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返事を返すタイミング(前編)
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和樹「ら、」
隆太「ら?」
和樹「らぶ、」
隆太「らとーるれどりーばー?」
和樹「違う! らぶれ!」
隆太「ラ・ブレア?」
和樹「違う! 巨大な穴に落ちたりしない! ラブレタ!」
隆太「ラブレタブレ?」
和樹「棒なくても分かるでしょ! 何だよラブレタブレって、破れかぶれじゃなくて! ラブレター! 下駄箱に入ってたんだよ!」
隆太「破れかぶれというお前の解釈は正しいよ、その紙を今すぐ破れと言っている!」
和樹「こっわ! 落ち着いてって! まだ本物と決まったわけじゃない! まだ偽物の可能性がある!」
隆太「偽物? ラブレターに偽物も本物もあるかよ。その送り主に真実の愛があるかどうかってか? 真実の愛なんてあるわけねーだろ! 人類が誓った永遠の愛を何回踏みにじったと思ってるんだ!」
和樹「そういうことじゃなくて! もしかしたら他の男子がドッキリとかで下駄箱に入れているかもしれないじゃないか! ほら、こうしている休み時間の間、どこで盗撮しているかわかったもんじゃない」
隆太「よし、ならまず内容を読んでみよう」
和樹「お、おう。
『和樹さんへ。以前よりあなたには興味がありました。もしよろしければお近づきになりたいです。放課後お話したいので、こちらラインのIDにお返事ください。?????????』
これ、返事した方がいいのかな?」
隆太「マジレスすると、こういう返事って早めがいいと思うけどな。待ち合わせ場所とかを指定していない分、ドッキリである可能性は少し低いが、真偽を確かめるためにもパパっと返事してやれよ」
和樹「ええー、隆太結構そういう返事早めにする派? 僕こういうのじっくり考えて決めたい派なんだけど」
隆太「じっくりって、時間をかけたところで悶々とするだけだろ?」
和樹「それは分かってるんだけど、んー、困ったなぁ」
隆太「そのにやけ顔を今すぐやめろ。IDのところだけ燃やすぞ」
和樹「悪意が的確過ぎる。分かったよ、返事すればいいんでしょ」
隆太「そうだ、パパっと返事しちまえ」
和樹「他人事だからってさ、僕結構緊張してんだよ?」
隆太「他人事だからな。こんなゴシップはおもちゃにするに限る」
和樹「恨みの力を、より厄介な気持ちにコンバートさせないで。他人事をエンタメとして消費する人間の側面が、どれだけの人間を不幸にしたと思ってるんだ」
隆太「大丈夫だって、普通に応援してる。友達だろうが」
和樹「はぁ、都合のいいことを。
『初めまして。放課後よろしくお願いします。どこに待ち合せれば良いですか?』
っと」
隆太「『今晩、君の夢の中で待ち合わせしましょうね』っと」
和樹「あぁ? 何スマホ見てるの? このIDって……」
隆太「冗談冗談俺じゃないってやってみただけ。さて、放課後が楽しみだな」
和樹「え、もしかしてついてくるの?」
隆太「通話できる充電残しとけよ?」
和樹「通話機能を利用して会話内容を盗み聞きする気だ……」
続く。
隆太「ら?」
和樹「らぶ、」
隆太「らとーるれどりーばー?」
和樹「違う! らぶれ!」
隆太「ラ・ブレア?」
和樹「違う! 巨大な穴に落ちたりしない! ラブレタ!」
隆太「ラブレタブレ?」
和樹「棒なくても分かるでしょ! 何だよラブレタブレって、破れかぶれじゃなくて! ラブレター! 下駄箱に入ってたんだよ!」
隆太「破れかぶれというお前の解釈は正しいよ、その紙を今すぐ破れと言っている!」
和樹「こっわ! 落ち着いてって! まだ本物と決まったわけじゃない! まだ偽物の可能性がある!」
隆太「偽物? ラブレターに偽物も本物もあるかよ。その送り主に真実の愛があるかどうかってか? 真実の愛なんてあるわけねーだろ! 人類が誓った永遠の愛を何回踏みにじったと思ってるんだ!」
和樹「そういうことじゃなくて! もしかしたら他の男子がドッキリとかで下駄箱に入れているかもしれないじゃないか! ほら、こうしている休み時間の間、どこで盗撮しているかわかったもんじゃない」
隆太「よし、ならまず内容を読んでみよう」
和樹「お、おう。
『和樹さんへ。以前よりあなたには興味がありました。もしよろしければお近づきになりたいです。放課後お話したいので、こちらラインのIDにお返事ください。?????????』
これ、返事した方がいいのかな?」
隆太「マジレスすると、こういう返事って早めがいいと思うけどな。待ち合わせ場所とかを指定していない分、ドッキリである可能性は少し低いが、真偽を確かめるためにもパパっと返事してやれよ」
和樹「ええー、隆太結構そういう返事早めにする派? 僕こういうのじっくり考えて決めたい派なんだけど」
隆太「じっくりって、時間をかけたところで悶々とするだけだろ?」
和樹「それは分かってるんだけど、んー、困ったなぁ」
隆太「そのにやけ顔を今すぐやめろ。IDのところだけ燃やすぞ」
和樹「悪意が的確過ぎる。分かったよ、返事すればいいんでしょ」
隆太「そうだ、パパっと返事しちまえ」
和樹「他人事だからってさ、僕結構緊張してんだよ?」
隆太「他人事だからな。こんなゴシップはおもちゃにするに限る」
和樹「恨みの力を、より厄介な気持ちにコンバートさせないで。他人事をエンタメとして消費する人間の側面が、どれだけの人間を不幸にしたと思ってるんだ」
隆太「大丈夫だって、普通に応援してる。友達だろうが」
和樹「はぁ、都合のいいことを。
『初めまして。放課後よろしくお願いします。どこに待ち合せれば良いですか?』
っと」
隆太「『今晩、君の夢の中で待ち合わせしましょうね』っと」
和樹「あぁ? 何スマホ見てるの? このIDって……」
隆太「冗談冗談俺じゃないってやってみただけ。さて、放課後が楽しみだな」
和樹「え、もしかしてついてくるの?」
隆太「通話できる充電残しとけよ?」
和樹「通話機能を利用して会話内容を盗み聞きする気だ……」
続く。
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