月夜と星

hitomi

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それぞれの道

将来の夢

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告白から1ヶ月がたち、いつものように毎日が過ぎて
「おはよう」
「おはよう 藤城」
「どうした。なんかあったのか?」
「別に、試験の点が悪かっただけ」
「そうなんだ 俺なんて1位だし」
「そうなんだ」
頭いい人って自慢したがるのかな?どうしてなんだろう?
藤城だけ特別なわけ?
まぁいいんだけどね。貼りだされた学内模試の結果を見に行ったら、ホントに1位で
藤城ってすごいなっておもってしまった。
私は下のほうだから
「やるじゃんあがってるじゃね」
「えっ、そんなこと」
「前の時より上がってるじゃん」
「ほんとだ!!ありがとう」
「これで東京の大学にも通えるな」
「そうかな~?」
就職組の大地とあかねには関係ないみたいで
「また俺上がってないんだけど漁のことだったら詳しいんだけど、試験にでないかな?」
「出るわけないじゃん」
「ところで2人はどうなったの?」
「あかねとは付き合うことになりました。放課後勉強しながら
俺の部活終わるの待って一緒に帰ってるよ」
ことりはがっかりしたようで、教室に帰ることに
「あれっ、ことりちゃん」
藤城がきて
「ことりはふられたショックで話したくないんだとさ」
「ふ~ん、で誰に振られたの?」
「大地に決まってるだろ!!」
「えっ、おれのせい?」
「そうだよ。かわいそうに。。。頑張ってたんだぞ
おれのまえでもいじはって」
「ことりちゃんとは友達だとおもってたのに~」
チャイムが鳴り教室へ入ると隣の席にことりが。。。
藤井は気まずそうにしている。
一呼吸おいてことりが
「どうしての?大地おめでとう教科書わすれたの?」
「あるよ。ありがとう ことりちゃんのこと好きな奴いるの知ってるよ」
「やだ!!何いってるの?」
しばらくは無理立ち直れないでもいつかは復活するから一緒なんだけど
藤城は私のことを。。。なぁ~んてね。ありえないだってつらくない今まで相談してたのに、
恥ずかしい(*ノωノ)ジャン。しかもあんなことやそんなことまで、あぁ恥ずかしいよ。
「どうした?邪魔入れないんだけど」
「藤城ごめん考え事してた。」
「お前でも考えることってあるんだ。」
「ひつれいな!!」
「はいはいどいたどいた」
授業中、ぼ~としてたらチャイムが鳴って
「ほらいるか?うわの空でノートとってないだろう?」
「ありがとう」
ノートを受け取ると席に戻り綺麗に書かれたノートをみて
「頭いい~、わたしはこんなむずかしのとけない」

廊下に出ると、藤井とあかねがイチャイチャしてみてられない
「ここは学校だぞ!!いい加減にしろよ」
「聞いたわよ。優紀てことりのことすきなんだって」
「大地約束を破るなよ。」
「いいじゃん 2人はどうなの?」
「どうてなにが?」
「2人の関係は進展しないの?」
「だからことりはお前のことが好きだから一生懸命で、相談とかされててそれどころじゃないんだてば」
「ごめん優紀」
「俺も悪かった。」
教室をのぞくと藤城から借りたノートを写していることりをみて
「ことりちゃんノートとってなかったの藤城のノート綺麗でわかりやすいでしょ!!」
「うん。どうしたの?」
「なんでもない。元気ないから心配してたの」
「ありがとう。もう平気だよ」
休み時間が終わり、みんな席につく、次の授業が始まり放課後になりそれぞれ部活に行くもの
帰るもの、教室に残るものに分かれて流れていく人の波下駄箱で
「あれ帰るの?」
「あぁ今日は帰る」
部室に行くと
「部長お休みだって」
「そうなんだ。」
いつも藤城が座る席に腰かけて見える景色、ちょうどグラウンドが見える場所で
「ここから見てたんだ だからあの日テニス部のボールいれてるかごにあかねちゃんがぶつかって
けがしたのすぐにわかったんだ。」
「そうみたいですよ。付き合ってた頃はよくみてたから」
「今は違うの?」
「ちがうみたいですよ。」
1枚の絵を持ってきて
「前はこっちなんですけど。。。いまはこれて」
「これってわたし。。。」
「そうみたいですね。」
「たまたまじゃないかな?隠れてこんなの書いてモデル料もらわなきゃ」
「そうですね。先輩」



































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