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1 出会い
*初めての『魔力の交合』1
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『春乃館』の地下に作られた、覗き部屋。
中央に大きな部屋が有り、その周りを小部屋が囲んでいるらしい。
昔は本当に覗いていたらしいが、今は魔力で映像と声が映し出される。
そんなことに魔力を使うなよ。
時々、系列の店に外部配信もしているそうだ。
管理はジョイがしているらしく、朝から姿を見ていない。
今日、本当にココでジンと、『魔力の交合』をする事になってしまった。
何で頷いてしまったんだろう。
逃げたい。
『魔力の交合』には、あまりいい思い出がないからだ。
あの時、ジンが駆けつけられたのは『夏乃館』のお姉さんが追いかけて来てて、路地裏に連れていかれるのを目撃者し、ジンに連絡が行ったからだった。
ジンは逃げ腰のリーンを抱えあげて、地下の部屋と連れていった。
彼は長い髪を三つ編みにして後ろに垂らしていて、いつもとちょっと雰囲気が違う。
部屋の中央にある、大人三人ぐらい余裕で乗れるくらいの大きなベッドに座らされ、周囲からの視線をたくさん感じた。
「で、何で『目』がいっぱいあるの?」
「ははっ。わかる?これで、お金をもらってるんだけど」
ジンは苦笑いする。
「だったら、嫌だ。壊す!」
『魔力の交合』は人に見せるモノではない。
覗き部屋だから、見られるのは仕方ないのかも知れないけど。
「分かってるって。壊されるのは嫌だから、『目』だけ消すね」
「『耳』もある」
部屋の中の声を拾う『耳』。
「う…っ。これだけは勘弁して。お金になんないから」
……嫌だけど、仕方ない…。
ジンはベッドに上がって中央に座ると、リーンを手招きして呼んだ。
「そう言えば、人獣の女性とはした事が有るって言ってたけど、人族とは?」
「無い」
何故ここで、今更の事を聞く。
「もしかして、俺が初めて?」
「…。」
そうだよ!そのニヤケ顔、何とかしろ!
「だったらゆっくり教えあげる。『魔力の交合』や、『繁殖』だけではない、繋がり方を」
リーンは『魔力の交合』ではなく、身体の快楽を教えられ、身悶えしながら、叫びながら、ジンに開拓されていった。
「もっと、かわいい声を聞かせてあげて」
ジンが何か言っていたが、リーン耳にはもう入ってなかった。
中央に大きな部屋が有り、その周りを小部屋が囲んでいるらしい。
昔は本当に覗いていたらしいが、今は魔力で映像と声が映し出される。
そんなことに魔力を使うなよ。
時々、系列の店に外部配信もしているそうだ。
管理はジョイがしているらしく、朝から姿を見ていない。
今日、本当にココでジンと、『魔力の交合』をする事になってしまった。
何で頷いてしまったんだろう。
逃げたい。
『魔力の交合』には、あまりいい思い出がないからだ。
あの時、ジンが駆けつけられたのは『夏乃館』のお姉さんが追いかけて来てて、路地裏に連れていかれるのを目撃者し、ジンに連絡が行ったからだった。
ジンは逃げ腰のリーンを抱えあげて、地下の部屋と連れていった。
彼は長い髪を三つ編みにして後ろに垂らしていて、いつもとちょっと雰囲気が違う。
部屋の中央にある、大人三人ぐらい余裕で乗れるくらいの大きなベッドに座らされ、周囲からの視線をたくさん感じた。
「で、何で『目』がいっぱいあるの?」
「ははっ。わかる?これで、お金をもらってるんだけど」
ジンは苦笑いする。
「だったら、嫌だ。壊す!」
『魔力の交合』は人に見せるモノではない。
覗き部屋だから、見られるのは仕方ないのかも知れないけど。
「分かってるって。壊されるのは嫌だから、『目』だけ消すね」
「『耳』もある」
部屋の中の声を拾う『耳』。
「う…っ。これだけは勘弁して。お金になんないから」
……嫌だけど、仕方ない…。
ジンはベッドに上がって中央に座ると、リーンを手招きして呼んだ。
「そう言えば、人獣の女性とはした事が有るって言ってたけど、人族とは?」
「無い」
何故ここで、今更の事を聞く。
「もしかして、俺が初めて?」
「…。」
そうだよ!そのニヤケ顔、何とかしろ!
「だったらゆっくり教えあげる。『魔力の交合』や、『繁殖』だけではない、繋がり方を」
リーンは『魔力の交合』ではなく、身体の快楽を教えられ、身悶えしながら、叫びながら、ジンに開拓されていった。
「もっと、かわいい声を聞かせてあげて」
ジンが何か言っていたが、リーン耳にはもう入ってなかった。
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