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神の宿り木~再生 3~
イサキ 3 ~髪飾り~
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週末、イサキはいつもの時間に、商店街と魔法道具街の間の市場に店を広げていた。
ドキドキながら、リーンさんが来るのを待ちながら、広げた商品を見てくれるお客さんと話をしていた。
店頭には、ブローチやペンダント、髪飾りには小さな魔法石が付けられているが、微弱な物ばかりだ。
魔法石だと言われてから吟味して見ると、光の強さが違って見えた。
魔力が多く宿っているモノは強く光って見え、それは店頭には出さずに、リーンさんのようにこの人なら…と、思える人にしか見せていなかった。
週末なので、平日よりは人通りは多かったが、急にざわめきと賑やかな声が聞こえてきた。
なんだろうと視線を向けて納得した。
金髪の美少年と、黒髪の美少女が楽しそうに歩いて来たからだ。
この辺りでは見かけない雰囲気をかもし出し、護衛らしき人の姿も見えるので、貴族の旅行者のようだ。
そして段々と近づいてきて気が付いた。
…一緒にいるのは…リーンさん…。
こちらに気が付いたのか、リーンさんが微笑んでくれた。
…三人が揃うと、キラキラすぎる…。
まるで別世界のようだ。
イサキが茫然としていると、御一行様はイサキが並べている商品の前で立ち止まり、美少年と美少女はしゃがみこんで、並べてある装飾品を見始めた。
「ねぇリーン。これって魔法石だよね」
金髪の男の子がリーンさんにそう聞いている。
「そうだよ。微弱な魔力しかないけれど、魔法石だよ」
「綺麗だね」
黒髪の女の子が青い瞳で、じっと眺めている。
この子の黒髪になら、どの魔法石の色でも似合う…。
「イサキ。頼んでおいたの出来上がっているよね」
リーンさんに声をかけられて、我に返った。
「はっ…はい!」
イサキはいそいそと箱の蓋を開け、布にくるんだペンダントを取り出し、リーンさんに差し出した。
「ありがとう」
リーンさんはそう言って、嬉しそうに剣の形のペンダントを手に取り、一瞬魔法石が輝いて、黒髪の女の子の首にかけられた。
「これはユーリにプレゼント」
「うわぁ~」
女の子は嬉しそうにかけられたペンダントトップを持ち上げる。
「剣の形をしている!」
「ユーリが好きそうかなって思って選んたんだ」
「ありがとう!嬉しい!」
女の子は満点の笑顔でリーンさんを見る。
これだけ喜んでもらえると、作りがいがある。
リーンさんはもう一つ雫型を手に取り、再び魔法石が輝いて、金髪の男の子にかけた。
「これはジーンにプレゼント」
「やった!」
男の子も嬉しそうに満点の笑顔だ。
「ありがとう!リーン!」
そう言ってリーンさんに抱きついている。
…リーンさんの…子供?
イサキは目の前で繰り広げられる、楽しそうな光景を羨ましく見ていた。
…家族か…。
なんとなく二人ともリーンさんに似ている。
特に金髪の男の子は顔立ちも似ている気がする。
「ユーリ。髪飾りかブローチで、気に入ったものは有る?さっき買ってあげれなかったから、もう一つ好きなの選んで」
「良いの!?」
女の子は嬉しそうに髪飾りを見て、すぐに指差した。
「これ。これが良い!」
それは森をイメージして、葉っぱや蔦を絡めたような模様の髪飾り。
青色と緑色の小さな魔法石をちりばめて、森の深さを表した…お気に入りの作品の一つだ。
リーンさんは女の子が指差した髪飾りを手に取り、不思議そうに一度眺めてイサキに差し出してきた。
「イサキ。これも買わせてもらうね」
「…あ、ありがとう…ございます…」
リーンさん、値段も聞かずに買うって言ってくれるけど、この髪飾りは細工が細かくて、魔法石を埋め込むのに苦労したから、結構な値段になってしまう…。
それでも、大丈夫だろうか…。
あの石が魔法石だとわかっているから、それくらい予想しているだろうが…。
イサキが代金を言うと、リーンさんは驚いて、『安売りしてはダメ』そう言って、言った代金の倍以上を支払ってくれた。
戸惑うイサキにリーンさんは微笑んだ。
「魔法石を拾った川の上流に街はある?」
ドキドキながら、リーンさんが来るのを待ちながら、広げた商品を見てくれるお客さんと話をしていた。
店頭には、ブローチやペンダント、髪飾りには小さな魔法石が付けられているが、微弱な物ばかりだ。
魔法石だと言われてから吟味して見ると、光の強さが違って見えた。
魔力が多く宿っているモノは強く光って見え、それは店頭には出さずに、リーンさんのようにこの人なら…と、思える人にしか見せていなかった。
週末なので、平日よりは人通りは多かったが、急にざわめきと賑やかな声が聞こえてきた。
なんだろうと視線を向けて納得した。
金髪の美少年と、黒髪の美少女が楽しそうに歩いて来たからだ。
この辺りでは見かけない雰囲気をかもし出し、護衛らしき人の姿も見えるので、貴族の旅行者のようだ。
そして段々と近づいてきて気が付いた。
…一緒にいるのは…リーンさん…。
こちらに気が付いたのか、リーンさんが微笑んでくれた。
…三人が揃うと、キラキラすぎる…。
まるで別世界のようだ。
イサキが茫然としていると、御一行様はイサキが並べている商品の前で立ち止まり、美少年と美少女はしゃがみこんで、並べてある装飾品を見始めた。
「ねぇリーン。これって魔法石だよね」
金髪の男の子がリーンさんにそう聞いている。
「そうだよ。微弱な魔力しかないけれど、魔法石だよ」
「綺麗だね」
黒髪の女の子が青い瞳で、じっと眺めている。
この子の黒髪になら、どの魔法石の色でも似合う…。
「イサキ。頼んでおいたの出来上がっているよね」
リーンさんに声をかけられて、我に返った。
「はっ…はい!」
イサキはいそいそと箱の蓋を開け、布にくるんだペンダントを取り出し、リーンさんに差し出した。
「ありがとう」
リーンさんはそう言って、嬉しそうに剣の形のペンダントを手に取り、一瞬魔法石が輝いて、黒髪の女の子の首にかけられた。
「これはユーリにプレゼント」
「うわぁ~」
女の子は嬉しそうにかけられたペンダントトップを持ち上げる。
「剣の形をしている!」
「ユーリが好きそうかなって思って選んたんだ」
「ありがとう!嬉しい!」
女の子は満点の笑顔でリーンさんを見る。
これだけ喜んでもらえると、作りがいがある。
リーンさんはもう一つ雫型を手に取り、再び魔法石が輝いて、金髪の男の子にかけた。
「これはジーンにプレゼント」
「やった!」
男の子も嬉しそうに満点の笑顔だ。
「ありがとう!リーン!」
そう言ってリーンさんに抱きついている。
…リーンさんの…子供?
イサキは目の前で繰り広げられる、楽しそうな光景を羨ましく見ていた。
…家族か…。
なんとなく二人ともリーンさんに似ている。
特に金髪の男の子は顔立ちも似ている気がする。
「ユーリ。髪飾りかブローチで、気に入ったものは有る?さっき買ってあげれなかったから、もう一つ好きなの選んで」
「良いの!?」
女の子は嬉しそうに髪飾りを見て、すぐに指差した。
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青色と緑色の小さな魔法石をちりばめて、森の深さを表した…お気に入りの作品の一つだ。
リーンさんは女の子が指差した髪飾りを手に取り、不思議そうに一度眺めてイサキに差し出してきた。
「イサキ。これも買わせてもらうね」
「…あ、ありがとう…ございます…」
リーンさん、値段も聞かずに買うって言ってくれるけど、この髪飾りは細工が細かくて、魔法石を埋め込むのに苦労したから、結構な値段になってしまう…。
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「魔法石を拾った川の上流に街はある?」
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