27 / 58
27話
しおりを挟む
「ウィリアム様、本日は私サイラスが護衛に付きますね。」
「うんっ。よろしくねお願いします!」
(心臓がやられそう。可愛すぎるっ。この笑顔全世界の人間虜をにさせてしまうな。)
サイラスは、じっとウィリアムを見ていた。
ウィリアムの護衛には、順番に常に一人が付くようになっている。今日の担当は、サイラスであった。サイラスは、三人の中で剣術の才がずば抜けていて次の騎士団長候補と影で呼ばれている。常に、冷静沈着で実戦経験も多いため選抜に選ばれたのだ。
冷静と言われているが、心の中ではウィリアムの愛について熱く語っている。
僕、サイラスさんに何かしちゃったのかな。ずっと僕の方見てるし、もしかして僕の護衛騎士になるのが嫌だったのかな。と、とりあえず笑っておこっ。
「えへへ、へ。」
ドギュン___ッ。
(私に笑いかけて下さった!?もはや、命日なのでは!!!???)
サイラスは、ニヤケからルーカスのような笑みをした。
あ、ちょっとお兄様に似てるかも。なんて言うのかな仕草?笑った顔とか。良く考えたら、性格とか似てる気がする。なんか、緊張感解けるよ。
「ウィリアム様は、本日は何をなさるのですか。」
サイラスは、ウィリアムに今日の予定を聞いた。
「今日は、街に行きたい!」
「街...ですか?」
「うん。僕ね、最近ポーション作りにハマっているから、薬草とか自分の目で見ながら選びたくて。それに、最近使っていない畑を見つけたからそこで薬草を育ててみたいんだ!」
「いいですね。外出時には、必ず侯爵様の許可が必要ですので聞いてみましょう。」
「僕には、サイラスがいるから大丈夫なのに......。」
「そう言ってくださるのは、大変嬉しいのですがウィリアム様の身に何かあってからだと遅いので。」
「ふーん、わかった今から聞いてくる。」
ウィリアムは侯爵の元へ行き、サイラスとの先ほどの会話をした。侯爵は少し考えた後に、結論を出した。
「学びの場が広がるのは良いかもしれんが、絶対に三人から離れたらダメだ。エリスも一緒に行かせよう。」
「ありがとうございますっお父様!」
「金を持たせよう、クリス。」
「はい。」
「ウィリアムが必要な金額を渡してくれ。」
「今僕が持っているお金だけで十分ですよ。沢山お小遣い貰っていますし。」
「私が一緒に、行けない分少し多めに持たせたいのだ。万が一のためにこのお金は、エリスに持たせよう。」
あ、僕がお小遣いを落としたりしちゃう可能性もあったから、エリスに渡すようのお金を用意しているのか。お父様、外出してもいいって言ってくれたの嬉しかったな。沢山、見て回ろっ。
ウィリアムは、侯爵に外出許可を貰うと直ぐに出掛ける準備をしていた。
「うんっ。よろしくねお願いします!」
(心臓がやられそう。可愛すぎるっ。この笑顔全世界の人間虜をにさせてしまうな。)
サイラスは、じっとウィリアムを見ていた。
ウィリアムの護衛には、順番に常に一人が付くようになっている。今日の担当は、サイラスであった。サイラスは、三人の中で剣術の才がずば抜けていて次の騎士団長候補と影で呼ばれている。常に、冷静沈着で実戦経験も多いため選抜に選ばれたのだ。
冷静と言われているが、心の中ではウィリアムの愛について熱く語っている。
僕、サイラスさんに何かしちゃったのかな。ずっと僕の方見てるし、もしかして僕の護衛騎士になるのが嫌だったのかな。と、とりあえず笑っておこっ。
「えへへ、へ。」
ドギュン___ッ。
(私に笑いかけて下さった!?もはや、命日なのでは!!!???)
サイラスは、ニヤケからルーカスのような笑みをした。
あ、ちょっとお兄様に似てるかも。なんて言うのかな仕草?笑った顔とか。良く考えたら、性格とか似てる気がする。なんか、緊張感解けるよ。
「ウィリアム様は、本日は何をなさるのですか。」
サイラスは、ウィリアムに今日の予定を聞いた。
「今日は、街に行きたい!」
「街...ですか?」
「うん。僕ね、最近ポーション作りにハマっているから、薬草とか自分の目で見ながら選びたくて。それに、最近使っていない畑を見つけたからそこで薬草を育ててみたいんだ!」
「いいですね。外出時には、必ず侯爵様の許可が必要ですので聞いてみましょう。」
「僕には、サイラスがいるから大丈夫なのに......。」
「そう言ってくださるのは、大変嬉しいのですがウィリアム様の身に何かあってからだと遅いので。」
「ふーん、わかった今から聞いてくる。」
ウィリアムは侯爵の元へ行き、サイラスとの先ほどの会話をした。侯爵は少し考えた後に、結論を出した。
「学びの場が広がるのは良いかもしれんが、絶対に三人から離れたらダメだ。エリスも一緒に行かせよう。」
「ありがとうございますっお父様!」
「金を持たせよう、クリス。」
「はい。」
「ウィリアムが必要な金額を渡してくれ。」
「今僕が持っているお金だけで十分ですよ。沢山お小遣い貰っていますし。」
「私が一緒に、行けない分少し多めに持たせたいのだ。万が一のためにこのお金は、エリスに持たせよう。」
あ、僕がお小遣いを落としたりしちゃう可能性もあったから、エリスに渡すようのお金を用意しているのか。お父様、外出してもいいって言ってくれたの嬉しかったな。沢山、見て回ろっ。
ウィリアムは、侯爵に外出許可を貰うと直ぐに出掛ける準備をしていた。
670
あなたにおすすめの小説
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福無双。〜メシ作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
神様の人選ミスで死んじゃった!? 異世界で授けられた万能ボックスでいざスローライフ冒険!
さかき原枝都は
ファンタジー
光と影が交錯する世界で、希望と調和を求めて進む冒険者たちの物語
会社員として平凡な日々を送っていた七樹陽介は、神様のミスによって突然の死を迎える。そして異世界で新たな人生を送ることを提案された彼は、万能アイテムボックスという特別な力を手に冒険を始める。 平穏な村で新たな絆を築きながら、自分の居場所を見つける陽介。しかし、彼の前には隠された力や使命、そして未知なる冒険が待ち受ける! 「万能ボックス」の謎と仲間たちとの絆が交差するこの物語は、笑いあり、感動ありの異世界スローライフファンタジー。陽介が紡ぐ第二の人生、その行く先には何が待っているのか——?
転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう! 公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
アルファポリス様より書籍化!
転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。
どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。
- カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました!
- アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました!
- この話はフィクションです。
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
転生ちびっ子の魔物研究所〜ほのぼの家族に溢れんばかりの愛情を受けスローライフを送っていたら規格外の子どもに育っていました〜
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
高校生の涼太は交通事故で死んでしまったところを優しい神様達に助けられて、異世界に転生させて貰える事になった。
辺境伯家の末っ子のアクシアに転生した彼は色々な人に愛されながら、そこに住む色々な魔物や植物に興味を抱き、研究する気ままな生活を送る事になる。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる