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神の宿り木
アオとアレク 2
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アオが意識を取り戻したとき、見覚えのあるベッドの上にいた。
山小屋の、無理やり二段ベットを三つ入れた、寝室だ。
…戻ってこれた…。
あの後、アレクがスーサーを呼びに行ってくれ、ここへ連れてきてくれたのだろう。
身体はまだ、痺れていて動かすことが出来ない。
ふと、横を見ると、隣のベッドにリーンが、眠っていた。
リーンが帰ってきていると言うことは、残りの三人も、戻ってきていると言うこと。
無事に戻ってきてくれている…。
アオはホッとため息をついて、目を閉じた。
…身体が怠い。
魔力の枯渇状態たのだろう…。
しばらくは安静にして、魔力が戻ってくるのを待つしかないな…。
再びアオは眠りについた。
次に目覚めると、身体の痺れは取れ、手を握ってみて、身体が動かせることを確認して、ゆっくりと身体を起こした。
そして、ベッドの横に椅子に座って、ベッドにうつ伏せに眠るアレクに気が付いた。
…こんなところで眠ると風邪引くぞ。
そう、声を掛けようとして、声が出ないことに気が付いた。
「…。」
魔法石を使った反動で、声が出なくなったのか?
それとも魔力の枯渇状態で、身体の弱いところに影響が出ているのか?
仕方ない…。
それだけ、身体を酷使したのだから…。
…それより…お腹が空いた…。
アオがベッドから出ようとすると、アレクが気配に気付いたのか目を覚ました。
「…アオさん…良かった…起きてくれた…」
アレクは涙目で抱きついてくる。
…重い。
だが、触れる温もりが、現実に帰ってきたのだと教えてくれる。
「…お腹が空いたでしょう。何か持って来ますね」
アレクは身体を離し、そう言って寝室を出ていった。
「…。」
…まあ、動くのが辛いので、持って来てくれるのは有りがたいが…今の現状が、どうなっているのかを知りたい。
アオはベッドから降りて気が付く。
リーンがまだ、眠っている…。
もしかして、あれから、ずっと眠っているのか?
「…。」
リーンの眠るベッドに近付き、リーンを見ると、浅い息をしているのを確認して、ホッとする。
だが、青白い顔色に、リーンの頬に触れてみると、ひんやりとして寒気がした。
…これって、仮死状態なんじゃないか?!
何が有った?!
アオは壁を伝いながら寝室を出ると、気が付いたジェスが近付いてきて手を貸してくれ、ソファーにドンと座り、沈み込んだ。
「…お前まで、目覚めないかと…心配したぜ…」
そう言って、ジェスがアオの隣に座る。
「…。」
そうだ、声が出ないんだ…。
アオはジェスに口パクで、ジェスチャーする。
「…声が出ないのか?」
アオは頷き、紙とペンを用意して欲しいとジェスに頼む。
ジェスはすぐに、紙とペンをもってきてくれて、ソファーの前にあるテーブルの上に置いた。
「それより先にご飯だよ」
そう言って、アレクが食事をもってきてテーブルの上に置いた。
「スーサーが、胃が弱っているから、少しづつ食べた方が良いって言っていた」
どろどろ系のスープと、小さくカットされた野菜。
ソレを見て、空腹感にアオはスープに手を伸ばした。
…一体どれだけ、眠っていたんだ?
アオが食事を始めると、ジェスが話を始めた。
「食べながら聞いてくれ」
アオはコクコクと頷く。
ジェスは、集落であったことの話をし始めた。
そして、自分が二日間眠っていたこと、リーンが目覚めない事を教えてくれた。
アオはお腹が満たされ、用意してくれた紙に、さっきリーンを見たときの様子を書く。
…リーンは仮死状態、深い眠りについていること、何かのきっかけがないと目覚めないだろう事を書いた。
「…前に、『記憶の図書館』の話をしていただろう。リーンは、そこに行っている状況に近いそうだ」
…そうなのか。
「…それでも、いつもより体温が低くなっているそうだ…」
「…。」
そう言えば、ヒイロ達は?
この山小屋には、今、ヒイロとセスがいない。
「途中まで、道を作りに行っている。…あの人達…さすが獣人だけあって、魔力も体力も違うな…」
ジェスは感心して、そうな風に答えると、スーサーが説明してくれた。
スーサーが言うには、二人は魔力こそ回復していないが、あの場所へたどり着く唯一の道を固定させに、印をつけに行っているのだそうだ。
せっかく切り開いて進んだ道が、消えて分からなくならないように…。
山小屋にいるジェスは魔力が激減して、手伝えるほど回復しておらず、ココから本部に戻ることも出来ないそうで、歩いて山小屋周辺の植物採取や、食料探しに行っては、山小屋で休憩しているそうだ。
アレクも始めての魔力の枯渇状態になり、ジェスと一緒に食料探しをしたり、スーサーの料理を手伝ったりして回復を待っているそうだ。
…しばらくは皆、休憩だな。
アオは苦笑いして再びソファーに深く沈み込んだ。
山小屋の、無理やり二段ベットを三つ入れた、寝室だ。
…戻ってこれた…。
あの後、アレクがスーサーを呼びに行ってくれ、ここへ連れてきてくれたのだろう。
身体はまだ、痺れていて動かすことが出来ない。
ふと、横を見ると、隣のベッドにリーンが、眠っていた。
リーンが帰ってきていると言うことは、残りの三人も、戻ってきていると言うこと。
無事に戻ってきてくれている…。
アオはホッとため息をついて、目を閉じた。
…身体が怠い。
魔力の枯渇状態たのだろう…。
しばらくは安静にして、魔力が戻ってくるのを待つしかないな…。
再びアオは眠りについた。
次に目覚めると、身体の痺れは取れ、手を握ってみて、身体が動かせることを確認して、ゆっくりと身体を起こした。
そして、ベッドの横に椅子に座って、ベッドにうつ伏せに眠るアレクに気が付いた。
…こんなところで眠ると風邪引くぞ。
そう、声を掛けようとして、声が出ないことに気が付いた。
「…。」
魔法石を使った反動で、声が出なくなったのか?
それとも魔力の枯渇状態で、身体の弱いところに影響が出ているのか?
仕方ない…。
それだけ、身体を酷使したのだから…。
…それより…お腹が空いた…。
アオがベッドから出ようとすると、アレクが気配に気付いたのか目を覚ました。
「…アオさん…良かった…起きてくれた…」
アレクは涙目で抱きついてくる。
…重い。
だが、触れる温もりが、現実に帰ってきたのだと教えてくれる。
「…お腹が空いたでしょう。何か持って来ますね」
アレクは身体を離し、そう言って寝室を出ていった。
「…。」
…まあ、動くのが辛いので、持って来てくれるのは有りがたいが…今の現状が、どうなっているのかを知りたい。
アオはベッドから降りて気が付く。
リーンがまだ、眠っている…。
もしかして、あれから、ずっと眠っているのか?
「…。」
リーンの眠るベッドに近付き、リーンを見ると、浅い息をしているのを確認して、ホッとする。
だが、青白い顔色に、リーンの頬に触れてみると、ひんやりとして寒気がした。
…これって、仮死状態なんじゃないか?!
何が有った?!
アオは壁を伝いながら寝室を出ると、気が付いたジェスが近付いてきて手を貸してくれ、ソファーにドンと座り、沈み込んだ。
「…お前まで、目覚めないかと…心配したぜ…」
そう言って、ジェスがアオの隣に座る。
「…。」
そうだ、声が出ないんだ…。
アオはジェスに口パクで、ジェスチャーする。
「…声が出ないのか?」
アオは頷き、紙とペンを用意して欲しいとジェスに頼む。
ジェスはすぐに、紙とペンをもってきてくれて、ソファーの前にあるテーブルの上に置いた。
「それより先にご飯だよ」
そう言って、アレクが食事をもってきてテーブルの上に置いた。
「スーサーが、胃が弱っているから、少しづつ食べた方が良いって言っていた」
どろどろ系のスープと、小さくカットされた野菜。
ソレを見て、空腹感にアオはスープに手を伸ばした。
…一体どれだけ、眠っていたんだ?
アオが食事を始めると、ジェスが話を始めた。
「食べながら聞いてくれ」
アオはコクコクと頷く。
ジェスは、集落であったことの話をし始めた。
そして、自分が二日間眠っていたこと、リーンが目覚めない事を教えてくれた。
アオはお腹が満たされ、用意してくれた紙に、さっきリーンを見たときの様子を書く。
…リーンは仮死状態、深い眠りについていること、何かのきっかけがないと目覚めないだろう事を書いた。
「…前に、『記憶の図書館』の話をしていただろう。リーンは、そこに行っている状況に近いそうだ」
…そうなのか。
「…それでも、いつもより体温が低くなっているそうだ…」
「…。」
そう言えば、ヒイロ達は?
この山小屋には、今、ヒイロとセスがいない。
「途中まで、道を作りに行っている。…あの人達…さすが獣人だけあって、魔力も体力も違うな…」
ジェスは感心して、そうな風に答えると、スーサーが説明してくれた。
スーサーが言うには、二人は魔力こそ回復していないが、あの場所へたどり着く唯一の道を固定させに、印をつけに行っているのだそうだ。
せっかく切り開いて進んだ道が、消えて分からなくならないように…。
山小屋にいるジェスは魔力が激減して、手伝えるほど回復しておらず、ココから本部に戻ることも出来ないそうで、歩いて山小屋周辺の植物採取や、食料探しに行っては、山小屋で休憩しているそうだ。
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