S級スキル【竜化】持ちの俺、トカゲと間違われて実家を追放されるが、覚醒し竜王に見初められる。今さら戻れと言われてももう遅い

猪木洋平@【コミカライズ連載中】

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第1章

95話 スピカ

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 俺はスピカに濃厚なキスをした。

「おい、大丈夫か?」

「はっ……。はい。もちろんですっ!!」

「ならばいいが」

「ですが、ライル様が私のことを想ってくれているなんて……嬉しいです。すぐに嫁入りの準備を――」

 スピカがそんなことを言い出す。
 ただキスをしただけで嫁入り?
 ずいぶんと初心なことだ。

「勘違いだ」

「え?」

「俺はお前を嫁に迎えるつもりはない」

 俺はそう断言する。
 S級スキル竜化を持つ俺の妻には、俺と同格のリリアが相応しいだろう。
 また、俺の幼なじみにして、俺がツライときに支えてくれたルーシーという存在もある。
 たかが商館の娘ごときが俺の妻になれると思ってもらっては困る。

「そんなっ!」

 スピカが悲壮感漂う顔になる。

「だが、遊び相手としては悪くない。これからもよろしく頼むぞ」

「え……。は、はいっ!」

 スピカの表情が一転して明るくなる。
 遊び相手に認定しただけで喜ぶとは。
 こうして健気なところもあるんだよな。
 妻にするほどではないが、適当にキープしておくのはありだろう。

「次は、こっちの具合を確認しようか」

「きゃあっ」

 俺は彼女の胸に触れる。
 まだ発展途上の慎ましい膨らみが感じられた。

「もっと触れて欲しいか? こうやって」

「やぁん。ふぁいぃっ! らいるさまぁぁ~ん」

 俺は彼女を愛撫していく。

「んぁっ! そ、そこは、くすぐったいれふ……」

「感じてきたのか? 先端の突起も固くなってきたぞ」

「はい。きもちいいれす」

「どれ、下着の中はどうなっているかな?」

「ひゃうん。だめです。ライル様ぁ。濡れちゃいます……」

「ほう。既にこんなに溢れているではないか」

「あうぅ。申し訳ありません」

「謝ることではない」

「はい。でもぉ……恥ずかしくてぇ」

「だが、俺の手で直接触れられるのは嫌か?」

「いえ、そういうわけでは……。ただ、ドキドキしてしまうんです」

「フッ。素直な奴だ。可愛いぞ」

 気高いリリアや幼なじみのルーシーは魅力的だ。
 また、当初反抗的だったアイシャやミルカも悪くない。
 しかし、スピカのように全面的に従順な娘もたまにはいいな。

「ありがとうございますっ! はうう……。もう、限界れす」

「では、こちらの方も確認するか」

「はい。お願いします。ライル様」

「よろしい。では、失礼する」

「んっ!」

 俺はスピカのショーツを脱がし、彼女の秘所を確認する。

「ほう。綺麗なものだな」

「あぁんっ。あんまり見つめられると……。あぁん、ぞくぞくしちゃいましゅ……」

「遠慮するな。さぁ、可愛がってやるぞ」

 俺は、商館の客室でスピカの肢体を味わっていく。
 そして、無事に彼女へ”竜の加護”を与えることに成功したのだった。
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