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獣人の街グオルク ~創立祭~
創立祭 2 ~受付~
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『折り魔紙』を使ったランプは、魔力でしか灯らないランプだが、魔石を使っていないので、普通のランプより格安だ。
収入の少ない家族にとっては、それでも高額になってしまうだろう…。
それでも、頑張ってやる気の有る子供達のために、手続きをしてくれる親が多かったのは嬉しかった。
ポツリポツリと来る親子は、同じようなやり取りをして、ランプの申し込みをしていってくれた。
そして、昼前になる頃には、通路側は人混みに溢れ、ガヤガヤとして声を大きくしないと聞こえないほどになっていた。
思った以上に、大変かも…。
ランプの説明をするのはオルガとフェイ。
アレイとテイルさんは、申し込み用紙の受付…。
これだけ殺到するとは思わなかったから、ランプを置いていた小さいテーブルを受け付け用に、テイルさんのいる場所の後ろ側に横向きに…。
二組づつ受付、出来るように…。
ランプに魔力を入れて明かりの灯ったランプを、屋根を作って少し暗くした場所に置き、明かりの消えたランプを持ってきて、また実際に魔力を入れてもらって…説明して…。
それの繰り返し…。
魔力量によって明かりの灯っている時間が違うから、消えたのを持ってきて…。
忙しいが、それだけ夜の部屋に、明かりが欲しい子供達がいると言うこと…。
子供だけでなく、大人も…なので、学校以外の希望者の対応は、『リマ商会』側でネオさんが対応してくれている。
そっちは、中古…創立祭で使った外灯を売るのではなく、未使用になるので普通の料金だそうだ。
えっと…。
その『ツル』は後で僕が折るんだよね…。
お小遣いが増える…と、思えば良いか…。
気が付けば、昼が大分過ぎてきた。
さすがにお腹…空いた…。
問い合わせの人が少し減ったので、ネオさんが、交代でお昼を食べてと、串焼きや肉を挟んだパンや、唐揚げなどを屋台で買ってきてくれ、僕達の屋台の場所の奥側で、交代で食べ始めた。
空腹だから、お腹に染み渡る…。
テイルさんも苦笑いしながら串焼きを噛る。
「予想以上に来たね…」
「僕もびっくりしました」
まさか…これほど反響があるとは思わなかった。
「今日は様子見くらいで、それほど申し込みは無いと思っていたからね…」
そう言って、テイルさんがお茶を飲む。
「それだけ、まだ、明かりの魔道具が浸透していないって事なんだろうけれど…」
ネオさんが苦笑いして言う。
僕達は、小さい頃から、部屋に明かりの魔道具が有るのは当たり前だった。
けれど、こんな大きな街でも、全ての人に明かりの魔道具が行き渡っているわけではないんだ…。
大きい街だから…だろうか…。
「さあ、午後からも来ると思うから、説明をよろしくね」
「はい!」
午後からは、役所の方から応援に、垂れ耳の犬族のバスハさんがやって来た。
彼も、役所の受付の人だそうだ。
「おいおい、なんだよこの騒ぎは…」
バスハさんは、現場の状態を見て唖然としている。
「バスハ!列の整頓をして!前を通る人達が通れないから、混雑してるんだよ!」
テイルさんが叫んで言う通り、前の通路側は、行き交う人と、受付に並んでいる人達とで、ごった返していた。
僕達は、やって来る親子に、小さい魔力で明かりが灯ると説明しているので、動けない…。
受付もアレイとテイルさんが説明しながら記入してもらっている。
ネオさんは『リマ商会』のテントの方に行ったまま、戻って来ない…。
戻ってこれないのだろう…。
『リマ商会』のテントの方にも、人だかりが出来ているからだ。
『リマ商会』は『創立祭』の時に、店内に有る過剰在庫の魔道具や、一つ前の魔道具、見切り品を格安で出しているそうだ。
