祓魔師 凛冴

来星馬玲

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鬼峰家の血筋

接触

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 部屋を飛び出していったサーバは、廊下を丹念に探るように鼻を突き出して臭いを嗅ぎ、するするとした足取りで歩を進めていった。

 サーバがひょいと顔を持ち上げ、三階へ通じる木製の登り階段を眺めた。輝、大來、小夜子の三人は固唾を飲んで見守っていた。

 ふと、小夜子は空間を伝わる小刻みな振動を感じた。サーバが、低く、それでいて遠くの方まで響くような唸り声を発する。

 輝と大來が訝し気な表情で顔を見合わせている。不審に思ったのは、小夜子だけではなかった。

「何か、様子が変ですね」

 大來の言葉は、小夜子の思っていたものの代弁に等しい。輝もまた小さく頷き、サーバの行動を見守る。

 サーバが唐突に吠え出した。前足を勢いよく振り上げ、段差を蹴りつけるように階段を駆け上がった。

「サーバ!」

 握っていた手綱を強く引っ張られた大來が呼びかける。引き留められたサーバだったが、尚も上へ登ろうとして言うことを聞かない。

 何か只ならぬ存在によって警察犬の正気が失われている……その場に居合わせた誰もがそう感じていた。

「大來、行かせてやれ」

 輝の発言に、大來は意外そうな面持ちで応える。

「え、良いんですか、輝さん?」

「ああ、何か……俺たちにはわからないものに気づいたんだろう」

 輝は未だ半信半疑であったが、針生警部補や凛冴と名乗ったあの少女の言っていた超自然的存在の話を思い起こしていた。もしかしたら、警察犬であるサーバはそういった摩訶不思議な存在に対して、人間以上に敏感な反応を示すのかもしれない。

 サーバは弾かれたように階段を駆け上がり、あっという間に三階の廊下に飛び出た。サーバの早急な走りに、大來は手綱を引っ張りながらついて行くだけで精一杯だ。

 暫しの間、サーバは左右を交互に見渡していたが、姿見えぬ敵に対する激しい怒りを吐露しているのかと小夜子が思ったほどの唸り声を発し、右側の通路へ向かって駆けだした。手綱を握る大來に続き、輝と小夜子が追いかける。

 分厚い木製の扉の前でサーバが立ち止まる。牙をむき出しにし、扉に向かって吼えるサーバ。

「小夜子さん、ここは確か肇慶さんの書斎、でしたね」

「はい」

 輝の問いに、小夜子が答えた。

「中に入っても宜しいですね?」

「あ……は、はい」

 輝は小夜子の了承を得ると、ドアノブに手を触れた。ふと、内部から人の動く気配を感じ、思い直した輝はもう片方の手で扉をコツコツと叩いて中からの反応を窺う。返事は聞こえてこなかった。

 輝は触れている手にゆっくりと力を込めた。ガチャリと音を立てて、ドアノブが回される。鍵はかかっていない。扉が開かれ、日ごろ肇慶が利用している書斎の内装が露わになった。

 壁沿いに三つほど並んでいる硬い木の素材で出来ている本棚には、幾つもの書籍が収納されており、色あせている分厚い背表紙が相応の年代物であることを感じさせる。

 窓の傍の机には洒落たアンテイークの電気スタンドが置かれており、明かりの下には書類が積み重なっている。机と向かい合っている座椅子には誰も座っておらず、内部に人の姿はなかった。

(妙だな……何かの物音がしたのだが)

 館には旧い材木が使われている。あるいは、それが何かの拍子に軋んだだけかもしれない。輝は答えの出ない思考を中断し、サーバの方へ視線を移す。

 サーバは部屋の内部に入り込んでから、暫しの間唸り続けていたが、やがて鼻先で絨毯の上を嗅ぎ始めた。

 サーバの様子を見守っていた輝に向かって、大來が声をかける。

「輝さん、何か、変な臭いがしませんか?」

「そうか?」

 輝には大來の言う臭いとやらが判別できなかった。

(まあ、サーバも何かを嗅ぎつけているのに間違いはないが)

