9 / 53
初恋
しおりを挟む
また本を物色し始めた彼の広い背中を眺めていると、レジの奥から坂口さんの声が聞こえてきた。
「葉月ちゃん、そろそろお昼休憩に……って、あれ?」
レジにいない私を一瞬捜したようで、彼の声が一度止まる。まだ背中を見ていた私に、彼は少しだけ振り返り、小さく微笑んだ。出来る限りの笑顔を彼に返して、坂口さんの方へと向き直った。
「あ、いたいた。そろそろお昼にしていいよ。店番変わるから」
「ありがとうございます、でも、もう少しだけ……」
そう言いながらレジに戻る。調度カウンターの奥から姿を見せた坂口さんは、私を見て笑いかけたあと、背後にいる彼に気付いたのだろう、ギョッとした顔を見せた。
「いらっしゃい……」
坂口さんが小声で言うので振り返ってみると、彼もまた肩越しに、坂口さんへ頭を下げていた。
レジカウンターのスペースへ戻り、品出しを終えた事を報告した。坂口さんは、本棚の前で姿勢よく立っている彼から目を剃らなさい。
「あの人、いつ来た?」
指を差した坂口さんの手を上から押さえて、指先を彼から外した。相手が誰であろうと、指を差すなんて失礼だと思ったからだ。坂口さんは少し不満そうにしたが、すかさずその手を返して、カウンターの下で強く握り締めた。
「ちょっと、店長……」
声を殺して抵抗を試みたが、坂口さんは手を離そうとはしてくれなかった。まっすぐ私を見つめて、更に手を握る力を強めた。
「痛い」
短くそう言うと、彼は少しだけ力を緩めた。その目に僅かに滲んだ欲望が、恐怖を呼び起こす。腹の中から冷たくドロドロしたものが湧き上がり、身体中に流れていくようだ。足が震えて、逃げたいのに手を掴まれているのでそれもできない。
手を引き抜こうとしても力の差がそれを許さず、坂口さんは怒ったような悲しんでいるような目で私を見ている。どうしていいのかもわからずに困り果てた時、カウンターにドサリと音が響いた。それと同時に、坂口さんの力が一瞬緩んだ。その隙に私は手を振りほどいて、掴まれていなかった右手で左手を抱え込んだ。
「お願いします」
少しだけ鋭い口調で、彼が本をカウンターの上で滑らせた。先ほどまでとは全く違う冷たい瞳で、坂口さんを見据えている。一瞬、坂口さんも冷たい目で男性を睨んだようにも見えたが、すぐに営業用のスマイルとまでは言えないが、精一杯の愛想笑いを浮かべた。
「合計で六千二百四十五円です」
彼は今回も三冊の本を購入して、坂口さんが金額をレジに打ち込んだ。財布から一万円札を取り出してカウンターへ置き、坂口さんがそれを受け取る。何となく気まずくて、釣銭を受け取る彼の長い指を見ていた。
「ありがとうございました」
愛想も無く、義務的に礼を言った坂口さんへ軽く会釈をしてから彼は私の名前を口にした。
「葉月さん、でお間違いないですか?」
突然名前を呼ばれて、心臓が飛び出しそうになる、それと同時に、嬉しくて頬が緩みそうになる。かぁと一気に顔が熱くなってくる。そんな様子を見てか、彼が楽しそうに微笑む。
「それとも片瀬さんとお呼びするべきでしょうか」
先ほど坂口さんが呼んだ名前と、制服でもあるエプロンにつけられている名札に描かれた苗字とで、迷っているようだった。面白くなさそうにこちらに視線を向けてくる坂口さんに気付かない振りをしながら、少しでも彼に近づこうとしてカウンターへ無意識に手をついた。
「いえ、葉月で大丈夫です」
「良かった。では葉月さん、また」
感じのいい笑みと挨拶を残して、彼は立ち去ろうとした。
こんなこと、今までの私なら考え付きもしなかっただろう。驚いているのは、視界の隅で口を開けている坂口さんの方ではなくて、私自身だった。
「あの、お名前は……」
振り返った彼は、きちんと私に身体ごと向けて右手を差し出した。誘われるようにその手を掴むと、少し力を入れて、優しく包んでくれた。
「私はアーレンスと申します。アーレンス史弥」
アーレンス、と聞き慣れない名を繰り返した私に、彼は優しく微笑む。
「父方がドイツの血を引いているんです。私には、四分の一しか流れてはいませんけれど」
