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第三章 娼婦になるために
14 モリガン様の散髪と王都への旅立ち & 作者コメント
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「ねぇ、うさこ。髪を切ってくれない?」
モリガン様が甘えたように言う。モリガン様は自分の身長よりも長く伸びた髪を床にずって歩いていた。たしかに前から邪魔そうだとは思っていた。
「戦えば自然と伸びてくるからなあ。だいぶ短くして構わない。でもそうだな…お前と同じ感じがいいな。」
「ボブヘアーですか。」
「そういう名前なのか?疎くて分からないが、任せたよ。短めで頼む。耳の下くらいでいいよ。」
左京達が出発してから数ヶ月で、トラブルでモリガン様が戦場へ行く事になった。辺境伯であるアース様が護衛としてお供するらしい。
「現地にいた部隊が何隊も壊滅し、人手不足らしい。その分の埋め合わせで、人数バランスが整うまでひと暴れしてくる事になった。爆弾はダメになるわ、お金不足で戦力は調達できないわで、散々だな。」
アース様が側にいるならモリガン様は大丈夫だろうが、この人が戦っている様子があまり想像できない。
「戸惑っているな?私は破壊神だよ?」
モリガン様は得意げに言う。
「この切り終えた髪は自由にして良い。お前なら有効活用してくれるだろう。」
有効活用、それはこの髪で薬品を作れということか。モリガン様の身体は神聖なものとされており、人智を超えた特別なものだ。体液や血が回復薬になるならば、髪だって人々の役に待ってくれるだろう。
しかし、髪は何に使えるのだろうか。栄養はあまりあるように思えない。有機物なのでコンポストにして肥料にするのはどうだろうか。モーリアン辺境地はあまり土が肥えていない。モリガン様の髪の毛をベースに農薬か何かを作れたら、もっと食べ物が育つのかもしれない。後で資料にまとめて先生に提出してみよう。そうしたら領地の研究チームが何かしら検討してくれるだろうから。
私がそんなことを考えながら散髪していると、モリガン様はご機嫌な様子だった。
*
散髪が終わると、髪が短くなってさっぱりとしたモリガン様はめずらしそうに自分の髪を触っていた。アース様が見たら驚きそうだな…あの人、長髪が好きそうだったから。でもすぐに伸びるなら関係ないか。
「うーさこ、ありがとう。」
モリガン様はそう言って私に軽くキスをした。
「私が戻ってくる頃にはお前はもう王都にいるんだな。さみしいよ。」
全く予想をしなかった言葉に驚いたが、モリガン様の言葉に嘘は無い。そういえばアース様が私の事を「モリガン様のお気に入り」と言っていた。あまり真に受けたいなかったが、本当だったのか。
「たまに帰ってきます。」
「そうだな。いつでも帰ってきてくれ。」
こういう時、モリガン様はお母さんみたいだなと思う。私に母親はいないからよく分からないけれど、もしいたとしたらこんな感じなのかなと錯覚することがあるのだ。
「それにしても、私が出ていかなきゃいけないなんて、現地の奴らは何をしているのだ?全く。用が済んだらアースに慰めてもらわねばな。」
そんなことを言いつつ、本当は力を振るうのが楽しみとでも思っていそうだ。もしくは、運動後にアース様に思い切り甘やかしてもらうことが目的かもしれない。どちらにせよ、アース様はいつどんな時でもあなたの願望に応えてくれると思いますけどね。
「うさこ、無理はするなよ?お前が死んだら悲しいからな。」
モリガン様は私を心配している。それほどまでに、娼婦というのは大変な仕事なのだろう。モリガン様は念を押すように言った。そしてその日の夜は何をせず、お互いに抱きしめ合って眠った。
*
次の日、散髪したモリガン様を見て、アース様は不機嫌そうにした。
――やっぱり、アース様はモリガン様の長い髪が好きだったのね。
「アース、似合ってるだろう?」
モリガン様は、それが分かっているくせに、アース様に質問している。
「似合っていますよ。」
アース様はそう答えるが、不服そうである。
「モリガン様の髪はお前の手紙と一緒に研究班に預けた。うまくいけば農業で役立つかもな。」
昨晩モリガン様が眠ったのを確認してから、私は急いで意見をまとめたのだった。髪から肥料を作る方法としてアイデアを提供したのだ。
――アース様はその事についても納得してなさそうね。もしくは他にも理由があるのかしら?
