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恋人はメリーさん 2
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「花屋さん、辞めたんですか?」
「はい。なんでも結婚されたとかで」
「そうですか・・。ありがとうございました」
私は休憩時間を利用して、堀内花壇の支店に来ていた。招き猫ちゃんの職場。
名前がわからず背格好人相で伝えたら「青木さんは辞めました」と返答された。
彼女もまた結婚したのだという。
しかしこれで昨夜の『協賛』は当てはまらないことになる。
謎がとけない。
「うーん、」
頭をひねっても謎はとけない。
ハイエナ達が本店から届いたワンピースとバッグを出している。
「便秘?」
「頭の中が?」
「脳ミソじゃなくうんこがつまっている」
こいつら殺す!
いや、落ち着け私。私も結婚したばかり。私が捕まればかわいい旦那の椎那が泣く。
ドアベルが鳴った。
気を取り直して「いらっしゃいませ」と笑顔でカモ・・じゃない、お客様を迎える私。
「あの・・・」
招き猫ちゃん!
キターーーーーー!
「あの・・」
「ちょうどよかったわ。聞きたいことがあったのよ」
店長スマイル炸裂で招き猫ちゃんを歓迎した。
「京さんは今夜『澤山』で会食です!!」
「はい?」上ずった変な声出た。
「・・チャンスだと思います・・・!」
いきなり深刻な顔になったぞ。
「いや、あの・・」
チャンスって何の?
「わたしは今日はおとうさんの家の庭の見回りと、あとはずっと日向ぼっこしてますから!」
「日向ぼっこ・・?き、気持ち良さそうですね・・」
「はい。頭も撫でてくれますし」
「は、はあ・・」どう対応すりゃいいんだ?
「だから・・チャンスです・・!」
招き猫ちゃんは上目遣いで私を睨む。
「いえ、あの、チャンスって・・」
何のチャンス?
何なのこの子。
違う意味でこわい。
「じゃあ、頑張ってください・・!」
招き猫ちゃんは真剣な眼差しで私の手を離し、店のドア前で一度振り返り、両手をグッと握りしめたファイト!なポーズをしながら店から出ていった。
残された私は訳がわからず昨日同様立ち尽くす。
「・・・」
それにしても、おとうさんの家で庭の見回りと日向ぼっことは・・・。
猫は自分のテリトリーのパトロールをするというからな。巡回が終わったら日向ぼっこするんだろう。
頭撫でられながら・・。
飼い主さんは優しいんだな。
幸せで何より。
違う、そうじゃない!
ほっこりしてる場合じゃない!
結局聞きそびれてしまった。
そうだ今からでも追いかければ・・
私はハイエナ達を振り向いて、
「私招き猫ちゃんに話があるから店を」お願いしようと思ったら、ハイエナはメガホン持って
「警報警報」
「カモネギ来襲カモネギ来襲」
「戦闘開始迎撃せよ」
と、バタバタし始めた。同時に警報のようにドアベルがなり続け、店内はごった返した。
ハイエナ達がカモネギを打ち落としにかかっている。
ここで店長の私が敵前逃亡するわけにはいかない。
ちくしょーーーーっ!
店長たる者最前線に立たなくてはーー!
大学時代の過酷な訓練思い出すーー!
職場は戦場だーーー!
閉店時刻の少し前、客足も途絶え、洋平先生が様子を見に訪れた。
洋平先生なら招き猫ちゃんの連絡先がわかるかも。
「招き猫ちゃんの居場所?」
「はい。家猫らしいのでどこで飼われてるのか教えてもらえればと」
疲れすぎてもう何がなんだか。
「飼われてとか不遜なこと言わないでよ。あんた殺されるわよ」
「はい?」
「あのこの父親は惣領会長よ」
「はい??」
聞いてはいけないことを聞いたような気がする。
「招き猫ちゃんの!父親は!惣領会長!って言ったのよ!!」
洋平先生の丁寧な区切りと説明に、
頭がフライハイ。
「・・・って、つまり、仙道先輩の奥様って・・・」
「そうよ。招き猫ちゃんよ」
ーーー!!!
「まあ、なんか用があるなら連絡してあげるけど。ていうか、あんた仙道君の電話番号知らないの?」
「せ、仙道先輩は誰彼に番号教えるひとじゃないですから・・」
「ちょっと待ってなさい、いま・・」
ドアベルが鳴った。
「あの・・」
招き猫ちゃん!
