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誘い
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史弥さんが二度目の来店をしてから今日で三日が経つが、その間の来店は一度もない。あんなに分厚い本を二日連続で六冊も購入したのだから当然なのだが、次はいつ来てくれるのかと、気が気ではなかった。誰かにこんなに逢いたいと思うのは、失ってしまった両親以外では初めての経験だった。そんな自分に戸惑う反面で、嬉しくも思っていた。まるで、失っていた普通の人間としての生活を取り戻せたような気がして、心に光が差したような、そんな気分だ。
その分、彼が来店してくれないまま閉店となった二日間は、ため息が漏れた。今日もあと三十分で閉店時間となる。今日も、来てくれないのだろうか。
「葉月ちゃん、明日どこか行くの?」
レジカウンターの椅子に腰をかけていた私の横でパタパタとノートパソコンで何やら作業をしていた坂口さんが何気なく尋ねてきた。私は一度彼の方を向いて、首を横に振った。彼は横目でそれを確認すると、ふうんと喉を鳴らした。
「せっかくの休みじゃない。どこか行けばいいのに。基本うちは年中無休だから、連休あげられなくて申し訳ないけどさ」
パソコンの画面を注視したまま、彼がゆっくりと話す。
大した仕事をしていないのに、こっちが申し訳ならずにはいられない。
「そんなことないです。店長には、感謝してるんです。それに、遊びに行くような友達もいないですし」
「感謝はしてるけど、あのイケメン王子には叶わないってか」
冗談なのか本気なのかもわからない口調でそう言って、歯を見せて笑った。答えに困る私に視線を向けて、いつものように笑って見せた。
「嘘だよ、そんな顔すんなって。っていうか、葉月ちゃん友達いないの? いつも休みの日何してるの?」
キーボードを延々と打ち付けていた指が指が止まり、ふいに彼の視線がこちらへ向けられる。何気ない質問だが、私にはいつだって単調な答えしか用意されていない。
「友達はいないです。休みの日は、家で本を読んでる事が多いです」
大げさに驚いて、彼は身を乗り出した。それに合わせて、さりげなく身を引いた。史弥さんの指先がそっと触れるだけで爆発してしまいそうな程鼓動が高鳴るのに、こんなにも顕著に違いがでるものなのかと、自分の身に起きている変化に戸惑っていた。
「若いのにもったいないよ。今度、俺と出かけようか。美味いケーキでも食って、ドライブしようよ。ね?」
若いから遊ぶべき、とかそういった類の意見はいまいち理解ができないけれど、相手が好意でそう言ってくれているのはわかる。なるべく彼を傷付けないよう言葉を選びながら、やんわりと断りを入れる。
「あの、店長……」
「何、やっぱ俺じゃいや? でもまだあの王子と付き合ってるわけじゃないんだから、俺にだって誘う権利はあるよね? 俺のがずっと前から好きだったんだし」
どこか得意気に言いながら目を輝かせている彼を見ながら、先に好きになれば何をしてもいいものなのかと悩む。
「付き合うだなんて、そんな……。史弥さんみたいな人に、私なんて釣り合わないです。そもそも、相手になんかしてもらえません、きっと」
自分の発言に自分で落ち込む、という器用な離れ業をやってのけたと思う。しょんぼりと肩を落とす私の額に、ピンと痛みが走る。額を両手で押さえた私に、坂口さんがじっとりとした視線を送る。
「反応すんのはそこかい。相手にしてもらえないかどうかは俺は知らんし、そんなことで俺の前で落ち込まないでほしい。っていうか、相手にしないどころか、めちゃめちゃむこうから相手にしてきてんじゃん」
途中から何を思い出したのか、イライラしたような口調になったが、ふざけた様に両手をぶんぶんと動かして、私を怖がらせない様にしているのがわかった。
「そう思いますか?」
「だからさ、それを俺に聞かないでっての」
彼の言葉の意味にやっと気づき、急に恥ずかしさが込み上げてくる。今まで恋愛だなんて自分には縁のないことだと思っていたし、誰かを好きになる事も、誰かが好きになってくれることも、この先ないと思っていた。
「ごめんなさい」
小声で謝ると、小さなため息が帰ってきた。坂口さんは、どうして私なんかをこんなに気にかけてくれるのだろう。そして、先程言った言葉は、本当だろうか。それが何より気になって、頭の中が一杯になる。
「まあ、その話はいいや。とにかく、今度ドライブ行こう」
優しくそう言ってくれたが、私は困った顔をして見せる他なかった。
「なに、そんなにいや?」
悲しそうな顔をした彼に、必死に首を横に振る。困りはするけど、決して嫌なわけではない。
「嫌じゃないです。でも……私、店長のことは兄の様に思っていて……」
「うん、それは嬉しいな。それがゆっくりでいいから、変わっていけたらいいと思うんだ。無理にとは言わないよ。葉月ちゃんのペースに合わせるから。嫌がる事は絶対にしない。ね、だからさ、少しくらい俺にもチャンス頂戴よ」
悲しそうな瞳を必死に隠して笑う彼を見ていたら、断る事なんて出来ないように思えた。こんなに優しい人を傷付けるなんて、息が出来なくなりそうだ。
「でも、店長」
口を開いた私に、彼は更に悲しげになる。断られると思ったのだろう。
「あ、あの、出かけるのは……いいです、別に。ただ……」
「ただ、何?」
どこか不安そうな彼の目を見て、はっきりと答えた。
「私と店長、休日バラバラじゃないですか」
あ、と小さく漏らして口を半開きにした彼が、唸るように声を吐き出してカウンターへと突っ伏した。顔の下に置いた腕に阻まれて、くぐもった唸り声はまだ聞こえている。ぐったりと力を抜いて全身で落ち込むその姿に、声を出して笑ってしまう。
こんな風に笑うのは両親を失ってから初めてかもしれない、ぼんやりとそんな事を考えながら驚いて真ん丸になった目を見ていた。
「何それ、超可愛い」
口に手を当てて笑っていた私を見て、ぽつりと呟いた。途端に恥ずかしくなって、顔を隠すように背を向けた。
「あ、何でそっち向いちゃうの。葉月ちゃん、ずっとそうやって笑ってたらいいのに。めちゃくちゃ可愛いよ」
「ずっと笑ってたら、ただのおかしい人じゃないですか」
恥ずかしさを隠すように、怒ったふりをして答える私の目を、何食わぬ顔で覗き込んでくる。彼は座っていた椅子から降りて、腰を曲げて私の横に立っていた。逃げるようにくるりと回ると、彼も負けじと回り込んでくる。
「なんで逃げるの。ていうか、葉月ちゃんずっと俺の事ただのおかしい奴だと思ってたの?」
そう言えば、確かに彼はいつだってにこにこと笑っている。彼が鋭い顔つきを見せたのは、史弥さんの前だけだ。
「そうですね。って、追いかけて来ないでください」
狭いカウンター内で必死に逃げようとする私から微妙な距離を保っていた彼が、手を伸ばして腕を掴んだ。それまでのおふざけの空気から一転して、真剣な瞳が突き刺さる。決して強くはない力で私の腕を掴んでいた彼が、微笑んでから手を離した。
「じゃあ、これからデートしよう」
「え?」
きょとんと間抜けな顔をしている自分が、彼の黒い瞳に映し出されている。少し怯えた様に見えるその姿は、あまりにも弱弱しく思えた。
「え? じゃなくてさ。これから出かけよう。いいでしょ? 用事もないし、明日も休みでしょ」
でも、と口ごもる。私の言葉の続きを、彼は黙って待っている。
「店長は明日も仕事だし……」
苦しい言い訳をした私に、ピクリと眉を動かす。
「そんなに遅くまで付き合ってくれるつもりなんだ? 別にいいよ、俺は」
時計にちらりと目をやれば、調度仕事終わりの十八時を指していた。確かに今から夕食を取っても、二十一時には帰宅できるだろう。予定がない事はもうばれているし、時間は言い訳にならない。こうなるともう、断りきるのは至難の業だ。
「いや、それは困りますけど」
「ハッキリ言ってくれるね」
眉尻を下げて笑うが、どこか寂しそうにも見えた。一度深く息を吸い込んで、一つに結っていた髪を解いた。髪を結ぶのは仕事中だけで、普段は顔を隠すようにして長い髪を下に降ろしている。
「どこに行くんですか?」
その分、彼が来店してくれないまま閉店となった二日間は、ため息が漏れた。今日もあと三十分で閉店時間となる。今日も、来てくれないのだろうか。
「葉月ちゃん、明日どこか行くの?」
レジカウンターの椅子に腰をかけていた私の横でパタパタとノートパソコンで何やら作業をしていた坂口さんが何気なく尋ねてきた。私は一度彼の方を向いて、首を横に振った。彼は横目でそれを確認すると、ふうんと喉を鳴らした。
「せっかくの休みじゃない。どこか行けばいいのに。基本うちは年中無休だから、連休あげられなくて申し訳ないけどさ」
パソコンの画面を注視したまま、彼がゆっくりと話す。
大した仕事をしていないのに、こっちが申し訳ならずにはいられない。
「そんなことないです。店長には、感謝してるんです。それに、遊びに行くような友達もいないですし」
「感謝はしてるけど、あのイケメン王子には叶わないってか」
冗談なのか本気なのかもわからない口調でそう言って、歯を見せて笑った。答えに困る私に視線を向けて、いつものように笑って見せた。
「嘘だよ、そんな顔すんなって。っていうか、葉月ちゃん友達いないの? いつも休みの日何してるの?」
キーボードを延々と打ち付けていた指が指が止まり、ふいに彼の視線がこちらへ向けられる。何気ない質問だが、私にはいつだって単調な答えしか用意されていない。
「友達はいないです。休みの日は、家で本を読んでる事が多いです」
大げさに驚いて、彼は身を乗り出した。それに合わせて、さりげなく身を引いた。史弥さんの指先がそっと触れるだけで爆発してしまいそうな程鼓動が高鳴るのに、こんなにも顕著に違いがでるものなのかと、自分の身に起きている変化に戸惑っていた。
「若いのにもったいないよ。今度、俺と出かけようか。美味いケーキでも食って、ドライブしようよ。ね?」
若いから遊ぶべき、とかそういった類の意見はいまいち理解ができないけれど、相手が好意でそう言ってくれているのはわかる。なるべく彼を傷付けないよう言葉を選びながら、やんわりと断りを入れる。
「あの、店長……」
「何、やっぱ俺じゃいや? でもまだあの王子と付き合ってるわけじゃないんだから、俺にだって誘う権利はあるよね? 俺のがずっと前から好きだったんだし」
どこか得意気に言いながら目を輝かせている彼を見ながら、先に好きになれば何をしてもいいものなのかと悩む。
「付き合うだなんて、そんな……。史弥さんみたいな人に、私なんて釣り合わないです。そもそも、相手になんかしてもらえません、きっと」
自分の発言に自分で落ち込む、という器用な離れ業をやってのけたと思う。しょんぼりと肩を落とす私の額に、ピンと痛みが走る。額を両手で押さえた私に、坂口さんがじっとりとした視線を送る。
「反応すんのはそこかい。相手にしてもらえないかどうかは俺は知らんし、そんなことで俺の前で落ち込まないでほしい。っていうか、相手にしないどころか、めちゃめちゃむこうから相手にしてきてんじゃん」
途中から何を思い出したのか、イライラしたような口調になったが、ふざけた様に両手をぶんぶんと動かして、私を怖がらせない様にしているのがわかった。
「そう思いますか?」
「だからさ、それを俺に聞かないでっての」
彼の言葉の意味にやっと気づき、急に恥ずかしさが込み上げてくる。今まで恋愛だなんて自分には縁のないことだと思っていたし、誰かを好きになる事も、誰かが好きになってくれることも、この先ないと思っていた。
「ごめんなさい」
小声で謝ると、小さなため息が帰ってきた。坂口さんは、どうして私なんかをこんなに気にかけてくれるのだろう。そして、先程言った言葉は、本当だろうか。それが何より気になって、頭の中が一杯になる。
「まあ、その話はいいや。とにかく、今度ドライブ行こう」
優しくそう言ってくれたが、私は困った顔をして見せる他なかった。
「なに、そんなにいや?」
悲しそうな顔をした彼に、必死に首を横に振る。困りはするけど、決して嫌なわけではない。
「嫌じゃないです。でも……私、店長のことは兄の様に思っていて……」
「うん、それは嬉しいな。それがゆっくりでいいから、変わっていけたらいいと思うんだ。無理にとは言わないよ。葉月ちゃんのペースに合わせるから。嫌がる事は絶対にしない。ね、だからさ、少しくらい俺にもチャンス頂戴よ」
悲しそうな瞳を必死に隠して笑う彼を見ていたら、断る事なんて出来ないように思えた。こんなに優しい人を傷付けるなんて、息が出来なくなりそうだ。
「でも、店長」
口を開いた私に、彼は更に悲しげになる。断られると思ったのだろう。
「あ、あの、出かけるのは……いいです、別に。ただ……」
「ただ、何?」
どこか不安そうな彼の目を見て、はっきりと答えた。
「私と店長、休日バラバラじゃないですか」
あ、と小さく漏らして口を半開きにした彼が、唸るように声を吐き出してカウンターへと突っ伏した。顔の下に置いた腕に阻まれて、くぐもった唸り声はまだ聞こえている。ぐったりと力を抜いて全身で落ち込むその姿に、声を出して笑ってしまう。
こんな風に笑うのは両親を失ってから初めてかもしれない、ぼんやりとそんな事を考えながら驚いて真ん丸になった目を見ていた。
「何それ、超可愛い」
口に手を当てて笑っていた私を見て、ぽつりと呟いた。途端に恥ずかしくなって、顔を隠すように背を向けた。
「あ、何でそっち向いちゃうの。葉月ちゃん、ずっとそうやって笑ってたらいいのに。めちゃくちゃ可愛いよ」
「ずっと笑ってたら、ただのおかしい人じゃないですか」
恥ずかしさを隠すように、怒ったふりをして答える私の目を、何食わぬ顔で覗き込んでくる。彼は座っていた椅子から降りて、腰を曲げて私の横に立っていた。逃げるようにくるりと回ると、彼も負けじと回り込んでくる。
「なんで逃げるの。ていうか、葉月ちゃんずっと俺の事ただのおかしい奴だと思ってたの?」
そう言えば、確かに彼はいつだってにこにこと笑っている。彼が鋭い顔つきを見せたのは、史弥さんの前だけだ。
「そうですね。って、追いかけて来ないでください」
狭いカウンター内で必死に逃げようとする私から微妙な距離を保っていた彼が、手を伸ばして腕を掴んだ。それまでのおふざけの空気から一転して、真剣な瞳が突き刺さる。決して強くはない力で私の腕を掴んでいた彼が、微笑んでから手を離した。
「じゃあ、これからデートしよう」
「え?」
きょとんと間抜けな顔をしている自分が、彼の黒い瞳に映し出されている。少し怯えた様に見えるその姿は、あまりにも弱弱しく思えた。
「え? じゃなくてさ。これから出かけよう。いいでしょ? 用事もないし、明日も休みでしょ」
でも、と口ごもる。私の言葉の続きを、彼は黙って待っている。
「店長は明日も仕事だし……」
苦しい言い訳をした私に、ピクリと眉を動かす。
「そんなに遅くまで付き合ってくれるつもりなんだ? 別にいいよ、俺は」
時計にちらりと目をやれば、調度仕事終わりの十八時を指していた。確かに今から夕食を取っても、二十一時には帰宅できるだろう。予定がない事はもうばれているし、時間は言い訳にならない。こうなるともう、断りきるのは至難の業だ。
「いや、それは困りますけど」
「ハッキリ言ってくれるね」
眉尻を下げて笑うが、どこか寂しそうにも見えた。一度深く息を吸い込んで、一つに結っていた髪を解いた。髪を結ぶのは仕事中だけで、普段は顔を隠すようにして長い髪を下に降ろしている。
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