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59話 2回戦突破と現状チームデータ

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「龍さん、どうされたのですか?」

「ん? 何がだ?」

「いえ、その……。先ほどから鼻歌を歌われていたので……」

 龍之介の球を受ける少女が問う。
 彼女の名前はユイ。
 桃色青春高校のキャッチャーを務めている少女である。
 彼女は不思議そうに首を傾げながら、龍之介を見つめていた。

「いや、なんでもないんだ」

「そうですか? それなら構いませんが……」

 ユイはそれ以上追及してこなかった。
 しかし、他のチームメイトは違う。

「龍様、またですか……」

「ホント、龍之介は浮気性だよねぇ……。半世紀前なら、重罪だよ?」

 ミオとアイリが龍之介をジト目で見る。
 彼女たちにはお見通しであった。

「いや……、浮気っていうかだな……」

「わたしの推理によると、おそらく浮気相手はソフィさんですね?」

「ええっ!? なんで分かったんだ!?」

 ノゾミの言葉に、龍之介は驚く。
 すると、彼女は得意げな顔をした。

「ふふん! 今日のシートバッティングで、貧乳のミオちゃんに対していつも以上に気合いが入っていましたから! それが証拠です!」

「うっ……」

 龍之介は図星を突かれて唸る。
 彼の視線は自然とミオの胸へと向いていた。
 思わぬ流れ弾を受けたミオは、顔を赤くする。

「だ、誰が貧乳ですか! いくらノゾミさんでも、言っていいことと悪いことがあります!」

「あっ! いや、これは……」

「うぅ……。胸が小さい方がお好みなんて……。わたくしは……どうすれば……」

 桃色青春高校の面々が騒々しく言い合う。
 別に本気で喧嘩しているわけではなく、コミュニケーションの一環である。

「ゴホン! ではそろそろ……。ロボ1号。恒例のやつを頼むぜ。俺たちの成長を言葉で言ってみてくれ。現状の能力も合わせてな」

『ピピッ。承知しました。スキャンを始めます……』

 龍之介から指示を受けたロボ1号が、5人の体をスキャンしていく。
 そして、その結果を発表した。

『龍之介は【貧乳ラブ】を取得した』
『龍之介は【絶対防壁】を取得した』
『ミオの守備力が上がった』
『アイリのパワーが上がった』
『ノゾミのミートが上がった』
『ユイの守備力が上がった』

「やはり実戦は成長に繋がるな。みんな、順調に成長している」

 龍之介は、ロボ1号の報告に満足した。
 そして、続けて報告された現状の能力を脳内の情報と合わせ、整理していく。
 ロボの報告を元に整理しているだけで、最終的にはあくまで龍之介が認識しているデータ表である。


<個人データ>

龍之介
右投げ左打ち
ポジション:投手
最高球速130km 制球力D 持久力D 変化球D
ミートE パワーC 走塁力D 送球力E 守備力C
【煩悩の力】チームメイトに女子選手がいると能力アップ
【積極恋愛】恋愛に積極的になる
【夜の帝王】前*やセ**スの才能がある
【草刈り士】名前に『草・野・田・丘・原・地・山』のいずれかが入っている相手打者がパワーダウン
【貧乳ラブ】貧乳女子が打者のとき球速がアップ
【走塁上手】ベースランニングが上手い
【絶対防壁】守備で機敏な動きを見せる
【愛情クロストレーニング・ミオ】全*で愛*されながら筋トレをするとパワーアップ
【愛情クロストレーニング・アイリ】全*で愛*されながら乱取りをするとパワーアップ
【愛情クロストレーニング・ノゾミ】全*でお互いに足をマッサージし合うとパワーアップ
【愛情クロストレーニング・ユイ】半*でお互いに特定部位を掴みつつサーブ練習をするとパワーアップ
【強敵スキルトレーニング・エル】下*姿でお互いの無駄*を処理し合うとパワーアップ
【強敵スキルトレーニング・ソフィ】共に犯罪者を取り押さえたり胸部をマッサージし合ったりするとパワーアップ

