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合いし愛して
5-2 知らない顔
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フィーナを抱き寄せると、フィーナに混じる知らない香りに苛々する。
が、自分も同じだと気づき言葉を飲んだ。
これからは、これまでのようにフィーナだけ大切にすると決めている。
同時に悲鳴の主がラフィーナだと気づいたが、声が遠くなった先を見てもすでに何処かへ消えていた。
「フィーナ、このまま帰りますか?買い物があれば言ってください」
「帰る前に女性の悲鳴が聞こえたから、助けが必要か確認したいのだけれど」
「そうですね。危ないと判断したら専門家に知らせます」
「そうね。急いで探さないと。リン、私を守ってね」
「当然です。フィーナは俺が守ります」
俺たちは悲鳴が消えた先へ急いだ。そして、すぐ表通りに行ける裏道に辿り着く。
近づく度に悲鳴は大きくなるが、ただの悲鳴ではないと気づく。
泣き声混じりの淫行。
聞かなかった事にして去ることもできるが、フィーナは無言で俺を見てつま先を悲鳴へ向ける。
だから俺も向かうことを選ぶ。
そっと影から音が聞き取れる距離で止まる。
「あっ…ぅあんっ…採取、気持ちいぃいいっ」
「採取も気持ちいい、でしょう。
これだけナカに残っているのだから、避妊せず交尾だけしていた事は隠せません」
「んぁあんっ、だって…だってぇえっ、彼の子供、ほしくなって…あっぁひぃいいいっ」
「しっかり施術した成果ですね。よかったです。
そんなにほしいなら、今すぐ強請ればいいと思います。その間に僕は彼女を気持ち良くしますから。ね?フィー」
男の声にフィーナの肩が跳ねた。理由は分からないが奮えと青白くなった顔に怯えていると思い、抱き寄せた。
フィーナは何かを抑えているように手を拳にしている。
「ぁ…私、は…っ」
「フィー、ここにきてくれるよね」
男がフィーと言って行動まで指示した瞬間、意識が朦朧とおかしくなったフィーナは止める前にフラフラと影から出る。
そして、男に抵抗することなく抱き寄せられたような服が擦れる音がする。
「フラン…呼んだ?」
「フィー。嬉しいよ。今から子作りしようね」
「うんっ、種はどうするの?フランとフィーの屋敷まで距離があっ…んっ、触手の種、どこぉ…っ」
どういうことだ。
わからないまま、フィーナが抱かれる音を、フィーナが明らかに相手を受け入れて喘ぐ声を聞く。
「フィー。僕たちの種はこの女性の、ラフィーナの子宮に入れて運ぶ。種は屋敷で大切に育てるからね」
「んぅ…あっ、ぁんっ、フラン、大切にして、ねっ…っ」
水っぽく粘着質な音が音がする。
ラフィーナが喘ぎか悲鳴かわからない声を上げる。
「待って、リンの子種たべられる…採取してっ、お願いフィラン様っ、だめ、ぃ、やああんっ…あっ、ばれないで…吸わないでっ」
「気が早いのが育ってしまったようだけれど、気持ちよさそうだからいいか。フィー、遠慮なく入れていいからね」
「ぃやあぁああああっ、フィラン様」
ラフィーナは泣きながらフィランと名乗る男と俺を呼んでいる。
男は採取と言っていたから。
フィーナが自ら進んで行ったから、ラフィーナも採取は受け入れていて、みんな親しそうに呼び合っている。
今、助けに行くことが正しいかわからない。
俺が知らないフィーナが、俺の知らない男と交わっていることしか分からない。
ただ立ったまま、男がフィーナへ射精して採取し終えるのを待った。
「ラフィーナ。頑張ったご褒美に屋敷でたくさん癒やすからね」
「はい…フィラン様ぁっ」
男がラフィーナを連れて立ち去ると、ようやく影から出る。
俺を見上げたフィーナは、最小限度の着衣の乱れで地面に座っていた。
「リン…私は、私は…っ」
泣きだしたフィーナを抱きしめる。泣きやむまで待っていると、疲れたのか眠り始めた。
そっと抱き上げて、ゆっくりと帰路に向かう。
長く感じた道のりを終えてフィーナと家に帰った。
ラフィーナは偶然に出会った人だから、偶然に別れるのがいいと思った。
翌日。
朝に日差しで目が覚めたフィーナは最後まで抱いてほしいと強請る。
採取は夜だけでいいと言う。
きっと意味があると重い、フィーナが満足するまで抱き合った。
一日だけのことだと思ったが、毎日になることを今の俺は知らない。
あれから1年過ぎ、フィーナは3ヶ月に一度は実家へ行くになった。
1か月すれば元気になって必ず帰ってくる。
そして、フィーナがいなくなった翌日から帰る前日には必ずラフィーナがいる。
馴染みのソファはフィーナも認めるラフィーナと俺の巣だ。
「リン…私と子づくりしましょう?妻様も公認なのは、覚えてるよね?」
フィーナが帰るまで、と言い訳をする。
採取さえすれば認められている、と言い訳をする。
あの日にフィーナと向かった路地での出来事が記憶から薄れてくれない。
が、自分も同じだと気づき言葉を飲んだ。
これからは、これまでのようにフィーナだけ大切にすると決めている。
同時に悲鳴の主がラフィーナだと気づいたが、声が遠くなった先を見てもすでに何処かへ消えていた。
「フィーナ、このまま帰りますか?買い物があれば言ってください」
「帰る前に女性の悲鳴が聞こえたから、助けが必要か確認したいのだけれど」
「そうですね。危ないと判断したら専門家に知らせます」
「そうね。急いで探さないと。リン、私を守ってね」
「当然です。フィーナは俺が守ります」
俺たちは悲鳴が消えた先へ急いだ。そして、すぐ表通りに行ける裏道に辿り着く。
近づく度に悲鳴は大きくなるが、ただの悲鳴ではないと気づく。
泣き声混じりの淫行。
聞かなかった事にして去ることもできるが、フィーナは無言で俺を見てつま先を悲鳴へ向ける。
だから俺も向かうことを選ぶ。
そっと影から音が聞き取れる距離で止まる。
「あっ…ぅあんっ…採取、気持ちいぃいいっ」
「採取も気持ちいい、でしょう。
これだけナカに残っているのだから、避妊せず交尾だけしていた事は隠せません」
「んぁあんっ、だって…だってぇえっ、彼の子供、ほしくなって…あっぁひぃいいいっ」
「しっかり施術した成果ですね。よかったです。
そんなにほしいなら、今すぐ強請ればいいと思います。その間に僕は彼女を気持ち良くしますから。ね?フィー」
男の声にフィーナの肩が跳ねた。理由は分からないが奮えと青白くなった顔に怯えていると思い、抱き寄せた。
フィーナは何かを抑えているように手を拳にしている。
「ぁ…私、は…っ」
「フィー、ここにきてくれるよね」
男がフィーと言って行動まで指示した瞬間、意識が朦朧とおかしくなったフィーナは止める前にフラフラと影から出る。
そして、男に抵抗することなく抱き寄せられたような服が擦れる音がする。
「フラン…呼んだ?」
「フィー。嬉しいよ。今から子作りしようね」
「うんっ、種はどうするの?フランとフィーの屋敷まで距離があっ…んっ、触手の種、どこぉ…っ」
どういうことだ。
わからないまま、フィーナが抱かれる音を、フィーナが明らかに相手を受け入れて喘ぐ声を聞く。
「フィー。僕たちの種はこの女性の、ラフィーナの子宮に入れて運ぶ。種は屋敷で大切に育てるからね」
「んぅ…あっ、ぁんっ、フラン、大切にして、ねっ…っ」
水っぽく粘着質な音が音がする。
ラフィーナが喘ぎか悲鳴かわからない声を上げる。
「待って、リンの子種たべられる…採取してっ、お願いフィラン様っ、だめ、ぃ、やああんっ…あっ、ばれないで…吸わないでっ」
「気が早いのが育ってしまったようだけれど、気持ちよさそうだからいいか。フィー、遠慮なく入れていいからね」
「ぃやあぁああああっ、フィラン様」
ラフィーナは泣きながらフィランと名乗る男と俺を呼んでいる。
男は採取と言っていたから。
フィーナが自ら進んで行ったから、ラフィーナも採取は受け入れていて、みんな親しそうに呼び合っている。
今、助けに行くことが正しいかわからない。
俺が知らないフィーナが、俺の知らない男と交わっていることしか分からない。
ただ立ったまま、男がフィーナへ射精して採取し終えるのを待った。
「ラフィーナ。頑張ったご褒美に屋敷でたくさん癒やすからね」
「はい…フィラン様ぁっ」
男がラフィーナを連れて立ち去ると、ようやく影から出る。
俺を見上げたフィーナは、最小限度の着衣の乱れで地面に座っていた。
「リン…私は、私は…っ」
泣きだしたフィーナを抱きしめる。泣きやむまで待っていると、疲れたのか眠り始めた。
そっと抱き上げて、ゆっくりと帰路に向かう。
長く感じた道のりを終えてフィーナと家に帰った。
ラフィーナは偶然に出会った人だから、偶然に別れるのがいいと思った。
翌日。
朝に日差しで目が覚めたフィーナは最後まで抱いてほしいと強請る。
採取は夜だけでいいと言う。
きっと意味があると重い、フィーナが満足するまで抱き合った。
一日だけのことだと思ったが、毎日になることを今の俺は知らない。
あれから1年過ぎ、フィーナは3ヶ月に一度は実家へ行くになった。
1か月すれば元気になって必ず帰ってくる。
そして、フィーナがいなくなった翌日から帰る前日には必ずラフィーナがいる。
馴染みのソファはフィーナも認めるラフィーナと俺の巣だ。
「リン…私と子づくりしましょう?妻様も公認なのは、覚えてるよね?」
フィーナが帰るまで、と言い訳をする。
採取さえすれば認められている、と言い訳をする。
あの日にフィーナと向かった路地での出来事が記憶から薄れてくれない。
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