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第4章
ダンジョンを創ろう
しおりを挟むナギア side
「さて、この辺りに創ろうかな」
自宅から少し離れた場所に転移してきたナギアは、どんなダンジョンを創ろうかワクワクしながら考えていた。
「見つけたよ」
「あっリアも来たんだね。あれ?見つけるの速くなってない?」
「ふふふ、ナギア君が何処にいようとすぐに見つけられるよう修行したんだよ」
リルリアは前かがみで後ろに腕を組みながら笑顔で話した。
無意識なのか可愛いポーズをするリルリアにナギアは普段通り喋るが内心「やばい...可愛い!」と思っていた。
「今からダンジョン創るそうだけど、また凄いことやらかすの?」
「そ、そんな事ないと思うよ。
ダンジョンなんて初めて創るから、どんな風に内部を創っていくか考えているんだ。
アレを付けたいやコレを足したいと考えているけど、細かく決めてないんだよね...」
「ナギア君、普通の人はダンジョン創ろうとは思わないよ...」
「え?......あっ、そうだね」
「...ナギア君の感覚がここ数年でおかしくなってきてない?」
「だ、大丈夫だよ......多分」
リルリアはナギアの価値観がおかしくなってきている事を指摘するが、リルリアもナギアと同じように変わってきている事に気づいていないようだった。
「さて、地下を掘っていこうと思っているが、どこまで続いているのかな?
下手したら崩落とかも有り得るし...ちょっと聞いてこなきゃね」
「そうだね。じゃあ聞きに行こう」
ナギアとリルリアは目の前の空間を割り、中に入っていくのだった。
メシルフィアネ side
「こんにちは~」
「こんにちは」
『ナギア君とリルリアさんですか...
神でもない貴方達が何でこの場所来れるのか不思議です...』
エスポワの時間帯で9時頃
私はエスポワの魔力量や生態系の変化、時空間の乱れ等の調べ作業などをしていると、聞き覚えのある声が2人やって来た......ナギア君とリルリアさんだ。
2人は今までも何度か差し入れや問題解決の手伝い、エスポワの現状報告などのためにやって来る。
イレギュラーな2人の事だからとあまり深く考えてなかったが、神格化もしていない2人が誤差もなく、この空間にやって来ることは異常だ。
この空間は上位神である私の部屋とあって、セキリュティも強固なものだ。
エスポワにいる神でも簡単には出入りする事は出来ないようになっている。
なのに、この2人は何事も無かったように入ってくる...
「今日はスイーツ系の差し入れです。甘味が口いっぱいに広がるチョコケーキです~」
2人は来る度に何かしらの差し入れを持ってきてくれるので、とても嬉しい。
今まで貰った料理やお菓子は私の疲れきった魂を活性化させるのではないかという美味しさで、他の神に内緒で食べている。
こんな美味しいものが他の神に知られれば、ナギアの家に住み着いてしまう可能性があるかも知れませんからね。
『ありがとうございます。
今日はどうしましたか?』
「実はダンジョンを創ろうかなと思いまして、地面ってどこまで掘って大丈夫なのかな?と思い聞きに来ました」
『そうですか、ダンジョ...え!?』
ナチュラルにおかしな事を言ってきたナギア君を私は二度見して驚いてしまった。
話を聞くとどうやら勇者達を育てるために程よいダンジョンが欲しくなったそうだ。
『そうですね...妖精や精霊の方がダンジョンに詳しいと思いますが、こちらから言えるのは二点です。
・掘り過ぎないでください。
・地面に穴を開けるのでしたら、地表が崩れないようにしてください。
ナギア君の場合なら空間魔法やダンジョン用に魔道具を作る方が良いと思いますよ』
「なるほど、やっぱり空間拡張とか魔道具の方が楽か...
あっ、地面を掘りすぎるとどうなるんですか?」
『エスポワの奥底に封印されたものが見れますよ』
「え?」
『...って言いましても、地面からその封印の場所までの距離はこちらも把握していません。
ですが、一番下まで掘るには普通の人なら何万年と時間がかかるでしょう...』
「じゃあ大丈夫ですね...」
『ナギア君だから言うのですよ。
お聞きしたいのですが、ナギア君なら地面を一番下まで掘るなら、どのくらいかかります?』
「うーん、障壁や結界とかがない状態なら10秒ですかね」
『.........結界とかがあった場合はどうですか?』
「結界1枚辺り突破するのに0.1秒くらいと考えて、10秒+結界等の数×0.1ですかね」
『......そうですか。教えて下さりありがとうございます』
2人は早速ダンジョン創りをすると言いながら帰っていった後、私はナギア君の成長具合に驚きを隠せなかった。
この前、災厄の女神 ティアディザスがリルリアさんに挑んだそうだが負けてしまったそうだ。
ティアディザス本人は...
「ステータス下げたりして、勝てるって思ったら魔法で吹き飛ばされちゃったよ...。油断しなければ勝てたかもしれないのに~!」
と言っていた。
エスポワの神の中でトップレベルの実力を持つ神でも負けてしまうのだから、あの2人は神以上の実力がある。
エスポワの管理人であり神である私は、このままでは不味いと思い始めた。
『やはり、神であっても鍛えることを忘れてはいかぬな...』
私はそれぞれの作業を進めると同時に神達の強化計画を考え始めるのだった...
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どうも!こんにちは
ダンジョン創作始まりましたね~
ナギアはどんなダンジョンを創るのでしょうかね(^^)
そして
メシルフィアネ様にスイッチが...
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