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新しいクラスで
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ーーさっき会った人だ、、よく見ると制服が同じだった。なぜあの時気づかなかったのだろうと思いつつ、僕は彼女の隣の席についた。
「それじゃ、1時限目は物理だから移動遅れるなよー」
そう言って先生は教室を出ていったので、僕は彼女に話しかけようとしたが
「青井くん!私、藤原あき!これからよろしくね!!ところで青井くんって……」
前の席の女子に話しかけられてしまい、話が終わった頃にはもう彼女の姿は無かった。
午前の授業が終わりお昼になった所でやっと質問地獄から抜け出せ、僕はお弁当を食べようと校舎の裏庭へと向かった。
「よしっ、ここなら人もいないしゆっくり出来るかな…」
独り言を言ったあと、不意に声が聞こえ
「…ごめんね?1人じゃ無くて」
と、彼女が笑っていた。
ーーうわっ、よりにもよって独り言を言っている所を見られるとは…
「ぁあ!こっちこそごめんね、先客がいたなんて思わなくて。
僕、あっちで食べようか?」
「ううん、いい。一緒に食べよう」
そう言うと彼女はお弁当を開け、食べ始めた。
僕がどうしていいか分からずに突っ立っていると、
「どうしたの?早く座りなよ。時間なくなって午後の授業でお腹なっても知らないからね?」
あまりにも真面目な顔で彼女は言ったので、
思わず笑ってしまい
「お腹がなったら頑張ってごまかすよ」
なんて冗談を言いながら座った
暫く無言で食べていると、
「…また会ったね?」
そう彼女が唐突に聞いてくるものだから僕はびっくりして少しむせながら
「そうだね!!あっ、今朝のまたねってもしかして。。」
「うん、君が転入生だって制服で分かってたからね!同じクラスになるとは思わなかったけど…」
彼女はそれだけ言うと、また無言になってしまった。
ーー人と同じ空間に無言でいるのは誰でも苦痛とまではいかないが、嫌なものだと思うけれどなぜだか僕は全く嫌だと思わなかった。
逆に彼女の周りの静かで澄んだ空気が心地よかったのだ。
昼休みが終わり、教室に帰ると誰かから飛びつかれ
「もー!どこいってたのー?一緒にお昼ご飯食べようと思って私ずっと探してたのに…」
そう言われて僕はびっくりして
「ふ、藤原さん!そんな勢いで飛びつかれたら危ないから、、!」
と、藤原さんを引き離した。すると彼女の友達なのか、ある男子が
「おい、あき!お前いつも相手のこと考えて行動しろって言ってるだろー?」
「そんなこと怜に言われなくても分かってるよ!でも気持ちが前に行っちゃって、、
ごめんね?青井くん。」
どうやら彼は怜といい、後から聞いたが藤原さんの幼なじみだそうだ。
「青井くんごめんなー、こいついつもこうでさ。俺、百田怜 よろしくな!」
「あ、うん。よろしくね百田くん」
僕がそう呼ぶと彼は少し恥ずかしそうに
「かたいなー、気軽に怜って呼んで!!