今日のアース様は全体的に不機嫌である。私がモリガン様の散髪をした事もあるだろうが、もしかしたら昨晩フェルナンドさんと何かあったのかもしれない。何故そう思うかは、フェルナンドさんの機嫌は良いからである。
――この2人は男同士でしたのかしら。アース様は勃たないだろうから、お尻を差し出したのかしら…。
私がそんなことを考えながらふとモリガン様を見ると、視線があった。
――もしかして、見られてた?
目をぱちぱちさせていると、モリガン様はニコッと笑った。
「考え事かい?うさこ。キスしていいか?」
何が何だか分からずボケっとしていると、モリガン様はチュッと軽くキスをした。
「そろそろ行くよ。アースが早く出発したそうだからな。」
そう言って2人は有翼人に抱きかかえられて、飛んで行ってしまった。
「俺たちは馬車で向かう。手の空いている有翼人がいないんでな。」
フェルナンドさんは言った。
*
私は大荷物を持って、馬車に乗る。馬車だと王都まで1ヶ月もかかるらしい。
「王都で俺たちの運び屋を担当してくれる有翼人がいる。途中で待ち合わせするから、もう少し早く着くよ。」
私が驚いているとフェルナンドさんはそう言った。
「ところで、その荷物何持ってくんだよ。」
「布団です。これがないと眠れないので。」
「勘弁してくれよ。布団なんか向こうで調達したら良いだろう?」
私は左京がくれた布団を持ち出そうとしていたのだった。布にくるんで背負えるように準備してある。
「これがないと、夜不安で…」
「夜なんか寝れるわけないだろ?疲れて自然と朝には寝てるから、心配するな。」
「いえ、これは私にとっては必需品で…」
あまりに私が折れないので、フェルナンドさんは、はぁ…とため息をついた。
これは左京が私のためにくれた布団。左京の羽根が詰まってる。これがあれば私は何でも乗り越えられる気がしていた。
「責任を持って自分で運ぶんだぞ。」
私があまりに譲らないので、フェルナンドさんはやれやれといった感じで、渋々許可してくれた。
こうして私も娼婦としてお金を稼ぐために、王都へ向かうことになったのである。
_______________________________________
次回から娼館の章が始まります。うさこは主にアンナと呼ばれるようになります。ややこしくてすみません...!
また、不特定多数のお相手が出てきますのでご注意ください。気にされる方は地雷チェックをご確認ください。
次章もよろしくお願いいたします。
モリガン様が甘えたように言う。モリガン様は自分の身長よりも長く伸びた髪を床にずって歩いていた。たしかに前から邪魔そうだとは思っていた。
「戦えば自然と伸びてくるからなあ。だいぶ短くして構わない。でもそうだな…お前と同じ感じがいいな。」
「ボブヘアーですか。」
「そういう名前なのか?疎くて分からないが、任せたよ。短めで頼む。耳の下くらいでいいよ。」
左京達が出発してから数ヶ月で、トラブルでモリガン様が戦場へ行く事になった。辺境伯であるアース様が護衛としてお供するらしい。
「現地にいた部隊が何隊も壊滅し、人手不足らしい。その分の埋め合わせで、人数バランスが整うまでひと暴れしてくる事になった。爆弾はダメになるわ、お金不足で戦力は調達できないわで、散々だな。」
アース様が側にいるならモリガン様は大丈夫だろうが、この人が戦っている様子があまり想像できない。
「戸惑っているな?私は破壊神だよ?」
モリガン様は得意げに言う。
「この切り終えた髪は自由にして良い。お前なら有効活用してくれるだろう。」
有効活用、それはこの髪で薬品を作れということか。モリガン様の身体は神聖なものとされており、人智を超えた特別なものだ。体液や血が回復薬になるならば、髪だって人々の役に待ってくれるだろう。
しかし、髪は何に使えるのだろうか。栄養はあまりあるように思えない。有機物なのでコンポストにして肥料にするのはどうだろうか。モーリアン辺境地はあまり土が肥えていない。モリガン様の髪の毛をベースに農薬か何かを作れたら、もっと食べ物が育つのかもしれない。後で資料にまとめて先生に提出してみよう。そうしたら領地の研究チームが何かしら検討してくれるだろうから。
私がそんなことを考えながら散髪していると、モリガン様はご機嫌な様子だった。
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散髪が終わると、髪が短くなってさっぱりとしたモリガン様はめずらしそうに自分の髪を触っていた。アース様が見たら驚きそうだな…あの人、長髪が好きそうだったから。でもすぐに伸びるなら関係ないか。
「うーさこ、ありがとう。」
モリガン様はそう言って私に軽くキスをした。
「私が戻ってくる頃にはお前はもう王都にいるんだな。さみしいよ。」
全く予想をしなかった言葉に驚いたが、モリガン様の言葉に嘘は無い。そういえばアース様が私の事を「モリガン様のお気に入り」と言っていた。あまり真に受けたいなかったが、本当だったのか。
「たまに帰ってきます。」
「そうだな。いつでも帰ってきてくれ。」
こういう時、モリガン様はお母さんみたいだなと思う。私に母親はいないからよく分からないけれど、もしいたとしたらこんな感じなのかなと錯覚することがあるのだ。
「それにしても、私が出ていかなきゃいけないなんて、現地の奴らは何をしているのだ?全く。用が済んだらアースに慰めてもらわねばな。」
そんなことを言いつつ、本当は力を振るうのが楽しみとでも思っていそうだ。もしくは、運動後にアース様に思い切り甘やかしてもらうことが目的かもしれない。どちらにせよ、アース様はいつどんな時でもあなたの願望に応えてくれると思いますけどね。
「うさこ、無理はするなよ?お前が死んだら悲しいからな。」
モリガン様は私を心配している。それほどまでに、娼婦というのは大変な仕事なのだろう。モリガン様は念を押すように言った。そしてその日の夜は何をせず、お互いに抱きしめ合って眠った。
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次の日、散髪したモリガン様を見て、アース様は不機嫌そうにした。
――やっぱり、アース様はモリガン様の長い髪が好きだったのね。
「アース、似合ってるだろう?」
モリガン様は、それが分かっているくせに、アース様に質問している。
「似合っていますよ。」
アース様はそう答えるが、不服そうである。
「モリガン様の髪はお前の手紙と一緒に研究班に預けた。うまくいけば農業で役立つかもな。」
昨晩モリガン様が眠ったのを確認してから、私は急いで意見をまとめたのだった。髪から肥料を作る方法としてアイデアを提供したのだ。
――アース様はその事についても納得してなさそうね。もしくは他にも理由があるのかしら?
今日のアース様は全体的に不機嫌である。私がモリガン様の散髪をした事もあるだろうが、もしかしたら昨晩フェルナンドさんと何かあったのかもしれない。何故そう思うかは、フェルナンドさんの機嫌は良いからである。
――この2人は男同士でしたのかしら。アース様は勃たないだろうから、お尻を差し出したのかしら…。
私がそんなことを考えながらふとモリガン様を見ると、視線があった。
――もしかして、見られてた?
目をぱちぱちさせていると、モリガン様はニコッと笑った。
「考え事かい?うさこ。キスしていいか?」
何が何だか分からずボケっとしていると、モリガン様はチュッと軽くキスをした。
「そろそろ行くよ。アースが早く出発したそうだからな。」
そう言って2人は有翼人に抱きかかえられて、飛んで行ってしまった。
「俺たちは馬車で向かう。手の空いている有翼人がいないんでな。」
フェルナンドさんは言った。
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私は大荷物を持って、馬車に乗る。馬車だと王都まで1ヶ月もかかるらしい。
「王都で俺たちの運び屋を担当してくれる有翼人がいる。途中で待ち合わせするから、もう少し早く着くよ。」
私が驚いているとフェルナンドさんはそう言った。
「ところで、その荷物何持ってくんだよ。」
「布団です。これがないと眠れないので。」
「勘弁してくれよ。布団なんか向こうで調達したら良いだろう?」
私は左京がくれた布団を持ち出そうとしていたのだった。布にくるんで背負えるように準備してある。
「これがないと、夜不安で…」
「夜なんか寝れるわけないだろ?疲れて自然と朝には寝てるから、心配するな。」
「いえ、これは私にとっては必需品で…」
あまりに私が折れないので、フェルナンドさんは、はぁ…とため息をついた。
これは左京が私のためにくれた布団。左京の羽根が詰まってる。これがあれば私は何でも乗り越えられる気がしていた。
「責任を持って自分で運ぶんだぞ。」
私があまりに譲らないので、フェルナンドさんはやれやれといった感じで、渋々許可してくれた。
こうして私も娼婦としてお金を稼ぐために、王都へ向かうことになったのである。
_______________________________________
次回から娼館の章が始まります。うさこは主にアンナと呼ばれるようになります。ややこしくてすみません...!
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