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神の宿り木~再生 3~
魔法石の設置
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リーンは辺りが暗くなり、闇に包まれると、山小屋『オメガ』を後にした。
身体の周囲に防御の魔法をかけてき、朽ちていく森の中をひっそりと歩いていた。
サクサクと落ち葉を踏む音が、静けさの中、響いている…。
触れる枝は木屑となって粉々になり、鳥や虫の鳴き声さえ聞こえない…。
全てが眠ってしまったかのように、ひっそりと息を殺すように、生命反応がない…。
ヒイロ達が時々来ては道を切り開いてくれたので、真っ直ぐにこの道を進んで行けば良いので迷うことはない…。
初めて来た時は、道無き道を進んでいたので時間はかかったが、今では一時間ほど歩けば村の入り口にまで、たどり着く。
始に見えてきたのは、住宅の跡地。
家が有っただろう痕跡と、朽ち果てて今にも崩れそうな家の外壁…。
長年放置されていても、草が生えること無く生命力の消えた大地…。
リーンは村の中心に来ると、『物質保管庫』から腰くらいの丈の金属の棒を三本取り出し、棒の先端から十センチ位下を紐で縛って三脚に広げた。
そして上部に、魔女王ソフィアからもらった『大地の魔法石』を置く。
金属は木に比べて、朽ちるのが遅いから、台座に適していた。
それもしばらくの間だが…。
次に近くの小さな湖に向かった。
水は干上がり、カラカラになった大地に、『天水球』を一つ投げ入れ、圧縮のコーティングを外した。
一瞬、水が溢れてるが、すぐに大地に染み込んでしまい、何も起こらなかったかのように、元の状態に戻ってしまう。
リーンは再び『天水球』を入れ、かつて湖だった場所の呼び水にしたかったが、すぐに水は染み込んでしまう…。
『天水球』を五つ入れたところで、ようやく湖の底がほんのり濡れたように見えた。
『天水球』一つでさえ、かなりの水量を保有していたのだが、それだけ水がない状態だったのだろう…。
『物質保管庫』から取り出したランプ型の魔法道具に、水中都市のフールシアに準備をしてもらった『水の魔法石』を入れ、『天水球』を一つ入れると、湖の中心に風の魔法で浮かせ少しづつ水が溢れ落ちるように設定した。
これでしばらくは水を流し続けることが出来る…。
次にリーンは、役目を反転してしまった『始まりの宿り木』の元に向かった。
大木は黒く焼け焦げて、魔力を吸収してしまう存在になってしまった。
本来ならば、大地にたまった魔力を放出させ循環させる役目をもっていたのに…。
リーンは炎の竜キラに作ってもらった『炎の魔法石』を『始まりの宿り木』に触れさせる。
「『浄化』!」
炎の魔法石から赤い光が放たれ、大木がどんどんと縮んで砕けていく…。
リーンの背丈ほどの高さになると、その大木の中心に『炎の魔法石』を置いて、再び魔法を使った。
「『浄化の炎』!」
リーンがそう言うと、大木は炎に包まれ燃え上がり、パチパチと音を立てて燃え上がった。
乾燥してしまっている大木だから簡単に燃え上がっていく…。
薄暗い夜明け前の暗闇を、燃える炎の明かりが照らす…。
炎はゆらゆら揺れて、周辺の空気を変えた…。
リーンはその燃える様子をじっと見ていた。
燃え尽き灰になる前に、辺りが明るくなってきた。
日が登り始めたのだ…。
リーンは『物質保管庫』からミーネに準備をしてもらった『宿り木の苗木』と『天水球』を取り出し、燃える『始まりの宿り木』から数歩離れた場所に『天水球』を置き、その上に『宿り木の苗木』を置いて、『天水球』を包み込むように根を広げた。
そしてもう一つ、有翼族のアレクに準備してもらった『風の魔法石』を風魔法で頭上に浮かせる。
…準備は整った。
リーンは『宿り木の苗木』に日が当たるように気をつけて前に立ち、目を閉じて集中した。
朝日が昇ると同時に始める…。
『成長』と『再生』の魔法…。
