12 / 60
明日は明日の風が吹く
しおりを挟む
和樹「明日は明日の風が吹くって、何当たり前のこと言ってんの? って思わない?」
隆太「まぁ、そりゃ明日は明日の風が吹くだろうしな」
和樹「意味分からないよね、小泉新次郎かよって感じ」
隆太「またセンシティブな……だが、地球目線で考えたら明日の風って、今日から吹いてるよな? 回ってるわけだし」
和樹「そうだよね、ってことは、日付変更線を境界として『今日』と『明日』に空間を分けて、その明日空間に対して明日の風を吹かせてるって、こと?」
隆太「それでも、ただ明日空間内部で明日の風が吹いているってだけだ。今日空間から明日空間に対して風を吹かせた場合、それは明日の風ではなく今日の風になってしまう」
和樹「あー、そう言える、んだね? あれ、なんか根本的に脱線してるような」
隆太「そだな、明日空間ってなんだよって話だ。名付けた俺が言うのもなんだが」
和樹「だよね! 巧みに話をそらさないでほしいね!」
隆太「ごめんごめん、それよりもだ、意味としては『なるようになれ』的な意味があるんだよ。どうせ明日には明日の風が吹くんだから、今日考えても仕方がないだろうってね」
和樹「行き当たりばったり過ぎるでしょ、危険じゃない? その考え」
隆太「まぁな、だが本当に考えるべきはそこじゃないと思うんだよな、俺的には」
和樹「……と、言いますと?」
隆太「当たり前のことをこうして、まるで名言やことわざのように言い伝えられていること、だ。当たり前でとるに足らない言葉ならば、こうして重宝されずに俺達の疑問の議題にすら登らないはずなんだよ」
和樹「それはまぁ、確かに」
隆太「本で読んだことがあるんだけど、人間が未来について考えるようになったのって、畑作ったり、保存できるようになった時かららしいよ。それまでは狩猟して食べてただけで」
和樹「ほぇ~、それが何か関係が?」
隆太「未来を考えるようになると、未来が不安になる。未来が不安になると、未来を考えることによるストレスにさらされることになるってことだ」
和樹「え、だから明日のことを考えたくないがために、そんな言葉が流行ったってこと?」
隆太「と思うけど? それくらい人間にとって、未来は不安を抱きやすいものなんだ。将来の夢とか考えないといけないって、分かってはいるんだがなぁ、はぁ」
和樹「だよねぇ、明日英語の感想文の宿題やってないし、本当不安なんだよねぇ」
隆太「早く風吹かせろ、明日が来ないぞ」
隆太「まぁ、そりゃ明日は明日の風が吹くだろうしな」
和樹「意味分からないよね、小泉新次郎かよって感じ」
隆太「またセンシティブな……だが、地球目線で考えたら明日の風って、今日から吹いてるよな? 回ってるわけだし」
和樹「そうだよね、ってことは、日付変更線を境界として『今日』と『明日』に空間を分けて、その明日空間に対して明日の風を吹かせてるって、こと?」
隆太「それでも、ただ明日空間内部で明日の風が吹いているってだけだ。今日空間から明日空間に対して風を吹かせた場合、それは明日の風ではなく今日の風になってしまう」
和樹「あー、そう言える、んだね? あれ、なんか根本的に脱線してるような」
隆太「そだな、明日空間ってなんだよって話だ。名付けた俺が言うのもなんだが」
和樹「だよね! 巧みに話をそらさないでほしいね!」
隆太「ごめんごめん、それよりもだ、意味としては『なるようになれ』的な意味があるんだよ。どうせ明日には明日の風が吹くんだから、今日考えても仕方がないだろうってね」
和樹「行き当たりばったり過ぎるでしょ、危険じゃない? その考え」
隆太「まぁな、だが本当に考えるべきはそこじゃないと思うんだよな、俺的には」
和樹「……と、言いますと?」
隆太「当たり前のことをこうして、まるで名言やことわざのように言い伝えられていること、だ。当たり前でとるに足らない言葉ならば、こうして重宝されずに俺達の疑問の議題にすら登らないはずなんだよ」
和樹「それはまぁ、確かに」
隆太「本で読んだことがあるんだけど、人間が未来について考えるようになったのって、畑作ったり、保存できるようになった時かららしいよ。それまでは狩猟して食べてただけで」
和樹「ほぇ~、それが何か関係が?」
隆太「未来を考えるようになると、未来が不安になる。未来が不安になると、未来を考えることによるストレスにさらされることになるってことだ」
和樹「え、だから明日のことを考えたくないがために、そんな言葉が流行ったってこと?」
隆太「と思うけど? それくらい人間にとって、未来は不安を抱きやすいものなんだ。将来の夢とか考えないといけないって、分かってはいるんだがなぁ、はぁ」
和樹「だよねぇ、明日英語の感想文の宿題やってないし、本当不安なんだよねぇ」
隆太「早く風吹かせろ、明日が来ないぞ」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
俺は陰キャだったはずなのに……なぜか学園内でモテ期が到来した件
こうたろ
青春
友人も恋人も居ないボッチ学生だった山田拓海が何故かモテだしてしまう。
・学園一の美人で、男女問わず憧れの的。
・陸上部のエースで、明るく活発なスポーツ女子。
・物静かで儚げな美術部員。
・アメリカから来た金髪碧眼でハイテンションな留学生。
・幼稚園から中学まで毎朝一緒に登校していた幼馴染。
拓海の生活はどうなるのか!?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる