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俺は、冒険がしたい 8
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屯所を出ようとした所、警備兵の隊長が源太に膝まづいた。
「げげげ源太様ー!」
「「「源太様?!」」」
「なんだじょ! いきなり知らないおっさんが飛び出して来てビックリしたじょ。」
何でお前も知らないだよ。
源太の事を様付けで、めちゃくちゃ頭下げてんのにそれを知らないおっさんとか言っちゃ可愛そうだろ。
「源太様。 この街に要らしていたのであれば、私自らが警護、案内を致しましたものを気付くのが遅くなり大変申し訳ありません。 この失態、お許し頂けないようなら……。 今すぐこの場で私の腹、かっさばいてこの罪に酬いたく……。」
「止めるじょ。 そのナイフを離すじょ。」
「お許し頂けるのですか? なんと慈悲深い……。」
いきなり取り出したナイフを地面に落とし、深々と地に頭を擦り付ける隊長。
「このおっさんヤバイじょ。 おら、こんな危ない人間見たの初めてだじょ。」
なんか、色々と報われない隊長を見てると哀れに思えてきて、早くこの場を去りたくなった。
この想いは、源太も同じようだ。
いや、この場にいる俺達全員の共通の意思だ。
俺、妹、陽子の三人は、目を合わせて頷き合い一目散に屯所から駆け出した。
「あっ。 待つじょ。 おらを置いて行かないで欲しいじょ~。」
「待って下さい。 源太様ー!」
「怖い、怖いじょ。 着いてこないで欲しいじょ~。」
「はっ……。 申し訳、ありません!」
源太の言葉を聞き、追いかけるのを止めた隊長は、通行人の目を気にする事無くその場で思いっきり土下座していた。
源太は、本当に何者なんだ。
俺達の疑問は、膨らむ一方だが一刻も早くこの街を出たい。
このまま、この街にいるとどんな厄介事に巻き込まれるかわかったもんじゃない。
急いで馬車を手配し、乗り込み街の出口へと向かう。
すると、驚いた事にどこで聞き付けたのか、どんな繋がりで集まって来たのか、百人を超える人々が大手を振って見送りに来ていた。
その中には、警備兵と隊長、源太をタコ殴りにしていた女性と娘に俺達が見たこのない人々が集まっていた。
「「「源太様~! ありがとうございます~! どうかご無事で~! また、会える日を心待ちしています~!」」」
「うおおおおあおお兄ちゃんは、いつまでも妹の帰りを待ってるからなぁぁぁぁ!」
「気持ち悪いからだまれにゃ。」
「ね、ね、ネコパーンチ! ごちそうさまです……。」
一日も滞在して居なかったはずの街で、しかも、ちょっと目を離した隙に源太は、一体何をしたんだ。 いや、源太だけが原因じゃなさそうだが……。
謎が謎を呼び、たくさんの人に見送られ、俺達は商業の街を後にした。
一日も滞在しなかったし、せっかくもらった時間とお金が余ってるから他の街も見て回ろうと話し合った。
馬車を走らせるが街を出たのは夕方、あっという間に日が傾き暗くなって来た為、馬車を止めて野宿する事にした。
丁度近くに池があったので、妹と陽子は水浴びへ、俺と源太で薪を集めて火を起こし、源太が豆を焼いて晩御飯を作っている。
「キャー!」
すると、水浴びへ行った妹達の方から悲鳴が聞こえ、急いで池へ向かう。
「これが俺の冒険の第一歩だ! 早く助けるぞ!」
源太も急いでついてくるがその光景を見て足を止めた。
「とんだ、空豆だじょ。」
妹達は、ゴブリンに襲われていた。
村からほとんど出たことのない俺達は、夜の森は危険だと知らなかった。
ゴブリンや魔獣が現れ旅人を襲うことがあるらしいと聞いていたが、旅に浮き足立ち頭から離れてしまっていた。
衣服は愚か武器すら持っていない妹達は、圧倒的に不利だ。
このままでは、ゴブリンにされるがままになってしまう。
「気持ち悪いんだよ! 死ねぇぇぇ!」
と、思ったがゴブリンがボコボコにされて、絶命した。
経験値を獲得しました。 レベルアップしました。
俺と源太は、黙って晩御飯の準備へ戻る事にした。
「さっきの悲鳴は、どっちの悲鳴だったのかな……。」
「じ、じょ……。」
しばらくしたら、何もなかったかのように上機嫌な二人が戻って来たので、ご飯にする事にした。
晩御飯と言っても、急いで街から出たからたいした物はなく、とても質素だが、空腹は最大の調味料で有り誰も文句一つ言わずに美味しく食べた。
食卓に謎の肉が増えていたが、誰も何も聞くことはなかった。
「げげげ源太様ー!」
「「「源太様?!」」」
「なんだじょ! いきなり知らないおっさんが飛び出して来てビックリしたじょ。」
何でお前も知らないだよ。
源太の事を様付けで、めちゃくちゃ頭下げてんのにそれを知らないおっさんとか言っちゃ可愛そうだろ。
「源太様。 この街に要らしていたのであれば、私自らが警護、案内を致しましたものを気付くのが遅くなり大変申し訳ありません。 この失態、お許し頂けないようなら……。 今すぐこの場で私の腹、かっさばいてこの罪に酬いたく……。」
「止めるじょ。 そのナイフを離すじょ。」
「お許し頂けるのですか? なんと慈悲深い……。」
いきなり取り出したナイフを地面に落とし、深々と地に頭を擦り付ける隊長。
「このおっさんヤバイじょ。 おら、こんな危ない人間見たの初めてだじょ。」
なんか、色々と報われない隊長を見てると哀れに思えてきて、早くこの場を去りたくなった。
この想いは、源太も同じようだ。
いや、この場にいる俺達全員の共通の意思だ。
俺、妹、陽子の三人は、目を合わせて頷き合い一目散に屯所から駆け出した。
「あっ。 待つじょ。 おらを置いて行かないで欲しいじょ~。」
「待って下さい。 源太様ー!」
「怖い、怖いじょ。 着いてこないで欲しいじょ~。」
「はっ……。 申し訳、ありません!」
源太の言葉を聞き、追いかけるのを止めた隊長は、通行人の目を気にする事無くその場で思いっきり土下座していた。
源太は、本当に何者なんだ。
俺達の疑問は、膨らむ一方だが一刻も早くこの街を出たい。
このまま、この街にいるとどんな厄介事に巻き込まれるかわかったもんじゃない。
急いで馬車を手配し、乗り込み街の出口へと向かう。
すると、驚いた事にどこで聞き付けたのか、どんな繋がりで集まって来たのか、百人を超える人々が大手を振って見送りに来ていた。
その中には、警備兵と隊長、源太をタコ殴りにしていた女性と娘に俺達が見たこのない人々が集まっていた。
「「「源太様~! ありがとうございます~! どうかご無事で~! また、会える日を心待ちしています~!」」」
「うおおおおあおお兄ちゃんは、いつまでも妹の帰りを待ってるからなぁぁぁぁ!」
「気持ち悪いからだまれにゃ。」
「ね、ね、ネコパーンチ! ごちそうさまです……。」
一日も滞在して居なかったはずの街で、しかも、ちょっと目を離した隙に源太は、一体何をしたんだ。 いや、源太だけが原因じゃなさそうだが……。
謎が謎を呼び、たくさんの人に見送られ、俺達は商業の街を後にした。
一日も滞在しなかったし、せっかくもらった時間とお金が余ってるから他の街も見て回ろうと話し合った。
馬車を走らせるが街を出たのは夕方、あっという間に日が傾き暗くなって来た為、馬車を止めて野宿する事にした。
丁度近くに池があったので、妹と陽子は水浴びへ、俺と源太で薪を集めて火を起こし、源太が豆を焼いて晩御飯を作っている。
「キャー!」
すると、水浴びへ行った妹達の方から悲鳴が聞こえ、急いで池へ向かう。
「これが俺の冒険の第一歩だ! 早く助けるぞ!」
源太も急いでついてくるがその光景を見て足を止めた。
「とんだ、空豆だじょ。」
妹達は、ゴブリンに襲われていた。
村からほとんど出たことのない俺達は、夜の森は危険だと知らなかった。
ゴブリンや魔獣が現れ旅人を襲うことがあるらしいと聞いていたが、旅に浮き足立ち頭から離れてしまっていた。
衣服は愚か武器すら持っていない妹達は、圧倒的に不利だ。
このままでは、ゴブリンにされるがままになってしまう。
「気持ち悪いんだよ! 死ねぇぇぇ!」
と、思ったがゴブリンがボコボコにされて、絶命した。
経験値を獲得しました。 レベルアップしました。
俺と源太は、黙って晩御飯の準備へ戻る事にした。
「さっきの悲鳴は、どっちの悲鳴だったのかな……。」
「じ、じょ……。」
しばらくしたら、何もなかったかのように上機嫌な二人が戻って来たので、ご飯にする事にした。
晩御飯と言っても、急いで街から出たからたいした物はなく、とても質素だが、空腹は最大の調味料で有り誰も文句一つ言わずに美味しく食べた。
食卓に謎の肉が増えていたが、誰も何も聞くことはなかった。
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