 大來は人や物の臭いといったものに人一倍敏感だった。犬並みなんじゃないかと輝が思うくらいである。

「何か生臭い……魚の腐ったような臭い、ですかねぇ?」

 大來が言うならそうなんだろう――輝は内心苦笑していた。

 輝はすぐに真剣な面持ちとなり、小夜子へ尋ねる。

「おそらく、契さんはここに来ていた……小夜子さん、何か心当たりはありますか?」

 輝の問いに対して、小夜子は戸惑ってしまう。

「え、ええ……この部屋は、旦那様の書斎ですし……仮に契が仕事のために抜け出したとしても、わざわざここに来る理由が思い当たりません」

「そうですか。……なら、鬼峰さんに直接聞いてみる必要がありそうですね」

 輝は大來をその場に残し、開け放された扉をくぐって廊下へ出ようとした。そこで思わず立ち止まる。廊下の向こう側から、こちらに近づいてくる肇慶の姿が目に入ってきたからだった。

「あ、鬼峰さん」

 輝に声をかけられた肇慶は、少し訝しんだ様子で顔をしかめたが、すぐに軽く会釈を返した。

「何の御用ですかな?」

 肇慶は改まった口調で言った。

「実はですね、姿が見えなくなってしまった契さんの件でして……」

 輝は、契の匂いを追った警察犬が肇慶の書斎に辿り着いた経緯を説明して聞かせた。

「……そういうわけでして。ちょっと、調べさせてもらっても宜しいでしょうか?」

「契がこの部屋に? はて、心当たりはありませんが……」

 肇慶は淡々とした様子だ。

「まあ、別に構いませんよ。別段ここで変わったこともありませんし、特に何かが見つかるとは思えませんけどね」

 肇慶の言葉に、輝は嫌味めいたものを感じる。

 肇慶は輝の背後で成り行きを見守っていた小夜子の方に向き直ると、声をかけた。

「小夜子。きみはいい加減に持ち場へ戻りなさい。捜査は警察の方々に任せておけば宜しい」

「は……はい、かしこまりました、旦那様」

 小夜子はしゅんとなり、肇慶と輝、それに大來に対しても深々と首を垂れる。

 輝は肇慶の態度に強圧的なものを感じ、へつらうしかできない小夜子を少し不憫に思った。

「小夜子さん、契さんの捜索、任せておいてください」

 輝は仰仰しく自らの胸を叩いて見せた。我ながらベタだな、と輝は思ったが、小夜子は内心、輝の仕草を純粋に頼もしく思った。

 その間、肇慶をじっと見つめたまま、先ほど騒いでいたのが嘘のように黙しているサーバ。小夜子はそのサーバにも歩み寄り、ぺこりと辞儀をした。

「あなたも宜しくね。サーバ」

 サーバは不思議そうに首を傾げた仕草をして、小夜子の顔を見上げていた。

(やっぱり、変わった娘だなぁ)

