月夜と星

hitomi

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秋の空

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「ただいま。。。いないんだ」
ことりの母親が買い物に出かけて留守みたいだ。
「不用心だなぁ~、置手紙」
【お母さんは買い物に行ってくるからおやつは戸棚の中よ】
「子供じゃないてば」
部屋に行き荷物と着替えをすまして台所へ戸棚をあけて
おやつをとるとまた部屋に戻り勉強を始めた。
「優紀の貸してくれる参考書て助かる~。早く受験終わってゆくりしたいなぁ~」
ノートとにらめっこしてると
「ただいま~」
「あっ、お母さんだ」
階段を下りて玄関に
「お帰りお母さん」
「ちょっとこれをだいどころにはこんぶのてつだって」
「いいよ 重たい何買ったの?」
「お米よ あとはやさいに。。。」
「そうなんだ」
何とか台所まで運びおわると
「ふぅ~疲れた。」
「なにいってるの?まだ若いくせに藤城君とは会わないの?」
「うん別れちゃった。お互い勉強がんばることにして大学受かってからもかいつきあいはじめることに」
「そうなの?ことりマヨネーズとって」
「はい」
「ありがとう。じゃ頑張らないとだね」
「うん。上で勉強してくる」
「あとでジュース持っていくからドア開けといてね」
「うん」
2階に上がり部屋のドアを開けて待っていると
お母さんがやってきて
「はいこれ持ってきたわよ」
「ありがとう。」
「少しはかたづけなさい」
「わかってる。あとでやるから」
お母さんは階段を降りてゆき台所で夕飯の支度を始めた。
しばらくして玄関のチャイムが鳴り
「ことりおねがい出て」
「はぁ~い」
階段を下りて、玄関に行くと藤城が立っていて
「どうしたの?なんかあった?」
「いやなんでもないただこれ渡したくって」
藤城が差し出したものを見て
「どうしたの?お守りじゃんありがとう。」
「お前の買うついでに俺も買ってみた」
「ついでですか。でもありがとう。」
「おう、渡せたしか帰るわ」
「そこまで送るね」
玄関を開けて中にいるお母さんに
「お母さん藤城君送ってくる」
「あら、そういってらしゃい」
玄関を閉めると、藤城を近くまで送り
話しながら歩いていると大地にあった。
「大地!!めずらしどうしたの?」
「配達で寄っただけ」
「なぁ~んだ」
「じゃおれ大地と帰るわ」
「うん。これありがとう」
 
学校に行くときにカバンにお守りをつけて
「いってきま~す」
ことりは学校へ向かう
電車の中で藤城と会う
「おはよう。ちゃんとカバンにつけてあるよ」
「おはよう。ほんとだ俺も」
スマホのストラップについてある
「何してるの?おはよう」
「おはよう希世はやんないか?神頼み」
「しないわ」
教室まで一緒にいくことにくらすにつくとそれぞれの席にカバンを置き
席に着く教室の窓から見える海を見ながら
「はぁ~、早く受験地獄から抜け出したい」
「何言ってんだ?今前かした参考書」
「あぁはいありがとう」
別れたって言っても話はするし、勉強のことも相談に乗ってくれるし
友達に戻っただけかな?






















































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