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hitomi

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事件の後

警察署にて

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新宿警察署の前で真菜夏は
「ほんと何も知らないんだけど。。。」
中へと入るとすぐに通されたのが
麻薬捜査官のいる部署で別室に通されて
「中州さんとはいつ頃知り合ったの?」
「2年前ぐらい前です。」
「2年か~。。。そのころて中州さんの様子わかりますか?」
「はい。推しがいて追っかけしてた時に知り合いました。」
「そうなんだね。その押していうのは壮馬のこと?」
「いいえちがいます。別人です。」
「そう、これは知ってる?」
お巡りさんが、袋の入った薬を見せてくれた。
「知りません。」
「これは麻薬の一種、ドラッグの錠剤中州さん使用してたみたいで
何か変わったとなかった?」
「1度、壮馬と会ているときに様子がおかしかったです。」
「そうどんな様子だった」
「目がいってて様子がおかしかったです」
「そう。ろれつまわってなかったりしてないかな?」
「してたようなきがします」
「そう。実は中州さん常用者なんだよ」
「えっ、しりませんでした」
「家に入ったことないんだよね?それだとわからないかな
あとお金にこまってるてゆってなかった?」
「聞いたことありません。キャバでバイトしてるていってましたけど。。。
とてもお金に困ってるようには見えなかったです」
「そう、じゃあなたは被害者じゃなさそうだね。ほかの子は何かされたみたいだよ」
「そうなんですか。」
「あんたは中洲さんにとって大事だったんですよ。」
「。。。だといいんですけど。」
「今日はもういいですよ。送りますね。」
「いいです。ここで失礼します。」
警察署を出て
「ほんとかな~!!クロミが薬なんて」
報道で見た壮馬のこともクロミが薬の手を出してることも
ほんと何も知らなかったんだなって痛感した。
それって怖いね。お互いのことまだ知らないことがあったなんて
ライブ見に行く行くときだけの友達だったからプライベートはあまり知らない。
 
警察から何度か連絡が来て、そのたんびに警察まで行って話をした
知らないことがあってわからないと答えることの多さにびっくりした。
「きょうきてもらったのは中州さん薬物乱用しててね。それで悪いんだけど尿検査してもらえるかな?
すぐに結果出ると思うからごめんね。お巡りさんも吉川さんは違うと思うんだけど一応ね。」
「はい」
尿検査して提出するとすぐに結果がでて
「大丈夫だったよ。陽性」
「はぁ~、それでなんのはなしなんですか?」
「いや、中州さんの知り合いの数人に薬物使用者がいてね、あんたもじゃないかと
調べさせてもらったよ。」
「中州さんの様子だけど病院を退院したら事情を聴くつもりだよ」
「そうなんですか」
「今日はもう帰っていいよ」
「あの~、犯人てわかってるんですか?」
「薬のこと?わかってるよ。詳しことは言えないけど絶対に中州さんに
薬売った犯人を捕まえてあげるから吉川さんも協力してね」
お巡りさんと話した後、警察署を出てライブ見る気分でもなかったので
なんでか知らないが壮馬のバイト先に足が向いてた。
レストランで注文を済ませると水を一口飲み
回りを見ていると壮馬のことで盛り上がってる。
「なんだここでもいっしょなんだ。。。」
「何なんかあったの?いつものもう1人はどうしたの?」
「今入院してて」
テーブルに注文したものを並べると
「そうなんだ」
「うん。。。」

病院で目が覚めたクロミはおまわりさんと話しをしていた。
「もうわかってるね正直に話してくれるかな」
「はい。。。薬に手を出したのは2年前で、そのころ吉川 真菜夏さんと知り合い
澁谷のクラブで薬をもらって、遊びのつもりでつかいました。そのあとに壮馬からも薬を買いました。」
「そう。壮馬からも薬を買ったんだね。クラブで薬もらったのて男?女?」
「男です。」
「じゃこの中に似てるやつとか見おぼえある奴いない。。。」
「。。。この人見たことあるような気が」
「そう。ありがとう。絶対捕まえてあげるからね」
「はい。ありがとうございます。」
お巡りさんの帰った後に真菜夏が様子を見に来た。
「起きてて大丈夫?」
「さっきお巡りさん来てたから、ごめんね。色々聞かれたでしょ」
「平気逆に知らな過ぎて草」
「そうだね。私も知らない真菜夏のこと」
「お互いのこと知らないね。今度ゆっくり話そうよ」
「そうだね。」
クロミに顔から笑みが消えたように見えた真菜夏
「また来るね」
「うん」

こんな時にライブ行く気になれなくって。。。部屋でぼ~っとしてると
「どうしたの?ぼ~として宿題ないの?」
「病院行ってくる」
「どっかわるいの?」
「ううん。友達が入院しててお見舞いに行ってくる」
「そう。気を付けてね」
「うん。お母さん着替えるから出てって」
「夕飯どうするの?」
「食べる食べる」
「はいはいわかりました。」
病院に行く準備を整えてクロミのいる病院へ
行く途中の電車の中で真菜夏は
「はぁ~なんでだろう?クロミ早く良く
なるといいのに」

病院の前で見覚えのある男を見つけた。
「ユキくんじゃない?どうしたの?」
「クロミが運ばれたって聞いたから病室わかる?」
「うん。わかるよ。一緒に行く?ちょうどお見舞いに行くところだったの」
「ありがとう。真菜夏ちゃんだっけ?ほんとありがとう」
病室に行くとお巡りさんがいて中に入れない。
しばらくして中からお巡りさんがでてきて
「またきたの吉川さん」
「はい」
「用はもう済んだから中に入っていいよ」
病室のドアを開けて中に入ると
「珍しい人連れてきたよ」
「おぼえてる?ゆきだよ」
「えっ、なんでいるの?」
「クロミが運ばれたって聞いてきたんだ」
「。。。ありがとう。こんなところ見られるの嫌なんだけど」
「わかったよ。これやるから元気出して」
花束をクロミに渡した。
「いいにおい、ありがとう。」
「ほんとよかったね。」
ゆきは帰り、1人になった真菜夏は
「花生けてくるね。つかれたでしょ?ねてていいよ」
「うん」
花瓶に水を入れて花入をいれると病室までもっていき
サイドテーブルに置く
「ここにおいとくね。クロミちゃん気分はどう?」
「いいわけないでしょ。お巡りさんは毎日聞きに来るし、うんざり」
「ふふよかったいつものクロミちゃんだ。」
「どうしてゆきを連れてきたの?
「ゆきくんが病院の前で困ってたから声かけたの。。。そしたらクロミのお見舞い
に来たていうから病室まで一緒に来たんだよ」
「そうなんだ。。。覚えててくれてたんだ」
「そうだよ。心配してたよ」
「そうだね。早く元気になってまたライブ行こうよ」
「うん」
クロミが寝たので病室からそっとでゆき病院を後にした。





















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