嘘はいっていない

コーヤダーイ

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2親子

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 生後5か月にして自我に目覚めたサキは、前世の記憶を思い出していた。

 カジュアルイタリアンの店で雇われ店長をしていたこと、イタリアに数か月遊びに行こうと店長候補に全てを教え込み、海外へ行く前にひと滑り楽しもうと出掛けた、雪深さゆえ毎年5月にオープンするスキー場。
 電車を乗り継ぎバスに乗り換え、ボードを持って雪山登山をしなければ滑ることのできない特別な場所。
 吸い込めば肺が痛くなるほど澄んだ空気を吸って吐いて、落ちるように滑り出せば誰も滑っていない白雪に自分だけの跡を残して、滑り降りていく。
 ボードの頭を浮かせるようにしてパウダースノーを斬るように滑る、自分の吐く息と雪面を削る音が静かに雪へと吸い込まれていく。

 と、山が啼く音が聞こえた。それが聞こえたときには絶対に後ろを振り向かず、ただ早く真っ直ぐ下へ滑るよう身体が知っている。
 後ろから今や轟々と踵を飲みこまれるのではないかという勢いで、雪崩が迫っているのがわかる。
 止まったら死ぬ。それはわかっていた。そしてパウダースノーの中に潜んでいた岩場にボードが引っ掛かり、思い切り弾かれた。
 空中に放り出され見えたのは、ブーツから外れ飛んだボードの青い色。次いで覆いかぶさってきた白い色とその重み。
 視界が真っ暗になり、途切れた。





(てことはあっちで死んで第二の人生ってことか)

 遠くまで広がらない視界で自分の手をぐっぱぐっぱ、とにぎにぎしながら冷静に考える。
 どうみてもモミジのような手を左右持ち上げて、寝返りすら打てないことに驚愕する。
 だがしかし口から出てきたのは不明瞭な音だった。

「ダァ……ぁぶうあ」
「まぁご機嫌さまでございますね、サキ坊ちゃま。さぁオムツを交換いたしましょうね」
「ぶぁあうう(屈辱)」
「おしゃべりが上手だこと、うふふ。綺麗になったら少しねんねですよ、サキ坊ちゃま」
「だあ……あうぁ(寝ないし)」
「はいはい、ちょっと抱っこですよ、ねんね、ねんね」

 柔らかな女性の胸に抱かれ、サキは数秒で寝落ちした。

「サキ坊ちゃまは眠りましたか」
「はい、あなた。本当に手のかからないかわいらしい子ですこと」

 小さな籠に眠ったサキをそっと降ろして、執事の妻カティは幸せそうに微笑んだ。妻の笑顔を見て執事の眉間の皺が少し緩む。
 ネストリという名の執事はサキの父親マティアスが産まれたときには、領主の館で奉公人として働いていた。

 農家の四男であったネストリは、家族が冬を越せなくなる前に口減らしとして、領主の館へ奉公に上がった。家畜や馬の世話から始まり、力仕事をこなした後真面目で周りをよく見ていると評価され、役に立ちそうだからと文字と計算を習った。
 乾いた海綿が水を吸うごとく教わる全てを吸収したネストリは、執事見習いとなった。ネストリだけのために誂えられた、光沢を抑えた執事の黒いスーツに袖を通した日の感動は忘れていない。

 サキの父親マティアスもまた、手のかからぬ赤子であったことをよく覚えている。領主の一人息子の誕生に館で働く者たちはみな安堵したものだ。
 領主夫妻はマティアスが幼少の頃、雪解けの季節に流行り病であっけなく亡くなってしまった。
 
領地は領主婦人の兄が引継ぎ、幼いマティアスの子供らしからぬ言動と利発さを警戒してか、良い学園で学べと、王都の小さな屋敷をひとつ与えられて、ていよく追い出されてしまった。
 王都とはいえ二階の部屋が三部屋しかないような、小さな屋敷である。本来ならば領主の嫡男の住むような屋敷ではないのだが、仕方がない。
 幼いマティアスを放ってはおけぬと、当時執事頭であったネストリと厨房を預かっていた妻のカティが共に暮らすこととなった。
 
マティアスは子供時代から魔力量がずば抜けて多く、制御するまでにはずいぶん苦労していた。サキはそのマティアスと魔族の子供である。目の下に隈を作ってたまに家に戻ってくるマティアスが、サキを見ては何かをつぶやき、新たな魔法をサキ自身と屋敷に重ねて掛けているのを見ている。

 ネストリに魔法のことはよくわからないが、サキと屋敷を守っているのであろうことは理解している。すぐに面倒くさいと投げやりになるマティアスだが、魔法の腕は確かで王都でも王の覚え目出度く、どんどん出世しているのである。
 最もマティアスは王の人遣いが荒くて研究が進まぬ、と出世すら面倒くさいとつぶやいているのだが。

「お腹すいたなあ」

 いつのまにやら屋敷に戻ったらしい、ラミがゆるく巻いた髪を跳ねさせながら歩いてきた。マティアスの伴侶でサキの母親であるラミは美しく、十代の少年か少女のように見える。
 魔族で夢魔ということだがこの屋敷で害を為すでもなく、むしろマティアスの精神安定剤といっても過言ではない。子育てはまったく興味がないのか、サキをこわごわ覗いて見ては、わあ動いたと楽しそうに笑うばかりである。
 
魔族の子育てがどのようなものかは知らないが、乳母役であるカティの好きなようにさせてくれるし、料理上手のカティにはずいぶん懐いて、出される食事は美味しいといつも完食であるから可愛いものだ。
 見た目が十代のため、何やら一気に子供が増えたような感覚である。屋敷も明るくなって良いことづくめだ。マティアスのラミへの執着が凄まじく、狭い屋敷内のここそこで盛るのをもう少し控えて貰えるとなお良いのだが、長年一人きり仕事漬けで生きてきたマティアスならば仕方のないことかもしれない。
 結局子供の頃からずっと傍で見守ってきたマティアス坊ちゃまには、ネストリもカティも大層甘いのである。


 高位魔法師であるマティアスの魔法によって守られた屋敷内で、サキは魔力を暴発させることもなく自然に制御し、成長していった。何しろ赤子の元の中身は20代の男であり、魔族であるラミの魔力を視る目を持って生まれている。
 
サキは早い段階で気づいた、魔法を使える人間とほとんど魔力を持たない人間がいることを。前者は両親であり、後者は育ての親である執事と乳母のことである。
 サキ自身は魔力が多いので、魔法を学べば使えることはわかる。どうやら電気もガスもないこの世界において、魔法を使えないことは不便なのではないか。

(早いとこ育ての恩を返さなくちゃな)

 元来律儀な男である、執事と乳母がやっていることをよく観察し、将来の恩返しに備えることにした。
 一人で歩いたり話したりができるようになると、サキはマティアスが留守にしている書斎へ入り浸った。そこには革表紙の装丁本が壁一面に並んでいるのである。
 幼すぎてまだ家庭教師はつけられないので、執事が教師役である。この世界の本に書かれた文字は英語でいうところのアルファベットしかないので、読むことは比較的簡単だ。
 言葉の意味がなかなか繋がらないので、まずは単語を覚えようと百科事典らしきものが最近のサキの愛読書である。とりわけ重いこの本をマティアスの書斎の床にどっかと置いて、静かに眺めている。

 小さな手に持ったのは硬い炭に布を巻いたお手製の筆で、マティアスにねだって貰った書き損じの紙の裏には、字の練習をしている。
 マティアスに全音を書き出してもらった紙を手本に、ひたすらに真似て書くのである。初めはのたくった畑の虫のようだった字は、サキが自由に走ることができるほど成長すると、マティアスそっくりの几帳面な字を書けるようになっていた。

 サキの賢さに即気づいたマティアスは、父親としてではなく上司と部下という立場でサキの教育を自ら始めた。自分の研究に関わることならば面倒くさいと決して言わないマティアスである。
 父親としては完全に失格だが、上司または教師としては一流のできる男だ。教わる方が優秀であれば俄然熱も入る、自然職場に詰め泊まりこむことも少なくなり、夕食を共に摂りその後魔法について議論する時間が増えていった。

 マティアスは魔法の天才ではあるが、試す魔法はどうしても潤沢な魔法量が必要となるのが前提であった。
 サキは魔法量が少なくても扱える魔法を開発しようと、幼いながらに考えているようで、サキの独特の数学論に興味を持ったマティアスは、息子から教わった数式を用いての新しい省エネ魔法の研究開発に余念がない。

「マティアス、魔物から出る魔石には再度魔法を込めることはできない?」

 サキは早々に子供らしくあることを止めていた、マティアスにものを頼むとき上目遣いにお父さま、などと言えば固まったマティアスは本気で蕁麻疹が出た。
 マティアスにしてみれば、いち魔法研究者として息子であるサキを見るならば、柔軟な発想で教わることも多く、理論的で話も通じる良き理解者である。サキがまだ6歳だということは、ここではひとまず置いておく。

「うむ、魔力の質が違うと反発しあって入りにくい、魔石は空になれば割れて消える」

 なるほどとつぶやきながらサキは顎に手を当てて考える。魔石に質の違う魔力を反発させず調和し、新たな魔力を込めることができればそれこそ省エネだ。
 サキは思いついた方法を試すべく魔方陣の円を描き始めた、魔方陣を重ね掛けするのも無駄だからできるだけ簡単に、誰でも試せるものであるべきだ。できそうでできない、もどかしさ。そもそも仲介する魔方陣そのものが複雑すぎるのではないか?気づいたサキは単純な方法から試すことにした。

「……で、これがそれか」
「はい、これがそれです……」

 紙がもったいないからと一枚の小さな紙片に絵筆で書き込んだ『充填』じゅうてんの漢字二文字。
 サキからしてみれば、いわゆるお札である。使い古した魔石をお札に置いて試せば魔石が魔力で満たされた。

 マティアスは無言である、サキも無言のままである。魔石の魔力充填が可能となれば、国の今後を左右する大発見である。だが問題はその方法だ。こんな訳のわからないお札一枚で、どうにかできてはいけないのではなかろうか。
 これが応用されれば魔方陣の根本を覆す一大事、しかも漢字なのである。サキもマティアスも国の言葉で散々試してはみた、結果不可である。マティアスがサキの漢字を真似たものは、そのまま使用できた。

「……これは俺が少しの間預かろう」
「はい、お願いします」

 マティアスにしてみれば新発見の大発明であるが、それで良いのか?とサキがマティアスを伺うと。珍しく片頬を上げて苦笑したマティアスが、父親の顔でサキの頭に手を置きひと撫でした。

「目立たず暮らしたいのだろう?」
「………父さんっ」

 思わず長身の父親にしがみついていた。マティアスは腰の辺りにしがみつくサキに蕁麻疹を出すことなく、自分と同じ手触りをした黒髪を、しばらくの間撫でていた。
 サキは魔法関係の話をするときには父親をマティアスと名前呼びし、家族として過ごすときには父さんと呼ぶようになっていった。
 普通の父親にはなれないであろう、と自分で思っていたマティアスであったが、家族として過ごすサキは存外馴染みこれなら傍に置いてもいいか、と片頬を上げたのだった。

「お腹すいたなあ」

 ゆるくカールした巻き毛をふわふわと漂わせて、ラミが帰って来た。最近ではサキの頬を撫でてからぷにゅと軽くつまみ、頬にちゅっとしてから夫の方へ身体を向けるようになった。
 相変わらず親らしいことは何一つできないが、たまに一緒に過ごすと一緒に歌ったりしている。

 マティアスに両腕を巻きつけ髪ごと撫でられたその手首の内側を、はむはむ甘噛みしながら吸っているラミを見て、これは長そうだとサキはマティアスに片手を上げると部屋へ引き上げた。
 しばらくして階段を上がるひとつの足音が聞こえると、ふふっとラミの笑い声が響きパタンと扉の閉まる音がしてから、両親の部屋からは何も音が聞こえなくなった。マティアスの張った防音結界のおかげである。

(お札で結界とかも作れないかな)

 結界は張ったときの魔力量によって、威力と持続性が変わってくる。屋敷ではマティアスが定期的に継続するよう重ね掛けをしているが、いざという時にお札で結界を張るか、魔石に結界魔法を練り込む方法を考えるか。
 執事と乳母には身を守るものを持たせておきたいし、とサキは静かな部屋の中で自分の考えに没頭していった。
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