眠っていた魔力紙を折紙みたいに折ったら、新しい魔法の使い方が出来たので、役立てます。

ゆう

文字の大きさ
182 / 182
獣人の街グオルク ~~

あと三日

しおりを挟む
 クルーラからグオルクに来て、楽しい日々を過ごし、滞在日数があと三日となった。
 正確にはあと二日泊まって、三日目には、帰りの馬車に乗る。
 帰りは三人で熊族のベイエルへ行き、ソコからフェイは狼族の村ギガスへ、オルガはクルーラへと帰るのだ。


 今日は、ユーリさんの居る施設での、最後の日だ。
 リシトの事も少し気になるが、後は自分で考えて行動してもらうしかない。
 僕達が言った所で、リシト自身の意思での行動でないと、後で何か有ったとき、誰かのせいにしてしまう…。
 近くに同年代の人族がいないから、アレイ達とは違う近親感が有るから、協力出きることは、してあげたいとは思う…。
 リシトしだいだけどね…。

 アレイは熊族のユナとの約束。
 まずは一緒に、隣町の猫族のミルーシャに行って、身体に魔素の影響が無いかを確認して、一泊ぐらいするところからかな…。
 とは言っていた。
 きっとミルーシャに行くとなると、他の子供達も行きたいと言い出すだろうから、その辺の調整と、候補の日にちをユーリさん達と決めるそうだ。
 ベイエルでも、アレイがしている果樹園の仕事の日程を確認しないといけないからね…。
 ちょこっとずつ、前に進んでいる感じが嬉しい…。

 オルガにとっても、『折り魔紙』を折る人員確保になるからだ。
 『折り魔紙』の普及も、僕達の無理がない程度に、徐々に数を制限していく。
 今年分の『魔紙』の生産と、材料の限界が来たようだからだ。
 本来、クルーラで使える魔素を帯びた木の本数が限られていて、魔法書や魔法契約書なのどの重要なモノの為の『魔紙』を作っていた。
 そして残ったり半端になった『魔紙』を使って作っていた『折り魔紙』なのだから、その立場を逆転させる気はない…。
 うまく魔道具と組み合わせて、生産できる枚数内で、どれだけ生活に役立てれるかが課題だ。
 そのためには、いろんな人と会って話して、新しいモノを発見できたら良い…。
 まずは、ユナが教えてくれた折り方を、クルーラで実験してみて、何かに役立てる事!
 
 ユナにも折る紙の、作り方の説明書の書き方を教えて、自分なりに書いていくようにお願いした。
 それを清書して、魔力紙に書くのは僕の役目になるだろう。
 紙も、文字を書く練習用に使った紙で折っていたけれど、先行投資だったかな…。
 リマ商会でヤナックさんにお願いして、紙を準備してもらった。
 もちろんオルガのお小遣いでだ。
 とは言え、『折り魔紙』の納品の売上が有ったので、『クルーラ』にいるヒナキさんに確認の手紙を送って、売上の中から紙のお金を支払ってもらった。
 一応、『折り魔紙』は『クルーラ』の売上になるからね…。
 後日、『クルーラ』に帰ったら、支払います。
 もう数日で帰るから、持ち合わせは、それほど残っていないです。
 紙は、施設の子供達に、文字を書く練習に使ってもらっても良いし、ユナには何も書いていない紙で、自由に折ってもらいたかったからだ。
 そしてまた、グオルクに来る約束をした。

 フェイは投げナイフが気に入った、学校組の犬族のミルハと、羊族のベルム、リシトの弟の狼族のユリトと、常に的当ての練習をしていた。
 的に数字を書いて、投げる本数を決め、誰が高得点を取れるか、遊びながら練習していた。
 遊びながらってのが良いよね。
 紙に点数を書いて、足し算の練習も兼ねて教えているのが、フェイらしい…。
 教えるの向いてるんじゃないかな…。
 次に来るまでに、誰が一番高得点を取れるか競争になったみたいだ。
 練習の成果を見に来なくてはいけないね。

 双子の真っ白な猫族の赤ちゃんは、次に来たときには、ハイハイしてるのかな…。
 それとも歩けるようになってる?
 二人の成長も楽しみだ。

 最終日だけど、いつもの様に年小組と一緒に遊んで、本を読んで、お昼寝して、「また来るよ」って約束をして、施設を離れた。
 次はいつになるか分からないけれど、約束だからね。
 また皆に会いに来るよ!
 

 

 
しおりを挟む
感想 1

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(1件)

ぴ~助
2024.06.18 ぴ~助

戦うすべがなくても逃げる為に鍛えなきゃって…大変だΣ(◉౪◉ )

解除

あなたにおすすめの小説

屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです(完結)

わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。 対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。 剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。 よろしくお願いします! (7/15追記  一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!  (9/9追記  三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン (11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。 追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。

異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました

雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。 気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。 剣も魔法も使えないユウにできるのは、 子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。 ……のはずが、なぜか料理や家事といった 日常のことだけが、やたらとうまくいく。 無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。 個性豊かな子供たちに囲まれて、 ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。 やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、 孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。 戦わない、争わない。 ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。 ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、 やさしい異世界孤児院ファンタジー。

アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~

うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」  これしかないと思った!   自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。  奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。  得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。  直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。  このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。  そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。  アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。  助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。

異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい

ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。 強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。 ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。

異世界転生したおっさんが普通に生きる

カジキカジキ
ファンタジー
 第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位 応援頂きありがとうございました!  異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界  主人公のゴウは異世界転生した元冒険者  引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。  知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?

異世界へ行って帰って来た

バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。 そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

捨てられた貴族六男、ハズレギフト『家電量販店』で僻地を悠々開拓する。~魔改造し放題の家電を使って、廃れた土地で建国目指します~

荒井竜馬@書籍発売中
ファンタジー
 ある日、主人公は前世の記憶を思いだし、自分が転生者であることに気がつく。転生先は、悪役貴族と名高いアストロメア家の六男だった。しかし、メビウスは前世でアニメやラノベに触れていたので、悪役転生した場合の身の振り方を知っていた。『悪役転生ものということは、死ぬ気で努力すれば最強になれるパターンだ!』そう考えて死ぬ気で努力をするが、チート級の力を身につけることができなかった。  それどころか、授かったギフトが『家電量販店』という理解されないギフトだったせいで、一族から追放されてしまい『死地』と呼ばれる場所に捨てられてしまう。 「……普通、十歳の子供をこんな場所に捨てるか?」 『死地』と呼ばれる何もない場所で、メビウスは『家電量販店』のスキルを使って生き延びることを決意する。  しかし、そこでメビウスは自分のギフトが『死地』で生きていくのに適していたことに気がつく。  家電を自在に魔改造して『家電量販店』で過ごしていくうちに、メビウスは周りから天才発明家として扱われ、やがて小国の長として建国を目指すことになるのだった。  メビウスは知るはずがなかった。いずれ、自分が『機械仕掛けの大魔導士』と呼ばれ存在になるなんて。  努力しても最強になれず、追放先に師範も元冒険者メイドもついてこず、領地どころかどの国も管理していない僻地に捨てられる……そんな踏んだり蹴ったりから始まる領地(国家)経営物語。 『ノベマ! 異世界ファンタジー:8位(2025/04/22)』 ※別サイトにも掲載しています。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。