ミオ
右投げ右打ち
ポジション:一塁手
本職:ウェイトリフティング部
ミートC パワーA 走塁力D 送球力C 守備力E
【忠誠の力】チームメイトに龍之介がいると能力アップ
【積極打法】積極的にスイングする
【愛情クロストレーニング・龍之介】全*で愛*されながら筋トレをするとパワーアップ

アイリ
右投げ左打ち
ポジション:遊撃手
本職:合気道部
ミートF パワーD 走塁力B 送球力C 守備力B
【友愛の力】チームメイトに龍之介がいると能力アップ
【積極守備】積極的な守備を行う
【愛情クロストレーニング・龍之介】全*で愛*されながら乱取りをするとパワーアップ

ノゾミ
右投げ左打ち
ポジション:中堅手
本職:陸上部
ミートD パワーF 走塁力A 送球力D 守備力C
【感謝の力】チームメイトに龍之介がいると能力アップ
【積極走塁】積極的な走塁を行う
【愛情クロストレーニング・龍之介】全*でお互いに足をマッサージし合うとパワーアップ

ユイ
右投げ右打ち
ポジション:捕手
本職:バレーボール部
ミートF パワーD 走塁力E 送球力A 守備力C
【信頼の力】チームメイトに龍之介がいると能力アップ
【キャノン】大砲のように強烈な送球を行う
【愛情クロストレーニング・龍之介】半*でお互いに特定部位を掴みつつサーブ練習をするとパワーアップ


<ロボデータ>

ロボ0号 ミートF パワーF 走塁力G 送球力G 守備力G
ロボ1号 ミートF パワーG 走塁力F 送球力G 守備力G
ロボ2号 ミートF パワーG 走塁力G 送球力F 守備力G
ロボ3号 ミートF パワーG 走塁力G 送球力G 守備力F
ロボ4号 ミートG パワーF 走塁力F 送球力G 守備力G
ロボ5号 ミートG パワーF 走塁力G 送球力F 守備力G
ロボ6号 ミートG パワーF 走塁力G 送球力G 守備力F
ロボ7号 ミートG パワーG 走塁力F 送球力F 守備力G
ロボ8号 ミートG パワーG 走塁力F 送球力G 守備力F
ロボ9号 ミートG パワーG 走塁力G 送球力F 守備力F


<ベストオーダー>

1番中・ノゾミ・DFADC*
2番遊・アイリ・FDBCB*
3番投・龍之介・ECDEC*
4番一・ミ オ・CADCE
5番捕・ユ イ・FDEAC
6番左・ロボ0・FFGGG
7番二・ロボ8・GGFGF
8番三・ロボ9・GGGFF
9番右・ロボ7・GGFFG

*は左打者

投手・龍之介
最高球速130km 制球力D 持久力D 変化球D

ベンチ
ロボ1、ロボ2、ロボ3、ロボ4、ロボ5、ロボ6

チーム全体評価
打撃E 走塁E 守備E 投手D 控え選手G 総合力E


「みんなのおかげで、チームとしてドンドン成長することができている。懸念があるとすれば、次の3回戦ではそろそろ中堅や強豪と当たりそうなことだ」

「むむっ……。強豪ですか?」

 ミオが不安そうに言う。
 龍之介は頷いた。

「ああ、その可能性は十分にある」

「うぅ……。龍先輩、わたしは不安です……」

「ま、最悪は負けてもいい。甲子園優勝のリミットは来年の夏だからな。しかし、負けないように最善は尽くしていきたいところではある」

「龍之介、それってつまり……」

 アイリが先を促す。
 龍之介は頷いて答えた。

「ああ。また誰かに助っ人を依頼できないか、探してくるよ。今のチームに明確な穴はないから、打撃・走塁・守備のどれに秀でた選手をスカウトするかは分からないけどな」

「承知しましたわ。わたくしたちは、少しでも野球に慣れるために練習しておきますわね」

「頼んだぞ、ユイ。それにみんな。では、次の試合に向けて頑張っていこう!」

 龍之介の掛け声に、チームメイトたちは大きく頷く。
 こうして、龍之介は次なる新メンバー探しに奔走することになったのだった。
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