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10話 猫でねこねこ
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「……っていうことがあったんだよ」
『なんでお前より日野さんの方が冷静なんだよ』
場所は自宅。優希に今日の昼休憩にあったことを話していた。電話で。
「いやぁ……こういうの初めてで……」
『あ?言い訳すんな』
「酷ない?」
『しかも、紗霧さんがルーキーを投げたって?』
「あぁ……びっくりした」
あれはほんとに驚いた。紗霧さんいわく、「投げれたから投げました」らしい。まじでびっくりだわ。
「てか、お前もルーキーってよんでるんだな」
『嫌いやし』
「アハハ……なんで?」
『なんか、嫌いなんよ。裏があまりにも酷そうでさ』
「う~ん……俺には分からんかな」
『お前はそれでいいんだ』
「ふ~ん」
『そんなことより、今から狩り、二周くらいやらね?』
「アホか、時間考えろ。三周はできる」
『くくくくくっ、そうこなくっちゃ』
今回のイベント、意外とだるいんだよな。雑魚を大量狩りしなければならない。はぁ……
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ピコ~ん
「ん?通知?」
優希とのゲームが終わってボーッとしていたら通知がきた。
『明日、待ってます』
紗霧さんからだった。結構、有難いんだよな。上手いし。美味いし。最強の購買のクリームパンが紗霧さんの弁当の前では霞んでしまう。
『おう、楽しみにしてる』
っと、こんなもんでいいでしょう。じゃあ、寝るか。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「にゃ~ん」
朝、学校に行っていると猫がよってきた。いわゆる三毛猫と呼ばれるやつだ。
「にゃ~ん」
「今日はついてくるか?」
「にゃ~!」
ついてくるらしい。なんか、懐かれたんだよな……俺、何もしてないのに……なんかしたっけ?
「お前……なんで懐いてんだ?」
「にゃ~にゃ~」
なるほど、わからん……しかも、いつもの信号に着いても紗霧さんが現れない。
「俺、嫌われたのか?」
「にゃ~?」
なるほど……わからん……まぁ、こういう時は置いていく決まりになっているからさっさと行こうか。
しばらくして、学校に着いた。幸い、門から校舎まで誰もいない。
「いつも通りな」
「にゃ!」
猫、屋上まで器用に登っていく。見てるこっちは怖いけどね~今回も無事に登れたらしい。じゃあ、昼休憩に行くか。
教室に入ると、紗霧さんが早めに来ていた。先に来ていたのか。誰もいないので挨拶をする。
「おはよう」
「おはようございます」
以上!
俺は席に着いてのんびり読書をする……あ……
持ってくるの忘れたわ……嘘やん……じゃあ、寝る
おやすみなさい……
ん……ふぁぁあ。よく寝たわ。うん、時間もちょうど始業五分前だ。俺、天才なんじゃね?
「はい、はじめまーす。れい」
「「「「「お願いします」」」」」
「今日の連絡事項はありません。委員会からありますか?……ないですね。では終わりま~す。れい」
「「「「「ありがとうございましたぁ」」」」」
はい、だるい~これからだるい~現国出来ないはい、だるい~
「寝るか……」
「おーきーろーよー」
伏せただけなのになんで起こすんだよ!まだ寝てねぇよ!
「うぜぇ、優希、お前、うぜぇ」
「ひっどいな!」
「しーらネ」
「ほぉ~そんなことしていいんだ」
「わかったから、席に戻れ」
「ハイハイ」
あいつの背中を見送りながら思った。
何しにきたん?
そうこうしているうちに授業が始まってしまった。外の景色が綺麗だった。
~~~~~~~~~昼休憩~~~~~~~~~~
先に着いてしまったみたいだな……にしても天気が良すぎる。太陽先生!頑張りすぎです!
「にゃ~」
そういえば今日は連れてきたんだった。忘れてたわ。と、言うことでベンチに座って猫をねこねこする……
「ああああああああぁぁぁ……癒される……」
なんで、猫ってこんなに柔らかいんだろう?今度また、シャンプーしてあげよう。まぁ、しなくても何故か臭くないんだよな……解せぬ。
「お待たせしました……うそ……」
「ん?あぁ、待ったぞ」
「すいませんねぇ。あなたと違って多少の人付き合いはあるので……で?その猫は?」
紗霧さんがじーっと見てくる。それはもう穴が空くほどだ。
そんなに触りたいのかな?こいつさえ良ければ触らせてあげるのだが……
「なんか、懐かれたんだよな、俺」
「へ、へぇー……よかったじゃないですか……羨ましいなんて、口が裂けても言えない……」
あ~……うん……聞かなかったことにしよ……ついでに、猫を差し出そう。
「あ……うふふ」
美少女と猫……ありだ……紗霧さんも嬉しそうでなによりだ。知ってたことだが、嬉しそうに笑うといつもより可愛いな……
「はい、お弁当です」
「サンキュ」
なに、肉じゃがだとぉ~!しかも、かなり上手にできてる……凄いな……
「今日も美味いな」
「ふふふ、ありがとうございます」
って、紗霧さん食べるのはやっ!猫とそんなに猫と戯れたいのか……
「普段は触らせてくれないので」
「心読まないで!」
へぇ~こいつ、触られるの嫌なのかな?いや、自分から来る時すらあるのだが……まぁ、いいや続き食べよ。あ、そうだ!
「明日、妹が来るんだが一緒に遊んでやってくれないか?」
「はい?」
『なんでお前より日野さんの方が冷静なんだよ』
場所は自宅。優希に今日の昼休憩にあったことを話していた。電話で。
「いやぁ……こういうの初めてで……」
『あ?言い訳すんな』
「酷ない?」
『しかも、紗霧さんがルーキーを投げたって?』
「あぁ……びっくりした」
あれはほんとに驚いた。紗霧さんいわく、「投げれたから投げました」らしい。まじでびっくりだわ。
「てか、お前もルーキーってよんでるんだな」
『嫌いやし』
「アハハ……なんで?」
『なんか、嫌いなんよ。裏があまりにも酷そうでさ』
「う~ん……俺には分からんかな」
『お前はそれでいいんだ』
「ふ~ん」
『そんなことより、今から狩り、二周くらいやらね?』
「アホか、時間考えろ。三周はできる」
『くくくくくっ、そうこなくっちゃ』
今回のイベント、意外とだるいんだよな。雑魚を大量狩りしなければならない。はぁ……
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ピコ~ん
「ん?通知?」
優希とのゲームが終わってボーッとしていたら通知がきた。
『明日、待ってます』
紗霧さんからだった。結構、有難いんだよな。上手いし。美味いし。最強の購買のクリームパンが紗霧さんの弁当の前では霞んでしまう。
『おう、楽しみにしてる』
っと、こんなもんでいいでしょう。じゃあ、寝るか。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「にゃ~ん」
朝、学校に行っていると猫がよってきた。いわゆる三毛猫と呼ばれるやつだ。
「にゃ~ん」
「今日はついてくるか?」
「にゃ~!」
ついてくるらしい。なんか、懐かれたんだよな……俺、何もしてないのに……なんかしたっけ?
「お前……なんで懐いてんだ?」
「にゃ~にゃ~」
なるほど、わからん……しかも、いつもの信号に着いても紗霧さんが現れない。
「俺、嫌われたのか?」
「にゃ~?」
なるほど……わからん……まぁ、こういう時は置いていく決まりになっているからさっさと行こうか。
しばらくして、学校に着いた。幸い、門から校舎まで誰もいない。
「いつも通りな」
「にゃ!」
猫、屋上まで器用に登っていく。見てるこっちは怖いけどね~今回も無事に登れたらしい。じゃあ、昼休憩に行くか。
教室に入ると、紗霧さんが早めに来ていた。先に来ていたのか。誰もいないので挨拶をする。
「おはよう」
「おはようございます」
以上!
俺は席に着いてのんびり読書をする……あ……
持ってくるの忘れたわ……嘘やん……じゃあ、寝る
おやすみなさい……
ん……ふぁぁあ。よく寝たわ。うん、時間もちょうど始業五分前だ。俺、天才なんじゃね?
「はい、はじめまーす。れい」
「「「「「お願いします」」」」」
「今日の連絡事項はありません。委員会からありますか?……ないですね。では終わりま~す。れい」
「「「「「ありがとうございましたぁ」」」」」
はい、だるい~これからだるい~現国出来ないはい、だるい~
「寝るか……」
「おーきーろーよー」
伏せただけなのになんで起こすんだよ!まだ寝てねぇよ!
「うぜぇ、優希、お前、うぜぇ」
「ひっどいな!」
「しーらネ」
「ほぉ~そんなことしていいんだ」
「わかったから、席に戻れ」
「ハイハイ」
あいつの背中を見送りながら思った。
何しにきたん?
そうこうしているうちに授業が始まってしまった。外の景色が綺麗だった。
~~~~~~~~~昼休憩~~~~~~~~~~
先に着いてしまったみたいだな……にしても天気が良すぎる。太陽先生!頑張りすぎです!
「にゃ~」
そういえば今日は連れてきたんだった。忘れてたわ。と、言うことでベンチに座って猫をねこねこする……
「ああああああああぁぁぁ……癒される……」
なんで、猫ってこんなに柔らかいんだろう?今度また、シャンプーしてあげよう。まぁ、しなくても何故か臭くないんだよな……解せぬ。
「お待たせしました……うそ……」
「ん?あぁ、待ったぞ」
「すいませんねぇ。あなたと違って多少の人付き合いはあるので……で?その猫は?」
紗霧さんがじーっと見てくる。それはもう穴が空くほどだ。
そんなに触りたいのかな?こいつさえ良ければ触らせてあげるのだが……
「なんか、懐かれたんだよな、俺」
「へ、へぇー……よかったじゃないですか……羨ましいなんて、口が裂けても言えない……」
あ~……うん……聞かなかったことにしよ……ついでに、猫を差し出そう。
「あ……うふふ」
美少女と猫……ありだ……紗霧さんも嬉しそうでなによりだ。知ってたことだが、嬉しそうに笑うといつもより可愛いな……
「はい、お弁当です」
「サンキュ」
なに、肉じゃがだとぉ~!しかも、かなり上手にできてる……凄いな……
「今日も美味いな」
「ふふふ、ありがとうございます」
って、紗霧さん食べるのはやっ!猫とそんなに猫と戯れたいのか……
「普段は触らせてくれないので」
「心読まないで!」
へぇ~こいつ、触られるの嫌なのかな?いや、自分から来る時すらあるのだが……まぁ、いいや続き食べよ。あ、そうだ!
「明日、妹が来るんだが一緒に遊んでやってくれないか?」
「はい?」
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