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中等部
14 自然教室③
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自然教室の準備が始まって、なんか平和な毎日です。伊藤さんは自然教室の班の子達との交流が忙しいみたいで、私達のところには来ないからですね。
あの班決めの日から、クラスでは6人で行動することが増えました。
先日は慧君と葵ちゃんで我が家に来てくれました。海香も交えて、一緒にお茶しながら色々お話したんですよ。やっぱり私と葵ちゃん、似たもの同士みたいです。もしかしたら葵ちゃんも精霊を見つけちゃうかもしれませんよ。
自然教室を一週間後に控え、荷造りを始めました。今回も心配性の父が暴走しています。あれやこれやと荷物が増えてってますよ。今回は伊藤さんのこともあるので、父の言うことを聞きつつ母にいる要らないを分類してもらいました。
今回は兄や優司さん・ハルバートさんも詰めた荷物の確認をしてきました。ハルバートさんには「レーヴェも連れて行きなさい」って言われましたよ。なので慧君と葵ちゃんにもレーヴェに会ってもらい、大丈夫そうだったので連れて行くことにしました。(他のみんなはすでにレーヴェと触れあっています)
自然教室の日です。お天気は大丈夫みたいですね。大きな荷物は宿泊場所に送ってあるので、当日はリュックだけです。それプラス私にはヴォルとレーヴェがいます。レーヴェは葵ちゃんが抱っこしてくれるそうです。葵ちゃんがレーヴェを気に入ってニコニコしているので、慧君に「葵にレーヴェを抱っこさせてくれないか?」と頼まれたんです。私もさすがにヴォルとレーヴェ2人同時に抱っこは大変なので助かります。まっ、2人とも抱っこしなくても私についてきてくれるんですけどね。
集合場所に着きました。ここで海香とはクラスが違うので別れます。
「詩織、自然教室中に何かあったら私を呼んでね。体調崩したらすぐ言うんだよ。」
「うん、わかってるけど、ヴォルとレーヴェがいるから大丈夫だよ。海香は同じクラスの人達と自然教室を楽しんで!私には翔太君達もいるから心配しないでね。」
「それでも、私に隠すようなことはしないでね。詩織も翔太達と楽しんで!じゃあね。」
海香が自分のクラスに向かうタイミングで翔太君が来ました。
「今日は体調大丈夫か?」
「うん、大丈夫だよ。」
「そーか。辛くなったりしたら、ちゃんと言うんだぞ!陸達はもう着いてるから、あっちに行こうか。」
もう班のメンバーは揃っていました。着いてすぐにレーヴェを葵ちゃんに渡しましたよ。葵ちゃんは本当に動物が好きみたいですね。2人でヴォルとレーヴェを見つつ話し込んじゃいました。
ーーー詩織と葵以外のメンバーーー
「今日は詩織の体調も良さそうだな。この様子だと自然教室中は大丈夫そうかな。」
「そーね。でも楽しみすぎてテンション上がりすぎないようにしないと...夜に熱が出ちゃうかもでしょ?」
「そういうところも葵と似てるんだね。」
「そーなんだ。じゃあ自然教室中は2人を見守んなきゃだね。」
「いや、詩織は俺が見守るから大丈夫だぞ。宿泊施設では伊緒頼りになっちゃうがな。」
「そーだね。葵のことは俺がやるけど、宿泊施設では清澤さんに頼めるかな?」
「2人とも大丈夫よ。ちゃんと詩織と葵もちゃんと見てるわ。それにしても2人とも過保護ね...。詩織も葵も意外としっかりしてるわよ。」
「じゃあ伊緒ちゃんは僕を頼ってね。」
「あらっ、陸ありがとう。」
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あの班決めの日から、クラスでは6人で行動することが増えました。
先日は慧君と葵ちゃんで我が家に来てくれました。海香も交えて、一緒にお茶しながら色々お話したんですよ。やっぱり私と葵ちゃん、似たもの同士みたいです。もしかしたら葵ちゃんも精霊を見つけちゃうかもしれませんよ。
自然教室を一週間後に控え、荷造りを始めました。今回も心配性の父が暴走しています。あれやこれやと荷物が増えてってますよ。今回は伊藤さんのこともあるので、父の言うことを聞きつつ母にいる要らないを分類してもらいました。
今回は兄や優司さん・ハルバートさんも詰めた荷物の確認をしてきました。ハルバートさんには「レーヴェも連れて行きなさい」って言われましたよ。なので慧君と葵ちゃんにもレーヴェに会ってもらい、大丈夫そうだったので連れて行くことにしました。(他のみんなはすでにレーヴェと触れあっています)
自然教室の日です。お天気は大丈夫みたいですね。大きな荷物は宿泊場所に送ってあるので、当日はリュックだけです。それプラス私にはヴォルとレーヴェがいます。レーヴェは葵ちゃんが抱っこしてくれるそうです。葵ちゃんがレーヴェを気に入ってニコニコしているので、慧君に「葵にレーヴェを抱っこさせてくれないか?」と頼まれたんです。私もさすがにヴォルとレーヴェ2人同時に抱っこは大変なので助かります。まっ、2人とも抱っこしなくても私についてきてくれるんですけどね。
集合場所に着きました。ここで海香とはクラスが違うので別れます。
「詩織、自然教室中に何かあったら私を呼んでね。体調崩したらすぐ言うんだよ。」
「うん、わかってるけど、ヴォルとレーヴェがいるから大丈夫だよ。海香は同じクラスの人達と自然教室を楽しんで!私には翔太君達もいるから心配しないでね。」
「それでも、私に隠すようなことはしないでね。詩織も翔太達と楽しんで!じゃあね。」
海香が自分のクラスに向かうタイミングで翔太君が来ました。
「今日は体調大丈夫か?」
「うん、大丈夫だよ。」
「そーか。辛くなったりしたら、ちゃんと言うんだぞ!陸達はもう着いてるから、あっちに行こうか。」
もう班のメンバーは揃っていました。着いてすぐにレーヴェを葵ちゃんに渡しましたよ。葵ちゃんは本当に動物が好きみたいですね。2人でヴォルとレーヴェを見つつ話し込んじゃいました。
ーーー詩織と葵以外のメンバーーー
「今日は詩織の体調も良さそうだな。この様子だと自然教室中は大丈夫そうかな。」
「そーね。でも楽しみすぎてテンション上がりすぎないようにしないと...夜に熱が出ちゃうかもでしょ?」
「そういうところも葵と似てるんだね。」
「そーなんだ。じゃあ自然教室中は2人を見守んなきゃだね。」
「いや、詩織は俺が見守るから大丈夫だぞ。宿泊施設では伊緒頼りになっちゃうがな。」
「そーだね。葵のことは俺がやるけど、宿泊施設では清澤さんに頼めるかな?」
「2人とも大丈夫よ。ちゃんと詩織と葵もちゃんと見てるわ。それにしても2人とも過保護ね...。詩織も葵も意外としっかりしてるわよ。」
「じゃあ伊緒ちゃんは僕を頼ってね。」
「あらっ、陸ありがとう。」
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