リーンは両手を『宿り木の苗木』に向け、閉じていた目を開ける…。
朝日が昇る…。
「『成長』!!『再生』!!」
身体の周囲に防御の魔法をかけてき、朽ちていく森の中をひっそりと歩いていた。
サクサクと落ち葉を踏む音が、静けさの中、響いている…。
触れる枝は木屑となって粉々になり、鳥や虫の鳴き声さえ聞こえない…。
全てが眠ってしまったかのように、ひっそりと息を殺すように、生命反応がない…。
ヒイロ達が時々来ては道を切り開いてくれたので、真っ直ぐにこの道を進んで行けば良いので迷うことはない…。
初めて来た時は、道無き道を進んでいたので時間はかかったが、今では一時間ほど歩けば村の入り口にまで、たどり着く。
始に見えてきたのは、住宅の跡地。
家が有っただろう痕跡と、朽ち果てて今にも崩れそうな家の外壁…。
長年放置されていても、草が生えること無く生命力の消えた大地…。
リーンは村の中心に来ると、『物質保管庫』から腰くらいの丈の金属の棒を三本取り出し、棒の先端から十センチ位下を紐で縛って三脚に広げた。
そして上部に、魔女王ソフィアからもらった『大地の魔法石』を置く。
金属は木に比べて、朽ちるのが遅いから、台座に適していた。
それもしばらくの間だが…。
次に近くの小さな湖に向かった。
水は干上がり、カラカラになった大地に、『天水球』を一つ投げ入れ、圧縮のコーティングを外した。
一瞬、水が溢れてるが、すぐに大地に染み込んでしまい、何も起こらなかったかのように、元の状態に戻ってしまう。
リーンは再び『天水球』を入れ、かつて湖だった場所の呼び水にしたかったが、すぐに水は染み込んでしまう…。
『天水球』を五つ入れたところで、ようやく湖の底がほんのり濡れたように見えた。
『天水球』一つでさえ、かなりの水量を保有していたのだが、それだけ水がない状態だったのだろう…。
『物質保管庫』から取り出したランプ型の魔法道具に、水中都市のフールシアに準備をしてもらった『水の魔法石』を入れ、『天水球』を一つ入れると、湖の中心に風の魔法で浮かせ少しづつ水が溢れ落ちるように設定した。
これでしばらくは水を流し続けることが出来る…。
次にリーンは、役目を反転してしまった『始まりの宿り木』の元に向かった。
大木は黒く焼け焦げて、魔力を吸収してしまう存在になってしまった。
本来ならば、大地にたまった魔力を放出させ循環させる役目をもっていたのに…。
リーンは炎の竜キラに作ってもらった『炎の魔法石』を『始まりの宿り木』に触れさせる。
「『浄化』!」
炎の魔法石から赤い光が放たれ、大木がどんどんと縮んで砕けていく…。
リーンの背丈ほどの高さになると、その大木の中心に『炎の魔法石』を置いて、再び魔法を使った。
「『浄化の炎』!」
リーンがそう言うと、大木は炎に包まれ燃え上がり、パチパチと音を立てて燃え上がった。
乾燥してしまっている大木だから簡単に燃え上がっていく…。
薄暗い夜明け前の暗闇を、燃える炎の明かりが照らす…。
炎はゆらゆら揺れて、周辺の空気を変えた…。
リーンはその燃える様子をじっと見ていた。
燃え尽き灰になる前に、辺りが明るくなってきた。
日が登り始めたのだ…。
リーンは『物質保管庫』からミーネに準備をしてもらった『宿り木の苗木』と『天水球』を取り出し、燃える『始まりの宿り木』から数歩離れた場所に『天水球』を置き、その上に『宿り木の苗木』を置いて、『天水球』を包み込むように根を広げた。
そしてもう一つ、有翼族のアレクに準備してもらった『風の魔法石』を風魔法で頭上に浮かせる。
…準備は整った。
リーンは『宿り木の苗木』に日が当たるように気をつけて前に立ち、目を閉じて集中した。
朝日が昇ると同時に始める…。
『成長』と『再生』の魔法…。
リーンは両手を『宿り木の苗木』に向け、閉じていた目を開ける…。
朝日が昇る…。
「『成長』!!『再生』!!」
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