2人の幸せとは?今世も双子の姉妹で生まれちゃいました!

☆n

文字の大きさ
25 / 89

入学式①

しおりを挟む
今日は〈聖ベスティ学園〉の入学式。

ソフィアは〈ルーヴ〉の帯同を許可されたので、ルーヴと一緒に学園に通うこととなった。

ルーヴには、〈ヴォルツ〉家の証としての首輪が付けられている。
ルーヴに付けられた首輪も魔道具の一つ。首輪には‘録音・録画’機能が付与されていて、ルーヴが必要だと察知した場合のみ発動することになっている。

学園に入学するにあたって、ソフィアにはルーヴと意思疎通ができることが教えられた。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(なんで私だけお父様達に呼ばれたんだろう?ルー、なんでだと思う?)

ルーを連れて、お父様達にの私室に向かいます。

部屋に着くと、お父様とお母様の向かいのソファーに座りました。

「ソフィア、明日は入学式だな。学園にルーヴと一緒に通うのにあたって、ソフィアにはルーヴについて、話しておかなければいけないことがあるんだ。」

「お父様、ルーについてって、なんですか?」

「ルーヴなんだがな、ルーヴ様は我が〈ヴォルツ〉家の‘神獣’なんだ。‘神獣’については、ソフィアも習っているだろう?」

(ルーがルーヴ様!?我が家の神獣って...。)

「ルーヴ様は、ソフィアの為に姿を現してくださったんだ。それでだな、ルーヴ様は我々と‘会話’をすることができる。」

お父様がそう言うと、私の膝の上にいたルーが、クルッと向きを変えて私の方に顔を向けた。

『ソフィア、やっとあなたと‘会話’できるわ。』

(これがルーの声?頭の中にルーの声が響いてくるというか、これって‘念話’かな?)

「ルーヴ様の声は聞こえたか?」

「聞こえました。」

「ルーヴ様の声は、ルーヴ様が認めた者にしか聞こえないからな。だから、無闇にルーヴ様と意思疎通ができることを話してはダメだぞ。あと、ルーヴ様との‘会話’は実際に口に出して話してるわけじゃないからな、周りが不信がらないように気をつけてほしい。」

「はい、気をつけます。」

『ソフィアとならいつでも‘会話’できるわ。だから、これからはいつでも私に話しかけて。』

(どうやら、これからは‘念話’でルーと会話ができるらしい...。嬉しいな。動物と会話できるってスゴくない?夢みたいだよー。ルーは‘神獣’様で、軽々しく動物だなんて言っていい存在じゃないけどね。)

『これからずーっと私がソフィアのそばにいるわ。だから、一人で悩んだり考えたりしないで、ちゃんと私に話してね。』
(『まぁ、ソフィアが話してくれなくても、ソフィアが考えていることぐらいわかっちゃうけどね。でも、ちゃんとソフィアから話してほしいわ。』)

「あと、ルーヴ様と‘会話’できることは、ジュリアにも話してはダメだからな。」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

明日はいよいよ入学式だわ。

さっき、ソフィアだけお父様達に呼ばれたみたいだけど、なにか秘密の話でもあるのかしら?
なんか除け者にされたみたいで、嫌な感じ...。

それにソフィアったら、学園にルーを連れて通うんですって。

ルーってソフィアのペットでしょ?なんで連れて歩けるのかしら?

もしかしてルーって精霊か何かなの?

もし、ルーが精霊なら問題ね。
あの年齢で精霊を使役してるなんて、明日の入学式はソフィアが注目の的になっちゃうじゃない。

あ~、ほんと、イライラするわ。



しおりを挟む
感想 61

あなたにおすすめの小説

妹が公爵夫人になりたいようなので、譲ることにします。

夢草 蝶
恋愛
 シスターナが帰宅すると、婚約者と妹のキスシーンに遭遇した。  どうやら、妹はシスターナが公爵夫人になることが気に入らないらしい。  すると、シスターナは快く妹に婚約者の座を譲ると言って──  本編とおまけの二話構成の予定です。

妹に傷物と言いふらされ、父に勘当された伯爵令嬢は男子寮の寮母となる~そしたら上位貴族のイケメンに囲まれた!?~

サイコちゃん
恋愛
伯爵令嬢ヴィオレットは魔女の剣によって下腹部に傷を受けた。すると妹ルージュが“姉は子供を産めない体になった”と嘘を言いふらす。その所為でヴィオレットは婚約者から婚約破棄され、父からは娼館行きを言い渡される。あまりの仕打ちに父と妹の秘密を暴露すると、彼女は勘当されてしまう。そしてヴィオレットは母から託された古い屋敷へ行くのだが、そこで出会った美貌の双子からここを男子寮とするように頼まれる。寮母となったヴィオレットが上位貴族の令息達と暮らしていると、ルージュが現れてこう言った。「私のために家柄の良い美青年を集めて下さいましたのね、お姉様?」しかし令息達が性悪妹を歓迎するはずがなかった――

侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました

下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。 ご都合主義のSS。 お父様、キャラチェンジが激しくないですか。 小説家になろう様でも投稿しています。 突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!

【完結】聖女を害した公爵令嬢の私は国外追放をされ宿屋で住み込み女中をしております。え、偽聖女だった? ごめんなさい知りません。

藍生蕗
恋愛
 かれこれ五年ほど前、公爵令嬢だった私───オリランダは、王太子の婚約者と実家の娘の立場の両方を聖女であるメイルティン様に奪われた事を許せずに、彼女を害してしまいました。しかしそれが王太子と実家から不興を買い、私は国外追放をされてしまいます。  そうして私は自らの罪と向き合い、平民となり宿屋で住み込み女中として過ごしていたのですが……  偽聖女だった? 更にどうして偽聖女の償いを今更私がしなければならないのでしょうか? とりあえず今幸せなので帰って下さい。 ※ 設定は甘めです ※ 他のサイトにも投稿しています

拝啓 お顔もお名前も存じ上げない婚約者様

オケラ
恋愛
15歳のユアは上流貴族のお嬢様。自然とたわむれるのが大好きな女の子で、毎日山で植物を愛でている。しかし、こうして自由に過ごせるのもあと半年だけ。16歳になると正式に結婚することが決まっている。彼女には生まれた時から婚約者がいるが、まだ一度も会ったことがない。名前も知らないのは幼き日の彼女のわがままが原因で……。半年後に結婚を控える中、彼女は山の中でとある殿方と出会い……。

この子、貴方の子供です。私とは寝てない? いいえ、貴方と妹の子です。

サイコちゃん
恋愛
貧乏暮らしをしていたエルティアナは赤ん坊を連れて、オーガスト伯爵の屋敷を訪ねた。その赤ん坊をオーガストの子供だと言い張るが、彼は身に覚えがない。するとエルティアナはこの赤ん坊は妹メルティアナとオーガストの子供だと告げる。当時、妹は第一王子の婚約者であり、現在はこの国の王妃である。ようやく事態を理解したオーガストは動揺し、彼女を追い返そうとするが――

絶望?いえいえ、余裕です! 10年にも及ぶ婚約を解消されても化物令嬢はモフモフに夢中ですので

ハートリオ
恋愛
伯爵令嬢ステラは6才の時に隣国の公爵令息ディングに見初められて婚約し、10才から婚約者ディングの公爵邸の別邸で暮らしていた。 しかし、ステラを呼び寄せてすぐにディングは婚約を後悔し、ステラを放置する事となる。 異様な姿で異臭を放つ『化物令嬢』となったステラを嫌った為だ。 異国の公爵邸の別邸で一人放置される事となった10才の少女ステラだが。 公爵邸別邸は森の中にあり、その森には白いモフモフがいたので。 『ツン』だけど優しい白クマさんがいたので耐えられた。 更にある事件をきっかけに自分を取り戻した後は、ディングの執事カロンと共に公爵家の仕事をこなすなどして暮らして来た。 だがステラが16才、王立高等学校卒業一ヶ月前にとうとう婚約解消され、ステラは公爵邸を出て行く。 ステラを厄介払い出来たはずの公爵令息ディングはなぜかモヤモヤする。 モヤモヤの理由が分からないまま、ステラが出て行った後の公爵邸では次々と不具合が起こり始めて―― 奇跡的に出会い、優しい時を過ごして愛を育んだ一人と一頭(?)の愛の物語です。 異世界、魔法のある世界です。 色々ゆるゆるです。

聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい

金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。 私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。 勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。 なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。 ※小説家になろうさんにも投稿しています。

処理中です...