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悔い
5.自解
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私の妻は幼い時から散歩も人並みに難しい程に弱かった、ことはない。
妻と妻のご両親の交流が薄かった、ことはなく、どこにでもあるような家庭だった。
私が惚れたことで、両親の我慢の枷が外れただけ。
私が倫理から外れても許されたことで、少しずつ狂い始めただけだった。
初めて会った時、一生傍にいたい思った。
日を増すごとに磨かれる鳥が飛んで行かないよう、傍にいて周囲を見張っただけ。
両親が仲の良い幼馴染という立場は、とても都合が良かった。
鳥が自ら籠に入ってくるよう誘導し閉じ込めたのは私。
私がいないと何もできないように仕向けて、見事に思い込んでくれた。
妻のことで知らないことは殆どないと言えるくらい、
親子では叶わないような親密さを築いた。
法律で夫婦と認められ、子も生まれた。
出産で弱った後は病院を出入りすることが増えたが、
それでもよかった。
生まれた娘を可愛がる両親は、妻の様子もよく気遣ってくれた。
自然と互いの両親の会う機会が減ったのをきっかけに、
孫を独占したいため、ゆっくりと妻の両親を遠ざけていった。
余命宣告のときに久しぶりの再会をした妻と妻のご両親だが、
そのときはすでに妻は両親のことを自ら避けるようになっていた。
『あなたの体を気遣って、あまり会いにこない』と、両親が言い続けた成果だろう。
送られ始めた手紙も不自然さがないように両親が遠ざけていった。
『手紙の返事を書くより、ゆっくり休んで良くなってほしい』と、
重ねられる優しい嘘が妻から両親を取り上げていく。
私は、五分の面会でも良いからと続ける日々。
帰る前に手紙を置いて出る。
無理をして倒れ、記憶がなくなったときは焦った。
しかし、両親は思いついてしまった。
『私たちの知る彼女の記憶を優先的に伝えましょう。
だって、ご両親から見た彼女のことは分からないから』と。
娘はとても嬉しそうに同意した。
私は、よくないとは思いながら、心の隅では悦んでいた。
私の五分の面会でも良いからと続けた日々は変わらない。
帰る前に手紙を置いて出ることも変わらない。
忘れているはずなのに同じことを同じ表情で言うから、
時折に今は夢を見ているだけだと錯覚することもある。
しかし、やはり無いものは無い。
滑らかに進む会話に、全ての記憶が失われていないことを確信する。
妻は自覚がないようなので、あえて言わない。
記憶がないなら、空白を埋めればいい。
本人も過去を知ろうとしているのだから。
妻は話を聞くたび、ゆっくりと変わっている。
私と娘、両親の話を記憶して、
毎日少しずつ『私たちの妻で嫁で母親』になっている。
体調も回復してきているのが幸いだ。
しっかり治して、また共に暮らす日を待っている。
「お父さん、やっと私たちだけのお母さんになるんだね」
「そうだな」
晴れ晴れとした笑顔で嬉しそうに言う娘は、おそらくどこか狂っている。
作ってある夕食は妻が残した献立を再現したもので、
仕事が遅くなっても必ず向かい合って食べるのは娘なりの甘えだろう。
本来なら、妻のご両親にも可愛がられていい存在だった。
しかし、いつの間にか妻のご両親は母親を取り上げる存在として認識した。
会話ができる少しの時間でも傍にいたいと、
子供なら当たり前の願いに罪はない。
私の両親が『敵』だと思い込ませ、私は黙認していたせいだろう。
それでも、よかった。
おかげで、妻を独占できるのだから。
「でも、この料理ってあの人たちの味も混ざってるんだよね。
美味しいけど、複雑…」
拗ねたようにじっと椀の中を見る娘は、警戒感を目に宿している。
つき合っていた頃とは違う味付けは、
嫁いでからは両親の教えもあり少しずつ変わったからだろう。
妻が歩んだ時間を残したような献立だ。
「私の両親と料理をしてから、この味付けになったんだ。
つまり、お母さんの学びと創意工夫が詰まっている。
私は『お母さんのご飯』でいいと思うが」
「お父さん…そうだね。
これは『お母さんのご飯』だよね」
機嫌よく食べることを再開した娘は、
明日の献立を楽しそうに話してくれた。
穏やかな気候になった日。
無機質な明かりが照らす診察室に呼ばれた。
「記憶障害と言っても、
体に残っている習慣などは、おそらく健在のようです。
体調も安定していますから、ご自宅で日常を過ごせます。
無理だけはしないように、お願いしますね」
「はい。お母さん、また一緒にご飯作ろうね」
「はい。よろしくお願いします」
医者に笑顔で返事をすると、楽しそうに母親を見る娘。
戸惑いながらも受け入れ始めている様子に安堵する。
その様子を優しく見守る目が見ている。
孫を見るように、と言っていい程に長い付き合いの医者だからかもしれない。
「お父さん。早く帰ろう」
「そうだな」
「先生、お世話になりました。
心配してくれる人が安心できるように頑張ります。
私、幸せです」
妻は穏やかな笑顔で医者に告げた。
病院を出て、車に乗った。
久しぶりに揃って同じ場所へ帰ると思うと嬉しさがこみ上げる。
「お母さん、無理しないでね」
「はい。ご迷惑をかけてしまいますから、無理はしません」
「うん。お出かけるときは私かお父さんと一緒ね、
約束だよ」
「はい。約束です」
後ろの座席から聞こえる楽しそうな声は、とても心地よい。
今日の夕食はきっと賑やかだと、楽しい時間を思い描く。
ふと、娘が妻に近寄ったのが鏡越しに見えた。
妻は娘をじっと見ている。
「…お母さん。今日の夕食、何にしようか?」
「そうですね…お二人の好きな物がいいです。
お礼をさせてください」
二人は秘密の会話を楽しんでいるようだった。
すれ違った車の主は、私を見て苦い顔をした気がした。
予定より少し早めに迎えに行ってよかったと思う。
もしご両親と会っていたら、妻は気を遣って疲れたかもしれない。
手紙の文面と『娘を気遣い面会に来ない両親』しか知らない妻は、
申し訳ないと快復するまで会うことを拒んでいる。
妻いわく、罪悪感で潰されそうだと。
そうなるのも仕方がない。
『余命宣告がきっかけでたまった疲れで精神を病み、、、
快復するまでは会うことを控えているご両親』が相手だ。
「二人とも、落ち着いたら両親がお茶会に招きたいそうだ。
何かお菓子を作って持参するように、と言っていた」
「お母さん、お茶会だって。何を作ろうか?」
「ご両親の好きな物を知っていますか?
皆で美味しく頂ける物でもいいのですか…」
「それなら私が知ってるよ。
お父さん、お祖母ちゃんたちのこと、意外と知らないからね」
言われて思い返せば当たっている。
近い存在だから知らないこともあるかもしれない。
孫だから言えることもあるのだろう、と。
「お父さんにも教えてもらえるかな?
日ごろのお礼がしたいからね」
「いいよ。休みの日は一緒にご飯作ってくれるならね」
「わかった」
「お母さん、聞いたよね?覚えておいてね」
「はい。覚えました」
二人は楽しそうに同性ならではの会話を始める。
いつの間にか私の良いところを言い合い始め、
聞いていると気恥ずかしいが、
この時間が過ごせることに幸せだと思う。
妻と妻のご両親の交流が薄かった、ことはなく、どこにでもあるような家庭だった。
私が惚れたことで、両親の我慢の枷が外れただけ。
私が倫理から外れても許されたことで、少しずつ狂い始めただけだった。
初めて会った時、一生傍にいたい思った。
日を増すごとに磨かれる鳥が飛んで行かないよう、傍にいて周囲を見張っただけ。
両親が仲の良い幼馴染という立場は、とても都合が良かった。
鳥が自ら籠に入ってくるよう誘導し閉じ込めたのは私。
私がいないと何もできないように仕向けて、見事に思い込んでくれた。
妻のことで知らないことは殆どないと言えるくらい、
親子では叶わないような親密さを築いた。
法律で夫婦と認められ、子も生まれた。
出産で弱った後は病院を出入りすることが増えたが、
それでもよかった。
生まれた娘を可愛がる両親は、妻の様子もよく気遣ってくれた。
自然と互いの両親の会う機会が減ったのをきっかけに、
孫を独占したいため、ゆっくりと妻の両親を遠ざけていった。
余命宣告のときに久しぶりの再会をした妻と妻のご両親だが、
そのときはすでに妻は両親のことを自ら避けるようになっていた。
『あなたの体を気遣って、あまり会いにこない』と、両親が言い続けた成果だろう。
送られ始めた手紙も不自然さがないように両親が遠ざけていった。
『手紙の返事を書くより、ゆっくり休んで良くなってほしい』と、
重ねられる優しい嘘が妻から両親を取り上げていく。
私は、五分の面会でも良いからと続ける日々。
帰る前に手紙を置いて出る。
無理をして倒れ、記憶がなくなったときは焦った。
しかし、両親は思いついてしまった。
『私たちの知る彼女の記憶を優先的に伝えましょう。
だって、ご両親から見た彼女のことは分からないから』と。
娘はとても嬉しそうに同意した。
私は、よくないとは思いながら、心の隅では悦んでいた。
私の五分の面会でも良いからと続けた日々は変わらない。
帰る前に手紙を置いて出ることも変わらない。
忘れているはずなのに同じことを同じ表情で言うから、
時折に今は夢を見ているだけだと錯覚することもある。
しかし、やはり無いものは無い。
滑らかに進む会話に、全ての記憶が失われていないことを確信する。
妻は自覚がないようなので、あえて言わない。
記憶がないなら、空白を埋めればいい。
本人も過去を知ろうとしているのだから。
妻は話を聞くたび、ゆっくりと変わっている。
私と娘、両親の話を記憶して、
毎日少しずつ『私たちの妻で嫁で母親』になっている。
体調も回復してきているのが幸いだ。
しっかり治して、また共に暮らす日を待っている。
「お父さん、やっと私たちだけのお母さんになるんだね」
「そうだな」
晴れ晴れとした笑顔で嬉しそうに言う娘は、おそらくどこか狂っている。
作ってある夕食は妻が残した献立を再現したもので、
仕事が遅くなっても必ず向かい合って食べるのは娘なりの甘えだろう。
本来なら、妻のご両親にも可愛がられていい存在だった。
しかし、いつの間にか妻のご両親は母親を取り上げる存在として認識した。
会話ができる少しの時間でも傍にいたいと、
子供なら当たり前の願いに罪はない。
私の両親が『敵』だと思い込ませ、私は黙認していたせいだろう。
それでも、よかった。
おかげで、妻を独占できるのだから。
「でも、この料理ってあの人たちの味も混ざってるんだよね。
美味しいけど、複雑…」
拗ねたようにじっと椀の中を見る娘は、警戒感を目に宿している。
つき合っていた頃とは違う味付けは、
嫁いでからは両親の教えもあり少しずつ変わったからだろう。
妻が歩んだ時間を残したような献立だ。
「私の両親と料理をしてから、この味付けになったんだ。
つまり、お母さんの学びと創意工夫が詰まっている。
私は『お母さんのご飯』でいいと思うが」
「お父さん…そうだね。
これは『お母さんのご飯』だよね」
機嫌よく食べることを再開した娘は、
明日の献立を楽しそうに話してくれた。
穏やかな気候になった日。
無機質な明かりが照らす診察室に呼ばれた。
「記憶障害と言っても、
体に残っている習慣などは、おそらく健在のようです。
体調も安定していますから、ご自宅で日常を過ごせます。
無理だけはしないように、お願いしますね」
「はい。お母さん、また一緒にご飯作ろうね」
「はい。よろしくお願いします」
医者に笑顔で返事をすると、楽しそうに母親を見る娘。
戸惑いながらも受け入れ始めている様子に安堵する。
その様子を優しく見守る目が見ている。
孫を見るように、と言っていい程に長い付き合いの医者だからかもしれない。
「お父さん。早く帰ろう」
「そうだな」
「先生、お世話になりました。
心配してくれる人が安心できるように頑張ります。
私、幸せです」
妻は穏やかな笑顔で医者に告げた。
病院を出て、車に乗った。
久しぶりに揃って同じ場所へ帰ると思うと嬉しさがこみ上げる。
「お母さん、無理しないでね」
「はい。ご迷惑をかけてしまいますから、無理はしません」
「うん。お出かけるときは私かお父さんと一緒ね、
約束だよ」
「はい。約束です」
後ろの座席から聞こえる楽しそうな声は、とても心地よい。
今日の夕食はきっと賑やかだと、楽しい時間を思い描く。
ふと、娘が妻に近寄ったのが鏡越しに見えた。
妻は娘をじっと見ている。
「…お母さん。今日の夕食、何にしようか?」
「そうですね…お二人の好きな物がいいです。
お礼をさせてください」
二人は秘密の会話を楽しんでいるようだった。
すれ違った車の主は、私を見て苦い顔をした気がした。
予定より少し早めに迎えに行ってよかったと思う。
もしご両親と会っていたら、妻は気を遣って疲れたかもしれない。
手紙の文面と『娘を気遣い面会に来ない両親』しか知らない妻は、
申し訳ないと快復するまで会うことを拒んでいる。
妻いわく、罪悪感で潰されそうだと。
そうなるのも仕方がない。
『余命宣告がきっかけでたまった疲れで精神を病み、、、
快復するまでは会うことを控えているご両親』が相手だ。
「二人とも、落ち着いたら両親がお茶会に招きたいそうだ。
何かお菓子を作って持参するように、と言っていた」
「お母さん、お茶会だって。何を作ろうか?」
「ご両親の好きな物を知っていますか?
皆で美味しく頂ける物でもいいのですか…」
「それなら私が知ってるよ。
お父さん、お祖母ちゃんたちのこと、意外と知らないからね」
言われて思い返せば当たっている。
近い存在だから知らないこともあるかもしれない。
孫だから言えることもあるのだろう、と。
「お父さんにも教えてもらえるかな?
日ごろのお礼がしたいからね」
「いいよ。休みの日は一緒にご飯作ってくれるならね」
「わかった」
「お母さん、聞いたよね?覚えておいてね」
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