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俺の不幸は神のせい
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不幸であった。
俺は何事にも不幸な人間であった。
何をやっても上手くいかない。努力を重ねたところで、ちょっとした不幸が全てを無駄にしてしまう。そんな人生を送ってきた。
──────────────────────────────
一昨年の冬、高校受験に向けて勉強に勉強を重ねていた。しかも体調管理を超万全にして。毎朝6時に目覚め、軽く運動し、散歩をしながら英語のリスニング。朝の食事は野菜やタンパク質、炭水化物などをバランスよく調整。『無理して勉強して、食事が全て牛乳をかけたシリアル』ということが無いように努めた。
中学校では真面目に授業を受けるが、そんなのは当たり前。授業内容を自分で要約し、ノートに要約した内容を書いた。だがまだまだノルマだ。
日本史や世界史はまず参考書とか教科書のような難しい媒体からではなく、「漫画で分かる!」とか「猿でも分かる!」のような、噛み砕かれた媒体からインプットするようにした。
昼休みには必ず最低20分の昼寝をした。教室で寝袋に入り寝ていると先生に怒られるという障壁があったが、枕なら許してくれたので、机に突っ伏して枕に埋まって昼寝をしていた。
放課後には、丁度一つ下の妹がいたのでそいつが学年でトップクラスの成績になるように教えた。人に教えるというのは、教える側もとてもいい勉強になるもので、要約ノートの限界であった壁を越えることができた。
「いいか、関数ってのは要するに調理方法みたいなもので、
『f(野菜) = 野菜×千切り + シーチキン + マヨネーズ』
なら、これは()に入る野菜を千切りしてシーチキンとマヨネーズとで和えるって調理方法だな。これの野菜がキャベツなら『無限キャベツ』に、ピーマンなら『無限ピーマン』になるって寸法だ。
で、これが数学っぽい感じになると
『f(y) = y × 10 + 5』
yが5なら55、4なら45になるということだな」
「お兄ちゃん、それ三年の範囲だよ?」
真面目に聞いてくれている妹のミナヅキに、キョトンと首を傾げられてしまった。だが言わんとすることはそこじゃない。
「そうだミナヅキ、二年のお前が今学んでいることは、三年のこの分野で使えるから一応見ておけってことだ」
「へぇ、なるほどなぁ」
「今何となく学んでいることは、実は将来こういったことに使える」という考えを先に教えておくことで、学びへの興味を無くさせないように注意を払った。
睡眠時間も8時間を下回らないよう調整。耳栓を着けてアイマスクを装着。だが睡眠というのは睡眠前に光を出来るだけ浴びないことが重要なようなので、睡眠前の時間は出来るだけ光を目で浴びないように、家でもサングラスをかけて対応したこともあった。
「こらサツキ!ご飯食べてる時くらいサングラス外しなさい!なんか怖いわよ?」
「そうだぞ、父さんはサツキをそんなハードボイルドに育てた覚えはない」
両親には俺のサングラス姿が異様なようである。仕方がないだろう?よく眠れなくなるのだから。
「えぇ、でも就寝前はできるだけ光避けたいしモグモグ」
「はぁ、サツキが学校に行ってる間に業者さんに頼んでおいて、蛍光灯の明るさ変えられるようにしておいたから、ほらリモコン」
「流石母さん!」
呆れた母さんに称賛の気持ちを抱いた。そしてガチャっ!とサングラスを外して、リモコンで光を調整した。
その時サングラスを卒業し、気持ちのよい睡眠がとれた。
お陰で実力テストでは常に上位。中学の範囲を逸脱して興味を持ってしまい勉強しているものだから、一位はなかなか取れなかったのが悔やまれた。しかし「テストで良い点を取ること」を、受験では目的とされるため、自らの好奇心をコントロールし、受験という目標に優先順位を調整することを覚えたこともあり、勉強というのが、学校で学ぶ以外にも存在することを知った。
こうして中学三年生の俺、山田サツキは、周りよりかは少しくらいできている中学三年生だという自負がある。だがこれも思い込みかもしれないので、また自分を律する必要がある。
─────────────────────────────
さて、ここまで突き詰めているのには理由があった。
不幸だから。
そう、俺はやることなすことが大体無駄になってしまう。だからこそ、努力によって予防線を張ることを惜しまない。予防に予防を重ねて、不幸に抗ってきた。というか、そうしないとまともに生活することすら叶わなかったから、生きる上での処世術が転じてこうなったに過ぎない。
そして受験の日、ペンケースは持った。中にはシャープペンシル三本、シャー芯のストックもある、消しゴムもある。完璧だ。何回も確認した。受験票も忘れた時のためにコピーを用意してある。その偽造がばれないように特殊な技術も施したし、その場で忘れないように受験票のPDFを用意しておき、偽造バレがない特殊技術を盛り込んだ自作簡易プリンターも持ち合わせてある。紙が途中で燃えても大丈夫だ。
そして家を出た時、突如車が家の塀をぶっ壊して来たのだ。
だが、そんなの想定の範囲内。家を出る前に予め、二階から車の進行方向、スピードの予測をしたので、容易に避けることができた。こういう事態にならないために、前日に家の前の道路に滑り止め加工を施していたのだが、急な通り雨と放射冷却によってアイスバーンが発生し、車が走りにくくなっていたらしい。まぁそんなこともあろうかと想定していたので、二階から見ていたのだが。
「ね!母さん言った通りだろ!とりあえずレスキュー隊の番号の紙リビングに置いておいたから連絡よろしく!」
二階から大声で一階の母に言伝てる。これで万事OKだな。
「お兄ちゃん受験大丈夫?」
窓を眺める俺を、眠い目をこすってミナヅキが心配してくれた。そうか、確かに勉強によく付き合ってくれたものな。
「何を言ってるんだ、余裕だよ余裕、偏差値120っていう...なんか統計的にバグった数値出してる学校らしいけれど、全力は尽くすさ」
「そこはそこで仮に受験受かっても怪しさ満点だけれどさ、
いやそうじゃなくて、会場に辿り着けるのかなって話よ」
「─────はい、よろしくお願いします。はい、朝からありがとうございました。
そうよサツキ、別に通信制の高校でもいいのよ?それならここでも受験できるし」
レスキューへの電話をしながら二階に昇ってきた母さんも心配の言葉を言った。だがそれじゃいけない。
「いやいや母さん、それだとWi-Fi回線死んだら一発アウト環境になってそれこそ怖いよ。絶対ニ、三日に一回はルーター潰れるから」
二人とも考えこくって、しばらくしてから顔を上げた。
「サツキ、あまり無茶しないようにね」
「お兄ちゃん、生きて帰ってきてね」
俺は今から戦争にでもいくのか?という突っ込みは伏せておく。彼女達と、もう仕事に行ってこの場にいない父さんの気持ちを携えて。
「─────じゃ、行ってきます」
そう言い残し、意気揚々と家を出た。アイスバーンなため、滑らないよう滑り止め加工の靴に履き替えて家を出る。
うん、滑り止め万々歳だな。全く滑らない。どころか滑らなさすぎてちと足が前に進みにくいくらいだ。そんな設計にした覚えないんだがな?根性で前に進む。
だが、
...しまった。そうだ、何故考えられなかった!?
通り雨、放射冷却によるアイスバーン、ならば自分の家だけでなく他のご家庭でも起こりうる。ならば近くにレスキュー隊や救急車がきてもおかしくない。
ゆっくりに見えた。曲がり角の向こう側から救急車は徐々に近づいてきて、俺の体を吹き飛ばそうとしている。慌てて避けようにも、駄目だ、滑らなさすぎて足が動かない!体を捻って致命傷を避けるようにしなければ...。
ドン!
受験は行けなかった。幸か不幸か、ぶつかったのが救急車だったため直ぐに治療を受けられたので大事には至らなかったが、他の受験も受けられなかった。お陰で一年浪人するはめになった。一応友達もいたんだが、学年がずれたせいで距離が離れてしまい疎遠。そして
やはり俺は不幸に抗えなかった。
だが一浪しても高校には通っていた、ちゃんとな。だがその一浪な事がどこからか情報が漏れてしまい、友達はできていない。
いや、そうでもない、か。
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俺は何事にも不幸な人間であった。
何をやっても上手くいかない。努力を重ねたところで、ちょっとした不幸が全てを無駄にしてしまう。そんな人生を送ってきた。
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一昨年の冬、高校受験に向けて勉強に勉強を重ねていた。しかも体調管理を超万全にして。毎朝6時に目覚め、軽く運動し、散歩をしながら英語のリスニング。朝の食事は野菜やタンパク質、炭水化物などをバランスよく調整。『無理して勉強して、食事が全て牛乳をかけたシリアル』ということが無いように努めた。
中学校では真面目に授業を受けるが、そんなのは当たり前。授業内容を自分で要約し、ノートに要約した内容を書いた。だがまだまだノルマだ。
日本史や世界史はまず参考書とか教科書のような難しい媒体からではなく、「漫画で分かる!」とか「猿でも分かる!」のような、噛み砕かれた媒体からインプットするようにした。
昼休みには必ず最低20分の昼寝をした。教室で寝袋に入り寝ていると先生に怒られるという障壁があったが、枕なら許してくれたので、机に突っ伏して枕に埋まって昼寝をしていた。
放課後には、丁度一つ下の妹がいたのでそいつが学年でトップクラスの成績になるように教えた。人に教えるというのは、教える側もとてもいい勉強になるもので、要約ノートの限界であった壁を越えることができた。
「いいか、関数ってのは要するに調理方法みたいなもので、
『f(野菜) = 野菜×千切り + シーチキン + マヨネーズ』
なら、これは()に入る野菜を千切りしてシーチキンとマヨネーズとで和えるって調理方法だな。これの野菜がキャベツなら『無限キャベツ』に、ピーマンなら『無限ピーマン』になるって寸法だ。
で、これが数学っぽい感じになると
『f(y) = y × 10 + 5』
yが5なら55、4なら45になるということだな」
「お兄ちゃん、それ三年の範囲だよ?」
真面目に聞いてくれている妹のミナヅキに、キョトンと首を傾げられてしまった。だが言わんとすることはそこじゃない。
「そうだミナヅキ、二年のお前が今学んでいることは、三年のこの分野で使えるから一応見ておけってことだ」
「へぇ、なるほどなぁ」
「今何となく学んでいることは、実は将来こういったことに使える」という考えを先に教えておくことで、学びへの興味を無くさせないように注意を払った。
睡眠時間も8時間を下回らないよう調整。耳栓を着けてアイマスクを装着。だが睡眠というのは睡眠前に光を出来るだけ浴びないことが重要なようなので、睡眠前の時間は出来るだけ光を目で浴びないように、家でもサングラスをかけて対応したこともあった。
「こらサツキ!ご飯食べてる時くらいサングラス外しなさい!なんか怖いわよ?」
「そうだぞ、父さんはサツキをそんなハードボイルドに育てた覚えはない」
両親には俺のサングラス姿が異様なようである。仕方がないだろう?よく眠れなくなるのだから。
「えぇ、でも就寝前はできるだけ光避けたいしモグモグ」
「はぁ、サツキが学校に行ってる間に業者さんに頼んでおいて、蛍光灯の明るさ変えられるようにしておいたから、ほらリモコン」
「流石母さん!」
呆れた母さんに称賛の気持ちを抱いた。そしてガチャっ!とサングラスを外して、リモコンで光を調整した。
その時サングラスを卒業し、気持ちのよい睡眠がとれた。
お陰で実力テストでは常に上位。中学の範囲を逸脱して興味を持ってしまい勉強しているものだから、一位はなかなか取れなかったのが悔やまれた。しかし「テストで良い点を取ること」を、受験では目的とされるため、自らの好奇心をコントロールし、受験という目標に優先順位を調整することを覚えたこともあり、勉強というのが、学校で学ぶ以外にも存在することを知った。
こうして中学三年生の俺、山田サツキは、周りよりかは少しくらいできている中学三年生だという自負がある。だがこれも思い込みかもしれないので、また自分を律する必要がある。
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さて、ここまで突き詰めているのには理由があった。
不幸だから。
そう、俺はやることなすことが大体無駄になってしまう。だからこそ、努力によって予防線を張ることを惜しまない。予防に予防を重ねて、不幸に抗ってきた。というか、そうしないとまともに生活することすら叶わなかったから、生きる上での処世術が転じてこうなったに過ぎない。
そして受験の日、ペンケースは持った。中にはシャープペンシル三本、シャー芯のストックもある、消しゴムもある。完璧だ。何回も確認した。受験票も忘れた時のためにコピーを用意してある。その偽造がばれないように特殊な技術も施したし、その場で忘れないように受験票のPDFを用意しておき、偽造バレがない特殊技術を盛り込んだ自作簡易プリンターも持ち合わせてある。紙が途中で燃えても大丈夫だ。
そして家を出た時、突如車が家の塀をぶっ壊して来たのだ。
だが、そんなの想定の範囲内。家を出る前に予め、二階から車の進行方向、スピードの予測をしたので、容易に避けることができた。こういう事態にならないために、前日に家の前の道路に滑り止め加工を施していたのだが、急な通り雨と放射冷却によってアイスバーンが発生し、車が走りにくくなっていたらしい。まぁそんなこともあろうかと想定していたので、二階から見ていたのだが。
「ね!母さん言った通りだろ!とりあえずレスキュー隊の番号の紙リビングに置いておいたから連絡よろしく!」
二階から大声で一階の母に言伝てる。これで万事OKだな。
「お兄ちゃん受験大丈夫?」
窓を眺める俺を、眠い目をこすってミナヅキが心配してくれた。そうか、確かに勉強によく付き合ってくれたものな。
「何を言ってるんだ、余裕だよ余裕、偏差値120っていう...なんか統計的にバグった数値出してる学校らしいけれど、全力は尽くすさ」
「そこはそこで仮に受験受かっても怪しさ満点だけれどさ、
いやそうじゃなくて、会場に辿り着けるのかなって話よ」
「─────はい、よろしくお願いします。はい、朝からありがとうございました。
そうよサツキ、別に通信制の高校でもいいのよ?それならここでも受験できるし」
レスキューへの電話をしながら二階に昇ってきた母さんも心配の言葉を言った。だがそれじゃいけない。
「いやいや母さん、それだとWi-Fi回線死んだら一発アウト環境になってそれこそ怖いよ。絶対ニ、三日に一回はルーター潰れるから」
二人とも考えこくって、しばらくしてから顔を上げた。
「サツキ、あまり無茶しないようにね」
「お兄ちゃん、生きて帰ってきてね」
俺は今から戦争にでもいくのか?という突っ込みは伏せておく。彼女達と、もう仕事に行ってこの場にいない父さんの気持ちを携えて。
「─────じゃ、行ってきます」
そう言い残し、意気揚々と家を出た。アイスバーンなため、滑らないよう滑り止め加工の靴に履き替えて家を出る。
うん、滑り止め万々歳だな。全く滑らない。どころか滑らなさすぎてちと足が前に進みにくいくらいだ。そんな設計にした覚えないんだがな?根性で前に進む。
だが、
...しまった。そうだ、何故考えられなかった!?
通り雨、放射冷却によるアイスバーン、ならば自分の家だけでなく他のご家庭でも起こりうる。ならば近くにレスキュー隊や救急車がきてもおかしくない。
ゆっくりに見えた。曲がり角の向こう側から救急車は徐々に近づいてきて、俺の体を吹き飛ばそうとしている。慌てて避けようにも、駄目だ、滑らなさすぎて足が動かない!体を捻って致命傷を避けるようにしなければ...。
ドン!
受験は行けなかった。幸か不幸か、ぶつかったのが救急車だったため直ぐに治療を受けられたので大事には至らなかったが、他の受験も受けられなかった。お陰で一年浪人するはめになった。一応友達もいたんだが、学年がずれたせいで距離が離れてしまい疎遠。そして
やはり俺は不幸に抗えなかった。
だが一浪しても高校には通っていた、ちゃんとな。だがその一浪な事がどこからか情報が漏れてしまい、友達はできていない。
いや、そうでもない、か。
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