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壊
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何も言わずに車を走らせている石丸さんが、全く知らない人のように思えて怖くて堪らなった。怒ったような顔をしている彼は、じっと前を睨みつけている。
長いこと車を走らせて、途中二度サービスエリアに止まった。休憩に向かう私の真後ろにピタリとついて歩く石丸さんは、あたりを険しい瞳で見渡していた。
「ここだよ。降りて」
車が止まったのは、一件の小さなビジネスホテルの駐車場だった。史弥さんの家を出てから既に数時間が経っており、つい先ほど日が沈んだ。そろそろ、史弥さんも帰っているはずだ。その時、私の不在を心配しないだろうか。石丸さんから、何か連絡があったのだろうか。
「あの、ここって……」
私たちがいるのが埼玉の端であることは看板などからわかっていた。しかし、何故こんなところまで来る必要があったのか、まるで理解ができない。戸惑う私に、彼は少しだけ申し訳なさそうに顔をしかめた。
「中で話す」
そう言って、中に入る様に私を促した。しかし私の不安は、既に限界だった。私はその場で立ち止まり、石丸さんの顔を見つめた。彼は表情一つ変えずに、私を見下ろしている。
「どうしてこんなところまで連れてきたんですか? 話って、一体なんですか? 史弥さんもここにいるんですか?」
彼は、私の質問のうち一つにだけ、静かに答えた。
「史弥は、ここにはいない。君がここにいることも知らない。柴咲から、おれと警視庁へ行ったと聞かされているはずだ。俺が送り届ける、とも」
だが、と声を落とす。
「君は、もうあの家には帰れない」
額に青筋を立てた彼が、私の腕を掴んでそっと引いた。
「お願いだ、手荒な真似はしたくない。このまま俺についてきて欲しい。全てを説明して聞かせるから、俺を信じてくれ」
抵抗などできるはずもない私は、ふらふらと腕を引かれてホテルへと入った。
受付を素通りした石丸さんは私とエレベーターに乗り込み、途中の七階で降りた。そして奥の部屋の前で足を止めて、カードキーで鍵を解除してドアを開けた。
真っ暗な部屋が目の前に広がり、私は本能的に足に力を入れてそこへ入ることを拒んだ。石丸さんは手を伸ばして明かりをつけると、軽々と私を肩に担いで中へと引き込んだ。
「いやだ、離して。史弥さん!」
恐怖で固まる身体を無理やり動かしてもがきながら、いないとわかっている彼の名前を叫んだ。
石丸さんは私を降ろして、鏡台の前にある椅子へと座らせた。ぼろぼろと零れる涙を拭いもせず、私はただ石丸さんを見ていた。彼もまた、私を見ていた。そして、静かに向かいにあるベッドへ腰を下ろした。
「史弥はここにはいない。怖がらせてすまないが、俺も少し慌てていてね」
状況が理解できず、ただ黙って彼の話を聞いていた。一度立ち上がった彼が小さな冷蔵庫を開けて、中にあった水を私に差し出したが、首を振って受け取らなかった。私の前に水を置いて、彼は座りなおした。
胸ポケットに手を滑らせて、彼はスマートフォンを取り出した。何度か操作をして、きつく目を閉じて深い深いため息を漏らした。
「この男に、見覚えは?」
差し出された画面に写る男を見て、私は嗚咽を漏らした。どこかショッピングモールのような場所で、一人の男が立っている。誰かを待っているのか、少し遠くを見ている男は、両手をポケットに入れて立っていた。
その男は、私の家族を目の前で殺し、私を極限まで傷つけた、あいつに違いなかった。
私の反応を見て、石丸さんはつらそうに何度が頷いた。
「間違いはないか?」
頷くと、彼は更に重たいため息を吐き出した。
「君をここに連れてきたのは、他でもない、君を守るためだ。突然のことだったから、何の準備もさせてやれなくてすまなかった。挙句の果てには俺が君を怖がらせてしまったね。そんなつもりはなかったんだが……とにかく必死だった。すまない」
そう言って頭を下げた石丸さんは、決して嘘をついているようには見えなかった。
「史弥さんに、合わせてください。せめて声を聞かせてください。どうして彼も一緒に、ここへ……」
訴えるように言った私の言葉を遮る様に、石丸さんは手を広げて私の顔の前へ差し出した。
「これから君に見せる写真は……もしかしたら、君には耐えられないものかもしれない。覚悟はあるか?」
真剣な表情と、先ほど彼が言った言葉が、頭の中でリンクした。
「君は、もうあの家へは帰れない」
まさか、史弥さんの身に何かあったのだろうか。それしか考えられなかった。だから石丸さんは慌てて私をあの場から遠ざけ、これまで何も言わなかったのでは?
そう思うと、涙が次々と零れた。悲痛な瞳で私を見る石丸さんは、小さく首を横に振った。
「史弥さんは……」
私の言葉を聞いて、彼ははっと表情を変えた。
「あいつなら無事だ。それは、心配しなくてもいい」
ひとまず安心はしたけれど、何かが解決したわけではない。
「写真って……」
私は、石丸さんが握るスマートフォンへと視線を落とした。それに気づいた彼は、今までに見せたことのないような表情を見せた。その顔に、私は思わず息を飲んだ。
怒りと絶望、そして悲しみの入り混じった顔をして、石丸さんはスマートフォンを握り締めていた。
「もう一度だけ聞く。覚悟はいいか」
そこに何が写っているのかはわからない。覚悟なんて、できているわけもなかった。けれど、見ないわけにはいかないこともわかっていた。これは、私の人生に関わることだ。いつまでも逃げ回ってはいられない。
「わかりません。でも、殺された両親や祖母の為に……」
そうか、と頷いた彼は伏せたままのスマートフォンを私の方へと差し出した。それを受け取って、三回、深呼吸を繰り返した。そして、ゆっくりと画面を向けて、私は床へ崩れ落ちた。
「片瀬さん」
声を上げて泣き喚く私を抱えるようにして支える石丸さんは、必死に私を宥めていた。しかし史弥さんがしてくれるように上手くはいかず、私はただ泣き声を上げ続けた。やがて石丸さんは、何も言わずに私を抱きしめた。史弥さんよりも遠慮がちに、ぎこちなく腕を回して、小さな声で謝り続けた。
「助かる。引き続き警備を頼む」
それから数時間がして、石丸さんの部下だと言う人が部屋まで食事と飲み物を運んでくれた。
「食べたくないだろうが、何か口にした方がいい。どれだけここにいることになるかはわからないけど、寝るときは俺がドアの前で朝まで立っているから、何も心配はいらない。もちろん、ホテルの周りもあの家と同じだけの警備が付いてる」
彼の声をどこか遠くに聞きながら、私はベッドに横たわっていた。もはや一人で座るだけの力も残っていないほど泣き喚いて、声も涙も枯れ果てていた。
「これを飲んで」
そう言って、スポーツドリンクが目の前にちらつく。確かに喉が渇いているような気もするけれど、それを飲みたいのかどうかも、もうわからなかった。
ため息をついた石丸さんが私を抱きかかえるようにして起こして、キャップを開けたペットボトルを口元まで運んでくる。顔を背けてそれを拒むと、彼は困ったように固まってしまう。
「俺は……知っての通りこんな性格だし、子供はおろか結婚もしていない。傷付いた君を慰めてやることもできない。だが、これだけは約束する。絶対にあの男を捕まえて、罪を償わせてみせる。君の為にね」
枯れたはずの涙が再び零れて、ぼたぼたと落ちる。
「だから、君も一緒に戦ってくれ。俺一人では、戦えない」
「私にできることなんて、何もないです」
口もほとんど開けずに呟いた言葉に、石丸さんは首を振った。
「それは違う。君が強くいてくれれば、それだけでいい。人生を諦めたらだめだ。史弥のことも、まだ何もわからないんだ」
先ほどみた写真を思い出して、私はもう一度嗚咽を漏らした。石丸さんは、片腕で私の肩を慰めるように抱いてくれていた。
その写真には、あの男が写っていた。ショッピングモール内で移動したのだろう。カフェのような場所で、向かい合って座っていた。その男の前には、黒い長そでのTシャツを着た史弥さんが座っていた。二人の前には、飲みかけの飲み物がそれぞれ置かれていた。
長いこと車を走らせて、途中二度サービスエリアに止まった。休憩に向かう私の真後ろにピタリとついて歩く石丸さんは、あたりを険しい瞳で見渡していた。
「ここだよ。降りて」
車が止まったのは、一件の小さなビジネスホテルの駐車場だった。史弥さんの家を出てから既に数時間が経っており、つい先ほど日が沈んだ。そろそろ、史弥さんも帰っているはずだ。その時、私の不在を心配しないだろうか。石丸さんから、何か連絡があったのだろうか。
「あの、ここって……」
私たちがいるのが埼玉の端であることは看板などからわかっていた。しかし、何故こんなところまで来る必要があったのか、まるで理解ができない。戸惑う私に、彼は少しだけ申し訳なさそうに顔をしかめた。
「中で話す」
そう言って、中に入る様に私を促した。しかし私の不安は、既に限界だった。私はその場で立ち止まり、石丸さんの顔を見つめた。彼は表情一つ変えずに、私を見下ろしている。
「どうしてこんなところまで連れてきたんですか? 話って、一体なんですか? 史弥さんもここにいるんですか?」
彼は、私の質問のうち一つにだけ、静かに答えた。
「史弥は、ここにはいない。君がここにいることも知らない。柴咲から、おれと警視庁へ行ったと聞かされているはずだ。俺が送り届ける、とも」
だが、と声を落とす。
「君は、もうあの家には帰れない」
額に青筋を立てた彼が、私の腕を掴んでそっと引いた。
「お願いだ、手荒な真似はしたくない。このまま俺についてきて欲しい。全てを説明して聞かせるから、俺を信じてくれ」
抵抗などできるはずもない私は、ふらふらと腕を引かれてホテルへと入った。
受付を素通りした石丸さんは私とエレベーターに乗り込み、途中の七階で降りた。そして奥の部屋の前で足を止めて、カードキーで鍵を解除してドアを開けた。
真っ暗な部屋が目の前に広がり、私は本能的に足に力を入れてそこへ入ることを拒んだ。石丸さんは手を伸ばして明かりをつけると、軽々と私を肩に担いで中へと引き込んだ。
「いやだ、離して。史弥さん!」
恐怖で固まる身体を無理やり動かしてもがきながら、いないとわかっている彼の名前を叫んだ。
石丸さんは私を降ろして、鏡台の前にある椅子へと座らせた。ぼろぼろと零れる涙を拭いもせず、私はただ石丸さんを見ていた。彼もまた、私を見ていた。そして、静かに向かいにあるベッドへ腰を下ろした。
「史弥はここにはいない。怖がらせてすまないが、俺も少し慌てていてね」
状況が理解できず、ただ黙って彼の話を聞いていた。一度立ち上がった彼が小さな冷蔵庫を開けて、中にあった水を私に差し出したが、首を振って受け取らなかった。私の前に水を置いて、彼は座りなおした。
胸ポケットに手を滑らせて、彼はスマートフォンを取り出した。何度か操作をして、きつく目を閉じて深い深いため息を漏らした。
「この男に、見覚えは?」
差し出された画面に写る男を見て、私は嗚咽を漏らした。どこかショッピングモールのような場所で、一人の男が立っている。誰かを待っているのか、少し遠くを見ている男は、両手をポケットに入れて立っていた。
その男は、私の家族を目の前で殺し、私を極限まで傷つけた、あいつに違いなかった。
私の反応を見て、石丸さんはつらそうに何度が頷いた。
「間違いはないか?」
頷くと、彼は更に重たいため息を吐き出した。
「君をここに連れてきたのは、他でもない、君を守るためだ。突然のことだったから、何の準備もさせてやれなくてすまなかった。挙句の果てには俺が君を怖がらせてしまったね。そんなつもりはなかったんだが……とにかく必死だった。すまない」
そう言って頭を下げた石丸さんは、決して嘘をついているようには見えなかった。
「史弥さんに、合わせてください。せめて声を聞かせてください。どうして彼も一緒に、ここへ……」
訴えるように言った私の言葉を遮る様に、石丸さんは手を広げて私の顔の前へ差し出した。
「これから君に見せる写真は……もしかしたら、君には耐えられないものかもしれない。覚悟はあるか?」
真剣な表情と、先ほど彼が言った言葉が、頭の中でリンクした。
「君は、もうあの家へは帰れない」
まさか、史弥さんの身に何かあったのだろうか。それしか考えられなかった。だから石丸さんは慌てて私をあの場から遠ざけ、これまで何も言わなかったのでは?
そう思うと、涙が次々と零れた。悲痛な瞳で私を見る石丸さんは、小さく首を横に振った。
「史弥さんは……」
私の言葉を聞いて、彼ははっと表情を変えた。
「あいつなら無事だ。それは、心配しなくてもいい」
ひとまず安心はしたけれど、何かが解決したわけではない。
「写真って……」
私は、石丸さんが握るスマートフォンへと視線を落とした。それに気づいた彼は、今までに見せたことのないような表情を見せた。その顔に、私は思わず息を飲んだ。
怒りと絶望、そして悲しみの入り混じった顔をして、石丸さんはスマートフォンを握り締めていた。
「もう一度だけ聞く。覚悟はいいか」
そこに何が写っているのかはわからない。覚悟なんて、できているわけもなかった。けれど、見ないわけにはいかないこともわかっていた。これは、私の人生に関わることだ。いつまでも逃げ回ってはいられない。
「わかりません。でも、殺された両親や祖母の為に……」
そうか、と頷いた彼は伏せたままのスマートフォンを私の方へと差し出した。それを受け取って、三回、深呼吸を繰り返した。そして、ゆっくりと画面を向けて、私は床へ崩れ落ちた。
「片瀬さん」
声を上げて泣き喚く私を抱えるようにして支える石丸さんは、必死に私を宥めていた。しかし史弥さんがしてくれるように上手くはいかず、私はただ泣き声を上げ続けた。やがて石丸さんは、何も言わずに私を抱きしめた。史弥さんよりも遠慮がちに、ぎこちなく腕を回して、小さな声で謝り続けた。
「助かる。引き続き警備を頼む」
それから数時間がして、石丸さんの部下だと言う人が部屋まで食事と飲み物を運んでくれた。
「食べたくないだろうが、何か口にした方がいい。どれだけここにいることになるかはわからないけど、寝るときは俺がドアの前で朝まで立っているから、何も心配はいらない。もちろん、ホテルの周りもあの家と同じだけの警備が付いてる」
彼の声をどこか遠くに聞きながら、私はベッドに横たわっていた。もはや一人で座るだけの力も残っていないほど泣き喚いて、声も涙も枯れ果てていた。
「これを飲んで」
そう言って、スポーツドリンクが目の前にちらつく。確かに喉が渇いているような気もするけれど、それを飲みたいのかどうかも、もうわからなかった。
ため息をついた石丸さんが私を抱きかかえるようにして起こして、キャップを開けたペットボトルを口元まで運んでくる。顔を背けてそれを拒むと、彼は困ったように固まってしまう。
「俺は……知っての通りこんな性格だし、子供はおろか結婚もしていない。傷付いた君を慰めてやることもできない。だが、これだけは約束する。絶対にあの男を捕まえて、罪を償わせてみせる。君の為にね」
枯れたはずの涙が再び零れて、ぼたぼたと落ちる。
「だから、君も一緒に戦ってくれ。俺一人では、戦えない」
「私にできることなんて、何もないです」
口もほとんど開けずに呟いた言葉に、石丸さんは首を振った。
「それは違う。君が強くいてくれれば、それだけでいい。人生を諦めたらだめだ。史弥のことも、まだ何もわからないんだ」
先ほどみた写真を思い出して、私はもう一度嗚咽を漏らした。石丸さんは、片腕で私の肩を慰めるように抱いてくれていた。
その写真には、あの男が写っていた。ショッピングモール内で移動したのだろう。カフェのような場所で、向かい合って座っていた。その男の前には、黒い長そでのTシャツを着た史弥さんが座っていた。二人の前には、飲みかけの飲み物がそれぞれ置かれていた。
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