2 / 14
2
しおりを挟む
「 んっ‥」
私はベットの上にいた。
「あれ、確か、人間と出会って‥」
私は起き上がり一生懸命記憶を思い出そうとしていると、誰かが部屋のドアを開けた。開けたんだけど、入ってはこない。何で入らないのかな?多分だけど、昨日の大きい男の人だよね。
「あの、もしかして昨日の人ですか?」
少しの沈黙の後、昨日の男の人(多分)が話し始めた。
「そ、そうです。あの、体調はどうですか?」
やっぱり昨日の大きい男の人だ!私のこと助けてくれたんだ。ベットにまで寝かせてくれて、良い人だな‥。
「あの‥助けてくれてありがとうございます。私、あなたがいなかったら‥」
「い、いえとんでもないです。逆に私なんかが見つけてしまって‥」
最後の方はなんて言ったのかわからなかった。
さっきから思ってるんだけど何でこの人ドア開けたのにドアの後ろで話してるんだろ。
「あの、どうしてドアの後ろで話しているんですか?」
「えっ、そ、それは私を見たら気分が悪くなってしまうので‥」
ん?気分悪くならないと思うけど。それにちゃんと顔を見てお礼を言いたいし。
「気分悪くなりませんよ?私のこと助けていただいたので顔を見てお礼が言いたいんです。」
沈黙が続く。私のこと嫌いなのかな。
「すみません。助けていただいたのに‥迷惑ですよね、その本当にすみません。私ベット占領しちゃってるし、本当に迷惑だと思うんですけど‥」
「迷惑だなんて思ってないです!!」
私がひたすら謝り続けているとすごい勢いで部屋に入ってきて、熱弁し始めた。
カランッ
あっ、なんか落ちた。
仮面のようなものが落ちたが男は気付かずに「迷惑じゃないんです、でも私が‥」とすごい勢いで話している。
私は落としたことを教えようと思って声をかけた。
その瞬間衝撃が走った。
「あの、落としました‥‥‥よ。」
私が男の人を見上げると、そこにはイケメンがいた。サラサラな金髪に空のような青い眼、高い鼻に薄くほんのりピンクの唇。これってもしかして、金髪碧眼イケメンか?やばい、初めて見た。イケメンすぎて震える。今なら弁論大会テーマ金髪碧眼で最優秀賞取れそう。困惑、私終わり?もしかして天国?
私が頭の中で大合唱しているとイケメンは青ざめた顔をしていた。
やばい、もしかして声に出てた?
「ご、ごめんなさいっ。」
イケメンは私に謝り、部屋を出て行こうとした。
まずい、私がイケメン好き変態JKだと思われてしまう!!!断じて違う(とは言い切れない)!!誤解を解かないとっ!
そう思った私は、気持ちが前のめりすぎて体も前のめりになってしまいベットから落ちてしまった。するとイケメンは心配して戻って駆け寄ってきてくれた。やっぱりこの人いい人だ。
「違うんです!私変態じゃありません!」
私は一生懸命私が変態じゃないことを説明した。
イケメンはすごく驚いている。黙っていたかと思ったら急に話し始めた。
「私のこと、怖くないのですか?」
「‥えっと?怖くはないですよ?」
どーゆーことなのか分からないけど命の恩人だし怖くはない。イケメンだし。いや、イケメンすぎて逆に怖いけど。あっ、もしかしてそーゆー怖いの意味だったか?
「‥っ!!そ、そんな、私‥」
イケメンは泣き出してしまった。
私はベットの上にいた。
「あれ、確か、人間と出会って‥」
私は起き上がり一生懸命記憶を思い出そうとしていると、誰かが部屋のドアを開けた。開けたんだけど、入ってはこない。何で入らないのかな?多分だけど、昨日の大きい男の人だよね。
「あの、もしかして昨日の人ですか?」
少しの沈黙の後、昨日の男の人(多分)が話し始めた。
「そ、そうです。あの、体調はどうですか?」
やっぱり昨日の大きい男の人だ!私のこと助けてくれたんだ。ベットにまで寝かせてくれて、良い人だな‥。
「あの‥助けてくれてありがとうございます。私、あなたがいなかったら‥」
「い、いえとんでもないです。逆に私なんかが見つけてしまって‥」
最後の方はなんて言ったのかわからなかった。
さっきから思ってるんだけど何でこの人ドア開けたのにドアの後ろで話してるんだろ。
「あの、どうしてドアの後ろで話しているんですか?」
「えっ、そ、それは私を見たら気分が悪くなってしまうので‥」
ん?気分悪くならないと思うけど。それにちゃんと顔を見てお礼を言いたいし。
「気分悪くなりませんよ?私のこと助けていただいたので顔を見てお礼が言いたいんです。」
沈黙が続く。私のこと嫌いなのかな。
「すみません。助けていただいたのに‥迷惑ですよね、その本当にすみません。私ベット占領しちゃってるし、本当に迷惑だと思うんですけど‥」
「迷惑だなんて思ってないです!!」
私がひたすら謝り続けているとすごい勢いで部屋に入ってきて、熱弁し始めた。
カランッ
あっ、なんか落ちた。
仮面のようなものが落ちたが男は気付かずに「迷惑じゃないんです、でも私が‥」とすごい勢いで話している。
私は落としたことを教えようと思って声をかけた。
その瞬間衝撃が走った。
「あの、落としました‥‥‥よ。」
私が男の人を見上げると、そこにはイケメンがいた。サラサラな金髪に空のような青い眼、高い鼻に薄くほんのりピンクの唇。これってもしかして、金髪碧眼イケメンか?やばい、初めて見た。イケメンすぎて震える。今なら弁論大会テーマ金髪碧眼で最優秀賞取れそう。困惑、私終わり?もしかして天国?
私が頭の中で大合唱しているとイケメンは青ざめた顔をしていた。
やばい、もしかして声に出てた?
「ご、ごめんなさいっ。」
イケメンは私に謝り、部屋を出て行こうとした。
まずい、私がイケメン好き変態JKだと思われてしまう!!!断じて違う(とは言い切れない)!!誤解を解かないとっ!
そう思った私は、気持ちが前のめりすぎて体も前のめりになってしまいベットから落ちてしまった。するとイケメンは心配して戻って駆け寄ってきてくれた。やっぱりこの人いい人だ。
「違うんです!私変態じゃありません!」
私は一生懸命私が変態じゃないことを説明した。
イケメンはすごく驚いている。黙っていたかと思ったら急に話し始めた。
「私のこと、怖くないのですか?」
「‥えっと?怖くはないですよ?」
どーゆーことなのか分からないけど命の恩人だし怖くはない。イケメンだし。いや、イケメンすぎて逆に怖いけど。あっ、もしかしてそーゆー怖いの意味だったか?
「‥っ!!そ、そんな、私‥」
イケメンは泣き出してしまった。
24
あなたにおすすめの小説
この世界、イケメンが迫害されてるってマジ!?〜アホの子による無自覚救済物語〜
具なっしー
恋愛
※この表紙は前世基準。本編では美醜逆転してます。AIです
転生先は──美醜逆転、男女比20:1の世界!?
肌は真っ白、顔のパーツは小さければ小さいほど美しい!?
その結果、地球基準の超絶イケメンたちは “醜男(キメオ)” と呼ばれ、迫害されていた。
そんな世界に爆誕したのは、脳みそふわふわアホの子・ミーミ。
前世で「喋らなければ可愛い」と言われ続けた彼女に同情した神様は、
「この子は救済が必要だ…!」と世界一の美少女に転生させてしまった。
「ひきわり納豆顔じゃん!これが美しいの??」
己の欲望のために押せ押せ行動するアホの子が、
結果的にイケメン達を救い、世界を変えていく──!
「すきーー♡結婚してください!私が幸せにしますぅ〜♡♡♡」
でも、気づけば彼らが全方向から迫ってくる逆ハーレム状態に……!
アホの子が無自覚に世界を救う、
価値観バグりまくりご都合主義100%ファンタジーラブコメ!
転生先は男女比50:1の世界!?
4036(シクミロ)
恋愛
男女比50:1の世界に転生した少女。
「まさか、男女比がおかしな世界とは・・・」
デブで自己中心的な女性が多い世界で、ひとり異質な少女は・・
どうなる!?学園生活!!
私が美女??美醜逆転世界に転移した私
鍋
恋愛
私の名前は如月美夕。
27才入浴剤のメーカーの商品開発室に勤める会社員。
私は都内で独り暮らし。
風邪を拗らせ自宅で寝ていたら異世界転移したらしい。
転移した世界は美醜逆転??
こんな地味な丸顔が絶世の美女。
私の好みど真ん中のイケメンが、醜男らしい。
このお話は転生した女性が優秀な宰相補佐官(醜男/イケメン)に囲い込まれるお話です。
※ゆるゆるな設定です
※ご都合主義
※感想欄はほとんど公開してます。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
甘い匂いの人間は、極上獰猛な獣たちに奪われる 〜居場所を求めた少女の転移譚〜
具なっしー
恋愛
「誰かを、全力で愛してみたい」
居場所のない、17歳の少女・鳴宮 桃(なるみや もも)。
幼い頃に両親を亡くし、叔父の家で家政婦のような日々を送る彼女は、誰にも言えない孤独を抱えていた。そんな桃が、願いをかけた神社の光に包まれ目覚めたのは、獣人たちが支配する異世界。
そこは、男女比50:1という極端な世界。女性は複数の夫に囲われて贅沢を享受するのが常識だった。
しかし、桃は異世界の女性が持つ傲慢さとは無縁で、控えめなまま。
そして彼女の身体から放たれる**"甘いフェロモン"は、野生の獣人たちにとって極上の獲物**でしかない。
盗賊に囚われかけたところを、美形で無口なホワイトタイガー獣人・ベンに救われた桃。孤独だった少女は、その純粋さゆえに、強く、一途で、そして獰猛な獣人たちに囲われていく――。
※表紙はAIです
男女比バグった世界で美女チート無双〜それでも私は冒険がしたい!〜
具なっしー
恋愛
日本で暮らしていた23歳喪女だった女の子が交通事故で死んで、神様にチートを貰い、獣人の世界に転生させられた!!気づいたらそこは森の中で体は15歳くらいの女の子だった!ステータスを開いてみるとなんと白鳥兎獣人という幻の種族で、白いふわふわのウサ耳と、神秘的な白鳥の羽が生えていた。そしてなんとなんと、そこは男女比が10:1の偏った世界で、一妻多夫が普通の世界!そんな世界で、せっかく転生したんだし、旅をする!と決意した主人公は絶世の美女で…だんだん彼女を囲う男達が増えていく話。
主人公は見た目に反してめちゃくちゃ強いand地球の知識があるのでチートしまくります。
みたいなはなし
※表紙はAIです
なんか、異世界行ったら愛重めの溺愛してくる奴らに囲われた
いに。
恋愛
"佐久良 麗"
これが私の名前。
名前の"麗"(れい)は綺麗に真っ直ぐ育ちますようになんて思いでつけられた、、、らしい。
両親は他界
好きなものも特にない
将来の夢なんてない
好きな人なんてもっといない
本当になにも持っていない。
0(れい)な人間。
これを見越してつけたの?なんてそんなことは言わないがそれ程になにもない人生。
そんな人生だったはずだ。
「ここ、、どこ?」
瞬きをしただけ、ただそれだけで世界が変わってしまった。
_______________....
「レイ、何をしている早くいくぞ」
「れーいちゃん!僕が抱っこしてあげよっか?」
「いや、れいちゃんは俺と手を繋ぐんだもんねー?」
「、、茶番か。あ、おいそこの段差気をつけろ」
えっと……?
なんか気づいたら周り囲まれてるんですけどなにが起こったんだろう?
※ただ主人公が愛でられる物語です
※シリアスたまにあり
※周りめちゃ愛重い溺愛ルート確です
※ど素人作品です、温かい目で見てください
どうぞよろしくお願いします。
美醜逆転世界でお姫様は超絶美形な従者に目を付ける
朝比奈
恋愛
ある世界に『ティーラン』と言う、まだ、歴史の浅い小さな王国がありました。『ティーラン王国』には、王子様とお姫様がいました。
お姫様の名前はアリス・ラメ・ティーラン
絶世の美女を母に持つ、母親にの美しいお姫様でした。彼女は小国の姫でありながら多くの国の王子様や貴族様から求婚を受けていました。けれども、彼女は20歳になった今、婚約者もいない。浮いた話一つ無い、お姫様でした。
「ねぇ、ルイ。 私と駆け落ちしましょう?」
「えっ!? ええぇぇえええ!!!」
この話はそんなお姫様と従者である─ ルイ・ブリースの恋のお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる