私、陽キャになります!

ゆき

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体育祭

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 またこの時期がやってきた。体育祭。私はこの行事が嫌いなのだ。
「今日は体育祭の競技である、二人三脚の組み合わせを決める。二人一組になるよに。」
先生が言うとみんなは、ペアを作り始めた。
「雫ちゃん、一緒にやろ。」
雪菜ちゃんが言った。
「うん。」
私は雪菜ちゃんとペアになった。
 次の日、練習が始まった。
「まずは歩く練習からしようね。」
私はうなずき、足に紐を結んだ。
「内側の足から出すよ。せいの一、二、一、二。」
雪菜ちゃんの掛け声に合わせて足を動かした。
「雫ちゃんも声をかけながらしようよ。」
「うん、やってみる。一、二、一、二。」
声を出した。
 休憩を挟みながら、私たちは練習をした。
「次は走ってみようよ。今の私たちなら出来るよ。」
「そうだね。」
「よし、行こうか。
「うん。」
私たちは掛け声をかけながら走った。
「出来た!雫ちゃん出来たよ。」
「雪菜ちゃんやたっね!私たち出来たよ。」
二人で喜んだ。その時、私たちは転けた。
「わっ!あっ、そうだった。私たち足を紐で結んだままだった。」
「ふっ、アハハハハ。そうだったね。雪菜ちゃん。」
「雫ちゃんが笑った!よし、このまま本番でも頑張るぞ!」
「うん!」
 体育祭本番。
「次は二人三脚です。選手の皆さんは準備をしてください。」
「じゃあ、行こうか雫ちゃん。」
「うん、雪菜ちゃん。」
私たちの順番が来た。
「位置について、用意、パッン。」音を合図にかけだした。
「一、二、一、二。」
そして。私たちがゴールテープを切った。
「1位だよ、雫ちゃん!」
「そうだね!雪菜ちゃん。」
喜んだ。
体育祭終了。
「終わったね。」
「そうだね、けど楽しかった!雪菜ちゃんと一緒に1位をとれて!」
「私も雫ちゃんと一緒に1位をとれて嬉しかった!」
「片付けを始めます。係になっている生徒は先生の指示に従ってください。」
アナウンスが入った。
「片付けしないといけないから、先に帰っていいよ。じゃあね、また明日、雫ちゃん」
「うん、また明日。」
私は余韻に浸りながら家に帰った。

一旦ここで区切らせて貰います。
今回は体育祭のお話でした。
次回お楽しみに。コメントよろしくお願いします。
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