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いち
3 コミュ障
しおりを挟むはい、やばいです☆
「弟に近付く奴は皆呪ってやる……それがショタだとしても………」
弟達が学校について、俺はその先にある高校まで1人でぽつぽつと歩いていた。
(怜を押し倒した、だと……?あの小童、絶対にこ〇してやる………!!)
まぁ、キチンだからこ〇ろせないんだけども。
ていうか……
「学校やだな……」
俺は……友達がいない。
怜にくらべて成績だって良くないし、なんなら下から数えた方が早い。
だから、学校なんか嫌いだ。
ーー
「水野ー、おはよー」
「おう、おはよー!」
朝なのにガヤガヤと人の声で賑わう教室。
陰キャな俺には、その中で1人机に座って突っ伏して寝てる事なんて、地獄でしかない。
「水篠、おはよう。」
「………は、よ。」
そんな俺に唯一話しかけてきてくれるのは、隣の席の水野和樹(みずの かずき)、隣の席だからってのもあるんだろうけど、神でしかない。
でも何ヶ月か前までは怪我で入院してて学校に来てなかったから、少し心配ではあるけど。
「水篠って髪綺麗だよな~、俺の友達にも綺麗な黒髪の友達がいるんだけど、~~~」
やばい、緊張でなんにも入ってこない。
「そいつ、俺が入院してた病院で出会ったんだけど、本当に面白いやつでさ、この前そいつの学校の文化祭に行ったらさーー」
「そ、そうなんだ」
絡んでくるなよな……鬱陶しい。
ーーー
「あ、おはよー!怜くん!葵くん!」
「おはよ、氷室さん。」
「お、おはよ…ございます。」
僕もコミュ障ではあるけど、葵君はかなりコミュ障。
人の目を見れないし、ビクビクしてるし、僕の後ろで僕の服の裾を掴んでいた。
昨日仲良くなったばかりだけど、地味に信頼してくれてる……のかな?
何はともあれ、嬉しい。
人見知りの子になつれるのって嬉しいんだよね。
「あの、その、怜君。」
「ん?」
席に着いてランドセルを置いた途端、葵君が言った。
「き、今日の体育の2人組……その」
すごくオドオドしながら……
「……あ、2人組でボール投げするやつ?」
「…!はい!その、よかったら……」
誘ってくれてるってこと、かな……
だとしたら、すごく嬉しい………
「うん!もちろん!一緒にくも?」
「……っ!」
安心したのか嬉しいのか、少し頬を赤くして微笑んでいた。
……可愛い。
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