私が聖獣様!?

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ノア君との交流①

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「あの、いおり様、私と二人だけでお話する時間をいただけませんでしょうか?」

「なに?俺達がいたらできない話でもあるのか?いおりと二人きりなど、許可するわけないだろう?」
ハルバートさんが、怒り気味です...。

「ハルバートさん、私もノアとお話してみたいです。今後の為にも、ノアと仲良くなっといた方がいいですよね?」

「それはそうだが...。そこに俺がいたらダメなのか?」

あ~、そんなことで"シュン"ってならないでくださいよ。

「ダメってことはないですけど、ノアが二人でを希望してますし、二人の方が打ち解けるのも早いかもですよ。」

「・・・・・。」

「ハルバート、ノアといおり様を二人にしたって何か危険があるわけではないだろう?それにこれからおまえがいおり様といられない時はノアを頼ることもあると思うぞ。その為にも二人には親交を深めてもらっていた方がいいと思うがな...。」

「一時間だ!二人きりは一時間だけだぞ。時間を過ぎたら、部屋に迎えに来るからな。」

「わかりました。ハルバートさん、ありがとう。」




レオナルドさん達が退出して、部屋には私とノアだけになりました。

「いおり様、お時間をいただいてありがとうございます。実はいおり様に見ていただきたい物がありまして...。」
そう言うと、上着のポケットから何かを取り出しました。

えっ?その四つ葉のクローバーのしおり...、私が中学生の時に陸君にあげた物にそっくり。あの時、本が好きだった陸君にあげたいと思って、四つ葉のクローバーを探してしおりを作ったんだ。

「いおり様には見覚えがあるようですね?実は私は読書が好きでして、気がついたら私の好きな本にこれが挟まっていたんです。このしおりを手にしてから、私の中にもう一人いるような不思議な感覚があります。そして、たぶんいおり様との思い出だろう記憶もあるのです。」

ノアの中に陸君が?
陸君は、中学生時代から私のそばにいてくれた人。姉が私から全てを奪っていくような人だったから、もちろん陸君にもちょっかいを出していたけど、陸君はそんな姉を無視して私の友人でいてくれた。
陸君がいたから、私は中学生から一人じゃなかったんだ。陸君が私をいろんな人と出会わせてくれたから...。

でも、そんな陸君は突然の交通事故で大学生の時に亡くなって...。

「ノアの中に陸君がいるの?」

「なんて説明したらいいんでしょうかね...。ノアと陸の二重人格というのではなくて、私の中に陸という者の記憶とか気持ちとかがそのしおりを手にして流れてきたというんですかね?陸という者の思いで、私の中が満たされている感じです。私は元々、感情が欠落してるようなところがあったんです。それが陸という者のおかげで、大切なことを知ったといいましょうか。わかりづらいですね...、自分でもよくわかってないので...。」
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