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講習会

秀さんの講習会

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帰宅してから、なかなか3Pを切り出せずにいた。
1度やっていることなのに、改めて誘うのがなぜか気後れしていた。

晩飯、お風呂と終わりリビングのソファで寝転びテレビをボーっと眺めながらどう切り出すか悩んでいた。

そんな私の様子に違和感を感じた妻が心配して話しかけてきたので、いいきっかけが出来たと思い恐る恐る3Pの提案をした。

妻の返事はあっけなくOKだった。
話しを切りだされて2秒ほど私を見つめて笑顔で、
奈緒美「ええよ♪ どうせKに何か言われたんやろ(笑)」

K発信の3Pではないが、都合がいいのでそれに乗っかっておいた。
悩むわけでもなく、といって喜ぶでもなく仕方ないな~くらいの熱量だったが、おそらくだが妻には待ちに待った提案だっただろう。
オナニーネタにしていたシチュエーションがまた経験できるとなれば、表情には出さないが歓喜しているんだろうなと勝手に想像していた。

奈緒美「いつ? もうすぐ生理くるかもやから、すぐやるんか2週間あとくらいにしてな」

私「あぁ…、Kに都合聞いておくわ。 決まったら教えるから…」

奈緒美「さすがに朝までとかは、次の日しんどいから止めてな…」

私「そうやな…そこらへんも考えて決める」

拍子抜けするほどにあっさり決まったので、私の方が面食らった感じになったがたぶんこれでよかったのだろう…


その夜にKにラインで連絡すると、前回と同じ今週土曜閉店後(23時以降)とトントン拍子に決まった。
妻に伝えるとKの店の手伝いの日だったみたいで、私は自分の仕事終わりに店に向かうことに。


当日、私は仕事が手につかなかった。
いろいろうっかりミスも重なり、後始末で予定より少し遅れの23時過ぎにKの店に到着。
まだ店は開いており、店内にはまだ2名客が残っていた。
妻目当ての常連のオジサンと秀さん。
妻とKも含め、なにやら盛り上がっていた。

K「おう! お疲れ! ここ(カウンター)でいい? ちょっと待っててな」

秀さん「お久しぶりです。 今日は奥さんのお迎えですか?」

私「まぁそんなところですね(苦笑)」

オジサン「え!? 旦那さん? え? 奈緒美ちゃん結婚してたの!? ウソ…」

奈緒美「いつも人の話し聞かないからぁ… 前に結婚してるって言ったよ…」

オジサン「うふぇ…そりゃ失礼… そっか… 奥さんなんや… 今日はもう(帰る)…」
勝手に盛り上がって、勝手に撃沈して帰っていった。

K「いつもかなり酔っぱらって入ってきて、ずっと奈緒美ちゃんに絡んでたな(苦笑)」

奈緒美「キャバクラと勘違いしてるんちゃう? ずっと絡まれててウザかった… これでもう諦めたかな」

私「そんなに絡まれてたんや?」

K「あんまりしつこいから、1回本気で怒ったらちょっと大人しなったけど、最近また絡みだしたな」

秀さん「奈緒美さんがベッピンだからですよ♪」

奈緒美「あら!? もしかして秀さんも? 褒めてもサービスしませんよ♪」

K「僕でよかったらサービスしますよ(笑) 腹筋触り放題!」

秀さん「それも魅力的ですね♪」

奈緒美「その絡み見たい(笑)」

店内は、和気あいあいとしてたが、私はこの後の3Pで頭がいっぱいでソワソワしていた。
早く店を閉めるように何度もKに視線を送ったが、昔からの常連の秀さんなのでもうちょっといいだろ?っという感じでヤキモキする展開だった。


すると秀さんが私に話しかけてきた。
秀さん「この前教えた事はどうでした?」

私「あぁ… すごく上手くなってて、まるで別人にされてるみたいでした」

秀さん「ハハハ、それはよかった。 他にもいろいろあるんで気が向いたらいつでも♪」

私「はぁ… 奈緒美ばっかりレベル上がると私が気が引けちゃうんで(苦笑)」

奈緒美「なになに? 何の話し?」

秀さん「この前の授業の成果を伺ってたんですよ」

奈緒美「あぁ~アレね… いい反応してたね~(笑)」
ニヤニヤしながら私の顔を覗き込む妻。

秀さん「みたいですね(笑) 教えた甲斐がありました。 また何かあれば教えますのでお気軽に♪」

奈緒美「え?いんですか? どうする? どうする? なにか悶絶させるようなやつあります?」

何かを思いついたKは、
K「よかったらもう店閉めるんで、4人で講習会開きますか?」

秀さん「え?閉めるんでしたら次の機会にしますか?」

K「いやいや、秀さんさえよかったらこのまま先生してくれます?」

秀さん「私は大丈夫ですが… お二人(私たち夫婦)は大丈夫ですか?」

私「あぁ… うちは大丈夫ですけど…なぁ?」

奈緒美「あっ… うん… ええけど…」

K「決まり! じゃあ店閉めるから奈緒美ちゃん片付けお願い♪」

看板などを片付けるため外に出たKに付いていくように私も店外へ。
私「おい…どういう魂胆なんや?」

K「どうせなら奈緒美ちゃんのもっとエロくなったところ見て見たなって、実は秀さんに話し通しといてん♪」

私「なんやそれ?… あの秀さんって大丈夫な人なん?」

K「心配せんでもそんな裏側の世界の人ちゃうよ♪ 人のいい親切なオジサン♡」

K「あぁ~でも、昔縄師やったかな? なんせSMっぽいこともしてたみたいやね」

私「全然大丈夫ちゃうやんか…」

K「ええからええから♪ 何かあったら俺ら2人で途中で止めたらええねん」

私「まぁ~そうやけど…」

K「奈緒美ちゃんにもっとスッキリしてもらったほうがええやろ?」

私はその言葉に反論できず、その後は無言で外の片付けを手伝った。
確かに今日の3Pも妻の性欲を解消するためのものだったので、イレギュラーとはいえより解消できるなら願ってもないことなのだが…



片付けも終わり店内は薄暗くなる。
4人はBOX席に移り講習が始まった。

秀さん「先程、タクさんから奥さんばかりレベルアップしても…ということで伺ったので、今日は男性陣にテクニックを教えることにしましょうか」

私「テクニックですか?…」

秀さん「奈緒美さんお借りしてもいいですか? 私の前に座ってもらっても?」

私「ん~… 奈緒美がいいなら…」

奈緒美「えぇ~、なんか怖いねんけど… ほんまに?」

私「まぁ途中でムリやったら言ったらえんちゃう?」

奈緒美「ん~それじゃ… ココでいいの?」

秀さんが目の前に椅子を持ってきて、妻がKと私に向かい合うように座らせる。
明らかに緊張した面持ちの妻に、Kも私も固唾をのんで見守る。


秀さん「大丈夫ですよ♪ 触ったりしませんからリラックスして」
妻の前で見上げるように跪いた。

秀さん「奈緒美さんは、胸って触られるとくすぐったいですか?」

奈緒美「いやぁ~、そこまでは…」

秀さん「では、強くされるのと優しく触るのとではどちらが苦手ですか?」

奈緒美「んん~…どうやろ? 日によるかな~」

秀さん「わかりました。 では、今日は女性なら誰もが気持ちよくなる触り方をレクチャーしましょう♪」

妻の後ろに立ち抱きしめるような格好で腕を伸ばす秀さん。
妻もいきなりだったのでビクッとした。

秀さん「大丈夫です♪ マネだけですよ♪ いいですか~ 女性は基本どこの箇所でも優しく触ってください」

秀さん「頭、耳、胸、腰、脚、お尻…… 皮膚の厚さはそれぞれですがどの箇所もフェザータッチで触ってください」

秀さん「胸は特にです。 こう~円を描く様に外から内へ… そしてまた内から外へ…」
そう言いながら、妻の胸に触ることなく指で円を描くように回す。
秀さん以外の3人はジッとその指に注目していた。

秀さん「これを最低でも10回ほどはやってくださいね。 いわゆる準備運動ですね♪」

K「揉むんじゃなくて指で触るんですか?」

秀さん「そうそう。 胸は張っていて痛いときもあれば、感度が良くてちょっと触られるだけで気持ちいいときもありますからね。 感度を調べるってためにも必ず徹底したほうがいいですね」

妻は恥ずかしくて私たちから視線を逸らすように、黙ってうつむいたまま脚をモジモジさせている。
そんな妻の耳元に囁く。

秀さん「今日はいかがですか? 張ってる?」

奈緒美「いえ… 今日は特には…」

秀さん「でしたら、7~8回ほどでも構いません。 もし張っている場合は痛いので3~5回ほどで止めてくださいね」


K「先生~! やっぱり実際に触ってるとこ見てみたいです!」
いきなりムチャなことを言い出した。

秀さん「それは奈緒美さんに聞いてみないと…」
全員一斉に妻を注目した。

奈緒美「あ~… どうかな~ ん~ まぁ…うん…ちょっとだけなら…」

秀さん「ありがとうございます♪ では、服の上から触りますね…」
今日の妻は白いブラウスを着ていた。
ブラウス越しでも分かる膨らみでもエロく見えてしまった。

妻の胸を下から優しく持ち上げるように包み込む。

秀さん「そしてこのまま胸の谷間に向かって上に指をこう…この動きでどんどん中心に向かって円を描きます」
本当に優しく、規則正しい動きで妻の胸に指を這わせていく。
その指が乳首辺りに近くなると、

奈緒美「んっ… んん…」
耳まで真っ赤にしながら、さらに大きくモジモジと脚を動かす妻。
先程教わった通り、何度も外から内へ、内から外へ指が動くたびに妻はピクピクと反応をした。
回数を重ねるほど妻の息遣いも荒くなってくる。
短めのスカートからのぞく脚が少しずつ開き、私からはパンツまで丸見え状態まで開いてきた。

秀さん「どうです? 服の上からでも気持ちいいですか?」

奈緒美「はい… んっ!… ムッチャいぃ…はぁ…」

秀さん「まだ続けても大丈夫ですか?」

奈緒美「はい… お願いしますぅ…」
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