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第4章
勇者達の旅立ち
しおりを挟む「準備は整いましたか?」
宰相から旅の話しをされて3日間経過した。
勇者達はそれぞれ旅支度や武器や防具の手入れ。そして、兵士長に野営の仕方などを教えてもらうなどしていた。
国からは勇者1人に金貨3枚とアイテムを無限とまでは言わないが大量に入る魔道具の鞄が支給された。
日本円で三百万という大金を渡されたことに勇者達は戸惑いを見せたが、これからの長旅を考えて、有難く頂いた。
宰相の言葉に勇者達は頷くと、宰相は城の外まで見送りをすると言い、城の門前までやって来て別れの挨拶を始めた。
「勇者殿が強くなって帰ってくる事を、私達や国民はずっと待っています。
先に言っておきますが、勇者殿らに渡した鞄の中に強制帰還の魔珠を入れさせて貰いました。
こちらの魔道具は、この国がどうしても対応出来ない危機に陥ったとき勇者殿らを強制的に呼び出す物になってます。
勝手に国に呼び戻す行為に陥る事態には起きぬようこちらも気を付けますが、このような形で呼び戻すこととなった時は本当に申し訳ございません」
勇者達は鞄から魔珠という物を確認した後、緊急時は仕方ないかと考えたが、すぐ冷静に考えると嫌なタイミングで呼び出された時どうすればいいんだと不安になった。
「魔珠の効果が発動されますと、脳内にカウントダウンが始まりますので安心してください。
カウントダウンは5分と設定しております」
何が安心なのかが分からないと思いながら、勇者達は旅のメンバーに分かれ始めた。
1人で異世界チート無双に憧れる者、竹中と双葉の様なカップルで異世界を回る者、旅の不安を紛らわすため5,6人で集まる者、余ったモテない男達が集まったグループに分かれた。
「白羅君!私付いていっていい?」
「私も付いていきたい!」
「回復出来るよ」
「もちろん私は白羅君に付いていくよ」
「こんな僕にありがとう!
みんなで強くなっていこう!」
白羅グループは男子1人に女子4人というハーレム状態だった...もちろん女子の中には月坂もいる。
「そういえば、竹中君と双葉さんと巻日野さんはどうするの?
メンバー増えてるけど、良かったら一緒にまたグループ組まない?」
女子に囲まれた白羅は、こちらに気づくと勧誘してきた。
「俺と葵は2人で異世界を回るんだ。調べたい事もあるしな」
「人数少ない方が何かの判断とかもしやすいしね」
「私は他のグループにいる友達が心配だから手助けしに行きます」
3人は絶対口にはしないが、心の中では「引っ張り回されるのは御免だ」と思っていた。
ドーイ達が注意したお陰で少しはマシになっているが、未だに危険な部分があるのでグループを組みたくないのだ。
「そうか、お互い強くなって人族を救おう!」
「「「う、うん(お、おう)」」」
白羅が重いセリフに竹中達が引いた後、街の方から見覚えのある人達がやって来た。
「ドーイさん達だ!」
「勇者様方が旅に出て修行をすると聞きましたので、お見送りに来ました」
見送りに来たのは、短い期間だったが勇者達の訓練を担当した冒険者パーティー『生き抜いた者』のメンバーだった。
ナギアの修行を受けた影響かドーイ達の動作一つ一つに無駄が感じず洗練されていた。
「皆さんに私の師匠から「役に立つアイテム」を渡してくれと頼まれたので勇者様方に渡しますね」
「止めろ!!!」
ドーイが勇者達に「役に立つアイテム」を渡そうと袋から取り出そうとすると、宰相が急に怒鳴り出した。
「ナータリャクラ国は、貴方がた『生き抜いた者』の師匠とやらは信用出来ないのですよ。
もちろん、貴方がたの冒険者パーティーは私達の国の為に貢献しているので、信じようと思えます。しかし、貴方がたの師匠は別です!
人族の脅威である魔族どもと仲良くし、国からの協力要請を拒否し、資源の独占、過去にも国を滅ぼすなど他にも多数ある!
そんな人族に仇なす存在が渡してきた物など、危険な物に違いない!」
「凄い...こんな便利な機能の魔道具なんて作れるんだ...」
「!?」
突然1人の生徒がドーイの手元を凝視しながら呟いた事に宰相は少し驚いていた。
宰相が黙った隙を逃さず、ドーイは袋から銀色の指輪を取り出し勇者達に説明を始めた。
「貴方は確か《鑑定》スキルを持ってましたね。
この魔道具の説明をします。
身に着けている者同士で念話する事が出来ますし、武器や防具、衣類の血を落としたり洗ったり出来ます。
念話は話したい相手を頭の中で強くイメージするだけです。
もう一つの方は、洗いたいものや錆をとりたい剣などを指輪に当てるだけです。そうすると、一瞬で綺麗になります。
師匠曰く洗わないと食えない果物でも綺麗にして、すぐ食べれるそうです」
ドーイの説明が終わると、宰相が不満そうな顔で鑑定の出来る勇者に確認を取ってもらった。
「うん、あってるよ。
他にも勇者しか取り外しが出来ないのと、破壊無効に自動クリーンという効果が付いてるみたいです」
「むぅ...わかった。勇者殿らに渡す事を許可する」
宰相は渋々ドーイがアイテムを勇者達に渡すのを許可した。
勇者達は銀色の指輪を嵌めた後、それぞれ別れの言葉を交わし、ナータリャクラ国を旅立つのだった...
======================
どうも!こんにちは
銀色の指輪の効果を書いてて
本当にこんなのが会ったら超便利だな~って思いましたね。
宰相は勇者達がナギアと仲良くなって貰いたくないと考えている感じですね~
そして、宰相のセリフを聞いた白羅...
彼の心に一体どんな心境が生まれたでしょうね?
勇者の話って計画してないと結構書くのが難しいですね。
勇者達が旅していく間は、懐かしい人物を登場させていければ良いなーと考えてます。
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