173 / 214
†月下の惨劇†
待機期間
しおりを挟む
★☆★☆★
──その頃。
闇魔界において、皇帝・ヴァルディアスに次いだ実力を誇り、その言動を補佐するために暗躍する、シレン四兄弟の長兄でもあり…
精の黒瞑界に仇なす強敵でもあるルファイアの襲撃に乗じて、おびただしい数の闇魔界の者が、ここ精の黒瞑界を強襲し、破壊し続けている事実を受けて、皇族を守護し、民を守る立場にある六魔将──
レイヴァン、フェンネル、サリア、カイネル、シン、ユリアスの六名は、この世界の皇帝であるサヴァイスのいる空間の、その隣の空間に控え、待機していた。
…その性格故と言うべきか、六名の中でも一番歳若いシンが、この状況下でも動かない他五名に対して、焦りと苛立ちを含んだ声をあげる。
「…なあ、ここでこうしている間にも、誰かが殺されているんだ。
なのに、皆を守る立場にいるはずの俺たちが、いつまでもこんな所で待機していていいのか?」
テーブル近くの、ソファーを模したような形の椅子に座っていたシンは、不満をそれに変えるかのように、苛々と指を組んだ。
だが、それをした所で、この問題が解決するはずもない。
シンが感情の捌け口を見い出せず、無意識にその動作を続けるのを見て、見かねたフェンネルが口を開いた。
「…少しは落ち着け、シン。そんなことは我々にも分かっている…
だが、そうせよとのサヴァイス様からの命令は出ていない」
「それは分かってる!」
シンは組んだ指を解くと、自らの心の奥底にくすぶっている不安を、爆発させるように叫んだ。
「けど、こうして命令を待っている間にも、誰かが殺されていく…
それをただ、指をくわえて見ているのは御免なんだ!
戦う力があるのに、命令がないと戦えないだなんて、そんな話が──」
「…フェンネルは落ち着けと言ったはずだよ、シン」
テーブルに軽く頬杖をつきながら、ユリアスが呟く。
「皆がここに居るのは、ただ命令を受ける為だけに待機しているだけじゃない。
…シン、お前は六魔将の本当の意義を分かってる?」
「え…?」
なだめるように、柔らかく声を落とされて、シンの興奮が僅かに冷める。
それを見計らって、ユリアスは先を続けた。
「六魔将の役割は皇族と民の守護。ひいては精の黒瞑界をも守護することだ」
「何を今更…」
シンは呟く。
そんなことは嫌というほど分かっている。
六魔将に属する際も、そして今までずっと、再三に渡って言われ続けてきたこと──
“六魔将よ、ただ皇家の為にあれ
その身は己の為に非ず──”
「繰り返されなくても、分かっているさ…!」
「いいや。お前はまだ良く分かっていないよ」
ユリアスが首を振って否定する。
瞬間、シンはその年齢故か、再び怒りを露にして叫んだ。
「──じゃあ、六魔将って一体何なんだ!?
名前ばかりの、ただの飾りの集団なのか!?
守りたい者を、守りたい時に守れなくて、何が六魔将だ!
…俺は行く、それが例え謀反と取られようともな!」
きっぱりとそう言い捨てて立ち上がり、シンは親指で自らを指して反旗を翻す。
そのまま腕を振り下ろし、外へ続く扉へと足を向けたシンに、極めて冷静に、レイヴァンが告げた。
「頭を冷やせ、シン。お前の気持ちは良く分かる」
「!…っ、だったらどうして動かない!?
命令を待つばかりが能じゃないだろう!」
気ばかりが逸り、焦りばかりが胸を占める。
「我々は動けないのではなく、動かない…
その意味が、シン…お前に分かるか?」
レイヴァンが重く問いかける。
それに、シンは何故か、怒りが徐々に冷めていくのを感じていた。
「もしかして…命令もないのに、そうして…それを望んでいるのか?
サヴァイス様が…それを望まれていないから?
だから、皆…動かないのか…?」
「…そうだ」
レイヴァンは瞬きと共に、それを甘んじて享受する。
途端、シンは顔を青ざめさせながら、低く声を洩らした。
…わなわなと震える手を、拳へと変える。
「自分の家族が殺されるかも知れないのに…
それでも、動かないのか…!?」
「…六魔将たる者、優先するべきは皇家。
身内ではない」
フェンネルも腕を組み、体勢的に下から見上げながら、シンを諭しにかかる。
それにシンは、否定するように首を激しく左右に振った。
「皇家が…皇族が大切なのは…
重要だということは、俺にだって分かってる!
だが、だからって身内を見捨ててもいいということにはならないだろう!?」
「確かにそうだ…が、その辺りを充分に割り切り、理解していないから、お前はユリアスに指摘された。
それが分からないか?」
「!…っ」
フェンネルの言葉は的を射ていて、シンは一瞬、言葉に詰まった。
そのやり取りを、シンの感情が落ち着くまで傍観していた、六魔将の残りの二人…
カイネルとサリアは、そんな重苦しい空気を飛ばすかのように、揃って軽く息をついた。
同じようにして腰を落ち着けていたカイネルが、つと立ち上がる。
「シン、お前の気持ちは、皆分かってるんだよ…
でもな、分かるだろ? 俺たちが取り乱したり、身内を助けに奔走したりすれば、それこそ闇魔界の連中の思う壺だ。
だから俺たちは、あえてここにこうして留まって、サヴァイス様からの命令を待っているんだ」
「……」
シンは無言のまま、目を伏せる。
それに、サリアは立ち上がると、ぽん、とシンの頭に手を置いた。
「シンの気持ちは良く分かるわ。
私だって、六魔将の一員でなければ、今すぐにでも家族の元へ飛んで行きたいくらいだもの。
…でも、現実として私たちは六魔将。そして家族もそれを知っている。
だからこそ、任務を放棄して身内だけを…なんて真似は出来ないのよ。
私たちを誇りに思ってくれる、家族のことを考えるなら、尚更ね…!」
「!誇りに…」
シンは知らぬうちに声を洩らしていた。
ここに居る皆が皆、家族を守りたいのは同じ…
だが、それを優先させてしまえば、ひいてはこの世界の“機能(システム)”そのものが成り立たなくなる。
そうなれば家族が路頭に迷うのは目に見えているだろうし、助かる者も助からない。
…皇族を失うというのはそういうことだ。
皇族は、この世界と共に生き、この世界を象徴するもの。
家族同様、失えない。
それは己の居場所を無くすことにも繋がるから。
…シンは固く作り上げていた拳を解いた。
「済まない、皆…俺が悪かった」
「そうヘコまないの。シンの気持ちは分かるって言ったでしょ?
レイヴァンもフェンネルもユリアスも、口調こそあんな感じで厳しいと思うかも知れないけど、その事をシンに分かって貰おうと思っただけなのよ。
分かってあげてね」
サリアがやんわりと諭し、微笑む。
シンがそれを理解して深く頷くも、サリアの隣では、カイネルが半眼になってサリアを見ていた。
…勿論、その視線に気付かないサリアではない。
「…何よカイネル」
「あ? いや、せっかくたまに俺がいいこと言ったってのに、何でそこで俺の名前が出ないのかと思ってな」
鉄面皮ともいうべき無表情さで、そしてただ目を据わらせたまま、しれっと呟くカイネルに、瞬間的に怒りを覚えたサリアの腕が、予測通りと言うべきか、ふるふるわなわなと震える。
「せっかく珍しくいい話をしてたって言うのに…
全部ぶち壊しよ、この馬鹿っ!」
不本意とは思いながらも、成り行きに任せてカイネルのデリカシーの無さまで指摘したサリアは、瞬時に強く拳を固めると、肘を引いた。
その、破壊できないものが皆無と言っても過言ではないであろう、女性には到底あり得ないような鋼鉄の肘の威力には、もはや容赦という言葉は皆無に等しい。
瞬間、それはカイネルの肝臓付近に、情け容赦なく直撃する。
案の定というべきか、カイネルは、サリアが前提込みで放った肘鉄を、まともに息を吸う間もなく食らい、呻き声すら出すことも叶わず、ただひたすらに部位を押さえて悶絶した。
「…! …! …!!」
もはや痛みのあまり声は出ず、当然、言葉にもならない。
──その頃。
闇魔界において、皇帝・ヴァルディアスに次いだ実力を誇り、その言動を補佐するために暗躍する、シレン四兄弟の長兄でもあり…
精の黒瞑界に仇なす強敵でもあるルファイアの襲撃に乗じて、おびただしい数の闇魔界の者が、ここ精の黒瞑界を強襲し、破壊し続けている事実を受けて、皇族を守護し、民を守る立場にある六魔将──
レイヴァン、フェンネル、サリア、カイネル、シン、ユリアスの六名は、この世界の皇帝であるサヴァイスのいる空間の、その隣の空間に控え、待機していた。
…その性格故と言うべきか、六名の中でも一番歳若いシンが、この状況下でも動かない他五名に対して、焦りと苛立ちを含んだ声をあげる。
「…なあ、ここでこうしている間にも、誰かが殺されているんだ。
なのに、皆を守る立場にいるはずの俺たちが、いつまでもこんな所で待機していていいのか?」
テーブル近くの、ソファーを模したような形の椅子に座っていたシンは、不満をそれに変えるかのように、苛々と指を組んだ。
だが、それをした所で、この問題が解決するはずもない。
シンが感情の捌け口を見い出せず、無意識にその動作を続けるのを見て、見かねたフェンネルが口を開いた。
「…少しは落ち着け、シン。そんなことは我々にも分かっている…
だが、そうせよとのサヴァイス様からの命令は出ていない」
「それは分かってる!」
シンは組んだ指を解くと、自らの心の奥底にくすぶっている不安を、爆発させるように叫んだ。
「けど、こうして命令を待っている間にも、誰かが殺されていく…
それをただ、指をくわえて見ているのは御免なんだ!
戦う力があるのに、命令がないと戦えないだなんて、そんな話が──」
「…フェンネルは落ち着けと言ったはずだよ、シン」
テーブルに軽く頬杖をつきながら、ユリアスが呟く。
「皆がここに居るのは、ただ命令を受ける為だけに待機しているだけじゃない。
…シン、お前は六魔将の本当の意義を分かってる?」
「え…?」
なだめるように、柔らかく声を落とされて、シンの興奮が僅かに冷める。
それを見計らって、ユリアスは先を続けた。
「六魔将の役割は皇族と民の守護。ひいては精の黒瞑界をも守護することだ」
「何を今更…」
シンは呟く。
そんなことは嫌というほど分かっている。
六魔将に属する際も、そして今までずっと、再三に渡って言われ続けてきたこと──
“六魔将よ、ただ皇家の為にあれ
その身は己の為に非ず──”
「繰り返されなくても、分かっているさ…!」
「いいや。お前はまだ良く分かっていないよ」
ユリアスが首を振って否定する。
瞬間、シンはその年齢故か、再び怒りを露にして叫んだ。
「──じゃあ、六魔将って一体何なんだ!?
名前ばかりの、ただの飾りの集団なのか!?
守りたい者を、守りたい時に守れなくて、何が六魔将だ!
…俺は行く、それが例え謀反と取られようともな!」
きっぱりとそう言い捨てて立ち上がり、シンは親指で自らを指して反旗を翻す。
そのまま腕を振り下ろし、外へ続く扉へと足を向けたシンに、極めて冷静に、レイヴァンが告げた。
「頭を冷やせ、シン。お前の気持ちは良く分かる」
「!…っ、だったらどうして動かない!?
命令を待つばかりが能じゃないだろう!」
気ばかりが逸り、焦りばかりが胸を占める。
「我々は動けないのではなく、動かない…
その意味が、シン…お前に分かるか?」
レイヴァンが重く問いかける。
それに、シンは何故か、怒りが徐々に冷めていくのを感じていた。
「もしかして…命令もないのに、そうして…それを望んでいるのか?
サヴァイス様が…それを望まれていないから?
