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俺は、冒険がしたい 5
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源太が警備兵に連行されていた理由を聞き、連行じゃなくて人助けをして助けられたと言う何か痛々しい話に源太らしさを感じた。
だが俺は、そんな源太だから好きなのだ。
源太の登場により、ピンチを脱した俺達は、警備兵の人達にお礼を言われ上機嫌で街を散策する事にした。
さすが商業の盛んな街だけあって、商人や買い物客が忙しく往き来し、街全体が活気に包まれている。
村に居た時には、考えられない光景でまるでお祭りのようだ。
「男女ケンカ祭り?」
今日は、祭りだった。
その空気に当てられ俺達も気分が舞い上がり、ついつい財布の紐が緩くなってしまった。
妹と陽子は、服屋を回り村では、見たことのない服がたくさんあり、試着と買い物が止まらない。
妹が猫耳とミニスカメイド服、ニーハイガーターベルトを着用しこちらを見てくる。
「か、可愛い……。」
俺の呟きが聞こえたのか、妹は、恥ずかしそうに頬を赤く染めている。 隣を見ると陽子がバニーガールと言う格好をしていた。
「な、なんて破壊力だ! エロ過ぎる!」
陽子は、嬉しそうにしていた。
俺が二人を誉めてしまったものだから、二人共そのままの格好で恥ずかしそうにくっつき、街を歩いて回る事になった。
道行く人達の視線が痛い。
さすがに周りの視線に耐えきれなくなり、源太に助けを求めようとしたが、どこを見ても源太の姿が見当たらない。
「またか。 あいつは、昔から集団行動出来なかったもんな……。」
源太を見失いキョロキョロしていると、周りに居る男達の声が聞こえて来た。
「なんだあの男は、あんな可愛い女の子を二人も連れて、しかもあんなハレンチな格好をさせるとは、許せん!」
わあわあ言ってる通行人が鬱陶しいと思っていたら、妹が急に動き出した。
「お兄ちゃん達……。 あんまりジロジロ見ると恥ずかしいニャッ! 失せろにゃ。」
「「「ね、ネコパーンチ!」」」
周りにいた、文句を言ってた男、言ってなかった男の姿が消えた。
経験値を獲得しました。 レベルアップしました。
「この街は、大丈夫なのか?」
妹のお陰で妬みの目がなくなったが、少し歩くと別の視線が気になってくる。
「なんだ! あのエロい格好は、おかしいぞ! 目が、目が離せない!」
陽子は、ガン見してくる気持ち悪い男達を全く気にしないで普通に歩く。
「「「うっひょー! ラッキーパーンチ!」」」
陽子のパンちらを見て、もう色々と我慢できなくなった男達は、勝手に鼻血を出して、次々と倒れた。
みんな幸せそうな顔をして道を赤く染めた。
経験値を獲得しました。 レベルアップしました。
「ダメだこいつら。」
呆れながらバカな男達を見下ろし、街の散策を再開する。
所狭しと並ぶ露店見て、美味しそうな食べ物を衝動買いし三人で仲良く食べ歩きしていると、一際騒がしくたくさんの人が集まってる場所へ出た。
男女ケンカ祭りのイベント会場だ。
広場を囲うように人だかりが出来ていて、中央では、複数の男女が入り乱れ殴り合いをしていた。
その光景を見て集まっている見物客も歓声を上げ、盛り上がっている。
男女の殴り合い何て、男と女の力の差が歴然とした物を見ていて気分が悪くならないのだろうか。
いや、よく見ると何だか様子がおかしい。
女の方が一方的に男を殴っている。 殴られた男達は、なぜか嬉しそうにしている不思議な光景を目の当たりにし、呆然と立ち尽くしてしまった。
男女ケンカ祭りの司会進行を行ってる人が巧みな話術を駆使し、その場を盛り上げ、集まってくる人達に分かりやすい様に祭りの説明をし始めた。
「初めて見る方々は、驚きだと思われますがこれは、両者同意の殴り合いです! 日頃のうっ憤張らすため、毎日平和には過ごすため、この日の為に溜めに貯めた怒りを相手に晴らして楽しく生きようと言う粋な祭りになってます! ですので、安心して観てください! 観て楽しんで行ってください!」
司会者の話の通り確かに楽しそうだ。
殴る方も殴られる方も笑っていて実に幸せそうに見える。
だが、その中で一際異彩を放つペアがいた。
「この腐れ外道が! ニヤニヤニヤニヤしやがって、うちの娘をどうするつもりだ! この場でそのクソ見たいな思想と共に人生を終わらせてやるわ!」
「や、止めるじょ~。 おらは、何もしてないじょ~。」
源太が女の人にマウントを取られ、一方的に殴られていた。
「「「源太ー!」」」
親友のピンチ。
あの女性は、物凄く怒っていてとても恐いが、黙って殴られ続ける親友を黙ってみてる訳には、いかない。
「勇気を振り絞れ! これが俺の冒険の第一歩だ!」
「いい加減にするじょ。 これでもくらえじょ。」
「きゃっ……。」
源太にやり返された女性は、源太を殴るのを止めた。
マウントを取ったまま、動かなくなった。
だが俺は、そんな源太だから好きなのだ。
源太の登場により、ピンチを脱した俺達は、警備兵の人達にお礼を言われ上機嫌で街を散策する事にした。
さすが商業の盛んな街だけあって、商人や買い物客が忙しく往き来し、街全体が活気に包まれている。
村に居た時には、考えられない光景でまるでお祭りのようだ。
「男女ケンカ祭り?」
今日は、祭りだった。
その空気に当てられ俺達も気分が舞い上がり、ついつい財布の紐が緩くなってしまった。
妹と陽子は、服屋を回り村では、見たことのない服がたくさんあり、試着と買い物が止まらない。
妹が猫耳とミニスカメイド服、ニーハイガーターベルトを着用しこちらを見てくる。
「か、可愛い……。」
俺の呟きが聞こえたのか、妹は、恥ずかしそうに頬を赤く染めている。 隣を見ると陽子がバニーガールと言う格好をしていた。
「な、なんて破壊力だ! エロ過ぎる!」
陽子は、嬉しそうにしていた。
俺が二人を誉めてしまったものだから、二人共そのままの格好で恥ずかしそうにくっつき、街を歩いて回る事になった。
道行く人達の視線が痛い。
さすがに周りの視線に耐えきれなくなり、源太に助けを求めようとしたが、どこを見ても源太の姿が見当たらない。
「またか。 あいつは、昔から集団行動出来なかったもんな……。」
源太を見失いキョロキョロしていると、周りに居る男達の声が聞こえて来た。
「なんだあの男は、あんな可愛い女の子を二人も連れて、しかもあんなハレンチな格好をさせるとは、許せん!」
わあわあ言ってる通行人が鬱陶しいと思っていたら、妹が急に動き出した。
「お兄ちゃん達……。 あんまりジロジロ見ると恥ずかしいニャッ! 失せろにゃ。」
「「「ね、ネコパーンチ!」」」
周りにいた、文句を言ってた男、言ってなかった男の姿が消えた。
経験値を獲得しました。 レベルアップしました。
「この街は、大丈夫なのか?」
妹のお陰で妬みの目がなくなったが、少し歩くと別の視線が気になってくる。
「なんだ! あのエロい格好は、おかしいぞ! 目が、目が離せない!」
陽子は、ガン見してくる気持ち悪い男達を全く気にしないで普通に歩く。
「「「うっひょー! ラッキーパーンチ!」」」
陽子のパンちらを見て、もう色々と我慢できなくなった男達は、勝手に鼻血を出して、次々と倒れた。
みんな幸せそうな顔をして道を赤く染めた。
経験値を獲得しました。 レベルアップしました。
「ダメだこいつら。」
呆れながらバカな男達を見下ろし、街の散策を再開する。
所狭しと並ぶ露店見て、美味しそうな食べ物を衝動買いし三人で仲良く食べ歩きしていると、一際騒がしくたくさんの人が集まってる場所へ出た。
男女ケンカ祭りのイベント会場だ。
広場を囲うように人だかりが出来ていて、中央では、複数の男女が入り乱れ殴り合いをしていた。
その光景を見て集まっている見物客も歓声を上げ、盛り上がっている。
男女の殴り合い何て、男と女の力の差が歴然とした物を見ていて気分が悪くならないのだろうか。
いや、よく見ると何だか様子がおかしい。
女の方が一方的に男を殴っている。 殴られた男達は、なぜか嬉しそうにしている不思議な光景を目の当たりにし、呆然と立ち尽くしてしまった。
男女ケンカ祭りの司会進行を行ってる人が巧みな話術を駆使し、その場を盛り上げ、集まってくる人達に分かりやすい様に祭りの説明をし始めた。
「初めて見る方々は、驚きだと思われますがこれは、両者同意の殴り合いです! 日頃のうっ憤張らすため、毎日平和には過ごすため、この日の為に溜めに貯めた怒りを相手に晴らして楽しく生きようと言う粋な祭りになってます! ですので、安心して観てください! 観て楽しんで行ってください!」
司会者の話の通り確かに楽しそうだ。
殴る方も殴られる方も笑っていて実に幸せそうに見える。
だが、その中で一際異彩を放つペアがいた。
「この腐れ外道が! ニヤニヤニヤニヤしやがって、うちの娘をどうするつもりだ! この場でそのクソ見たいな思想と共に人生を終わらせてやるわ!」
「や、止めるじょ~。 おらは、何もしてないじょ~。」
源太が女の人にマウントを取られ、一方的に殴られていた。
「「「源太ー!」」」
親友のピンチ。
あの女性は、物凄く怒っていてとても恐いが、黙って殴られ続ける親友を黙ってみてる訳には、いかない。
「勇気を振り絞れ! これが俺の冒険の第一歩だ!」
「いい加減にするじょ。 これでもくらえじょ。」
「きゃっ……。」
源太にやり返された女性は、源太を殴るのを止めた。
マウントを取ったまま、動かなくなった。
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