7 / 12
独罪ー義兄の葛藤
しおりを挟む
腹違いの、父親が気に入る白亜の愛人が産んだ子どもたち。2歳下で愛人である紅天使の遺伝子が強く出ている、らしい。
話を聞いたときはウンザリしていた。だが、両親の仲良し家族ごっこのために付き合い面会した瞬間、認識が変わった。
容姿は違うが、その魂を知っていた。ぼんやりと思い出す前世の記憶に残る最愛の人。空色だった瞳は薄紅で、でも自身の色が薄く混じっていることに酷く興奮した。
「オトハ…?」
「レイヤ。この子たちは、シラハとハクト。血が半分繋がっている、あなたの妹と弟よ。」
妹、義妹、いもうと。告げられた現実を認識した。妻は他人だが、血を分けた家族なら死んでも一緒だろう。嬉しい。嬉しい、うれしい、うれしい、ウレシイ。ただ安堵した。奪わなくても傍にいてくれる。彼女の大切な記憶を塗り潰すことも無い。ああ、この悦びを何と呼べばいい?良い兄になろう。好かれる兄になりたい。
「シラハ。ハクト。」
大切にしよう。怖いものを遠ざけて守るから、今世も愛し合おう。1日、1年と過ぎるたび、シラハは美しく磨かれていく。近寄る害虫を秘密に除き、年頃になった幼い淑女の好奇心を制御して。寝かしつけは年長者の自分に任せられたが本当に嬉しかった。ベッドで眠気に揺らぐ薄紅の瞳と唇の誘惑を耐え過ごすのも慣れた。
だが、彼女が7歳になった数日後にウッカリ我慢してる育てたい欲を出してしまい術をかけてしまった。結果、彼女の理性を奪い女の本能が目覚めて淫行未遂。彼女の記憶を消したが影響が残り、月夜の晩のはオトハとシラハが交ざる自分だけが覚えている幻想時間が生まれた。
幻想は消えないまま10歳になっても知られていないか、黙認されている。おかげか健在の仕事は誰にも譲る気がない。7日後は10歳で社交デビューという異例が決まっていようとも。
「お兄様、どうして眠る前に頬へキスするの?私の王子様なの?」
「うん。シラハが望むなら、シラハだけの王子様になる。」
望まれたい。望んでほしい。自分が育て女になっていくシラハは、日ごとに幻想時間では妻に似てきた。じっと目を合わせれば、ほのかに赤く染まる頬。今夜は美しい月が見え…発情期の雌のように潤む瞳は宝石のように美しい。
「ぉ…にい、さま。…っ」
気付けば彼女の方から寄ってきて、当たり前のように唇がふれあった。そして、小さな舌が唇を舐める。
「おにぃ、さまぁ…っ」
か弱い声にハッとした。とろんと笑む女の顔だった。これは良くない。家族でいられなくなる。また未遂だ。まだ未遂だ。止めようと手をだせば捕まれて、育ち始めている柔らかい胸の膨らみに押し当てられる。
どこで知った?遠慮なく行為は進んで、自分の指に馴染む肌がたまらない。思わず尖る先を指先で強く弾き、挟み、弄ぶ。
「ひやぁあんっ!友達が、こう…したら、いぃっ!って…んぅ…っ、きもちぃ…っ」
どこかから甘い香りがする。
「に、さまぁっ…!ぁあ…っ!ぁ…ぅ…っ」
脱力して虚ろに視線が迷っている。絶頂したようだ。失敗した。だから、仕方ない。シラハから失敗の記憶を消して、明日からは普段通りの家族になる。
話を聞いたときはウンザリしていた。だが、両親の仲良し家族ごっこのために付き合い面会した瞬間、認識が変わった。
容姿は違うが、その魂を知っていた。ぼんやりと思い出す前世の記憶に残る最愛の人。空色だった瞳は薄紅で、でも自身の色が薄く混じっていることに酷く興奮した。
「オトハ…?」
「レイヤ。この子たちは、シラハとハクト。血が半分繋がっている、あなたの妹と弟よ。」
妹、義妹、いもうと。告げられた現実を認識した。妻は他人だが、血を分けた家族なら死んでも一緒だろう。嬉しい。嬉しい、うれしい、うれしい、ウレシイ。ただ安堵した。奪わなくても傍にいてくれる。彼女の大切な記憶を塗り潰すことも無い。ああ、この悦びを何と呼べばいい?良い兄になろう。好かれる兄になりたい。
「シラハ。ハクト。」
大切にしよう。怖いものを遠ざけて守るから、今世も愛し合おう。1日、1年と過ぎるたび、シラハは美しく磨かれていく。近寄る害虫を秘密に除き、年頃になった幼い淑女の好奇心を制御して。寝かしつけは年長者の自分に任せられたが本当に嬉しかった。ベッドで眠気に揺らぐ薄紅の瞳と唇の誘惑を耐え過ごすのも慣れた。
だが、彼女が7歳になった数日後にウッカリ我慢してる育てたい欲を出してしまい術をかけてしまった。結果、彼女の理性を奪い女の本能が目覚めて淫行未遂。彼女の記憶を消したが影響が残り、月夜の晩のはオトハとシラハが交ざる自分だけが覚えている幻想時間が生まれた。
幻想は消えないまま10歳になっても知られていないか、黙認されている。おかげか健在の仕事は誰にも譲る気がない。7日後は10歳で社交デビューという異例が決まっていようとも。
「お兄様、どうして眠る前に頬へキスするの?私の王子様なの?」
「うん。シラハが望むなら、シラハだけの王子様になる。」
望まれたい。望んでほしい。自分が育て女になっていくシラハは、日ごとに幻想時間では妻に似てきた。じっと目を合わせれば、ほのかに赤く染まる頬。今夜は美しい月が見え…発情期の雌のように潤む瞳は宝石のように美しい。
「ぉ…にい、さま。…っ」
気付けば彼女の方から寄ってきて、当たり前のように唇がふれあった。そして、小さな舌が唇を舐める。
「おにぃ、さまぁ…っ」
か弱い声にハッとした。とろんと笑む女の顔だった。これは良くない。家族でいられなくなる。また未遂だ。まだ未遂だ。止めようと手をだせば捕まれて、育ち始めている柔らかい胸の膨らみに押し当てられる。
どこで知った?遠慮なく行為は進んで、自分の指に馴染む肌がたまらない。思わず尖る先を指先で強く弾き、挟み、弄ぶ。
「ひやぁあんっ!友達が、こう…したら、いぃっ!って…んぅ…っ、きもちぃ…っ」
どこかから甘い香りがする。
「に、さまぁっ…!ぁあ…っ!ぁ…ぅ…っ」
脱力して虚ろに視線が迷っている。絶頂したようだ。失敗した。だから、仕方ない。シラハから失敗の記憶を消して、明日からは普段通りの家族になる。
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
氷の王と生贄姫
つきみ かのん
恋愛
敗戦寸前の祖国を守るため、北の大国へ嫁いだセフィラを待っていたのは「血も涙もない化け物」と恐れられる若き美貌の王、ディオラスだった。
※ストーリーの展開上、一部性的な描写を含む場面があります。
苦手な方はタイトルの「*」で判断して回避してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる