眠っていた魔力紙を折紙みたいに折ったら、新しい魔法の使い方が出来たので、役立てます。

ゆう

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獣人の街グオルク ~~

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 それから、オルガとフェイ、アレイの三人は、獣人の街グオルクの滞在を楽しんだ。
 
 図書館に通い本を読み漁り、東西南北、四区域の商店街を歩いて買い物をしたり、施設に行って子供達と一緒に遊んだり鍛練したり、時々『リマ商会』に行って、手紙を『クルーラ』に送ったり、お小遣い稼ぎの仕事をしたりして、充実した日々を過ごしていた。
 アレイは図書館で書き写しも頑張り、熊族の町ベイエルに帰る前に、書いた資料を送ると言っていた。
 荷物になるし、お土産物もいろいろ買ったしね。
 アレイは、土地の改良や気候の変化をよる植物の育ち方を勉強している。
 もしかしてアレイもフェイのように、密かに土属性か木属性の適正を持っていて、いつか開花するのかも知れない…。
 実際に現場に行って、状況を見てみたいな…なんて事も言っているからね。
 せっかくなので、予定が合えば僕達も一緒に行きたいと思っている。


 そんな充実した日々を送っていると、ユーリさんのいる施設で、子供達がお昼寝した時に、ユーリさんとリーンさんがオルガに声をかけてきた。
「ちょっとお願いしたいんだけど…」
 どうしたのだろう…。
 二人して僕にお願い?
 とりあえず、談話室のソファーに向かい合って座り、話を聞くことにした。
 アレイは、年小組の子供達と一緒にお昼寝中。
 午前中に子供達と一緒に、はしゃいで遊び疲れたようだ。
 フェイは、猫族の双子の赤子が起きてしまったので、職員の犬族のナスキムさんと一緒に、赤子をあやして遊ばせている。
 僕も赤ちゃんと遊びたい…。

 
 リーンさんとユーリさんが、お願いしたい事とは、ユーリさんの子供の人族のリシトの事だった。
 
 リシトは十六歳になってので、親元を離れて自由に行きたい所へ行くことが出きるし、やりたい職業があれば、体験に行って適正を判断することが出きるのだが、特に何もしたいことが無いと言って、家の手伝いをしているのだと言う。
 別にそれが悪いわけではないのだが、リシトに覇気がく、不安なのだとか…。
 ユーリさんは、旦那さんと一緒に、この施設だけでなく、隣の保養所、宿泊施設の貸し出しみたいな事もしていて、仕事はたくさん有るそうだ。
 リシトはそっちの仕事を手伝いながら、学校組のお迎えに行き、また、仕事に戻って行く…。
 休日は図書館に行っているみたいだし、仕事が嫌なわけでは無いと思うけれど、何も言わないのだとか…。
 どう思っているか聞いても、別に…と、返事が曖昧で、同じ人族のオルガが来れば、何か話すかな…と、思ったけれど、一向にそんな気配もない…。
 どうしたら良いのか、分からなくなってしまって、それならオルガの方から声をかけてもらったら、どうだろうか。と、思ったらしい…。

 ユーリさんは自分が子供の頃は、あれがしたい、コレがしたい、アレもやらないと!と、興味が有ることばかりで、片っ端から挑戦していったのだとか…。
 それに比べたら、リシトは大人しすぎて、何に興味が有るのかさえ分からないと言う…。
 う~ん。
 僕はどちらかと言えば、慎重派。
 確実に目標、今ならグオルクに来るために、いろいろと、種族の違いとか、注意点とか、グオルクの歴史とか、予習をする方…。
 少しづつ、自分の動ける範囲を、着実に広げて行くって、感じだからな…。
 
 リーンさんが分かっているのは、リシトは人族の国に興味をもっている事…。
 多分だけど、人族の国に行ってみたいのではないかと言う気がしているそうだ。
 図書館に行って読む本も、人族の国の本が多いと聞いているからだとか…。
 人族の国にはリーンさんの子供達も、孫達も居るので、いくらでも連れて行ってあげることは出きる。
 だけど、リシトが何も言わないから、何もしてあげれないのだとか…。
 それとなく話をしても、興味はなさそうに返事は曖昧だし、すぐに部屋に籠ってしまうそうだ。

 う~ん、難しい相談だ。
 話をする事ぐらいは出来ても、どうしたいのか、簡単に聞き出せそうにないかと…。
 それでも良いから…と、二人とも切羽詰まった様子だ。
 家で何か有ったのかも知れないな…。
 お世話になっている事だし、まあ、取りあえず、リシトが学校組のお迎えから帰ってきたら、ちょっと話してみるか…。

 
 


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