 そうは思ったが、輝は小夜子の振る舞いに親しみを覚えていた。

「小夜子」

 肇慶が語気を強めて言った。輝と大來の前であったにも関わらず、隠しきれていない苛立ちが露わになっていた。

「は、はい」

 小夜子は慌てて頭を下げ、その場を去った。



 その後、サーバを伴った輝と大來は肇慶の書斎を探っていたが、契の手がかりは何も見つからず、肇慶を書斎に残したまま、その場を立ち去るしかなかった。

「結局、何の成果もありませんでしたね」

 階段を降りて一階の広間に出たところで、大來が残念そうに言った。

 大來はサーバの前でしゃがみ、その頭を撫でてやる。サーバもまた、落ち込んでいるような様子でクーンと鳴き声をもらす。 

「サーバも、たまには間違うことがあるんだなぁ」

 大來は落胆しながらも、相棒であるサーバを慰めているらしかった。

「……気に入らないな」

 輝の呟き。

「え?」

 大來が聞き間違いかと思い、輝に聞き返す。

「鬼峰……肇慶だよ。多分、何かを隠している」

「隠している……ですって。一体、何を」

「わからん」

 輝の即答に、あっけにとられる大來。

「わからんが……そういう態度に見えた。勘だよ」

「勘、ですか」

 若手の大來と比べて、輝は老練という程ではなくても多くの場数を踏んでいる。長年の勘というものだろうか。

「大來、もう一度この館を調べ直すぞ。……サーバにもまだまだ働いてもらわないと、な」

「はい、任せてください」

 大來が自らの胸をドンと叩いて見せた。自分と、相棒のサーバに期待を寄せられていると思い、俄然やる気がでていた。

(これはまたベタな……)

 そう思ったところで、輝は自らが小夜子にして見せた仕草が大來の受け売りだったことを思い出していた。



 肇慶は刑事たちが立ち去った後、暫しの間、書斎の絨毯の上で立ち尽くしていた。やがてふぅとわざとらしくため息を吐き、座椅子の上に身を投げ出すように座った。衝撃で、机の上に重ねてあった数枚の紙が小さく飛ぶ。

 手を伸ばし、図面がプリントされている紙をつまみ上げる。肇慶はそこに描かれているモノクロの図を眺めていたが、やがて、机の隅へ無造作に放った。

【随分と苛立っているようだな】

 脳内に響く声。それは唐突であったが、既に慣れている肇慶は驚かない。

「お前たちの不手際じゃないのか? 警察の犬に嗅がれるとは、不愉快極まりない」

【くく。自らがまいた種であろうに】

「茶化すのはよせ。下手をしたら余計なことに感づく連中もでてくるかもしれないんだぞ。そうなれば、お前たちも困るだろう」

【まあな。人間の眼をごまかすのは容易いが、獣の嗅覚はそう簡単にはいかない】

「それに、見張らせていた者の話では、御津國凛冴を見失ったと聞く。あれも、元はと言えば、お前たちの要求に従っておびき寄せたんじゃないか」
 
 姿の見えない者がくぐもった笑い声を響かせる。肇慶は猶更に憤りを覚えた。

【凛冴の動向ならば、我々は知り尽くしている。今は館の地下道に入り込んでいる】

 肇慶が驚きの表情を露わにする。

「何だと。いつの間に……この鬼峰館の秘密を知られでもしたら、それこそ大事だ」

 肇慶は危機感を覚えていた。館の地下に広がる領域に関しては、当初から警察の目に留まらないかとヒヤヒヤしていた。それが見つかったというのは肇慶にとって聞き捨てがならなかった。

「お前たちに任せきりだったのが間違いだったよ。やはり、得体の知れないまじない師など、呼ぶべきではなかった……」

【案ずるな。所詮、あの娘は我々の掌で踊らされているに過ぎぬ】

「だと良いのだがね。もし、鬼峰の秘事が世に知れ渡ってみろ、そうなれば、俺は破滅だ」

 警察の上層部さえも操ることのできる鬼峰家。しかし、肇慶はその権力が失われる恐れを感じた時、激しい焦燥感にかられる。肇慶の今の地位は、実の父親である先代の当主が亡くなったことで急に得たものであり、例え絶対的な力を持ったと考えていても、心のどこかではしっぺ返しという名の破滅を恐れている。

【大丈夫だ、肇慶。貴様の地位は安泰だ】

「……裏切るなよ、絶対にな」

 肇慶は強く念を押した。



 サーバの騒ぎから、肇慶と姿見えぬ存在のやり取り。それら一連の流れを、窓の外から観察していた眼があった。その者は瞳を光らせ、屋根から木の幹に飛び移り、一気に芝生の上に駆け下りた。長い尻尾をピンと立て、花壇の淵を足早に駆ける。端まで来たところで、ぴたりとその動きを止めた。

