眠っていた魔力紙を折紙みたいに折ったら、新しい魔法の使い方が出来たので、役立てます。

ゆう

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森の聖域クルーラ

途中経過

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 あれから、魔力紙マリョクシで『ツル』や『コップ』を作ってから、五日が過ぎていた。

 僕は白の館からヒナキさんの店に通い、午前中は文字を書く練習。
 時間はかかるけど、だいぶん書けるようになった。
 お昼を食べてから、裏庭で魔法の基礎練習。
 魔力を指先に集めることは出きるようになったから、身体全体で魔力を感じて、循環させる訓練。
 まずは自分が思う場所に魔力を移動させる事…。
 右手、左手、左足、右足…。
 これがなかなか難しい…。
 ゆっくりと思う場所に集めるのが精一杯…。

 おやつを食べて、今、進行中の、折った魔力紙マリョクシの経過と報告を聞く。
 拠点はヒナキさんの店。
 こうして集まったりするため、この一角のテーブルとソファーの場所が広く取ってあるんだと思った。

 『コップ』は、旅をするのに有用だが、補助的なお守りとして使用し、過度に使わない方が良いことが分かった。
 長時間『コップ』を使って水を出そうとすると、魔力紙マリョクシは紙なので、『コップ』が破れてしまう事も有るそうだ。
 水魔法を使っている間は、『コップ』も強化されて水は漏れ出さないのだが、何度も使っている内に、余分な折れ目が付いたり、曲がったりして、魔力が留まらなくなってしまうのだとか。
 それと同時に青色だった『コップ』の色も元の白い色に戻ってしまったそうだ。
 やっぱり魔力が消えると色も消えるんだ…。

 あと、持ち運びの方法を考えなくては行けなかった。
 折った『コップ』を無造作に鞄の中に入れておいたら、折り目が付いて使えなくなったり、鞄の中で、どこに有るのか分からなくなって、使いたいときに使えなかったとか…。
 なるべく取り出しやすく、かといって、持ち歩くのに邪魔にならない収納出きるもの。
 『コップ』を広めるために、それらはとても必要なことだった。

 そして『ツル』の方も、持ち運びするには、同じように収納出きるものが必要だった。
 羽の部分が、引っ掛かったり曲がったりしやすく、直ぐに使えなくなってしまったそうだ。
 部屋に置いて使う分には、一つでは少し暗く、二つ有ると、本を読めるくらいの明るさは保たれた。
 もしくは、もう少し小さい『ツル』にして、一つで部屋の中を灯せるくらいに出来ないかと、どれくらいの時間、明るいのか試している状態だ。
 ソレ以外にも、火の魔法を掛けて赤くなった『ツル』に、魔力を入れると、じんわりと温かくなった。
 熱を発したのだ。
 部屋を暖めるには熱量が小さいが、野外でテントを張って、中を暖めるくらいには使えそうだとの事…。
 あと色々と試している途中なので、随時報告が届くそうだ。
 
 『クルーラ』全体と、常連客にお試しをしてもらって、いろんな事が分かってきた。
 折る魔力紙マリョクシは、規則正しい折り目を作ることによって、属性魔力を維持してくれ、使用可能になる。
 余分な折れ目は魔力を低下させ、使用が出来なくなる。
 それぞれの属性に応じて、どう使えるかをまとめ、ソレをどう生活に結びつけて使えるかをさらに検証していく…。
 長期戦だが、ソレが少しでも活用出来そうならば、試していくしかない。
 ソレを皆で模索していくのも楽しのだと、僕も少し分かるようになった。

 そして、折る魔力紙マリョクシを広めるには、やっぱり、持ち運びがカギになりそう…。
 それが、ヒナキさんやリーンさんの率直な意見だった。


 
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