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第1章
29話 冒険者ギルドに報告 ゴブリンキング討伐
冒険者ギルドの受付嬢に、ゴブリンの討伐証明部位である右耳を提示した。
「この耳が討伐の証拠になるだろう。もういいか?」
「はい。これだけあれば十分です。……しかし、この規模の群れだとゴブリンキングが発生しているかもしれません。討伐隊を組まないと……」
「ゴブリンキングなら討伐したぞ。それも俺1人でだ」
「え!? ……ライルさんがゴブリンキングを討伐されたんですか?」
「ああ」
「そんな……。ゴブリンキングを単独で討伐できる冒険者なんて聞いたことないですよ……」
「そうなのか?」
「ええ。高ランク冒険者パーティでも5人以上、通常の冒険者なら20人以上で戦う相手です。それを、1人で倒してしまうなんて……」
受付嬢がそう言う。
これは、また信じてもらえないパターンか?
「まずは実物を見せよう。これがゴブリンキングの死体だ」
俺はアイテムバッグからゴブリンキングの死体を取り出し、床に置く。
「…………っ!!!」
受付嬢が絶句している。
すぐに他の職員を呼び、ゴブリンキングの死体の検分を始めた。
「な、なるほど……。間違いなくゴブリンキングですね。しかし、これをライル様が1人で討伐されたというのは、にわかには信じがたいですね……」
「ふむ。それなら、妾も証言しよう。そのゴブリンキングは、ライルが1人で討伐した」
リリアがそう言う。
討伐したという本人が言うだけではなくて、パーティメンバーの証言があれば少しは信じてもらいやすくなる。
「し、しかし……。リリアさんはパーティメンバーですし……。口裏を合わせているという可能性も……」
「なんだと?」
ギロッ。
俺は受付嬢をにらむ。
「ひっ! い、いえ。一般的に見ればそうも考えられるという話です」
「それなら、俺も証言するぜ」
「ええ。私も」
ずっと黙っていた冒険者の男女がそう口を挟む。
「あなたたちはDランクの……」
受付嬢が男女に視線を向け、そう言う。
彼女が言葉を続ける。
「……わかりました。討伐部位、パーティメンバーの証言、そして他パーティの証言。ここまであれば、信じざるを得ませんね」
受付嬢がそう言う。
「そうだろうとも」
「え、ええ……。しかし、それを上層部に信じてもらえるかどうかは……」
「それもお前の仕事の1つだろう。きちんと俺の実力を伝えることだな」
受付嬢は悔しそうに唇を噛む。
「そ、それはそうなのですが……。何分、ライル様の力は規格外ですので……。私の説明にも限界が……」
受付嬢がそう泣き言を言う。
プロとしてはやや情けない言い分だ。
しかし、一理はあるか。
S級スキル竜化を持つ俺のような戦闘能力を持つ新人など、そうそういないものだ。
「ふーん、そういうものなのかのう?」
「そういうものです!」
リリアが納得いかないという顔をしていたが、受付嬢は気にせず話を続ける。
「ですので、ライル様の功績を証明するために、ギルドマスターにお会いいただけますでしょうか?」
「わかった。それで、そのギルマスはどこにいるんだ?」
「執務室におります。ご案内しますので、少々お待ちください」
受付嬢が冒険者ギルドの奥へと向かっていく。
話を通しにいったのだろう。
冒険者ギルドのマスターといえば、引退した上級の冒険者が務めることが一般的だ。
俺の実力もきちんと把握してもらえるかもしれない。
期待したいところだ。
「この耳が討伐の証拠になるだろう。もういいか?」
「はい。これだけあれば十分です。……しかし、この規模の群れだとゴブリンキングが発生しているかもしれません。討伐隊を組まないと……」
「ゴブリンキングなら討伐したぞ。それも俺1人でだ」
「え!? ……ライルさんがゴブリンキングを討伐されたんですか?」
「ああ」
「そんな……。ゴブリンキングを単独で討伐できる冒険者なんて聞いたことないですよ……」
「そうなのか?」
「ええ。高ランク冒険者パーティでも5人以上、通常の冒険者なら20人以上で戦う相手です。それを、1人で倒してしまうなんて……」
受付嬢がそう言う。
これは、また信じてもらえないパターンか?
「まずは実物を見せよう。これがゴブリンキングの死体だ」
俺はアイテムバッグからゴブリンキングの死体を取り出し、床に置く。
「…………っ!!!」
受付嬢が絶句している。
すぐに他の職員を呼び、ゴブリンキングの死体の検分を始めた。
「な、なるほど……。間違いなくゴブリンキングですね。しかし、これをライル様が1人で討伐されたというのは、にわかには信じがたいですね……」
「ふむ。それなら、妾も証言しよう。そのゴブリンキングは、ライルが1人で討伐した」
リリアがそう言う。
討伐したという本人が言うだけではなくて、パーティメンバーの証言があれば少しは信じてもらいやすくなる。
「し、しかし……。リリアさんはパーティメンバーですし……。口裏を合わせているという可能性も……」
「なんだと?」
ギロッ。
俺は受付嬢をにらむ。
「ひっ! い、いえ。一般的に見ればそうも考えられるという話です」
「それなら、俺も証言するぜ」
「ええ。私も」
ずっと黙っていた冒険者の男女がそう口を挟む。
「あなたたちはDランクの……」
受付嬢が男女に視線を向け、そう言う。
彼女が言葉を続ける。
「……わかりました。討伐部位、パーティメンバーの証言、そして他パーティの証言。ここまであれば、信じざるを得ませんね」
受付嬢がそう言う。
「そうだろうとも」
「え、ええ……。しかし、それを上層部に信じてもらえるかどうかは……」
「それもお前の仕事の1つだろう。きちんと俺の実力を伝えることだな」
受付嬢は悔しそうに唇を噛む。
「そ、それはそうなのですが……。何分、ライル様の力は規格外ですので……。私の説明にも限界が……」
受付嬢がそう泣き言を言う。
プロとしてはやや情けない言い分だ。
しかし、一理はあるか。
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「ふーん、そういうものなのかのう?」
「そういうものです!」
リリアが納得いかないという顔をしていたが、受付嬢は気にせず話を続ける。
「ですので、ライル様の功績を証明するために、ギルドマスターにお会いいただけますでしょうか?」
「わかった。それで、そのギルマスはどこにいるんだ?」
「執務室におります。ご案内しますので、少々お待ちください」
受付嬢が冒険者ギルドの奥へと向かっていく。
話を通しにいったのだろう。
冒険者ギルドのマスターといえば、引退した上級の冒険者が務めることが一般的だ。
俺の実力もきちんと把握してもらえるかもしれない。
期待したいところだ。
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