モノは『リマ商会』が扱う商品なので、間違いがない。
だから毎年、一日目は争奪戦になるそうだ。
想像以上に『創立祭』は、すごいや…。
対応に追われ、気が付けば、日が少し陰り出していた。
人もまばらになってきている。
問い合わせに来るお客さんも、いなくなった…。
創立祭は、暗くなっても続くらしく、広場の外灯の魔道具に明かりが灯り出した。
もうそんな時間なのか…。
「お疲れ様。今日はもう良いよ。また明日、よろしく」
テイルさんにそう言われ、ハッとした。
「「「…。」」」
…疲れた…。
三人は、ぐったりと机にひれ伏した。
その様子を見て、苦笑いしているテイルさんとバスハさんがいた。
「明日は、配置を変えた方が良いな…」
「ええ。『リマ商会』側のテントの方に、ランプを置いた机を持っていって、見てもらう場所にして、受付を反対側に…」
「受付を並ばせるのは、木の方にした方が良いのかも。その方が、通行の邪魔にはならないだろう…」
今日の混雑の原因は、受付に並ぶ人が、僕達の前の通路を通る人達の、通行を妨げていたから…。
昼からバスハさんが通行整備をしたが、結局、通路幅が狭くなってしまって、身動きがとれなくなった事…。
並ぶのは、なるべく通路外の方にして、行き来しやすいようにする事が、最善のようだ。
「夕方からは、子供を連れてこないだろうから、合間見て、配置換えだな」
そんな事を話しているが、僕達は慣れないことに、気力も体力も奪われてしまって、動けなかった…。
そこへ、ネオさんが、焼き菓子とお茶を持ってきてくれた。
「はい。ちょっと食べて回復したから、夕食を食べて、宿で休憩しなさい。まだ、明日があるからね」
「「「…はぁい…。ありがとう…ございます…」」」
三人は、焼き菓子とお茶をもらい、一息つくと、夕食を食べに行って、ふらふらと宿に戻ると、シャワーも浴びずにベットの上に寝転び、眠ってしまった。
そして、意識を取り戻した順に、シャワーを浴びて、ちゃんとベットに入って眠ったのは、オルガが一番最後だった。
…体力…無さすぎかも…。
収入の少ない家族にとっては、それでも高額になってしまうだろう…。
それでも、頑張ってやる気の有る子供達のために、手続きをしてくれる親が多かったのは嬉しかった。
ポツリポツリと来る親子は、同じようなやり取りをして、ランプの申し込みをしていってくれた。
そして、昼前になる頃には、通路側は人混みに溢れ、ガヤガヤとして声を大きくしないと聞こえないほどになっていた。
思った以上に、大変かも…。
ランプの説明をするのはオルガとフェイ。
アレイとテイルさんは、申し込み用紙の受付…。
これだけ殺到するとは思わなかったから、ランプを置いていた小さいテーブルを受け付け用に、テイルさんのいる場所の後ろ側に横向きに…。
二組づつ受付、出来るように…。
ランプに魔力を入れて明かりの灯ったランプを、屋根を作って少し暗くした場所に置き、明かりの消えたランプを持ってきて、また実際に魔力を入れてもらって…説明して…。
それの繰り返し…。
魔力量によって明かりの灯っている時間が違うから、消えたのを持ってきて…。
忙しいが、それだけ夜の部屋に、明かりが欲しい子供達がいると言うこと…。
子供だけでなく、大人も…なので、学校以外の希望者の対応は、『リマ商会』側でネオさんが対応してくれている。
そっちは、中古…創立祭で使った外灯を売るのではなく、未使用になるので普通の料金だそうだ。
えっと…。
その『ツル』は後で僕が折るんだよね…。
お小遣いが増える…と、思えば良いか…。
気が付けば、昼が大分過ぎてきた。
さすがにお腹…空いた…。
問い合わせの人が少し減ったので、ネオさんが、交代でお昼を食べてと、串焼きや肉を挟んだパンや、唐揚げなどを屋台で買ってきてくれ、僕達の屋台の場所の奥側で、交代で食べ始めた。
空腹だから、お腹に染み渡る…。
テイルさんも苦笑いしながら串焼きを噛る。
「予想以上に来たね…」
「僕もびっくりしました」
まさか…これほど反響があるとは思わなかった。
「今日は様子見くらいで、それほど申し込みは無いと思っていたからね…」
そう言って、テイルさんがお茶を飲む。
「それだけ、まだ、明かりの魔道具が浸透していないって事なんだろうけれど…」
ネオさんが苦笑いして言う。
僕達は、小さい頃から、部屋に明かりの魔道具が有るのは当たり前だった。
けれど、こんな大きな街でも、全ての人に明かりの魔道具が行き渡っているわけではないんだ…。
大きい街だから…だろうか…。
「さあ、午後からも来ると思うから、説明をよろしくね」
「はい!」
午後からは、役所の方から応援に、垂れ耳の犬族のバスハさんがやって来た。
彼も、役所の受付の人だそうだ。
「おいおい、なんだよこの騒ぎは…」
バスハさんは、現場の状態を見て唖然としている。
「バスハ!列の整頓をして!前を通る人達が通れないから、混雑してるんだよ!」
テイルさんが叫んで言う通り、前の通路側は、行き交う人と、受付に並んでいる人達とで、ごった返していた。
僕達は、やって来る親子に、小さい魔力で明かりが灯ると説明しているので、動けない…。
受付もアレイとテイルさんが説明しながら記入してもらっている。
ネオさんは『リマ商会』のテントの方に行ったまま、戻って来ない…。
戻ってこれないのだろう…。
『リマ商会』のテントの方にも、人だかりが出来ているからだ。
『リマ商会』は『創立祭』の時に、店内に有る過剰在庫の魔道具や、一つ前の魔道具、見切り品を格安で出しているそうだ。
モノは『リマ商会』が扱う商品なので、間違いがない。
だから毎年、一日目は争奪戦になるそうだ。
想像以上に『創立祭』は、すごいや…。
対応に追われ、気が付けば、日が少し陰り出していた。
人もまばらになってきている。
問い合わせに来るお客さんも、いなくなった…。
創立祭は、暗くなっても続くらしく、広場の外灯の魔道具に明かりが灯り出した。
もうそんな時間なのか…。
「お疲れ様。今日はもう良いよ。また明日、よろしく」
テイルさんにそう言われ、ハッとした。
「「「…。」」」
…疲れた…。
三人は、ぐったりと机にひれ伏した。
その様子を見て、苦笑いしているテイルさんとバスハさんがいた。
「明日は、配置を変えた方が良いな…」
「ええ。『リマ商会』側のテントの方に、ランプを置いた机を持っていって、見てもらう場所にして、受付を反対側に…」
「受付を並ばせるのは、木の方にした方が良いのかも。その方が、通行の邪魔にはならないだろう…」
今日の混雑の原因は、受付に並ぶ人が、僕達の前の通路を通る人達の、通行を妨げていたから…。
昼からバスハさんが通行整備をしたが、結局、通路幅が狭くなってしまって、身動きがとれなくなった事…。
並ぶのは、なるべく通路外の方にして、行き来しやすいようにする事が、最善のようだ。
「夕方からは、子供を連れてこないだろうから、合間見て、配置換えだな」
そんな事を話しているが、僕達は慣れないことに、気力も体力も奪われてしまって、動けなかった…。
そこへ、ネオさんが、焼き菓子とお茶を持ってきてくれた。
「はい。ちょっと食べて回復したから、夕食を食べて、宿で休憩しなさい。まだ、明日があるからね」
「「「…はぁい…。ありがとう…ございます…」」」
三人は、焼き菓子とお茶をもらい、一息つくと、夕食を食べに行って、ふらふらと宿に戻ると、シャワーも浴びずにベットの上に寝転び、眠ってしまった。
そして、意識を取り戻した順に、シャワーを浴びて、ちゃんとベットに入って眠ったのは、オルガが一番最後だった。
…体力…無さすぎかも…。
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