十分幸せだけどな。
気づくと蒼汰は携帯を片手に、アホ顔でうとうと眠っている。
ついスマホでパシャリ。
明日見せたらきっと怒るだろうけど、今だけの笑顔は撮らずにはいられない。
――すると、わずかに目を開けた蒼汰が、半分寝ぼけた声で呟いた。
「……悠真、こら、みせたらあかんでぇ……」
「え、見せないって……」
「いや、でももし……俺、寝返りで逆襲するで!」
ふたりしてくすくす笑いながら、またウトウト。
晩ごはんの余韻と夜の静けさが、ゆっくりと二人を包んでいく。
そのまま眠りに落ちる直前――蒼汰が小さく、夢の中みたいな声で呼ぶ。
「……悠真……」
胸の奥がじんわり温まって、俺は思わず笑った。
狭いソファの上での、今日の小さな争いは、いちばん穏やかな終りを迎えた……
テーブルにはまだ、晩ごはんの香りがほんのり残っていて、温かさが心地いい。お互いソファで寝転びたいのに、先に寝てた方が譲らない。
「蒼汰、どんどん侵略してくるな」
「いや、悠真もやん」
結局、両方ちょっとずつ端に座って、「狭っ!」と笑う。
でも自然と膝をくっつけ、ブランケットに二人して足を入れると、ちょうど温かい。ふわっとした毛布と膝のぬくもりに、思わず肩の力が抜ける。
「……あ、これ結構いいな」
「うん、でもなんかお互い温めあう動物みたいやんな」
膝のあたたかさとブランケットのぬくもりに、つい大笑い。
「悠真のおばあちゃんちのこたつ、レトロやったなぁ」
「そんなに、こたつほしいのか?」
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「じゃ、やっぱり小さ目のかうか……」
「ほんま!」
最初はちょっとこそこそしてたのに……
気づけば完全にくっついて、腕や足も絡めてぬくぬく。
俺は、この距離の温かさだけでも十分幸せだけどな。
気づくと蒼汰は携帯を片手に、アホ顔でうとうと眠っている。
ついスマホでパシャリ。
明日見せたらきっと怒るだろうけど、今だけの笑顔は撮らずにはいられない。
――すると、わずかに目を開けた蒼汰が、半分寝ぼけた声で呟いた。
「……悠真、こら、みせたらあかんでぇ……」
「え、見せないって……」
「いや、でももし……俺、寝返りで逆襲するで!」
ふたりしてくすくす笑いながら、またウトウト。
晩ごはんの余韻と夜の静けさが、ゆっくりと二人を包んでいく。
そのまま眠りに落ちる直前――蒼汰が小さく、夢の中みたいな声で呼ぶ。
「……悠真……」
胸の奥がじんわり温まって、俺は思わず笑った。
狭いソファの上での、今日の小さな争いは、いちばん穏やかな終りを迎えた……
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