【我々を探っているようだな】

 三毛猫――アイネに語り掛けてくるのは、肇慶と会話していた存在とは似ているが、異なるものであり、アイネはすぐに見抜いていた。

《ちょっと聞き耳を立てていただけさ。気を悪くしたのかい?》

【いや、むしろ興味がある。きみが何故、あの娘に肩入れをしているのかについても、な】

《教えてやる義理はないね》

 アイネはそっけなく返し、館に面している雑木林の方へ去ろうとした。

【もし、知りたいことがあれば、教えてやっても良い。こちらの側の問いかけにも、答えてくれればな】

 アイネが足を止める。何か思うところがあったらしい。

《そうだねぇ。でもあたしとしては、凛冴を罠にはめるためにあたしの姿を利用したことを根に持っていてねぇ》

【そうか。随分とあの人間に感化されているな】

 相手の気配に変化が生じる。アイネは左右のひげをアンテナのようにして、それを敏感に感じ取っていた。

「では、私自らが詫びとしてあの娘に手を貸そう。もちろん、今後はキミを利用することも無きよう、働きかけておく」

 語り掛けてくる声。それまで、脳内に直接言葉を認識させてきた存在が、途端に肉声を備えた……そんな印象があった。

《……お前、人間を取り込んだのかい?》

「厳密には違うが、まあ、似たようなものだ」

《ふうん。少し、あたしも興味が出てきたかもねぇ》

 アイネは花壇の縁の石に尻をぺたんと乗せ、所謂エジプト座りをした。

 本来の肉体を持たず、再臨を夢見ていると思われた魍魎。しかし、一部には地上を闊歩できるだけの肉体を備え、人間社会に紛れ込んでいる者もいる。

《まあ、こいつは表舞台に出ることは避けているようだけど……》

 アイネの思考は相手に筒抜けである。アイネ自身、隠す気のない思考は敢えてさらけ出している故であったが。

「キミはあの娘を利用している……というわけでもないらしい。我々と同じ、魍魎であるはずのキミが、人間の……しかも、魍魎を敵視している者と行動を共にしている。その辺の動機が、我々にとっても不可解でね」

《それより、お前さん方があの肇慶とかいう男に入れ込んでいる方が、あたしには不思議でならないよ》

 アイネは相手の探りをはぐらかす。

「我々とて、あの男に大した価値があるとは思ってはいない。所詮、我々と共に歩んで行けるほどの器ではない。ただ、我々が再臨する足掛かりを確保するためには、この鬼峰家の封印を完全に取り払わねばならない。それが完了すれば、あれの役目も終わる」

《要するに、捨て駒かい。淡白だね》

「魍魎が他者を利用するのは当然のことだろう。……キミは、復活を望んではいないのか」

《別に。あたしは御津國の行く末を見守るために今日まで生き延びてきただけだから》

「……我々は真の肉体で以て蘇らなければならない。このまま人間に星の命運を委ねて共倒れになるなど、あってはならないからな」

《そうかい。ま、あたしから言わせれば、そうなったらそうなったで……だけど》

 アイネは花壇の石の上で丸くなり、風にあおられている。

「もし、御津國が相応の器であれば……我々は、受け入れても良いと思っているのだがね」

《凛冴を? 無駄さ、あんたも自分で言っていたろ。あの子は魍魎の行いを相当に憎んでいるからね》

「しかし、決して滅びを望んでいるわけではあるまい。君が見込んでいるほど聡明であれば、何れ人間にとっても何が必要か、わかる日が来るだろう」

《結局は、自分たちが支配者の座に返り咲きたいだけだろうに》

 アイネの言葉に、相手は笑い声をもらした。

「そうだな……それもある。が、分不相応な人間がその座に居座っているのを放置するわけにもいかぬのだ」

 姿見えぬ者との会話。それはアイネの意識と相手の意識、双方が空間を超越する形で交差し、尚も続けられていた。
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