いつまでも、いつまでも

シエル

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1章

1-2

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木の中は思っていたよりもファンタジーでまるでお城みたいに綺麗なつくりだった。
王は一つの部屋の前で止まると、圭太に向かって
「圭太さん、この部屋を自由に使って好きなように過ごしてちょうだい」
ドアを開けたそこはとても広く窓もついており、そこからは、先程見た外の景色が見て取れた。
中に入り王が説明をする
「向こうのドアが寝室よ、右側が浴室、その隣がトイレよ、そうそう!貴方に一人この子を付けるわ!困ったときにお手伝いができるように」
と言うと、王の後ろから水色の女の子精霊が出てきた。
「この子は、水扱う精霊よ。名前はみーよ、よろしくね」
「ケイタ、ワカラナイコトハキイテネ!」
みーは圭太の周りをぐるぐる回ると肩に止まり嬉しそうにしている。
「ありがとう御座います!精霊王様、」
すると、王はすねたような顔をして、
「敬語は良いのよ!私の事は好きに呼んで!精霊たちは基本的に名前がないのよ、だから貴方に紹介した子も水をつかうからみーとよんだだけよ」
と、圭太は少し考え精霊王様と呼ぶのではなく、
「アキさん」と控えめに呼んでみた。すると
「まぁ!いい名前ね♡素敵な名前をありがとう!
そうそう、圭太さん貴方私以外の精霊の言葉聞きにくいでしょう?」
と言うと、アキは圭太の額にキスした。圭太は驚いた顔をして、額を抑えた。
「圭太!どう?私の声ちゃんと聞こえてる?」
声を掛けたのはみーであった。
「すごい!みーの声がはっきり聞こえる!アキさんありがとう御座います!それとアキさんの名前は俺が地球と言う所に住んでた時の母親の名前なんです‥‥‥。」

圭太は、少し悲しそうに話し笑ってみせた、アキは圭太を抱き寄せ、泣いても良いのよ‥‥と耳元で話すとあやし始めた。圭太も母親と同じような雰囲気のアキの胸のかなでポツポツと静かに涙を流していた。





どの位時間が経ったか、アキの胸の中で圭太が小さな寝息を立てて寝ていた。
「可愛いわね、こちらに飛ばされて気が張っていたんでしょう‥‥ベットで寝かせてあげましょうね、」
圭太を抱き上げると、ベットまで運び布団を掛けてあげる。
みーに起きたら、私に知らせてと伝言をすると部屋から出てった。
「ゆっくりお休み、圭太‥‥」
アキは部屋から離れると自室に向かって歩き始めた。
「何も解らない圭太のために、私がこの世界のことを教えてあげましょう」
独り言を呟くと、踵を返し図書室に向かって歩き出した。


その頃、圭太の部屋ではみーが圭太の側でニコニコしながら寝顔を見ていた。
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