俺も春って呼ぶから!」
と笑って言ったので、つられて僕も笑いながら
「そーだね、よろしく!怜!」
2人で笑いあっていると
「なんか2人だけの世界に入ってるんですけどー…私の事もあきって呼んでね!春!」
そう言って藤原さん、いや、あきは僕達に飛びかかってきて怜に怒られていた。
それを見ながら笑っていると、彼女、渡瀬さんが1人で本を読んでいるのが目に入ったので怜とあきに、
「あのさ、渡瀬さんっていつもあんな感じなの?」
そう聞くと
「あー、渡瀬さん?そーだなー大抵あんな感じかな、笑ってるとこ見たことねーかも。」
「そだね、女子のグループにも入ってこないし……」
ーーへー、みんなの前ではそーなのか。
今朝やさっきは眩しいくらいに笑っていたのに、、なんでなんだろう。
この時の僕にはまだ分からなかった。
彼女が大きなものを背負っているのだと。
「それじゃ、1時限目は物理だから移動遅れるなよー」
そう言って先生は教室を出ていったので、僕は彼女に話しかけようとしたが
「青井くん!私、藤原あき!これからよろしくね!!ところで青井くんって……」
前の席の女子に話しかけられてしまい、話が終わった頃にはもう彼女の姿は無かった。
午前の授業が終わりお昼になった所でやっと質問地獄から抜け出せ、僕はお弁当を食べようと校舎の裏庭へと向かった。
「よしっ、ここなら人もいないしゆっくり出来るかな…」
独り言を言ったあと、不意に声が聞こえ
「…ごめんね?1人じゃ無くて」
と、彼女が笑っていた。
ーーうわっ、よりにもよって独り言を言っている所を見られるとは…
「ぁあ!こっちこそごめんね、先客がいたなんて思わなくて。
僕、あっちで食べようか?」
「ううん、いい。一緒に食べよう」
そう言うと彼女はお弁当を開け、食べ始めた。
僕がどうしていいか分からずに突っ立っていると、
「どうしたの?早く座りなよ。時間なくなって午後の授業でお腹なっても知らないからね?」
あまりにも真面目な顔で彼女は言ったので、
思わず笑ってしまい
「お腹がなったら頑張ってごまかすよ」
なんて冗談を言いながら座った
暫く無言で食べていると、
「…また会ったね?」
そう彼女が唐突に聞いてくるものだから僕はびっくりして少しむせながら
「そうだね!!あっ、今朝のまたねってもしかして。。」
「うん、君が転入生だって制服で分かってたからね!同じクラスになるとは思わなかったけど…」
彼女はそれだけ言うと、また無言になってしまった。
ーー人と同じ空間に無言でいるのは誰でも苦痛とまではいかないが、嫌なものだと思うけれどなぜだか僕は全く嫌だと思わなかった。
逆に彼女の周りの静かで澄んだ空気が心地よかったのだ。
昼休みが終わり、教室に帰ると誰かから飛びつかれ
「もー!どこいってたのー?一緒にお昼ご飯食べようと思って私ずっと探してたのに…」
そう言われて僕はびっくりして
「ふ、藤原さん!そんな勢いで飛びつかれたら危ないから、、!」
と、藤原さんを引き離した。すると彼女の友達なのか、ある男子が
「おい、あき!お前いつも相手のこと考えて行動しろって言ってるだろー?」
「そんなこと怜に言われなくても分かってるよ!でも気持ちが前に行っちゃって、、
ごめんね?青井くん。」
どうやら彼は怜といい、後から聞いたが藤原さんの幼なじみだそうだ。
「青井くんごめんなー、こいついつもこうでさ。俺、百田怜 よろしくな!」
「あ、うん。よろしくね百田くん」
僕がそう呼ぶと彼は少し恥ずかしそうに
「かたいなー、気軽に怜って呼んで!!
俺も春って呼ぶから!」
と笑って言ったので、つられて僕も笑いながら
「そーだね、よろしく!怜!」
2人で笑いあっていると
「なんか2人だけの世界に入ってるんですけどー…私の事もあきって呼んでね!春!」
そう言って藤原さん、いや、あきは僕達に飛びかかってきて怜に怒られていた。
それを見ながら笑っていると、彼女、渡瀬さんが1人で本を読んでいるのが目に入ったので怜とあきに、
「あのさ、渡瀬さんっていつもあんな感じなの?」
そう聞くと
「あー、渡瀬さん?そーだなー大抵あんな感じかな、笑ってるとこ見たことねーかも。」
「そだね、女子のグループにも入ってこないし……」
ーーへー、みんなの前ではそーなのか。
今朝やさっきは眩しいくらいに笑っていたのに、、なんでなんだろう。
この時の僕にはまだ分からなかった。
彼女が大きなものを背負っているのだと。
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