だから、皆…動かないのか…?」
「…そうだ」
レイヴァンは瞬きと共に、それを甘んじて享受する。
途端、シンは顔を青ざめさせながら、低く声を洩らした。
…わなわなと震える手を、拳へと変える。
「自分の家族が殺されるかも知れないのに…
それでも、動かないのか…!?」
「…六魔将たる者、優先するべきは皇家。
身内ではない」
フェンネルも腕を組み、体勢的に下から見上げながら、シンを諭しにかかる。
それにシンは、否定するように首を激しく左右に振った。
「皇家が…皇族が大切なのは…
重要だということは、俺にだって分かってる!
だが、だからって身内を見捨ててもいいということにはならないだろう!?」
「確かにそうだ…が、その辺りを充分に割り切り、理解していないから、お前はユリアスに指摘された。
それが分からないか?」
「!…っ」
フェンネルの言葉は的を射ていて、シンは一瞬、言葉に詰まった。
そのやり取りを、シンの感情が落ち着くまで傍観していた、六魔将の残りの二人…
カイネルとサリアは、そんな重苦しい空気を飛ばすかのように、揃って軽く息をついた。
同じようにして腰を落ち着けていたカイネルが、つと立ち上がる。
「シン、お前の気持ちは、皆分かってるんだよ…
でもな、分かるだろ? 俺たちが取り乱したり、身内を助けに奔走したりすれば、それこそ闇魔界の連中の思う壺だ。
だから俺たちは、あえてここにこうして留まって、サヴァイス様からの命令を待っているんだ」
「……」
シンは無言のまま、目を伏せる。
それに、サリアは立ち上がると、ぽん、とシンの頭に手を置いた。
「シンの気持ちは良く分かるわ。
私だって、六魔将の一員でなければ、今すぐにでも家族の元へ飛んで行きたいくらいだもの。
…でも、現実として私たちは六魔将。そして家族もそれを知っている。
だからこそ、任務を放棄して身内だけを…なんて真似は出来ないのよ。
私たちを誇りに思ってくれる、家族のことを考えるなら、尚更ね…!」
「!誇りに…」
シンは知らぬうちに声を洩らしていた。
ここに居る皆が皆、家族を守りたいのは同じ…
だが、それを優先させてしまえば、ひいてはこの世界の“機能(システム)”そのものが成り立たなくなる。
そうなれば家族が路頭に迷うのは目に見えているだろうし、助かる者も助からない。
…皇族を失うというのはそういうことだ。
皇族は、この世界と共に生き、この世界を象徴するもの。
家族同様、失えない。
それは己の居場所を無くすことにも繋がるから。
…シンは固く作り上げていた拳を解いた。
「済まない、皆…俺が悪かった」
「そうヘコまないの。シンの気持ちは分かるって言ったでしょ?
レイヴァンもフェンネルもユリアスも、口調こそあんな感じで厳しいと思うかも知れないけど、その事をシンに分かって貰おうと思っただけなのよ。
分かってあげてね」
サリアがやんわりと諭し、微笑む。
シンがそれを理解して深く頷くも、サリアの隣では、カイネルが半眼になってサリアを見ていた。
…勿論、その視線に気付かないサリアではない。
「…何よカイネル」
「あ? いや、せっかくたまに俺がいいこと言ったってのに、何でそこで俺の名前が出ないのかと思ってな」
鉄面皮ともいうべき無表情さで、そしてただ目を据わらせたまま、しれっと呟くカイネルに、瞬間的に怒りを覚えたサリアの腕が、予測通りと言うべきか、ふるふるわなわなと震える。
「せっかく珍しくいい話をしてたって言うのに…
全部ぶち壊しよ、この馬鹿っ!」
不本意とは思いながらも、成り行きに任せてカイネルのデリカシーの無さまで指摘したサリアは、瞬時に強く拳を固めると、肘を引いた。
その、破壊できないものが皆無と言っても過言ではないであろう、女性には到底あり得ないような鋼鉄の肘の威力には、もはや容赦という言葉は皆無に等しい。
瞬間、それはカイネルの肝臓付近に、情け容赦なく直撃する。
案の定というべきか、カイネルは、サリアが前提込みで放った肘鉄を、まともに息を吸う間もなく食らい、呻き声すら出すことも叶わず、ただひたすらに部位を押さえて悶絶した。
「…! …! …!!」
もはや痛みのあまり声は出ず、当然、言葉にもならない。
0
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる