2人の幸せとは?今世も双子の姉妹で生まれちゃいました!

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それぞれの側近③

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教室に入って席につくと、ルーカス君の側近の一人、公爵家子息の〈レイモンド・ナミル〉君がこちらに近づいてきました。
レイモンド君は‘黒豹’の‘獣人’です。

私の席は、教室の入口近くで、一番後ろの端っこ。横の席がルーカス君で前の席がアリシアちゃんで二人に囲われている感じですね。
ルーヴもいるので、ルーヴの居場所も壁際に置かせてもらっています。




「ルーカス様、そちらの方を紹介していただいてもよろしいですか?」

実は、統括の二人に同学年で遠慮なく話しかけられるのは、側近の四人だけだったりします。
もちろん絶対にこちらから声をかけてはいけないってことはないんですが、全てを認めてしまうとルーカス君とアリシアちゃん目当ての人達が群がってしまうので、このような形になってしまったようです。

これも迷惑なシンデレラストーリーの影響でもあり、いくら学園内は平等といえど、身分や立場をわきまえた行動は必要なのです。

ルーカス君やアリシアちゃん目当ての方々は、どんな形でも接点を持ちたいようなんです。
二人の前でわざと転んで、視線を向けてもらって声をかけてもらおうとする方もいるみたいです。
まぁ、そういう方々には側近達がルーカス君やアリシアちゃんが何かを言う前に対応してしまうみたいですが。




「あぁ、こちらはベスティニアからの留学生の〈ソフィア・ヴォルツ〉さんだ。そっちにいるのがソフィアの契約精霊の〈ルーヴ〉だ。これからソフィアとは共に行動する。お前達もそのように動いてくれ。」

「わかりました。ヴォルツさん、俺はルーカス様の側近を務めている〈レイモンド・ナミル〉だ。これからよろしく頼む。」

「〈ソフィア・ヴォルツ〉です。(ルーヴを抱き上げて)こちらは私の契約精霊の〈ルーヴ〉です。これからよろしくお願いします。」
言葉と共にペコッと頭を下げた私の頭をひと撫でして、頭を上げた私と目が合ったらニコッと微笑んでレイモンド君は自分の席に戻っていきました。

(ん?レイモンド君に頭を撫でられた?レイモンド君は意外と友好的かも...。)




レイモンド君が声をかけてきたってことは、側近の中でもレイモンド君がトップなのかな?

‘獣人’の側近の方は、大丈夫そうかも...。たぶんルーカス君とアリシアちゃんの害になる存在かどうか見極めているだけなんだよね。私自身を嫌うとかではなく。

‘獣人’はある程度感覚で、自分に合うかどうかや人の本質を感じとっている。その感覚が無意識に拒否する場合は、ダメということだから。





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