月夜と星

hitomi

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卒業とお祝い

お祝い

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謝恩会の日、いい天気は春の海もいいところがあって風が気持ちいい
「じゃ始めるぞ」
「では出し物から」
手品したりお笑いしたり楽しい時間が過ぎて
みんなに懐かしい駄菓子を配り盛り上がり終った謝恩会
「じゃ片付けしよ」
「こっちやるからそっちお願い」
「わかった」
片づけを終えると、夕焼け空みんな帰りだして
藤城と小鳥も帰り支度をして教室を後にした。
3年間長いようで短い時間の中でいろいろあったことをおもいだしていたことり
転校してきたころはまだギャルが抜けなくって今もだけど先生との闘い
スカート短いだの化粧して学校来るなとか髪の毛の色とかいろいろ言われた
けどどれもやめなかった。
まじめな藤城との付き合いも反対されてて大学もうからないだろうて言われてたとこに受かった。
東大は無理だったけど。。。
教室にも思い出があって1~2年の時は大地とあかねもいてたのしかった。
保健室でケガした大地に包帯まいたり、あの時は大地のこと好きだったなぁ~。
「どうしたかえるぞ」
「うん もう来なくなると思うとね卒業式だけだし」
「そうだな」
「ねっ、ゆっくり歩いてみて回らない」
「いいね。大地たちも来るかな?」
「そうだね。呼びに行こう」
大地たちのクラスに呼びに行くことに
藤城の腕をつかんでひぱっていくことり
教室の前
「まだいるかなぁ~」
「さどうだろう」
教室をのぞいてみるとまだいた!!
「大地~」
「おっどうしたの?ことりちゃん」
「学校ツアーいかない?」
「なんだそれ?」
「懐かしの教室見て思い出に浸るの」
「いいなそれ あかね~」
「なに~、どうしたの?」
あかねに説明してツアーがはじまった。
渡り廊下を渡ると体育館しまい忘れたバスケットボールを見つけて大地と優紀が
遊びだして
「先にゴールしたほうの勝ちな」
「いいよ」
運動部の大地がボールを優紀から奪うとシュートしてボールがはいり
「俺の勝ちな」
「ああいいよ」
ことりとあかねはそれを見て
「早く行こうよ」
「思い出に浸るんじゃなかったの?」
「そうだけど。。。」
「わかったよボール直してくるから先に行ってて」
「わかった 行こう大地」
次はどこかな?
保健室に校長室に職員室に最後にグラウンド
途中で藤城が来て
「遅かったな?」
「そうか」
「ほんとにもう卒業だね」
「そうだね」
「大地は子供が3人ぐらいできてそう。頑固なオヤジになりそう。」
「そうかな~?じゃ優紀は学力重視なおやだな」
「そうかな~?」
「もう何言ってるの?」
「まだ早くない?」
「大地とあかねはすぐだよ」
「俺は大学あるし、病院つがなきゃいけないし」
「そうだった。」
自転車置き場に行き大地が自転車を持ってくるとあかねが
「じゃ卒業式でね」
「うん」
「じゃな大地」
「おっ、じゃな」
学校の校門にむかいあるいていく2人
もう一度振り向き、校舎をみつめることり
「どうした?」
「うんなんでもない。海寄ってかない?」
「いいよ」
少し遠回りして海を見に行くことに。
海につくとはしゃぐことりをいとおしく見つめる藤城
しばらく遊んだ後、帰ることに
「早くしろよ」
「ルーズはきにくいの」
「そんなのはいてくるからだろ」
「ギャルの必須アイテムなの」
「わかったよ。待っててやるから早くしろよ」
「うん」
はき終わると、藤城と腕を組み駅に向かい歩いてく
「今日家よっていい」
「いいけどなんかあるの?」
「はぁ~、これだから。。。東京で住む所見つけないといけないだろ」
「あ~、忘れてた。」
頭をポンとたたかれて
「ば~か」
「なによぅ」
降りる駅になり電車を降りると
家に続く道を歩く
「じゃ行くよ」
「おっおう」
玄関を開けると
「ただいま~」
「おかえり あら藤城くんじゃない」
「夜分にすいません。実話おはなしがあってきました」
「どうぞあがんなさい。お父さん」
リビングに入り正座してことりの親の前
「じつは、東京でことりさんと一緒に住みたいんですけど許可してほしんです。」
「。。。条件があるんだが」
「はい」
「聞いてくれるか?」
「大学卒業したらことりを嫁にしてくれんか」
「はい」
と返事をして夕飯を済ませて藤城は帰っていった。
「ことり~お父さんが話があるから降りてきなさい」
「は~い」
階段を下りてゆくとお父さんがリビングでまっていた。
「そこへ座りなさい」
「なぁにお父さん」
「藤城君とは東京でどうするつもりだ」
「まだ決めてない」
「そうかもし一緒に住むんだったらお父さんは反対だ」
「わかった」

































































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