そう言われて、彼のはっきりとした綺麗な顔立ちや、不思議な瞳の色にも納得だった。背がとても高いのも、外国の血のせいなのかもしれない。
「変わった苗字なので、史弥と呼んで頂いても構いません。そうすれば、私も堂々とあなたを葉月さんと呼べますから」
少しだけおどけた様子を見せてウィンクをした彼は、するりと私の手から抜け出すと、手を触れたまま、器用に私の手を下からすくい上げた。そしてそのまま自らの口元へと運ぶが、唇に触れるギリギリのところで止めてしまう。
「これ以上は、本当に彼を怒らせてしまいそうですね」
ふと顔をあげた彼が、坂口さんへ視線を送った。薄くて形のいい唇も、手と同じように体温が低いのだろうか、それとも燃える様に熱を帯びているだろうか、そんな事に想いを馳せていた私は、餌を目の前にしてお預けを喰らった犬のように見えたことだろう。
今度こそ手を離してしまった彼は意味ありげに笑った後、また来ます、と穏やかに言い残して店を後にしてしまった。
ガラス越しに見える史弥さんの後姿を見送った後、横目で坂口さんを確認すれば、彼はカウンターに頬杖をついて座っていた。
「なんですか……」
むすっとした視線を向けられて、わざわざ聞かなくてもわかるようなことを尋ねてみた。
「葉月ちゃんて、結構わかりやすいんだね。しかも積極的に名前まで聞いちゃって、もしかしたら脈ありかもなんて思ってた昨日までの俺をぶん殴りたいよ」
「何でぶん殴る必要があるんですか」
はぁ、と大きなため息をついて、坂口さんが腕に巻いた時計を確認した。
「王子様も帰ったことだし、お昼にしたら?」
なんですかそれ、とか、休憩頂きます、とかもごもご言いながら坂口さんの横を通り過ぎた。そこで一度立ち止まり、一度深く息を吸い込んだ。
「あの、坂口さん」
「珍しいね、名前で呼んでくれるの」
先ほどよりもやや機嫌の良さそうな声で彼が答える。目が見られなくて、下を向いたまま話す私は臆病者で、卑怯だと思う。
「昨日、言ってくれたことなんですけど……。私、やっぱり坂口さんのことは……」
そこまで言いかけた所で、軽く肩を叩かれて止めらる。彼の方を見れば、怒ったような目をしていて、呼吸が止まる。
「いいよ、もう」
てっきり怒られるかと思ったけれど、彼はふうと息を吐いていつもの目付きへ戻った。何を考えているのかいまいち掴みにくい、無邪気そうでいて、どこか無感情な目をしている。
「葉月ちゃんの気持ちは、嫌ってくらいわかった。あんなあからさまにガッカリした顔見せつけられたら、さすがの俺も心折れるって」
「ガッカリって」
何のことなのかを問いただそうとするよりも早く、彼はその答えをくれた。それは一気に私の顔を赤くさせ、坂口さんはその顔を見てぐったりと肩を落とした。
「キスして欲しかったんだろ? さっき、あいつが手を握った時」
そんなにわかりやすく顔にでていたなんて、恥ずかしくて顔から火が出そうだ。坂口さんですら気づいたのだから、正面から見ていた史弥さんもきっと気付いたはずだ。しかも坂口さんは知らないが、一回ならずとも二回も、私はその顔を彼の前で晒したはずだ。手にキスをされそうになった時と、本棚の前で顎を持ち上げられた時の二回だ。
店を出る前の彼の笑顔の意味が分かって、耳まで燃える様に熱くなるのがわかった。
「葉月ちゃん、そろそろお昼休憩に……って、あれ?」
レジにいない私を一瞬捜したようで、彼の声が一度止まる。まだ背中を見ていた私に、彼は少しだけ振り返り、小さく微笑んだ。出来る限りの笑顔を彼に返して、坂口さんの方へと向き直った。
「あ、いたいた。そろそろお昼にしていいよ。店番変わるから」
「ありがとうございます、でも、もう少しだけ……」
そう言いながらレジに戻る。調度カウンターの奥から姿を見せた坂口さんは、私を見て笑いかけたあと、背後にいる彼に気付いたのだろう、ギョッとした顔を見せた。
「いらっしゃい……」
坂口さんが小声で言うので振り返ってみると、彼もまた肩越しに、坂口さんへ頭を下げていた。
レジカウンターのスペースへ戻り、品出しを終えた事を報告した。坂口さんは、本棚の前で姿勢よく立っている彼から目を剃らなさい。
「あの人、いつ来た?」
指を差した坂口さんの手を上から押さえて、指先を彼から外した。相手が誰であろうと、指を差すなんて失礼だと思ったからだ。坂口さんは少し不満そうにしたが、すかさずその手を返して、カウンターの下で強く握り締めた。
「ちょっと、店長……」
声を殺して抵抗を試みたが、坂口さんは手を離そうとはしてくれなかった。まっすぐ私を見つめて、更に手を握る力を強めた。
「痛い」
短くそう言うと、彼は少しだけ力を緩めた。その目に僅かに滲んだ欲望が、恐怖を呼び起こす。腹の中から冷たくドロドロしたものが湧き上がり、身体中に流れていくようだ。足が震えて、逃げたいのに手を掴まれているのでそれもできない。
手を引き抜こうとしても力の差がそれを許さず、坂口さんは怒ったような悲しんでいるような目で私を見ている。どうしていいのかもわからずに困り果てた時、カウンターにドサリと音が響いた。それと同時に、坂口さんの力が一瞬緩んだ。その隙に私は手を振りほどいて、掴まれていなかった右手で左手を抱え込んだ。
「お願いします」
少しだけ鋭い口調で、彼が本をカウンターの上で滑らせた。先ほどまでとは全く違う冷たい瞳で、坂口さんを見据えている。一瞬、坂口さんも冷たい目で男性を睨んだようにも見えたが、すぐに営業用のスマイルとまでは言えないが、精一杯の愛想笑いを浮かべた。
「合計で六千二百四十五円です」
彼は今回も三冊の本を購入して、坂口さんが金額をレジに打ち込んだ。財布から一万円札を取り出してカウンターへ置き、坂口さんがそれを受け取る。何となく気まずくて、釣銭を受け取る彼の長い指を見ていた。
「ありがとうございました」
愛想も無く、義務的に礼を言った坂口さんへ軽く会釈をしてから彼は私の名前を口にした。
「葉月さん、でお間違いないですか?」
突然名前を呼ばれて、心臓が飛び出しそうになる、それと同時に、嬉しくて頬が緩みそうになる。かぁと一気に顔が熱くなってくる。そんな様子を見てか、彼が楽しそうに微笑む。
「それとも片瀬さんとお呼びするべきでしょうか」
先ほど坂口さんが呼んだ名前と、制服でもあるエプロンにつけられている名札に描かれた苗字とで、迷っているようだった。面白くなさそうにこちらに視線を向けてくる坂口さんに気付かない振りをしながら、少しでも彼に近づこうとしてカウンターへ無意識に手をついた。
「いえ、葉月で大丈夫です」
「良かった。では葉月さん、また」
感じのいい笑みと挨拶を残して、彼は立ち去ろうとした。
こんなこと、今までの私なら考え付きもしなかっただろう。驚いているのは、視界の隅で口を開けている坂口さんの方ではなくて、私自身だった。
「あの、お名前は……」
振り返った彼は、きちんと私に身体ごと向けて右手を差し出した。誘われるようにその手を掴むと、少し力を入れて、優しく包んでくれた。
「私はアーレンスと申します。アーレンス史弥」
アーレンス、と聞き慣れない名を繰り返した私に、彼は優しく微笑む。
「父方がドイツの血を引いているんです。私には、四分の一しか流れてはいませんけれど」
そう言われて、彼のはっきりとした綺麗な顔立ちや、不思議な瞳の色にも納得だった。背がとても高いのも、外国の血のせいなのかもしれない。
「変わった苗字なので、史弥と呼んで頂いても構いません。そうすれば、私も堂々とあなたを葉月さんと呼べますから」
少しだけおどけた様子を見せてウィンクをした彼は、するりと私の手から抜け出すと、手を触れたまま、器用に私の手を下からすくい上げた。そしてそのまま自らの口元へと運ぶが、唇に触れるギリギリのところで止めてしまう。
「これ以上は、本当に彼を怒らせてしまいそうですね」
ふと顔をあげた彼が、坂口さんへ視線を送った。薄くて形のいい唇も、手と同じように体温が低いのだろうか、それとも燃える様に熱を帯びているだろうか、そんな事に想いを馳せていた私は、餌を目の前にしてお預けを喰らった犬のように見えたことだろう。
今度こそ手を離してしまった彼は意味ありげに笑った後、また来ます、と穏やかに言い残して店を後にしてしまった。
ガラス越しに見える史弥さんの後姿を見送った後、横目で坂口さんを確認すれば、彼はカウンターに頬杖をついて座っていた。
「なんですか……」
むすっとした視線を向けられて、わざわざ聞かなくてもわかるようなことを尋ねてみた。
「葉月ちゃんて、結構わかりやすいんだね。しかも積極的に名前まで聞いちゃって、もしかしたら脈ありかもなんて思ってた昨日までの俺をぶん殴りたいよ」
「何でぶん殴る必要があるんですか」
はぁ、と大きなため息をついて、坂口さんが腕に巻いた時計を確認した。
「王子様も帰ったことだし、お昼にしたら?」
なんですかそれ、とか、休憩頂きます、とかもごもご言いながら坂口さんの横を通り過ぎた。そこで一度立ち止まり、一度深く息を吸い込んだ。
「あの、坂口さん」
「珍しいね、名前で呼んでくれるの」
先ほどよりもやや機嫌の良さそうな声で彼が答える。目が見られなくて、下を向いたまま話す私は臆病者で、卑怯だと思う。
「昨日、言ってくれたことなんですけど……。私、やっぱり坂口さんのことは……」
そこまで言いかけた所で、軽く肩を叩かれて止めらる。彼の方を見れば、怒ったような目をしていて、呼吸が止まる。
「いいよ、もう」
てっきり怒られるかと思ったけれど、彼はふうと息を吐いていつもの目付きへ戻った。何を考えているのかいまいち掴みにくい、無邪気そうでいて、どこか無感情な目をしている。
「葉月ちゃんの気持ちは、嫌ってくらいわかった。あんなあからさまにガッカリした顔見せつけられたら、さすがの俺も心折れるって」
「ガッカリって」
何のことなのかを問いただそうとするよりも早く、彼はその答えをくれた。それは一気に私の顔を赤くさせ、坂口さんはその顔を見てぐったりと肩を落とした。
「キスして欲しかったんだろ? さっき、あいつが手を握った時」
そんなにわかりやすく顔にでていたなんて、恥ずかしくて顔から火が出そうだ。坂口さんですら気づいたのだから、正面から見ていた史弥さんもきっと気付いたはずだ。しかも坂口さんは知らないが、一回ならずとも二回も、私はその顔を彼の前で晒したはずだ。手にキスをされそうになった時と、本棚の前で顎を持ち上げられた時の二回だ。
店を出る前の彼の笑顔の意味が分かって、耳まで燃える様に熱くなるのがわかった。
0
あなたにおすすめの小説
可愛らしい人
はるきりょう
恋愛
「でも、ライアン様には、エレナ様がいらっしゃるのでは?」
「ああ、エレナね。よく勘違いされるんだけど、エレナとは婚約者でも何でもないんだ。ただの幼馴染み」
「それにあいつはひとりで生きていけるから」
女性ながらに剣術を学ぶエレナは可愛げがないという理由で、ほとんど婚約者同然の幼馴染から捨てられる。
けれど、
「エレナ嬢」
「なんでしょうか?」
「今日の夜会のパートナーはお決まりですか?」
その言葉でパートナー同伴の夜会に招待されていたことを思い出した。いつものとおりライアンと一緒に行くと思っていたので参加の返事を出していたのだ。
「……いいえ」
当日の欠席は著しく評価を下げる。今後、家庭教師として仕事をしていきたいと考えるのであれば、父親か兄に頼んででも行った方がいいだろう。
「よければ僕と一緒に行きませんか?」
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】
星森 永羽
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】お父様の再婚相手は美人様
すみ 小桜(sumitan)
恋愛
シャルルの父親が子連れと再婚した!
二人は美人親子で、当主であるシャルルをあざ笑う。
でもこの国では、美人だけではどうにもなりませんよ。
橘若頭と怖がり姫
真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。
その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。
高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる