異世界転生したのでのんびりスローライフを楽しみます!

レウ

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無垢の魔女

さすがは魔王……って感じでしょうか

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「えっとですね、私その、魔王の輝石……についてはなにも」

「あん?だから嘘つくなっての」

話し合いの席についてもらいなんとか時間稼ぎのために前回と変わらず、知らず存ぜぬを突き通していた。

作戦としてはこうだ、

まず、私は部屋に幹部さんを入れた時、リルになんとか連絡を取ることに成功し(この世界も便利で魔法石……っていうもので簡単な言葉なら送りあえるみたい)とある場所に向かってもらっている。

そこでは私の知る限りこの人達に対抗するための手段として最善なものなのでその人達が来てくれればこいつらを追い返せる!

確かに勝機があるのだ。

「いや、そのですね?何を根拠に私が盗ったと言ってるんです?」

「根拠か……根拠ならあるぞ」

「えっ……」

「私の直感がそう告げている」

「いや、根拠どこに行ったんですか?」

それは根拠じゃなくて、ただの直感です。

宛にはなりません。

でも、それでもこんなに長い時間私を問い詰めるのにはなにか理由があるのでしょうか?

「あの、私直感だけでこんなに問い詰められてるんですか?」

「そこは心配しないでくれ」

「ほっ」

「その考えは概ね正しい、正しいことに関しちゃ心配しなくていいぞ」

「いや、私の『ほっ』返して!」

ゆるいのか厳しいのかよくわからない人だ。

直感だけでこんなに行動力があるのか……すごいな、と少し感心するくらいである。

私はこれまで、考えたことを実行するのに時間をかけたり、どうでもいいことに神経質で、何も出来ていなかったので、こういうところは素直に羨ましいのだ。

「……」

「どうした?黙っちまって」

「今日のところは帰ってもらえませんか?明日お越しいただければまた、何らかの処置を致します」

「あ?信じられるわけねぇだろ」

「約束です!明日来れば必ず!何らかの処置を致します!」

「……本当だろうな?」

信じてくれたと睨み、私はさらに畳み掛ける。

「はい、嘘はつきません、もしも嘘だった場合……私は身も心も魔王軍に捧げると誓いましょう」

「……ふん、なら明日また来るからな」

「はい!待ってます!」

そう、明日来ることが出来ればの話だ。

つまり、明日を迎えなければならない。

「さーて、帰る……か!?」

「全軍突撃!!!」

「ぉぉおおおおお」

王国騎士達がこぞって押し寄せてくる様に幹部さんはとても驚いていた。

王冠のスライムは溶けて逃げ出し、お父さん幹部はオロオロとしている。

「な、なぜこんなところに!!」

「しねぇぇぇぇ!!」

「王国騎士共がァァァァァァ!!」

ずぶっと鈍い音が聞こえるや幹部は真っ二つに割れてしまった。

「……」

「無事ですかな?ペトラ様!」

「……いや、そのさ」

私は後悔してしまったのだ、すこしだけ、ほんの少しだけ。

「私やり口がゲスくない?」
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