異世界転生先で溺愛されてます!

目玉焼きはソース

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4 ジェイside1

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 私は薬草を調達するためのに森にいた。

 歩いていると誰かが助けを呼ぶ声が聞こえたので、声の方に進んでいった。

 声の先にいたのは女神のような少女だった。声をかけようと思ったが、どうせ怖がられてしまうんだろうなと思うと近寄ることができなかった。

 私は幼き頃から忌み嫌われてきた。醜い姿に成長した私に耐えられなくなった両親は一家心中をはかろうとしたが、不幸なことに私だけが生き残ってしまった。そこからは地獄のような日々だった。生きるために力をつけ、誰か認めてくれるのではないかと思っていたが、皆は強くなった私を恐れ、「怪物」などと呼ぶようになった。私は孤独のまま生き続けるのだと思っていた。

 だから彼女に声をかけることができなかった。人間を嫌ってきたし、これからもそのつもりだった。放っておこうと思ったが、なぜか目を離せなかった。

 私は茂みから彼女をずっとみていた。自分でも何がしたいのかわからなかった。

 日が落ち始めてきた頃、彼女は泣き出してしまった。私はなぜか心配になってしまい足を踏み出してしまった。

 ガサッ

 やってしまった。気付かれてしまう。

「な、なに、誰かいるの‥?」

 彼女が声を発した。透き通るような、いつまでも聴いていたい、そんな声だった。

「ちょっと!!そこにいるんでしょ!?いるなら出てきなよ!!私のこと食べるんでしょ!?食べるなら早く食べなよ!!」

 彼女は急に声を荒げた。彼女は私のことをモンスターか何かだと思っているのだろう。私は彼女の前に出ていた。

 ガサガサッ
 
「あの‥」

 声をかけられて思わずビクッとしてしまう。なぜかわからないが私は彼女の前に出てしまっていた。彼女の目にうつりたいと思ってしまった。どうせ拒まれるのに。
 
「あの、もしかして人間ですか?私のこと食べたりしませんか?」

 彼女は話しかけてきた。この私に。いくら仮面をつけているからといってこの体なのに。私は思考が停止してしまっていた。私が話さないことで彼女が不安な顔をしていると気づき慌てて話した。

「‥私は、一応人間ですよ。あなたを食べたりしませんよ。」

 彼女はなぜ普通でいられるのかがわからなかった。もしかしたら彼女は私を受け入れてくれるのではないか‥そんな考えが頭をよぎった。

「‥!!」

 すると彼女は私に抱きついてきた。何が起きたのかわからなかった。この人は女神なのか、私は死んだのか?人間などと一生触れ合うことはないとそう思っていたが、彼女はもしかしたら‥

「人間だ‥!人間だ!‥‥」

 彼女は私に抱きついたまま気を失った。その温もりを噛みしめていたが‥ふと、細い足が目に入った。
 なっ、なぜ彼女は足を出しているんだ。私はパニックになった。こんな短い履物、下着と同じじゃないかッ!女性の生足など見たことがないのに、こんなに近くにあるなんて‥晒された彼女の足を見て自分の下半身に熱が集まるのを感じた。

「こ、このままではまずい(色々と)、と、とりあえず家に‥」

 そして私は彼女を抱えて家に帰った。
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