「招き猫ちゃん、いいところに来たわね。いま連絡しようと」
「あの!」
招き猫ちゃんは私の手をガッシリと握り、
「京さん、今夜は会食中止になったってさっき電話があって」
つ、
つ、
つまり、きょうさんって
京司朗の京さんなのかっ
「招き猫ちゃん、なんでわざわざうちの店長にそんな情報を?」
「えーと、・・・」
招き猫ちゃんは私をチラリと見た。
「私も知りたいです」
「え?!」
何故そんな驚くんだ?
「・・・だって、あなたはメリーさんでしょう?」
「・・・」
「・・・」
電波??
仙道先輩の嫁、まさかの電波!?
「わたしと結婚したせいで別れたなら申し訳ないと思って・・」
「???別れたなら??」
また謎のキーワードが
「ちょっと要点をまとめましょうか。訳がわからないわ」
洋平先生が仕切りに入ってくれた。
「つまり、メリーさんっていうのは仙道君の恋人のことなのね?」
「はい」
そうか、隠語として使ってたのか。
招き猫ちゃんはうつむき加減で話を続けた。
「結婚前にバーに連れていってもらったときに、美人の女の人が京さんにしなだれかかっていたことがあって・・・、その人が最初に発見したメリーさんでした。考えてみたら、京さんに恋人がいないなんてあり得ないことなんだと気がついて。本人は否定してるんですけど」
「でもどうしてうちの店長が仙道君の恋人だって思ったの?」
「・・・聞いてしまって・・・。店長さんが京さんに『裏切り者』って叫んだのを・・・・」
「ちょっと!東雲!どういうことよ」
「ちょっと待って、私そんなこと・・・・」
あ・・・、
あの時か・・・
「東雲?!心当たりがあるのね!」
「・・・はい、言い訳をさせてください・・」
私は事の発端の説明を始めた。
仙道先輩が大学で賭けの対象になっていたこと。
私がその賭けに参加していたこと。
結婚を否定し続けて絶対に結婚しないと言っていたのに結婚してしまい、私がボロ負けしたこと。
裏切り者の意味は、結婚しないと言ってたのに結婚しやがってこの裏切り者!!であることを説明した。
「ですから愛だの恋だのの裏切り者では決してないんです。申し訳ありませんでした」
私は招き猫ちゃんに頭を下げた。
まさか聞いていたとは思わなかった。確かに事情を知らない人間が聞いたら誤解するだろう。
結婚したばかりの若妻に大きな不安を与えてしまったのだ。
本当に申し訳ない。
「・・・じゃあ、あなたはメリーさんではないんですか・・」
「違います」
あれ?なんだろう?招き猫ちゃん、心なしかしゅんとしてるような
「振り出しに戻った・・」
「はい?」
「あなたがメリーさんだったらよかったのに」
「は?」
「またメリーさんを探さなくては」
「探す?」
「京さんはメリーさんがいったい何人いるか教えてくれないんです」
「ちょっとちょっとそれって仙道君が結婚してるのに恋人を何人も持ってるってこと?」
「何人いてもいいんです。ちゃんと教えてくれたらきちんと納得しますから」
「・・・」待って、この子の思考、おかしい。
「元々愛情だけで結婚したわけではないので・・わたしは会長の娘だし・・」
招き猫ちゃんがうつむいてしまった。
疑心暗鬼になってしまったんだな・・・。
「それは違いますよ」
「え?」
「仙道先輩はものすごく招き猫ちゃんに惚れてると思いますが」
「わたしに?」
「大学時代から知ってますが、先輩はあなたのことを話す時、すごく幸せそうな優しい顔しますから。あんな優しい顔できる人だったんだなって、初めて知りました」
「・・・・」
「だから安心していいですよ。つーか、仙道先輩のこと、もっと信頼してあげてください」
「・・・・」
招き猫ちゃんはまたうつむいた。
それにしても仙道先輩は何をしてるんだ。若妻をこんなに不安にさせて。
おっと、原因のひとつは私なのであまり責められないか。
それにしても、今までの謎の発言は、つまり逢い引きしやすいように仙道先輩のスケジュールを私に提供してたってことか。なおかつ『自分は逢い引きの邪魔はしない』というメッセージも含めて。
「なるほどな、何をこそこそしてるのかと思ったら」
出たーーー!
御大!仙道京司朗ーーー!
「花屋さん、辞めたんですか?」
「はい。なんでも結婚されたとかで」
「そうですか・・。ありがとうございました」
私は休憩時間を利用して、堀内花壇の支店に来ていた。招き猫ちゃんの職場。
名前がわからず背格好人相で伝えたら「青木さんは辞めました」と返答された。
彼女もまた結婚したのだという。
しかしこれで昨夜の『協賛』は当てはまらないことになる。
謎がとけない。
「うーん、」
頭をひねっても謎はとけない。
ハイエナ達が本店から届いたワンピースとバッグを出している。
「便秘?」
「頭の中が?」
「脳ミソじゃなくうんこがつまっている」
こいつら殺す!
いや、落ち着け私。私も結婚したばかり。私が捕まればかわいい旦那の椎那が泣く。
ドアベルが鳴った。
気を取り直して「いらっしゃいませ」と笑顔でカモ・・じゃない、お客様を迎える私。
「あの・・・」
招き猫ちゃん!
キターーーーーー!
「あの・・」
「ちょうどよかったわ。聞きたいことがあったのよ」
店長スマイル炸裂で招き猫ちゃんを歓迎した。
「京さんは今夜『澤山』で会食です!!」
「はい?」上ずった変な声出た。
「・・チャンスだと思います・・・!」
いきなり深刻な顔になったぞ。
「いや、あの・・」
チャンスって何の?
「わたしは今日はおとうさんの家の庭の見回りと、あとはずっと日向ぼっこしてますから!」
「日向ぼっこ・・?き、気持ち良さそうですね・・」
「はい。頭も撫でてくれますし」
「は、はあ・・」どう対応すりゃいいんだ?
「だから・・チャンスです・・!」
招き猫ちゃんは上目遣いで私を睨む。
「いえ、あの、チャンスって・・」
何のチャンス?
何なのこの子。
違う意味でこわい。
「じゃあ、頑張ってください・・!」
招き猫ちゃんは真剣な眼差しで私の手を離し、店のドア前で一度振り返り、両手をグッと握りしめたファイト!なポーズをしながら店から出ていった。
残された私は訳がわからず昨日同様立ち尽くす。
「・・・」
それにしても、おとうさんの家で庭の見回りと日向ぼっことは・・・。
猫は自分のテリトリーのパトロールをするというからな。巡回が終わったら日向ぼっこするんだろう。
頭撫でられながら・・。
飼い主さんは優しいんだな。
幸せで何より。
違う、そうじゃない!
ほっこりしてる場合じゃない!
結局聞きそびれてしまった。
そうだ今からでも追いかければ・・
私はハイエナ達を振り向いて、
「私招き猫ちゃんに話があるから店を」お願いしようと思ったら、ハイエナはメガホン持って
「警報警報」
「カモネギ来襲カモネギ来襲」
「戦闘開始迎撃せよ」
と、バタバタし始めた。同時に警報のようにドアベルがなり続け、店内はごった返した。
ハイエナ達がカモネギを打ち落としにかかっている。
ここで店長の私が敵前逃亡するわけにはいかない。
ちくしょーーーーっ!
店長たる者最前線に立たなくてはーー!
大学時代の過酷な訓練思い出すーー!
職場は戦場だーーー!
閉店時刻の少し前、客足も途絶え、洋平先生が様子を見に訪れた。
洋平先生なら招き猫ちゃんの連絡先がわかるかも。
「招き猫ちゃんの居場所?」
「はい。家猫らしいのでどこで飼われてるのか教えてもらえればと」
疲れすぎてもう何がなんだか。
「飼われてとか不遜なこと言わないでよ。あんた殺されるわよ」
「はい?」
「あのこの父親は惣領会長よ」
「はい??」
聞いてはいけないことを聞いたような気がする。
「招き猫ちゃんの!父親は!惣領会長!って言ったのよ!!」
洋平先生の丁寧な区切りと説明に、
頭がフライハイ。
「・・・って、つまり、仙道先輩の奥様って・・・」
「そうよ。招き猫ちゃんよ」
ーーー!!!
「まあ、なんか用があるなら連絡してあげるけど。ていうか、あんた仙道君の電話番号知らないの?」
「せ、仙道先輩は誰彼に番号教えるひとじゃないですから・・」
「ちょっと待ってなさい、いま・・」
ドアベルが鳴った。
「あの・・」
招き猫ちゃん!
「招き猫ちゃん、いいところに来たわね。いま連絡しようと」
「あの!」
招き猫ちゃんは私の手をガッシリと握り、
「京さん、今夜は会食中止になったってさっき電話があって」
つ、
つ、
つまり、きょうさんって
京司朗の京さんなのかっ
「招き猫ちゃん、なんでわざわざうちの店長にそんな情報を?」
「えーと、・・・」
招き猫ちゃんは私をチラリと見た。
「私も知りたいです」
「え?!」
何故そんな驚くんだ?
「・・・だって、あなたはメリーさんでしょう?」
「・・・」
「・・・」
電波??
仙道先輩の嫁、まさかの電波!?
「わたしと結婚したせいで別れたなら申し訳ないと思って・・」
「???別れたなら??」
また謎のキーワードが
「ちょっと要点をまとめましょうか。訳がわからないわ」
洋平先生が仕切りに入ってくれた。
「つまり、メリーさんっていうのは仙道君の恋人のことなのね?」
「はい」
そうか、隠語として使ってたのか。
招き猫ちゃんはうつむき加減で話を続けた。
「結婚前にバーに連れていってもらったときに、美人の女の人が京さんにしなだれかかっていたことがあって・・・、その人が最初に発見したメリーさんでした。考えてみたら、京さんに恋人がいないなんてあり得ないことなんだと気がついて。本人は否定してるんですけど」
「でもどうしてうちの店長が仙道君の恋人だって思ったの?」
「・・・聞いてしまって・・・。店長さんが京さんに『裏切り者』って叫んだのを・・・・」
「ちょっと!東雲!どういうことよ」
「ちょっと待って、私そんなこと・・・・」
あ・・・、
あの時か・・・
「東雲?!心当たりがあるのね!」
「・・・はい、言い訳をさせてください・・」
私は事の発端の説明を始めた。
仙道先輩が大学で賭けの対象になっていたこと。
私がその賭けに参加していたこと。
結婚を否定し続けて絶対に結婚しないと言っていたのに結婚してしまい、私がボロ負けしたこと。
裏切り者の意味は、結婚しないと言ってたのに結婚しやがってこの裏切り者!!であることを説明した。
「ですから愛だの恋だのの裏切り者では決してないんです。申し訳ありませんでした」
私は招き猫ちゃんに頭を下げた。
まさか聞いていたとは思わなかった。確かに事情を知らない人間が聞いたら誤解するだろう。
結婚したばかりの若妻に大きな不安を与えてしまったのだ。
本当に申し訳ない。
「・・・じゃあ、あなたはメリーさんではないんですか・・」
「違います」
あれ?なんだろう?招き猫ちゃん、心なしかしゅんとしてるような
「振り出しに戻った・・」
「はい?」
「あなたがメリーさんだったらよかったのに」
「は?」
「またメリーさんを探さなくては」
「探す?」
「京さんはメリーさんがいったい何人いるか教えてくれないんです」
「ちょっとちょっとそれって仙道君が結婚してるのに恋人を何人も持ってるってこと?」
「何人いてもいいんです。ちゃんと教えてくれたらきちんと納得しますから」
「・・・」待って、この子の思考、おかしい。
「元々愛情だけで結婚したわけではないので・・わたしは会長の娘だし・・」
招き猫ちゃんがうつむいてしまった。
疑心暗鬼になってしまったんだな・・・。
「それは違いますよ」
「え?」
「仙道先輩はものすごく招き猫ちゃんに惚れてると思いますが」
「わたしに?」
「大学時代から知ってますが、先輩はあなたのことを話す時、すごく幸せそうな優しい顔しますから。あんな優しい顔できる人だったんだなって、初めて知りました」
「・・・・」
「だから安心していいですよ。つーか、仙道先輩のこと、もっと信頼してあげてください」
「・・・・」
招き猫ちゃんはまたうつむいた。
それにしても仙道先輩は何をしてるんだ。若妻をこんなに不安にさせて。
おっと、原因のひとつは私なのであまり責められないか。
それにしても、今までの謎の発言は、つまり逢い引きしやすいように仙道先輩のスケジュールを私に提供してたってことか。なおかつ『自分は逢い引きの邪魔はしない』というメッセージも含めて。
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